また買わねばいけないなー。

アニメ雑誌を。
https://twitter.com/spoon_B/status/1100001085647859712
監督自ら描いたポスター絵とのこと。

…これどーかね?
もはやこれは吉田秋生のバナナフィッシュじゃない。
どこぞのBLマンガかそれ系の雑誌の表紙ではないか。
ホント(?)のアッシュと英二はこんなことマジしないっつーの。
子供っぽ過ぎる…なんでこーなった?な気分っつーか。
アニメは好き勝手やってるな、原作者からなにも云われないからって。
まあ、仕方がないか。これも時代だ。

中の人たちには文句はないんだけど、やっぱ英二のキャラには違和感消えない。ウィンクなんてしないよねー。はあ。
原作がビームスならアニメはアベイル、逆だっつーの、ホント。


くっそー!
「おっさんずラブ」の猫メモの時でさえ2日かかったつーのに、たった1日でポストインじゃないや、メールボックスインされてた!郵便屋さん、どゆこと??

とゆーわけで、北の国から配送されてきたアベイルのフィッシュボーンTシャツが私の手に!

……。あれ?なにこのものすっごいポリエステル感?…と思ったら素材が「ポリエステル65%綿35%」。Tシャツは綿100%しかほぼ持っていないから、ちょっとした衝撃だったり。そしてフィッシュボーンの図柄と全体的な質感が、やっぱ中学生女子向けブランドだなあと。2001年に買ったバナナ缶に入ってるフィッシュボーンTシャツ(もちろん未使用のまま)のほうが、ずっと「らしい」感じがするね。

でもこういうものは「発売された」ことに意義がある。そゆこと。
1週間ほど前に家からちょっと離れたとこにあるアベイルに電話したら、「バナナのコラボ商品は各1しか入荷しない」と云われたので、スッパリ諦めることにした。並んだって各1、そんなん無理やわ。。。ってなもんで。

そしたら北の国に住むいもりん(妹)から「今、アベイルにいる。TシャツLサイズ以外、各1で残ってるけど、どーする?」と連絡が(10時9分)。

フィッシュボーンTシャツしか興味なかったので「ありがとう!Tシャツで!」となり、ゲットに成功。

今ネットでは「買えんかった」「おのれ、転売ヤー!」とみんな嘆いている。

そもそも今回のコラボは間違いが多すぎる。

・原作の絵を使用したグッズがものすごく少数で、フラワーズの付録、あるいはローソン(ボールペン、ミラー、時計)くらい(すべてゲットした)
・アパレル系ではアベイルだけが原作とコラボ。
・「フィッシュボーンTシャツ」という年季の入った原作ファン狙い撃ちデザインなれど、出すのがその狙い撃ち世代とかけ離れたティーンズ向け庶民ブランドアベイルというチグハグさ。
・しまむらグループは在庫を抱えたくないからか、少数しか販売したがらない。
・再販に対しても慎重。
・中でもアベイルは通販だけでなく取り置きもしない。

いっそユニクロのほうがよかったわ。
BEAMSのときもすごい大騒ぎだったけど、あれは受注ネット再販したしな。

……小学館フラワーズもさ、手ぬぐいだのプリマグラフィーだのビミョーなもの出すより、自分たちのレーベルでTシャツ売ればバカ売れするのに。購入する年齢層もちっと考えろよ…ったくもう。アベイルなんておかしいやろ。在庫気にするんだったら、受注生産販売すりゃいい。あんたら(小学館のことね)楽天にショップ出してるじゃんよう。
ビックリした…<窮鼠

(っつーか、なんで今コレなのか?)

連載されていた小学館「JUDY」はもうすでに休刊なので、告知とかどうするんだろう?と思ってたら、後継誌は「月刊フラワーズ」なようで(マジか!?)フラワーズ公式が嬉しそうにツイートしていた。

………。
(バナナ特需が終了してしまったので、ヨッシー先生の連載or読み切りが載らない限り、フラワーズは買うことはないだろうな。でも休刊しないでくれ!)

あー今、こういう粘着系BL、アタシにはしんどいんだよねー。重いわー。
年々、水城せとながしんどくなって、もうつらいったらありゃしない。

夜2時コースであった。

はあ。もう寝よ。

年末にちゃんと感想書こう。
本日、有給休暇を取りましたとさ。

マジつらいわ…24年経過したとゆーのに。
マジつらい…。
24年前と同じ思いをせねばならないのが。

はあ。今週で最終回か…。

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★第16話 哀しみの孔雀
https://www.youtube.com/watch?v=Lr_jMCoMniA

・アタシの大好きな国立精神衛生センター編!BANANA FISH唯一のコメディ編!

・「あの赤毛の子は~」…そんなしょーもない医者の会話まで原作にしたがうアニメ。

・タコおやじがアッシュの素晴らしさと所有欲を語る場面。「この世で唯一の魔性の生き物」―そしてそれはそれは美しいタキシードアッシュのイメージカット…って…え?なんでアッシュより花のほうが目立っちゃうの?なんで?花の色のせい?アタシの中ではここの花は白色のイメージだったんだけど、アニメではピンクのグラデーション。配色を考えたから?…円盤化のときに直して欲しいなー。

・「ニューズウィーク」という実在の固有名詞が出てきてるんだけども、これはちゃんと許可とったんだろーなー。

・ずいぶんと逃走シーンを端折られてるものの、キモは全部揃えてあったのでヨシとする。脚本、よく頑張った!ただなあ…やっぱ作画が安定しないこと、選曲がイマイチなところがあることが残念で。

・最新の警備システム。それだったらもっともっと監視カメラはあるだろうし(エレベーター内にも)…でもそうすると話が進まないので仕方がないか。ここで時代を感じてしまった。なのでアニメにケチはつけられないよね。

・マックスの小芝居の上手いこと(笑)。こーゆーすっとぼけたセリフ云わせると、平田さんホント素晴らしいよね。さっすがジャック・スパロウ!

・BANANA FISHのベストガール、バーバラがとうとうアニメデビュー☆

・アッシュのナース姿お色気作戦の続き、救急車を奪う場面を楽しみにしていたのにカットされた…がーん。

・バーバラで逃走のあたりは、すっごいアメリカンコメディというかシットコムって感じ。

・アニメグッズに興味なかったけど、バーバラグッズがあるなら…ちょっと考える。

・「こんなのよく穿けるな」…菜っ葉食べてるウサちゃんにはダボダボ。

・終了。楽しい回は終わった…あとこれからは…うううううう…。

・次回17話のタイトルは「The Killers 殺し屋」? 誰が出てくるか、すぐわかっちゃうなんつーベタなタイトル。

・私だったら18話か19話あたり「Cat in the Rain」にするな。でも絶対違うな、アニメ屋さんならもっと別なところから取ってくるでしょう。


「今後の数話でアニメ制作陣がやるべき『お前外すなよ!』リスト」
✔死神 →色っぽくなくて残念。
✔チームサリーとMrアーパー →「アーパー」「アルパー」のやりとりがなくて残念。
✔ドラァグクイーンのお歌 → 満足♪満足♪
・魔性の生き物しっぽ付き → ナシ。あーあ、アッシュはネコ科のしなやかな動物なのにー。
✔魔王 → 微妙。なんであーなった?花のほうが目立ってどーする?
✔ナースバーバラ → 「あらちゃんとサインあるのに」部分が一番観たかったのにー。
✔ダボダボスーツ → そっか、あれは白衣だったか。
16話でここまで
・もう一度言わせたいのか?
・若作り15歳
・ハンバーガーが嫌いなアメリカ人
・どさん子ラーメン
・神の器イメージカット
・ウサギと山猫
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★第15話 エデンの園
https://www.youtube.com/watch?v=sXGDcH8NoSc

・「死亡しました…死亡しました…死亡しました…」からの続き。

・ユーシスに捕らわれ、なんとか脱出を試みる英二…って、あら!賢い!今回は成功だ!身のこなしもおっけー!…よくよく考えてみりゃ、英ちゃんは元アスリート、しかも棒高跳びだから、運動神経良い上に無駄のない綺麗な筋肉が全身についていそうだよね。

・ユーシス「君に血を流させたなんてアッシュに知られたら、僕はきっと…」

八つ裂きだな!

・新OP。そーいえば前回書き忘れた、後半の最重要キャラで一番おいしい役どころであるブランカがとうとう登場してたね。声は森川さん…たぶんキャスト中1番オタクなBANANAファンであろう福山さんが「10年以上前からブランカの声は森川さんでイメージしてた」って言ってたけど、偶然だな!実はアタシも脳内では森川さんの声でブランカが再生されてた。いやホントにマジで。たださあ公式サイトのキャラ紹介のブランカ、白のスーツ着てるじゃん?…いや着ないって。いくら名前に合わせたかったからって、彼は白なんて着ないと思うんだよね。ま、いいか…アニメだし。

https://bananafish.tv/character/?chara=blanca

・前回書き忘れたこともうひとつ。ゴルツィネが戻ってくることを知ったアッシュがひとこと「…いい剥製職人は見つかったのかな」。
→秋から始まった「ゴールデンカムイ」の新キャラ剥製職人役、うっちーなんだって?

・車で逃げる英ちゃん、バイクで追うシン…ここで何度も云ってることをもう一度。アニメが原作より勝ってるもの。それは車とバイク!…ヨッシー先生、当時免許持ってなかったんじゃないかと思うくらい、車がヤバイ描写だったけど、さすがアニメは違うわ、キレイだし力入ってる。

・英二(とアッシュの関係)に嫉妬するユーシス。実は人間離れした奴のとっても人間臭い場面。そんな彼をほっとけないシンはいい子だね…。

・アタシだったら?…まあ控えめに云って八つ裂きだな!

・場面は国立精神衛生センターへ。マナーハイム登場。この人に対して私は当時マッドサイエンティストな印象を持っていたけど、今観ると彼はそこまで狂ってないとゆーか、純粋にBANANA FISHを完成させたいっていう医者あるいは科学者的な興味を持ってただけの人のように感じる。それ以外の野心が彼にはなかったからだろうな。そしてあとからもっと狂った奴が他のヨッシー作品にわんさか出てきたから、それと無意識に対比しちゃったからかもしれない。「YASHA」や「イヴの眠り」と比べたら、「BANANA」はそんな奴はまだ少なかったかもしれない…あくまでもヨッシー作品比で。

・脳の標本室。アッシュの怒り爆発。たしかに彼は冷酷な殺人者でもあるんだけど、人間性における最終的な倫理観?ってのはかなりまともだったりする。仲間だってものすごく大切にするし。そして自分の負い目がなにかよく知っている…18歳になりたてなのに…だから英二が必要なのよね…。

・タコおやじ再登場。声をアテてるのは亡くなった石塚さんなんだけども、もしかしたら…体調と今後のことを踏まえ、かなり先のエピソードまでおひとりだけで収録を進めていたのかな(5話でアッシュがゴルツィネに向かって「死ねー!」っていうところがアニメでは「ディノー!」に変わっていたので、たぶん配慮があったんじゃないかと今思う)。脚本が出来上がったのは昨年12月と聞いているし。私はタコおやじが嫌いじゃない。石塚さんのディノ、好きだわー。

・英二を介抱するシン。彼はまっすぐでお人よし、でもちゃんと頭が回る子。ないのは経験値だけ。そしてショーターの真実を知ることに…ああ、知っちゃったか…。

・さて!15話最大のお楽しみ!アッシュの脱出劇が始まるよう~☆

・しっかし…最初のとっかかりが色仕掛けだっつーあたりが、やっぱアッシュだよねー(笑)。2話でもそうだったし(笑)番外編でもそうだったし(笑)。

・♪あたしはあまーいキャンデイバー あなたのお口でとろけるの~♪

・連載当時、私も警備員同様「ポカーン」。

・アッシュ「俺はお前に見ていられたくないんだ!」
こんなお歌を歌ってるところ、そりゃ英二には見られたくないわなー。同情。

・アニメではお歌をどうするんのかな?なんか曲を用意するんかいな?と思ってたら、「あなたのお名前なんてーの?」っていうか、めっちゃ昭和なフレーズでうっちーが歌い出したっつー(笑)。

・うっちー、よくやった!すっげー歌、よく歌った、原作そのまんまのお歌だったよ!途中声がかすれてたあたり、めっちゃセクシーだったよ!アタシに投票権があるなら声優アワードの主演男優賞、アナタに投票する!

・そしてそんなアッシュに見事にひっかかるスケベな警備員。ひとりは必ず引っかかるよな、やっぱり。でっかい釣り針持ちやがって!

・ブランカ「で みなさん誘いに乗ってしまわれたんですね」。

・森川さんの声で見事に脳内再生されてしまった…どうしよう…。

・「登場人物みんなゲイじゃないか。ゲイしか出てこないのか、このアニメは」と云ってる短絡的な奴いたけど、そーじゃなくて。男女問わずみんな惹かれてしまう、アッシュは魔性の生き物っつーことだよ。ちゃんと観てるのか?

・哀れ、警備員。5分で昇天。

・そしてここで次回へ。


「今後の数話でアニメ制作陣がやるべき『お前外すなよ!』リスト」
✔死神 →色っぽくなくて残念。
✔チームサリーとMrアーパー →「アーパー」「アルパー」のやりとりがなくて残念。
✔ドラァグクイーンのお歌 → 満足♪満足♪
ここまで15話…あんまり進まなかったな。
・魔性の生き物しっぽ付き
・魔王
・ナースバーバラ
・ダボダボスーツ
・もう一度言わせたいのか?
・若作り15歳
・ハンバーガーが嫌いなアメリカ人
・どさん子ラーメン
・神の器イメージカット
・ウサギと山猫
感想の続きを書こうとは思ってるんだけども。

日に日に気分が落ち込んでいって、今日カイシャでも「元気ない」と云われてしまった。

とうとうカウントダウンが始まってしまった。
ああ…またアタシは24年前と同じ気持ちを経験せねばならないのか。

リアルタイム原作組残党リバー・フェニックス派にとって、今年ほどつらいもんはないわ。

「アッシュのハロウィンカード配布中でーす☆」

ぶっ殺してやる!!(←アッシュ風に)


部屋の掃除してたら昨年末にリリースされた「吉田秋生本」が出てきたので、ヨッシー作品がそれぞれどれくらいの長さがあったかの一覧表を真面目に眺めてみた。

BANANA FISHって9年間で105話なんだよね。
この前終わった海街が昨年末の時点で11年くらいで34話。
けっこう休み休みで描いてたんだなあ<海街
まあそれくらいのペースで十分な作品だと思うけど。

私の記憶が確かならば、BANANAはほとんど休載がなく(初期…アッシュ一行がケープコッドかLAだったかに行くあたりに3か月~半年くらい?お休みがあったような気がするんだけども)、フツーに1年12回として9年だから108回、1985年5月号で始まって1994年4月号で終わってるので…ほらやっぱ3回くらいしか休んでないじゃん!すっげーよ!

毎月35ページ↑↓で9年。アニメはそれを半年でやるんだもんな。お前ら、たった1週間で続き観れるんだぜ?リアルタイム原作組残党なんて35ページで「待て次号!」だったんだから。

アタシなんて連載終わったとき、うっかり(あんなに好きだった)ショーターやオーサーのこと忘れかけてたとゆーか、はるか昔のことに思えたもん。まあ、NYの健康優良不良少年の話が最後はえらい大風呂敷広げてのスケール壮大ハードロマン!になっていたとはいえ、9年は長いし、それに終わった1994年って…B’zで換算すると9thBluesのときだよ!イナバさんが「YASHA」の凛みたいな髪型してた頃だよ!すっげー昔だよ!

たった今その歳月にすっげーショックを受けた…。うっそやろ、マジでかー…。

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★第13話 キリマンジャロの雪
https://www.youtube.com/watch?v=wxz9s0ePi1U


・アニメーターは薄給で頑張ってるという話をよく聞くので、悪しく云いたくないんだけども…作画の質がマジでどんどん落ちていく。悲しいくらい。

・そして恐れていた通り、アクションシーンの演出&画はやっぱりマンガ>アニメだった。いったいどういうこと?「動いてこそナンボ」のアニメが静止画のマンガに再三負けるなんて。ここまで良かったのって1話と2話だけだったっつー。

・そもそもアクションくくりでいうならば、10話のゴルツィネ邸襲撃と13話の地下鉄アッシュvs.オーサーが1クール最大の見せ場であるというのに、アニメではどっちも動きが悪い上に構図/絵コンテがダサく、カッコよさがあまり感じられなかった(さらにキャラの顔も…)。額を打ち抜かれた奴が目を見開いて「なんで俺が…」という顔して欲しいのに控えめだし。もう観ていて悲しくなったよ。とくに地下鉄対決は、日本マンガ史上最高のアクションシーンのひとつだと思っているんだけども…それがなんであーなるの?MAPPAってアクション画と演出がヘタなの?それとも優秀なスタッフはみな新プロジェクトに根こそぎ引き抜かれてしまったの?

・これから待ち受けるアタシの大好きな国立精神衛生センター編も、ハナから期待しないほうがいいのか?(同時代の映画ならば)「ダイハード」と同レベルのアクションなのにさ。しくしく。アクションに関しては「日本制作アニメじゃなく、米国ドラマ/映画でやってくれたほうがはるかにセンスも出来も良いだろうな」って心底思った。女性監督にこだわるんだったら、キャスリン・ビグローとか最高じゃん?でも別の設定がことごとく変更になるだろうから、結果的に日本製アニメで良かったんだろうけど。それに何と云っても「リバー・フェニックスはもういない」。

・というわけで…

・♪いったい~全体~なにを信じれーばいい~?♪

・現代NYの地下鉄電車ってあんなに落書きだらけだろうか?というギモンは残るが、落書きのない電車でのバトルはBANANA FISHじゃないよね。難しいわ、ホント(ここだけアニメに同情)。それにあの改札をどうやって抜けてきたんだろう? ま、いっか。

・部屋数が多いだろう超高級コンドミニアムに引っ越しても、やっぱり同じ部屋で寝るアッシュと英二。別にやましいことなぞない、何か異変があったら英二をすぐ守れるからというアッシュ本人の判断だろうっつーのは今更の話、そんなのよくよく分かってることだけど、アニメ観ながら24年目にして「…コングとボーンズはこのふたりのこと、どう思ってるやろ?」とつい考えてしまった。いや、ふたりはフツーに親友!なんだけど!

・「キリマンジャロの雪」から引用の豹の話。12話の図書館ではなく、オーサーとの電車対決真っ最中のアッシュの回想で出てきた。全24話しかないし、1話あたりのランタイムを考えたらいい判断かもしれない。ただ生きるか死ぬかというギリギリの、たぶんBANANA FISHの中ではもっともアッシュ本人の緊張が続く場面で(ちょっとした小休止で夜明けを待ってる状態だっだとしても)、彼は果たして自分の意識を飛ばして回想なんぞするだろうか?…それがたった一瞬でも。アニメ観てそんなこと指摘する奴なんて私くらいだろうな、でも違和感があったの。「らしくない」というか。アッシュは「彼」からそんな教育受けてないと思うから。まあ、アッシュの回想の向こう側(観る側)を意識した意味合いが強い、あるいは英二は「アキレスのかかと」だから、アッシュは(普段ならしないであろう)回想をしてしまった、ということか。これなら(とくに後者)私も納得できる。

・夜、うなされるアッシュ。「お母さん」だで?…普段は口悪く、タフで絶対にへこたれない男が。フツーの人間ならポッキリ心が折れてもおかしくないのに、なぜ彼は立っていられるのか。英二の推察は正しい。もう泣いてまう…。

・「キリマンジャロの雪」というタイトルは出てきたのに、作者であるヘミングウェイの名前は出てこなかった。サリンジャーは出てきたのにね。まあセリフの中で削れるところがあるならばたとえ1秒でも削るべし、って感じ?ちなみにアッシュが引用した豹の描写は、物語の最初のほうに出てくる。

・キャラたちの服装が本当に原作に近くなってきた。なんと英二までスタジャン着てるし。ただ13話にしていうのもなんだけど、アッシュの足元…コンバースの白のハイカットじゃなくて赤のローカットシューズってのが、やっぱ現代だよねえ。ジーンズの丈も長いし。

・オーサーがアッシュを憎む理由。すごく分かりやすい。オーサーは典型的な「持たざる者」だから。アッシュにはオーサーが持ちたくても一生持てないものをすべて持っている。美貌、身体能力、頭脳、信頼、強靭な精神力、シューティングテクニック、そして圧倒的なカリスマ性。アッシュ自身はそれを望んだわけではないという皮肉が、オーサーを余計に苛立たせるのだろう。オーサーは「奴は俺からすべてを奪っていく」といってたけど、別にアッシュは彼からなにかを奪いたいと思ったことなど一度もないと思う(シマとかそういう意味ではなくて)。それよりアッシュ自身、生きていく上で決定的なものを最初から奪われている。もし彼が普通の家族と環境の中で愛されて育っていたなら?神は彼に誰もが羨むすべてを与えたかもしれない、でもたったひとつ…愛を与えなかった。それはおそらくアッシュが持っているものより、はるかに多くの人が持っているもの。

・というわけで、私はさほどオーサーがキライではなく。いやだって哀れじゃない…形は違えど、彼もアッシュに魅了されたひとりなんだし。

・オーサー役の細谷さんは1話目から素晴らしかった。アタシが今回のアニメ化でその演技にもっとも納得したのは(現時点で)細谷さんだ。もう完璧にオーサー。頭からつま先まで。コメント読む限り、ご本人が持ってきたプランとはもしかしたら違っていたのかもしれないけれど。オーサーがいかに人間臭い人物かが分かる9話のラスト、冷や汗流しながらの高笑いなんて、言葉失うほど。もう出てこないのか…と思うと残念だ。

・BANANA FISHは原作でもここから大きく転換して動き出す。アニメがここまでを1クールとして、14話から2クールにしたのは大正解。オーサーとショーターは前半の象徴的存在だ。アタシはふたりが大好きだったよ。だからすごく淋しい。

・そして次回から2クールへ。第14回「夜はやさし」だって。

・予告見ながら「さて、次はどこまで進む?」と予想。


「今後の数話でアニメ制作陣がやるべき『お前外すなよ!』リスト」を書いておこう☆

・死神
・チームサリーとMrアーパー
・ドラァグクイーンのお歌
・魔性の生き物しっぽ付き
・魔王
・ナースバーバラ
・ダボダボスーツ
・もう一度言わせたいのか?
・若作り15歳
・ハンバーガーが嫌いなアメリカ人
・どさん子ラーメン
・神の器イメージカット
・うさぎと山猫

なんか予告見た限りじゃ、「ユアワイフ?」とシビン出てきたから上からふたつめはダイジョブそうだ…ってか、こんなことほざくリアルタイム原作組ってホント扱いメンドクサイよね。ちゃんと自覚してるってば!

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★第12話 持つと持たぬと
https://www.youtube.com/watch?v=B_adQWq1qrs
(やっとタイトルが元ネタ小説と内容が合ってるものが出た)

・密かに期待していた「ピザ屋のにーちゃんアッシュ」はカットされました。スマホで事足りるってか? 話数が足りないから仕方ないとはいえ、BFの良心であるマックス・ジェンキンズ警部&チャーリー関連がことごとく端折られることになるのが残念だー。

・このオープニング曲もこれで最後か。エンディングは曲も画も変わって欲しくないんだけどな…。

・アニメ版ユーシスはチャイナ服ばかり着ている。こりゃもう監督かPのシュミだろうなあ。贔屓の引き倒し!(笑) 逆にここ数話のアッシュの服は原作に近づいてきたね。

・素朴なギモン。空港のラウンジで銃を携帯できるんだろうか?そしてタコぼうずは剥製を作るとまでしかいわなかった。どこに飾るの…って「寝室に」はカット。

・ケイン登場。アタシの頭の中ではずっと三宅さんの声でケインが再生されてきたんだけども、ホントに彼がアテてきたので驚いた。ただアッシュと初対面のシーン、劇場での対決立会人受諾の会話はめっちゃカッコ良かったのに、かなり削られてしまったのが残念で。まあ話は通じるけど。

・その割に日本食場面はしっかりあったな(笑)。それにしても英二はよくお茶碗とお椀を調達できたね。お椀を用意するほどの英二のこだわりには頭が下がるわー。コンドミニアムから出られないから、ボーンズ&コングにおつかいを頼んだのだろうか?そもそもNYで日本の食器類がすんなり買えたのかっていう。ダイソーってあるの?でも30年前よりは手に入りそうだよね。フツーの人はアジの開きのほうが気になるだろうけど。

・初の大喧嘩(カップルか!)。今までアッシュの気持ちがわかる人間がいなかった、というより自分の本心を隠さなきゃ生きていけなかったという現実が悲しい。でもそんな彼には今、英二がいる。英二と出会えて良かった…どれだけアッシュの救いになったことか。涙。

・英二は大人しいけど、決してヤワな男の子じゃない。アッシュと同じくらい強い。本人気づいているかどうかわかんないけど。

・前回の感想で「話の中枢、まさにキモにあたる設定をどう変えるんだろう?と個人的にギモンに思ってた3つの場面のうち、最後にして最大である3つ目が登場するはず」と書いた通り、やっぱり出てきた「キモ設定」の変更。中央アメリカを中東に変えてきた。たぶんそうすると思ってたし、変えても違和感がなかった。ただいきなり「カフガニスタン」って架空の国を出してきたあたりに、大人の事情が感じられる。

・ハロウィン。カボチャ。でも燃えないゴミ出し日の話はカット。くそ…。

・ハロウィンが近づくとアッシュとリバーを思い出す。はあ…。

・アッシュが14のときに好きになった女の子はどんな子だったんだろうか。大人っぽい子だったのか、英二みたいな芯の強い純粋な子だったのか。

・オーサーとの対決に向かうアッシュ。原作でも当時ここで話が終わって、ラストのコマは街を歩くアッシュの後ろ姿のロングカット、「待て次号!」だった。「アッシュはひとりNYの街をいく」的なアオリがハシラにあったっけ。「別コミ」は月刊誌だったから1か月待たされたよなあ。それを思えば2週間くらいあっという間ではないか。っつーか、私としてはもう少し休んでもらっても良かった。ラストが近づくとまたあの思いが蘇ってくるので「早く観たい」って気にならないの。リアルタイム原作派の心中はいろいろとフクザツだっつー。なんて扱いがメンドクサイんだ、あーやだやだ!

・そんなアタシの原作連載時からのギモン。アッシュさー、そんな真夜中にサングラスかけて、ちゃんと見えてる?ダイジョブ?何も見えないと思うんだけど?

・私が大好きな(上から数えたほうが早いほどの)場面「キリマンジャロの雪」の一節が端折られた!とショックを受けてたら、次回13話のタイトルが「キリマンジャロの雪」になっていた。もうそのまんまやんけ!(笑)。プロデューサーによると、2クールからは「カットされたと思った大事なエピソードが、あとから突然出てくることが多くなります」。英二の回想シーンに回されたのかなと予想しておこう。

・今気づいたけど、豹の話は私にとって「上から数えたほうが早いほどの」ではなく「1番好きな」エピソードだった。生きていくうえで、そして今まで生きてきた私に、ものすごく影響を与え続けた/続けているエピソード。20年以上経っても、アッシュの語る話は私の心をとらえてはなさない。

・なんかもう泣きそうになる…。

・13話はすんごい展開だろうけど、アクション的な面での作画と演出が心配だ。だって10話のときは完全に原作のほうが良かったから。動くアニメが静止画のマンガに負けたっつー。頼むから映画風にしてくれ。デ・パルマ風希望(原作がそんな感じだった)。10話みたいにダッセーのはカンベン。
投票時、7番と9番で悩んだんだよね。

https://flowers.shogakukan.co.jp/news/news_20180928.html

できれば「ベッドにうつ伏せに眠ってるアッシュとその隣で見切れてる英二」が希望だったんだけど、それはそもそもリストに入っていなかった。

その次に好きだったのが7番・9番。
当時から人気あったよ☆

8番でもいいんだけど、ちょっと飾れないなあ(笑)。
「海街diary 番外編」

面白い。もう天才。アタシにとって吉田秋生は神。


…ただ一抹の淋しさがあって。

ふろくでついてきた「BANANA FISH &海街カレン ダー」を眺めたあと、「海街番外編」を読んだばっかりに、ものすごーく切なくなってしまった。「BANANA FISH」がアニメ化しなかったら、こんな思いになることはなかったのに。

どんなジャンルの作品だろうと作風や根底にあるものは同じ、昔がハリウッド映画なら今は邦画な画作りなだけで、吉田節はストーリー面でも技術面でも基本的に大きくは変わってないんだけど、絵柄が昔とまったく違う。それぞれの作品に合った絵になってきた/してきたことに拒否感はないし、温かみのある絵だからこそ「海街」らしさがあるとちゃんと分かってる。でももう二度とあの美麗な絵は戻ってこないんだなあと思うと…なんかもう涙が出そうで。(原作の)アッシュと英二はアップデートされることはないんだなって思い知らされる。

淋しいけど「最新描きおろしイラスト」がなくて大正解、今の絵だとすごくショックを受けるだろうから(BABY BANANAシリーズなら今でもダイジョブか)。ご本人も「過去にまったく興味はない」と云ってるし、美しい思い出ってことにしなければならないんだよね…。まあ「BANANA FISH」だって初期の頃は大友克洋の影響受けまくり、アッシュなんてNYC版「健康優良不良少年」だったし、それからあの美麗な絵になってきたことを思えば、変遷はいいことだとちゃんと思ってるよ。そして原作8-12巻の絵のレベルは最高だった、リアルタイムで毎月読めたことにはものすごーく感謝してる。

私が吉田秋生だったら、同じように「描くだけ描いたし、もう思い残すことはない」だろうな、うん。そして絵も作品に合わせて変えていくと思う。だいたい「BANANA FISH」みたいな綿密な話とキャラ設定、(吉田作品比で)けっこう描き込んでいる背景と映画のような構図(たまにデ・パルマ的だったりリドリー・スコット的だったり)のマンガを今もっかいやるとなると、しんどいしメンドクサイ。昔やったからもう十分です、今は別の話が描きたいんです、だな。

だからこそ25年のギャップは大きい…はあ。

でもって、ユーシス役の福山潤さんのインタビュー。

先月号の主演ふたり(内田&野島)とはまったく違う!
ギークといっていいほどの「BANANA FISH」マニアっぷり、その指摘っぷり、アタシと同レベルな語りっぷりに衝撃!この人やっばいな、おいおいおい!

しかも月龍(ユエルン)を演じているご本人なのに、「ユエルン」じゃなくて「ユーシス」と呼んでる(とゆーか、古参ファンにとってそれが自然、たぶんご本人も気づいていないだけと思われる、アニメ化したからアタシもそれに気づいた)という――もうアナタ「完全アウト!」ですわ(笑)。とりあえず、この人にユーシスまかせとけば問題まったくないないうことだけは分かったし、そもそも初登場で第一声を聞いた時点で納得してるし。ちなみに私も一緒で、今と昔ではユーシスの印象は変わってます、はい。

プリマグラフィー5点発表…そうだよな、ファンはわかってるよな、アタシでもその絵を選ぶわ!

で、例の本は11月か…うるさい、金なら黙って持っていけ!
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★第11話 美しく呪われし者
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=7z9e5vlLDgg
ゴルツィネ邸から逃走したアッシュ達。屋敷を燃やされ、アッシュに逃げられたゴルツィネは怒りを露わにする。アジトに戻ってきたアッシュは英二との穏やかな時間を過ごしながらも、次の行動に出るのだった。


「ワイルド」とアッシュのプリケツは見事にカットされましたとさ。
(前者は古過ぎ、後者は地上波ではエロ過ぎ、だからでしょーね、たぶん)


・チーム「リンクス」。アッシュ側近メンバーって全然怖くない、それどころかみんなカワイイという。客人に気まで利かせられるし…って、まあボスの大切な大切な大切な人だからな、当然だよな!(笑)

・80年代から現代版へシフトするにあたり、キャラデザインがいろいろアップデートされたのにも関わらず、アッシュの側近たちは服までほとんど変わらないっつー。オーサーんとこのウーキーですら小洒落たデザインになってたのにー。そして吉田秋生デザインじゃないと一目でわかるメンバーは顔立ちが浮くね。

・用意されたホテルのなんと根気の入った汚さよ!アニメ屋の(ムダに)いい仕事っぷりに、こっちもちょっと(ムダに)感動。

・用意するもの。食料と服→変わらず 携帯2台(1台は英二用でしょーか?) 新聞→タブレット メモ書いて発注→スマホで指示。

・アッシュは今までスマホを何台紛失したんだろーか?

・寝起きが最悪のアッシュでも起こすのが英二なら…アッシュの中で英二は超特別扱い、それどころかもはや聖域だな。

・お風呂上りのアッシュに用意された服はシャツ+デニムパンツ。この姿、原作とほとんど同じ。連載時に初めて見たとき「なんでこんなにアッシュは色っぽいのだ?」と思ったんだけど、今アニメで観てようやっと気づく。シャツがオーバーサイズだからだ!彼氏の部屋に泊まって「これ借りるね☆」な彼女スタイルじゃんよう!英二はくすんだ赤いシャツ。アニメ版の英二だったら確かに着そうだな。

・フライ(武器商人)もずいぶんと見た目アップデートしたなあ。彼とアッシュの短いやりとりだけで、アッシュの人となりがよく伝わってくる。ああ、そういう考え方持ってる人なのね、みたいな。リボルバーをいまだに使う理由含めて。でも本当の――英二にだけ見せる姿とは違うんだよ、だから両方を垣間見ることになる英二がとまどってしまうのもよくわかるわーと共感させながら話が繋がっていく。1回ポッキリしか出てこないキャラクター使って、キャラクターたちの人間性を伝え、観る側に共感させるその演出力、緻密なキャラ相関、全体を通していく構成力ってのは…今に始まったことじゃないけど、やっぱ吉田秋生はスゴイなあと本当に思う。

・「下もだぜ」はカットなし。まあ壁にへばりつくアッシュはみんな観たいよね(笑)。

・カボチャ恐怖症の回想シーンで5歳児アッシュ登場。そりゃタコぼうずにさらわれるわ!という可愛さ。そしてこの回からアッシュの表情が豊かになっていく。怒る、拗ねる、泣く、笑う。ごくフツーの表情なのにアッシュがそれを見せる場面は尊い。プライスレス。まだ17年しか生きてないのにね…。

・ナイトメア、そしてアッシュの告白。なんでこの回の英二は赤い服を着てるんだろう?と思ったんだけど、アッシュとベッドに座り込んでいる姿を見て気づく。淡い水色とくすんで控えめな赤色、暗い部屋にほのかな灯り。視覚的にとても映えるんだなあ。さすがアニメ屋!初めて英二のオリジナル衣装、そしてその仕掛けに感動。

・「ずっとだ」が削られていたのは理由があると思うよ。

・作画が美しいね。1~2話以外だったらたぶん過去最高かと思うくらい。

・アッシュ役のうっちーの演技がよかった。たぶん…これ以上ないってくらい難しい役だと思うので、彼がこのままアッシュを表現していけたら――声優アワード?で主演男優賞的な賞を受賞できるんじゃないだろーか?

・窓辺に座り込んで朝日を眺める物憂げなアッシュ。わかるよ、わかる…。

・そしてこの「窓辺アッシュ」がBANANA FISHの象徴となるなんて、あの時の私はまったく考えもしなかった。今もこの姿のアッシュを観るだけで泣く。

・アッシュのPCとメガネ、どこから出てきたの?冒頭アッシュは「携帯2台とタブレット持ってこい」と指示してたけど。

・いやだってさ、pcはともかくメガネって度数合わせしなきゃないないじゃん?それぞれに合ったメガネになるわけで。子分がアッシュの部屋から持ってきたんだろーか?それ以前に、アッシュさん、アナタ視力検査を受けたの?なんかその姿を想像するだけで笑える(笑)。 

・話がどんどん進んでいくため、ずいぶんとエピソードが削られていた。市警察本部のジェンキンズ警部とチャーリーの場面はまったく出てこない。彼らはBFでの数少ない良心なのに。残念。

・ということで、チャーリーの回想で出てくる14歳アッシュも削られてしまった。初お目見えのその姿、楽しみにしてたのにー。

・「ぶりっ子エセ高校生アッシュ」が、ニワトリ泥棒と同じくトレイラーへ移動。あっただけマシと思うことにしよう…。

・マックスパパとの食事シーン(「ワイルド」カットはココ)。アッシュの服は原作とほぼ同じだったし、パパに扮したヒゲマックスとオイスターバーレストランで食事したのも同じ、アッシュのお皿の横にはコーラがあって、マックスは500グラムはありそうなステーキを食べていて、その横にスコーンの乘ったお皿が置かれている…のも同じ。いちいちチェックする小姑なアタシ。

・現代化アップデートにより、話の中枢、キモにあたる設定をどう変えるんだろう?と個人的にギモンに思ってた3つの場面のうち、2つ目がここで登場。

(ちなみにひとつ目は7話だっけ?ドースン家のPCハッキング場面)

・コルシカマフィアの財源を「ハイテク」で根こそぎ奪ったよと、アッシュがマックスに説明する場面。もはやユーザーコードってのは有効じゃない。金融絡みだと各種PWがいっぱい…ワンタイムパスなんてものもある。マルコス時代とは違う「ハイテク」・銀行・税金・タックスヘイブンの現代バージョンとは?「タコおやじのPCにスパイウェアを仕込んだよ」。ナルホド。

・ただ原作のアッシュは、計画倒産デマを流す→コルシカ財団の株大暴落させた上に財団の資金源を搾取→ゴルツィネの口座を通してからスイス銀行にある自分の口座送金、というタコおやじへ無慈悲なくらいの仕打ちをしていた。「ゴルツィネの口座を通してから」なのは「ゴルツィネが搾取したようにみせかけた」かったからで、ここが大きなポイント。だけど現代においてはそのスイス銀行は90年代の終わりころになくなったし(合併したから)、いわゆる「プライベートバンク」の秘密主義の徹底ぶりは今の時代かなり揺らぎがあって、アッシュの云う通りにはならない可能性がある。なのでアニメでは「盗っちゃった☆」で終わらせてた。これも時代だよなあ。今の子たち、マルコスも知らないだろうし。私なんて当時アッシュのこの説明でいろいろ勉強したもん。

・この場面でアニメ版が素晴らしかったところは、アッシュのGOOSEの説明時の演出かな。一枚の手描き世界地図。アッシュがGOOSE地域と思われる箇所にストローで水をたらし、切った指から出た血で一気に汚す。うーん、画的に分かりやすいし、アッシュもキレイだった。

・地下鉄内でウーキーを殺す場面はクールでカッコいい。英二の前で泣いた17歳の男の子がストリートギャングに戻っていくのは、切なくもあり。生きるか死ぬかの世界に行かせたくはない、その器量と度量、才覚があれば素晴らしい生活を送れるはずなのに…運命というよりは宿命、彼が身を置く世界はなんて残酷なんだろう?

・神回という言葉が嫌いだけど、この11話が「BANANA FISH」がそれに値すると思っている。英二とのたわない会話がどれだけ彼に安らぎを与えただろうか。幸せだった?…あまりにささやか過ぎて泣く。

12話はあと数時間で放送になる。

話の中枢、まさにキモにあたる設定をどう変えるんだろう?と個人的にギモンに思ってた3つの場面のうち、最後にして最大である3つ目が登場するはず。公開されたトレイラー観たらば、アッシュのあの姿だけでなくマックスも出てきたので…たぶんあの場面は端折られてないだろう。どういう筋を立て、話を持っていくつもりなんだろう?

そして英二が「カボチャ~♪」と云ってたこと、タイトルが「持つと持たぬと」なことから察するに、7巻の終わりから8巻の半分までは消化しないといけないことになる。カッコいい場面がずいぶんと削られるな、こりゃ。

「BANANA FISH」名場面の中で、私が大好きな(上から数えたほうが早いほどの)場面「キリマンジャロの雪」の一節は全部出てくるかな…「持つと持たぬと」だから、必ずあるとは思うけど全部になるかどうかはわからない…。
次回はマジ大切な回。
なので慎重にトレイラーを再見。

https://www.youtube.com/watch?v=7z9e5vlLDgg

12秒あたりに夜の森の中と思われるショットがある。
ヨシ!どうやらカボチャは確保されてるみたいだ!
よかった~☆

(あとは「ワイルド」とアッシュのプリケツか…果たして両方入るかどうか…)

トレイラーを見ては「次回は果たして何巻のどこらへんまで放送するんだろう?」とあたりをつけるという確認作業をしちゃう。本当にペーシングが心配なのだよ。
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★第10話 バビロンに帰る
https://www.youtube.com/watch?v=R4gzS8zCtJI
(せめて同時期に拘るならそろそろフォークナーくらいは…)

ショーターの死にショックを受けるアッシュ。外ではアッシュとショーターを助けるため、シンとアレックス達が作戦を立てていた。そんな中、ゴルツィネはオーサーを連れて出かけてしまう。それを見た月龍は何かに気付き行動に出る。


英二の「このオタンコナスーーーーッ!」は(無難に)カットされました!
(ついでに「不味い中華料理もう食べられない」も)

アッシュの逆襲「怒りの脱出」――少女マンガ発とは思えぬ「アッシュ・ザ・ランボー」、そして英二との関係性のターニングポイントを迎えたりと怒涛の展開な回。

以下、箇条書き。

・アニメチーム、ユーシスを特別扱いしてねーか?やったら作画綺麗だし(たしかにアッシュに比べりゃ描きやすいかもね)。お着替え多いし。

・アッシュのギャング「リンクス」チーム、本格的参戦。

・現代化したくせに、ユーシスの通信機はアップデートなし、80年代から仕様変わらず。ハイテク小道具…とりあえず李家にはQがいる模様。

・アッシュとユーシス。どっちも「生きながら地獄組」出身だけど、英二という精神的支柱、理解者である大人のマックスがいるアッシュに比べ、(この時点では)誰もいないユーシスは気の毒といえば気の毒か。連載当時は「コイツ大キライ!」と思ってたけど、福山さんが演じると魅力だけじゃなく説得力も出てくるよなあ。24年目の悟りなのか、単に私が大人になっただけなのか。

・「やっとお目覚めかよ!」の大車輪で「ああああん!」って…。もうちょっと違う踏ん張り声はなかったのかいな?>うっちーasアッシュ

・ユーシスがタコぼうず部屋からまんまと抜け出し成功に続き、アッシュも武器庫あっさり開錠。教訓「パスワード変更は定期的に」。

・「俺が殺した!」もアニメのほうが感情的かな。アニメのアッシュはちょい若めに感じる。

・マシンガンとオート銃を装備したアッシュの反撃。ここは原作マンガに完全軍配。アニメは動くくせにアクションがもたついていた。原作のほうが映画的構図になっていて迫力と緊迫感があった(当時87-88年の映画なら「アンタッチャブル」みたいな)。たとえばアッシュが背後の敵の額ど真ん中を銃で打ち抜く場面。アニメは単なる廊下での戦闘という感じだったのに対し、マンガでは階段になっていて、敵が倒れる様が劇的、ものすごーく見栄えのするめっちゃカッコいい場面になっていた。どこから来るんだろう、この大きな差。背後からアッシュをとらえて中心に置く構図もないし。絵コンテの切り方と演出力の違いなのかな?アニメは凡庸でセンスがまったく感じられなかった。9話とは大違い。今回初めてBFアニメで大きくガッカリした場面だ。むう。

・レイピストに復讐。このあたり、アニメチームによる「なんとしてでもカタルシス回収」を感じる。吉田秋生はそこらへんこだわらないというか「次だ次!」って感じ。

・セリフ、効果音、音楽がついて――「俺のそばを離れるな!」。アニメで観てようやく「この場面って実はめっちゃベタだったんだなあ」と気づく。遅いよ!(笑)

・英二のアッシュを大切に思う気持ち…ふたりは今まで感覚的に信頼しあっていたんだろうけど、英二が言葉にしたことでアッシュにとって英二の存在、立ち位置が決定的に変わった。心のよりどころで自分をさらけ出せる唯一の相手だったお兄ちゃんが死んで、もう誰もいない…というところに英二が現れた。泣く。
・アッシュがショーターを見つける悲しい場面。そしてドースン弟は蜂の巣に。ここも原作マンガに完全軍配だな。なんで涙が止まらないアッシュの顔を、正面と斜めからカメラ切り替えつつ、長くアップにしないの?空打ちをもっとさせないの?残酷で絶望的でありながら壮絶に美しいというその対比が極まる場面なのに。アッシュの悲しみがどれだけ深いか――アニメ版ではそれが半減したように感じる。気に入らない。

・ショーターに火をかけて弔うアッシュ。戦いを求めるシン。昔はこの場面で真実を知らないゆえの誤解がどうにかならんのかと思ったし、海外でも「アッシュシンに説明しろ、なんで『機嫌が悪い』なんだ?」なんて云ってる人がいたけど、今ならわかる。アッシュはあの時――誤解なんて、シンなんて、どうでもよかったんだと思う。死ななくていい男だった、個人的な戦いに巻き込んでしまったせいでその運命を変えてしまった、しかも自分が手にかけた――そんな親友との最後の別れ際、ごちゃごちゃと近寄ってきたら、そりゃ機嫌が悪い!失せろ!出てけ!ふたりっきりにさせろ!ってなる。麻薬「バナナフィッシュ」の説明からしなきゃなんないし、それを今ここでするのもヘンだし。それに話の流れとして…この誤解がこれからの物語を面白くさせるんだよ、うん。

・そして「10年早いといったはずだ!」がカットされた…くっそー!

・とアニメにいちゃもんつけはしたが、原作よりはるかに作画が素晴らしいものがある。それは車。吉田せんせーの描く車、けっこういいかげんだからなあ(笑)。当時はアシスタント使わずひとりで描いてたそうだけど、ここはやはりアニメチームを誉めなきゃね!

・アッシュの16歳バースデープレゼントカー登場。なんとロールスロイスから赤のマセラッティへと変更!まあ16歳の男の子に車プレゼントするならそりゃロールスよりマセラッティだよね。原作のタコおやじが自分基準で贈ったのに対し、アニメ版タコおやじはとりあえず配慮してみたようだ(笑)。どっちにしろアッシュには受け取る気まったくナシ、どーでもよかっただろうと思われる。そもそも1~2巻ではバイク乗っててNYC版「健康優良不良少年」だったし。もしかしたらアニメチームはフェラーリにしたかったかもしれない。版権とかいろいろ大人の事情があったのかもしれない。それよりちょっと待て…なんでタコおやじがアッシュにマセラッティをプレゼントしたことをユーシスが知ってるんだ?そのネタ、一体どこで仕入れた?(「情報はベッドの中で」?)

次回は、ちょっと小休止、そしてアッシュの化け猫ぶりが発揮される回(たぶん)。
でもOPの地下鉄対決に間に合うのだろうか?と心配になってくるペースだったり。

ここ数話、(ユーシス以外)作画が荒くて悲しいし…動きに滑らかさと柔軟さがない…この傾向、続くのだろうか…やだなあ。

11話のトレイラー公開されてる…がーん!どうやらぶりっ子アッシュは、ニワトリ泥棒と同じく本編からカットされてトレイラーに移動となった模様(カボチャの話はブジだろうか…ブジでいてくれ!)。

でも「とんだアルフレッド・ダグラス」「ワイルドが気を悪くするぜ」は、絶対端折るなよな!
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★第9話 ワルツは私と
トレイラー→https://www.youtube.com/watch?v=bLaLIk6jIUw
ゴルツィネ邸に連れて来られた英二とショーターだったが、ショーターはゴルツィネの手下に拘束されてしまう。一方、アッシュ達もゴルツィネ邸に向かっていた。そして、ゴルツィネ邸の実験室ではエイブラハムが何やら実験の準備をしていて…。


正直しんどい回。
月刊誌に連載されてた当時、このまさかの展開な回を読んで「なんてこった…」とどんよりと落ち込み、約1か月間完全ダウナー状態に。多感で幼かった私には相当キツく、ぼんやりとガッコーの授業を受け流していたあの遠き日の思ひで――でもまさか今になって「絵が動く+音楽が流れる+ハイパーな演技」なエモーショナル増大バージョンで再び目にすることになるとは。やっぱしんどかった…分かっててもしんどかった…昔より冷静などんより(なんじゃそりゃ?)になったけど、それでもカイシャで朝しばらくボーっとしてた。はあ…。

最重要回の1つ。

英二とショーターがタコぼうず邸へ。ユーシスの針麻酔で英ちゃんウェイクアップするよ~って、この針麻酔ってのがそもそもかなり無理があり、「いくらなんでもんなわけねーだろ!」なファンタジー設定なんだけども、展開がローラーコースターで先がまったく読めず、そのうえキャラの存在感がハンパなく重量級な吉田ワールドだと「そーいうもんなんだ」と納得させられ不思議と気にならない。これは「吉祥天女」の頃から変わらない。ビバ嘘!ワンダホー虚飾!

以下、箇条書き。

・アッシュの「受け取った覚えはない」「棺おけ」な16歳バースディプレゼントのロールスロイスは?あそこで出てこないと晩餐に招待の前振りが落ちるじゃないのさ。「投資」のひとつでもあるのに…次回出てくるかな?
・見どころのひとつであるタックスアッシュ!超かっこいい姿で出てくるハズ!作画頼むでー!とひたすら念じていたけど、最初のカットはまるで小〇旬な長顎男だった。頼むよ…お願いだから…大変なのはわかるけどさ…。
・それでも衣装には気合が入っていて、タコぼうずことゴルツィネですらアスコットタイを3回も変えていた(マルーン→グリーン→ホワイトにペイズリー柄)。
・シリアスな中、マックスがコミックリリーフとして活躍。翡翠のピアスは価値をどうやら円建てにしたらしく(4000万円台にしたい)、時価30万ドルから40万ドルへアップ。円の価値が上がったよなあとついしみじみ。
・前回「アニメ化による最大のアップデートは実はショーター」と書いた通り、アニメではずいぶんとマッチョで男らしいショーターになっていた。ちなみに原作では「明るくて気のいいサンプラザ中野にーちゃん」。
・そういうショーターの違いからなのか、「アニメ版」とそこそこ割り切って処刑室での一件を観ることができた。それでもしんどかった。だって私、本当にショーターが好きだったから。アッシュの次に好きだったの(英ちゃんは別枠)。
・原作だと乾いた印象の地下処刑室。アニメでは重厚感に溢れ、隅に松明が灯されてそうなダンジョン風処刑室になっていた。タコぼうずのシュミ度アップだな(笑)。
・ピアノ曲が淡々と流れる中、鎖に繋がれるアッシュ、悪夢に苦しむショーター、逃げる英二、高笑いのオーサー。
・今までほとんど原作と同じ構図だったのに、この回のこの場面――ーアッシュがショーターを開放する場面では演出含めてアニメオリジナル。これはこれで良い。なんの文句もないし、アニメ屋が本領発揮したと理解している。やっぱアニメは絵が動いてこそだもの。
・ナイフをはじいてもう一度手に取る英二――それだけで彼の状況と心情がよくわかる。
・アニメだからこそできた演出だったのは、いきなりサイドストーリー「Angel Eyes」(アッシュとショーターの出会い編)の伏線が挿入されたこと。アッシュの叫びでショーターが正気に戻る、その瞬間――彼の目に入ってきたのは飾られている天使のレリーフ。ショーターにとってアッシュは天使だから………泣く。本編終了後に「別コミ」に掲載されたサイドストーリーを後付け。監督はこれがやりたかったんだろうなあ。だからこそのピアノ曲、ダンジョン処刑室、タイトル「ワルツは私と」か。
・アッシュが銃を撃つとき、基本、相手の頭を狙う。一発で仕留めるならそれが確実だからで、きっと彼はそう仕込まれたはず。でもショーターに対してはできなかった。できただろうけどしなかった。できるはずもない。これがさらなる悲劇を呼ぶ。
・アッシュとショーターは親友だった。ショーターといろんな話をしてきたんだろうなあ。本当に仲が良かったからこそ、ショーターは約束通りに英二を守ろうとした(もちろん彼自身英二のことを気に入っていただろうし)。アッシュはグリフの苦しみを知っているから、ショーターがどういう状況なのか理解できている。救いがあるとすれば、ショーターの苦しみが短く済んだこと、そして開放したのが親友アッシュだったこと。それでも彼らが失ったものははかり知れない。
・オーサー役の細谷さん、いいね。すっげーオーサーだった。狂気が単なる異常じゃなくて、コンプレックスや嫉妬といった人間臭いものがベースになっていると感じられる。だってオーサーってそういう奴じゃない?
・シンが初登場。アッシュのグループ(アレックス・ボーンズ・コング)もお目見え。実はアレックスとボーンズは2話目にショーターと一緒にチョイ出演してたんだけど、あの時はまともなセリフがなかったんだよねー。
・ローラーコースターな展開でショーターがあんなことになったこともあって、英二の貞操の危機というすんごい場面なのにあまり注目されないような?しれっとビックリ場面が挿入されたのは原作通りで満足だけど…これだけは云わせてくれ。まさかの誰得、タコぼうずの腹見せ(笑)。英ちゃんにかかってるシーツ、下げ過ぎのやり過ぎだ!(笑)

次回はアッシュの怒涛ターン。
これまた作画命の回になる…う~んでもこのペースで大丈夫なんだろうか?
つらいわ…つらすぎる…。
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★第8話 陳腐なストーリー
トレイラー→https://www.youtube.com/watch?v=YdK1GLD6kcY

何者かに襲われてしまったジェシカとマイケル。アッシュとマックスは2人を助けに向かい、英二、ショーター、伊部はアッシュ達の帰りを待っていた。しかし、月龍の企みによって英二は連れさられてしまう。異変に気付いたアッシュは屋敷に戻るが――。


アニメ化によって英二が別人28号になってしまったことを「仕方がない」という言葉と引き換えに諦めるとして、同じようにずいぶんとルックスが変わってしまい、さらに若干若くなった感のショーターが代わりにもういろいろと素晴らしすぎて泣く。原作通りなんだけど、さらにみんなから愛されるキャラになっていて感無量。そーかそーか、今回のアニメ化による最大のアップデートは実はショーターだったんだな…とひとり胸熱状態。ああこのまま同世代くらいの男の子たち3人がキャッキャしている場面を永遠に観ていたい、年を重ねたのちに「あんなこともあったよなー」なんて思い出話を語り合っていて欲しい…と切ない思いになってしまった佳境の入り口8話目。正直しんどい。

どうしようもない理由でショーターはアッシュを裏切ってしまったんだけども、ちゃんとアッシュは理由が分かっていて彼をまったく責めず、それどころか「あいつも苦しかったに違いない、俺が気づいていれば」と後悔までする。ふたりの絆の深さ、そしてアッシュの器の大きさを感じる。英二の存在は別として、ショーターは毎日ギリギリで生きてきたアッシュの最大の最高の友だちなんだな…とよく伝わってきた。

またアッシュがマイケルに優しいことも、観ていて胸に熱いものがくる。めっちゃやさしいお兄ちゃん…たぶん、自分がグリフにそうやって育てられたから、マイケルにもそう接しているのかなと思ったり。原作でも優しいアッシュなんだけど、アニメだと声がつくから余計ウルウルくる。でもって、ちょうどその場面で原作から変更があるといいなと個人的に思っていたアッシュのセリフがひとつあって。原作ではアッシュがマイケルに「(襲った連中は)黒人?それとも白人だった?」と訊いていたんだけど――アニメでは「白人?それとも黒人だった?」と人種の指摘が逆になっていた。アマゾンプライムビデオで世界配信される以上、「暴漢」でまず「黒人」と訊くのはちょっと今の時代(とくに米国)にそぐわないというか、引っかかる人、気にする人が多いんじゃないかと思っていたので、これはそれに配慮したのではないかと感じる。基本的に原作通りのセリフを多用している上での変更なので、気づかない人もいるだろうけど。ただドースン兄に向けて「いるのはわかってるぜ――そらそのソファをの後ろだ…オレにはお前の動きも心臓の音も手に取るようにわかる」という超カッコいいセリフが端折られたのにはガッカリ…がーん。そして「あのタヌキめ!」と「タコぼうず」も(まあ英訳に困るよね)。

あと特筆すべきはユーシスのおでかけ服アップデートか。髪まで結いやがって(笑)。ここまで本編を観る限り、監督はどうやら衣装にこだわりがあるタイプみたいだ。どのキャラもよく衣装チェンジする。あのゴルツィネだって、幼いアッシュを捕まえたとき、やたらめかし込んでいて帽子まで被ってたぞ!(3話参照)

(アッシュの盛装は展開上絶対に観られるけど、ナース姿は絶対端折るなよ!ニワトリ泥棒にようにトレイラーで済ますなよ!)

それでも私はこの8話のアッシュの「白いTシャツ+ジーンズ」が一番好きだ。彼の戦闘服だし(と吉田先生がおっしゃっている!)、シンプルだからこそ美しさが際立つ…けど、アニメではそれも作画による…むむむ。

と、ここまでが8話の感想。

…はあ。
今夜(正確に云うと明日だけど)――とうとうあの場面か。


気が重いし、正直マジしんどい。
平成最後の年――アタシはまたつらい思いをせねばならぬのか…。

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