ビデオ屋の策略により、映画鑑賞三昧な毎日でございまする…。

というわけで!(?)
「ネタバレなし!すちゃらか映画レビュー!!」

「ブルー・ラグーン」Return To The Blue Lagoon(1991・米)
監督:ウィリアム・A・グラハム
脚本:レスリー・スティーブンス
主演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ブライアン・クラウズ、他

ストーリー:
「青い珊瑚礁」の続編。20世紀初頭の南太平洋。伝染病のため下船した未亡人のサラ、幼い彼女の娘リリー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)、そしてエメラインの息子リチャード(ブライアン・クラウズ)は無人島に流れ着く。生きる術を幼いふたりに教えるサラ。彼女の死後、思春期を向かえたふたりに愛が芽生える。そして――。

………駄作。
でも出演者に罪はナイ(演技力はともかく)。「青い珊瑚礁」とストーリーがほとんど一緒なんだけど(後半は違うか)…う〜ん…。ミラ・ジョヴォヴィッチもキレイだし、相手役のブライアン・クラウズもなかなかなんだけど…やっぱ前作のほうがいいな〜…。ジョヴォヴィッチが「キレイ」なら(当時の)ブルッキーは「綺麗」。いや、好みと云ってしまえばそれまでなんだけど。この手の映画はやはり「美しさ」が最大の見所か。ストーリーはあってないようなものだし。ただ前作と違う点を云えば…幼いふたりに、ある程度の文明が見え隠れするところかな。

そういえばこの映画、あの「ラズベリー賞」ノミネート作品(1993年度)だったんだよニャ〜…。「最低作品賞」「最低監督賞」「最低脚本賞」「最低新人賞」の4部門。そのせいか、ブライアン・クラウズってあれから見かけない。元気なんだろうか…。

あと、昨日この映画のチケットが出てきた(笑)。観に行けなかったから、そのまんまの形で。
〜ブルー・ラグーン〜
「世界いち セクシーな15才 ミラ」「潮風の恋人 ブライアン」「愛・深く、強く…すべての<秘密>を知る夏が来た」(新京極・三条下ル 京都ロキシー)
そっか、京都ロキシーだったか!美松劇場かと思ってたよ(笑)。

♯こんな人にオススメ
「世界いちセクシーな15才と潮風の恋人って…誰が!?」「ラズベリー賞ノミネート作品ってどんなレベル?」「実は私、『青い珊瑚礁』世代なんです」


「リトル・ダーリング」Little Darlings(1980・米)
監督:ロナルド・F・マクスウェル
脚本:キミー・ベック、他
出演:テイタム・オニール、クリスティ・マクニコル、マット・ディロン、他

ストーリー:
くわえ煙草のツッパリ少女エンジェル(K・マクニコル)は、サマー・キャンプで金持ち娘のフェリス(T・オニール)と出会う。なにかと反目しあうふたりに、同室の少女たちは「このキャンプ中、どちらが先にロスト・バージンするか」という賭けを持ちかける。フェリスは教師のキャラハン、エンジェルは隣のキャンプ地に滞在中のランディ(M・ディロン)に狙いを定める。さてはて勝負はどうなるのか――。

まず訂正。この前「ハイスクールもの」って云ったけど、もうちょっと若い。中学3年生って感じ。

で。この手のストーリーの映画はけっこう作られているもんで、フィービー・ケイツ主演「初体験リッジモンド・ハイ」とか「アメリカン・パイ」とかいろいろあるんだけど(私もけっこう観てるよニャ〜…笑)、この映画は上記の映画とは違って、純粋で妙に切ない。たぶん、15歳っていう設定や、子供っぽさが残る初々しい出演者たちのせいもあるんだけど…やっぱり、ストーリーにどことなくほろ苦さが漂うからか。ちなみにお色気シーンは一切ナシ。ドタバタコメディでもないし(笑えるところはあるけど)、どちらかと云うと女の友情が描かれている。限りなく70年代に近い80年代って雰囲気もあるし。そしてなにより…エンジェルと同じ気持ちを経験した子って、けっこういるんじゃないかな…。
今回改めて観たけど…初めてこの映画を観た小学生(中学生だったかも)のときとは、やっぱ違った観方ができたよニャ〜。…恋なのかどうかわんないときってあるよね…うんうん…エンジェルが愛しいよ…。なので、今となってはもう評価対象外的作品。

そう云えばこの映画、当時T・オニールとK・マクニコルのキャスティングが逆だったそうで、「私のキャラクターとは違うわね」っていうテイタムのひとことで、入れ替わったらしい(私の記憶が正しければ)。私もその通り!と思ったっけ。T・オニールはやはりどことなくお嬢様な雰囲気だし。そしてなんと云っても演技力が素晴らしい!!…私、彼女以上の子役を見たことない!!…ちなみにK・マクニコルは、この映画で人気爆発だったらしい。たしかに映画ではテイタムより魅力的に映ってた。テイタムほど実力はないんだけど、なんとも云えない魅力があるんだよニャ〜…。今の彼女、見てみたいニャ〜…。

あとクリスティの相手役で、なんとあのマット・ディロンが出てくるんだけど…私はあんまり好みじゃなかった。その後の「アウトサイダー」で、YAスターになった彼だけど、私はこの「リトル・ダーリング」に出てたことだけはしっかり覚えてたぞ!ヘタな演技だったけどね(笑)。…あと妙に色白で、おハダが綺麗(…)だったことも(笑)。なので、もしいまだったら…もうちょっと日に焼けて適度にマッチョな男の子がマットの役に選ばれるだろうニャ〜…。いや、マットはそんなにヒョロくなかったんだけど、やっぱ色白過ぎだ。…ここらへんの感覚に年代の差を感じる。映画全体もやっぱ古クサイ(そりゃもう20年前なんだから仕方ない)。

で、今回観て驚いたことがひとつ。テイタムの相手役だ相手役!!…あの教師役!…アーマンド・アサンテ(注)やんか〜〜〜〜〜〜〜〜!!ぐは!!…まさに衝撃!!…こんなところで発見するとは…。しかも髪がフサフサ…。……これぞ昔の映画の醍醐味か…。

♯こんな人にオススメ
「80年代アメリカのアイドルよ…再び!」「70年代TVドラマの雰囲気が好き!」「え?マット・ディロンが出ているの?」

(注)アーマンド・アサンテ…「探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!」のハマー役で有名。男の色気系役者。最近では「素顔のままで」に出演。

こんな古くてマイナーな映画のレビュー…我ながら涙出てくるニャ〜(笑)。

では、また♪

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