■『パリ発!朝食から夜食まで パウンドケーキ大好き』
ISBN:4579209540 大型本 島本 薫 文化出版局 2005/09 ¥1,470

パウンドケーキの基本と云われる「カトルカール(quatre-quarts)」は、材料である「バター・砂糖・小麦粉・卵」が1/4ずつ同分量なもの。ところが、日本で好まれているパウンドケーキの場合、その配合は同じではなく、レシピもバターに砂糖を練り加えることから始まる。

じゃあ「カトルカール」って、どんなケーキでどんな味でどんなレシピ、よくあるパウンドケーキとはどう違うの?

…というギモンに回答してくれるのが、本場パリで修業されたという島本薫さんがお書きになった、この『パリ発!朝食から夜食まで パウンドケーキ大好き』。

日本で好まれるパウンドケーキというのは、以前レビューした小嶋ルミさんの本『おいしい!生地』に書かれてあるように、「キメ細やかでフワっとした食感」なもので、パターをフワフワに泡立てて気泡を作り、粉を入れたあとはつややかな生地に仕上がるように混ぜていき、ベーキングパウダーの力も借りてふっくら焼き上げる――というレシピが基本。ところが本書によると、本場のカトルカールはバターに空気はあまり入れない…というより、まず卵を温めながら泡立てることから始まり、バターは溶かしバター、粉を入れたあとでも半分また入れるという、日本ではイレギュラーな手順を踏んでいるし、ベーキングパウダーも使わない。つまり卵の泡立てが命なレシピと云える。

さらに、日本のパウンドケーキレシピで「やらなきゃいけない」ことが「やっちゃいけない」し、「新鮮な卵であるべき」が「新しからず、古からず」だったりする。その理由にも納得できる。カトルカールってのはそういうことなのねと、ちょっとお勉強になった。ナルホドなあ、「郷に入りては郷ひろみ」というのは、こういうことか(違います>秋林さん)。

基本のカトルカールを作ってみて思ったのは、バターに気泡を入れないだけあって、パウンドケーキ以上に、卵の泡立て方がシビアだということ。卵を温める重要性、そして「どこまで卵を泡立てればどう膨らむか」という感覚は、共立て(全卵)スポンジケーキが作れる人じゃないとピンこないと思う。カトルカール攻略の前に、小嶋レシピでスポンジケーキを焼けるようになっていて、ホント良かった。じゃないと、絶対に失敗していたと思う。

またパウンドケーキでは、型にクッキングペーパーを敷くようにレシピでは書かれてあるけれど、カトルカールの島本レシピでは「溶かしバターを塗り、強力粉をまぶした型を冷蔵庫に入れておく」。それによって、たしかに「外側がカリっとしたケーキ」に仕上がった。ナルホド。

出来上がりと見た目は、「真ん中が盛り上がってモコっとした、田舎風で垢抜けない、いかにもパウンドケーキ」という感じではなく、本の表紙にあるように「スレンダーで都会的、こざっぱりとしてお洒落なケーキ」という印象。日本でよく売られている型(18cm×8cm×7cm)じゃない、仏産型(21.2cm×9.1cm×7cm)なこともあってか、スッキリして小洒落てるんだよなあ。ちなみに秋林家で使ってる型は、フランス産の型とほぼ同じなので、仕上がりも写真通りになって大満足。ただし、密林批評で「こんな日本で買えないサイズの型を使われてもね」といった評をチラホラと見るので、レシピや雰囲気を楽しむより実用性だ!という人には向かないかも。

味については、ふわっとした美味しさはないけど、なんていうのかな――外側がカリっとした「これぞ舶来モノ」という食感と素朴さがある。パサついているとは思わなかった。たぶん…バターの風味も出ているからだと思う。また、ケーキにナイフを入れて切るときの感覚も、パウンドケーキよりサクっとしていて「うわ〜!違うなあ!」。そしてカトルカールの最大の特長は、作ったその日から食べられること。パウンドケーキは1日以上経ってからのほうが美味しいのです。

本に書かれているレシピ通りに作っても、たぶん本場パリで味わうものより、湿度が高いケーキになってるんだろうな。ただそれでも、「なんちゃってパリ」な気分が味わえたし、日曜日の昼下がりにはピッタリなレシピかと。

味評価:★★★(素朴)
レシピ:★★★★(けっこうわかりやすい)
本の作り:★★★★(お洒落です)
問題はレシピより材料。ミモレットとかトラブリとかカソナードだなんて、田舎ではまず手に入らないよー。かといって、代用品を使うと雰囲気でないし、「日本で仕入れているところから通販せよ」と云われても、そこまでしようとは思えない。う〜ん…パリのエスプリまで道のりはキビシイ。

今度は「ピスタチオとサンタナレーズンのケーキ」を作ろうっと♪ でも「サンタナレーズン」ってナニ?日本で手に入るの?フツーのレーズンとはじゃダメ?…やっぱ和の精神ではムリ?
■『型(パウンド)はひとつ!大好きな焼き菓子―パウンド型だけで51のバリエーション』
ISBN:4056039666 単行本 大森 いく子 学研 2005/10 ¥1,575

卵が135g?…2個じゃなく?
無塩バターが80g?…バターは200g単位で売られてるのに、それじゃあケーキ2個作ったとしても40g余っちゃうじゃない。
簡単にムダなくケーキが作れればいいの、時間だってないし。
ケーキの本を買ったら、チーズケーキだのタルトだのと他のケーキのレシピがついてきちゃって、しかもいろんな型使わなきゃいけない。私はパウンドケーキだけでいいのになあ。

お菓子作りが趣味でも、1日かけてじっくり作りたい人もいれば、キッチンにある道具と冷蔵庫にありそうな材料を使って、手軽に作りたい人もいるはず。

本書はまさしくそういう人のためのレシピ本。

小嶋ルミさんの本で目からウロコがポトリだった私だけれども、別の意味でまたポトリだった本が、大森いく子さんの『型(パウンド)はひとつ!大好きな焼き菓子』。

8×6.5×18のパウンド型
無塩バター 100g
グラニュー糖 100g
卵 2個
薄力粉 120g
ベーキングパウダー 小さじ1/2

なんと基本材料がこれだけ!

レシピのほうはというと、まず最初に基本のプレーンパウンドケーキ、それのバリエーションとして、チョコやキャラメル、くるみ、りんご、マーブルケーキ…とあり、なんと計51種類ものレシピが掲載されている!

さらに唸ったのは、「パウンド型を使って、ある程度ケーキ作りに慣れてきたら、こういうのも作りたいんじゃない?…あのね、同じ型でこういうケーキも手軽にできちゃうの」とばかりに、ブレッドタイプケーキや、チーズケーキにフィナンシェ、いちごのショートケーキなどのレシピまで載っていること。ケーキの種類が違っても、全部同じパウンド型を使用しているなんて、初心者からスタートした人の「同じ型ならちょっと違うものでも作ってみたい」心理を読んでるなあ。なんて心憎い!

しかも材料がキッチリしていて、「バター100g(200g入りだと余りナシで2個分)、クリームチーズ250g」などスーパーで売ってる単位だし、なおかつ舌を噛みそうな横文字材料もない。

初心者が失敗しがちな例を挙げ、そのひとつひとつを丁寧に「なぜ?どうしてこうなるの?」から説明してあったり、薄力粉以外の粉やグラニュー糖以外の砂糖、パウンド型以外の型を使用したときにどんな仕上がりになるかが語られていたり、レシピページ上の欄外に、必ずそのレシピのアドバイスや感想などが書かれてあってホロリとさせられたりで、作り手の気持ちを本当によく汲んでいる。最初に現れる目次が、見てすぐわかるようなケーキ写真になっていいるのも、これまた素晴らしい。

パウンドケーキで失敗しがちなのは、バターに卵を入れて混ぜたとき分離してしまうこと。それが避けられるよう、卵白と卵黄に分けて入れるレシピになっていて、しかもわかりやすく的確に書かれてあるため、この本で失敗したという人はいないと思う。味も美味しい。小嶋ルミさんの本にもパウンドケーキは載ってるし、そのコツも書かれてあるけれど、材料や指示が細かいので、簡単に手軽に作りたい人には不向き。ちなみに私の場合、小嶋さんのいうコツで大森レシピのパウンドケーキを作ってマス。

いや〜、感動した。
「ケーキレシピ本大賞」を差し上げたい1冊。

味評価:★★★★(美味しいですよ)
レシピ:★★★★★(型ひとつに材料キッチリなど、着目点が素晴らしい)
本の作り:★★★★★(写真、文字レイアウトも素晴らしい!)
「スポンジケーキはまだムリなので、パウンドケーキを作りたい。難しい手順はわかんない。でもパウンドケーキだけの本で、なおかつ簡単レシピが載ってるのって、意外にないんだよなあ」と思ってたときに出会った本。ちょうど「1」から「2」へ移行する頃で、大森さんのあまりの親切と気遣いに感動した。これまた絶賛されている本で、私も納得の1冊。小嶋さんの本で勉強しても、この本だけはずっと大切にしたいと思うくらい。

ただね…レシピうんぬんの前にちょっと問題があってね…パウンドケーキは作ってから2〜3日後が一番美味しいから、すぐ食べられないのよね…それがね…。だから最近はあまり作らない。
■『おいしい!生地―スポンジ、パウンド、シフォン…焼きっぱなしで極上に』
ISBN:457920901X 単行本 小嶋 ルミ 文化出版局 2004/04 ¥1,575

「お菓子作りが趣味」といっても、求めるスタイルは人それぞれ。

1.時間をかけず簡単レシピで美味しく仕上げたい
2.お菓子作りの工程(行程)をひとつずつ楽しみながら、美味しく仕上げたい
3.材料・道具を探求、時間を惜しまずじっくりレシピ攻略、もっと美味しく仕上げたい

「1」→「2」と段階を踏んだ私は、現在「3」。最初はホットケーキミックスで作るパウンドケーキや蒸しパンで満足していたのに、ある程度できるようになったら、「もしかしてもっとできるかも?」という根拠のない自信が出て、ちょっとこだわってみたくなった、というクチ。

そしたらば、案の定、失敗の連続。

バターに卵を入れた途端に生地が分離する、スポンジケーキはまったく膨らまない、チーズケーキは表面が焦げる、シフォンケーキはボソボソ、バターは無塩?クーベルチュールってなんだー!?

とくにスポンジケーキはなかなか膨らまず、もう何度「モントンでいいや…あいむるーざー」と思ったことか。

それでも持ち前である興味のあることだけに発揮される反骨精神で以って、ケーキレシピ本数冊を勉強した結果、それなりに膨らむようにはなったけれど、やっぱり味がイマイチ、試食担当の家族もみな無言。これならホットケーキミックスで充分のような……

なにがいけないの?
なにか決定的にマズイことでもやってるの、私?

根拠のない自信に満ち満ちていたあの日から一転、挫折と模索の日々を過ごしていたところ――本屋さんで運命的に出会ったのが、本書『おいしい!生地』。

無塩発酵バターや極細グラニュー糖を使う意味。
ハンドミキサーの使い方と速度の違い。
粉を生地に入れる際のヘラ使いテクニック。
チーズケーキとシフォンケーキでは泡立て方が変わるメレンゲ。
すべてグラム単位の材料とデジタルはかり。
オーブンのクセと温度。
材料を入れるタイミング。

そっか!そういうことなのか!

他のレシピ本では教えてくれない道具の使い方、それぞれの状態にする(湯煎する・レンジでやわらかくする・冷やしてカチカチする)バターの意味、材料を入れるタイミング、100回近くまで混ぜ合わせるヘラ使いの重要性…を、一枚ずつ写真で説明、その通りのレシピで作ってみたら――いままでなんだったんだ!?と思うくらいの美味しさ!

シフォンケーキは、よくあるメレンゲ(卵白)重視のシフォンケーキとはまったく違う、卵黄によるしっとりさが感じられるのにフワっとした、「いままで食べたことがない、と云われる」のがよくわかる仕上がりに。

カスタードを入れたスフレチーズケーキは、レシピ通り「泡立て過ぎない細かいメレンゲを入れ、最後は火を消したオーブン」で焼いたら、「忘れられない味になります」と書かれたように口どけの良いホロリとした食感の見事なチーズケーキに。後日購入した、石橋かおり著『シンプルスタイルのチーズケーキ』のレシピで作ったチーズケーキと一緒に8人に出してみたら、8人全員、小嶋レシピケーキを選んだくらい、素晴らしかった。

小嶋さんの本は、「3」のステージに到りながら壁にぶち当たり、停滞していた私を前進させてくれたし、目の前の霧が晴れたことで、気分だけでなく頭の中も爽快になったし、お菓子作りの面白さとこだわり、固定観念を覆すオリジナリティとはなんぞや?を教えてくれた。作ったケーキはどれも定番なのに「いままで作った経験のない美味しさ」があった。感動したーー!

ただし、初心者にはちょっとキビシイ内容かも。材料は1グラム単位なのでデジタルはかりが必要だし、材料にもこだわりがあるし、指定と手順は細かい。その時点で敷居が高いと感じる人、「1」のままでいいそれ以上は望まないわ、という人には向かないので注意。

味評価:★★★★★(美味しい!素晴らしい!)
レシピ:★★★★★(ナルホドの連続)
本の作り:★★★(写真が細かい、字が多いので注意)
後日、この本が絶賛されていることを知り、納得した。本に対する思いはみな同じ、いままでの本にはなかった「1工程に対するプロのコツ」が写真付きで書かれてあり、目からウロコが落ちた。自分の中でレベルアップの音が聞こえてくる本。

「固定観念を覆すオリジナリティ」と簡単に書いたけど、小嶋さんはたぶん――試行錯誤を重ねたというか、いままで「したらいけない」と云われていたことまで試して(最近出た『知りたがりの、お菓子レシピ』にあったカスタードクリームレシピなんか、まさにそう)、「いままで食べたことがないと云われる」お菓子を作り出したんだろうな。料理研究家はみなそうなのかもしれない、でも小嶋さんにはスペシャルな情熱を感じる。そしてそのオリジナルレシピを、写真付きの丁寧な説明で書かれた1500円ほどの本で、一般人に教えてくれたことに感謝したい。
■『シンプルスタイルのチーズケーキ』
ISBN:4277613497 単行本(ソフトカバー) 石橋 かおり 雄鶏社 1998/06 ¥1,260

誰も信じちゃくれない、だけど実はケーキ作りの趣味を持つ私は、ここ2ヶ月くらい、週末になるとチーズケーキばかり作ってます。チーズケーキがブーム中。

…で、何冊か持っているレシピ本のうちの1冊が、石橋かおりさん著『シンプルスタイルのチーズケーキ』。

チーズケーキの場合、ベイクドではなくスフレタイプのケーキで、だいたいその人の味がわかるんだけども――石橋さんのスフレチーズケーキの特徴は「失敗が少なく作りやすいが、可もなければ不可もない味」。スーパーで売っている2個入りカットケーキレベル、印象に残らないごくごくフツーのアッサリ味なので、濃厚タイプが好きな人には味気なく感じるんじゃないかな。せっかくスフレタイプなんだから、もう少し口の中でホロリと崩れるような感じにしないと。そうするなら、本に書いてあるほどメレンゲを固く泡立てないほうがいいと思う。あと、これは個人の好みの話になるけど――バニラオイル使いすぎには参っちゃった。ビーンズならわかる、でもオイルは…ちょっとニガテとゆーか、香りがすべてオイルに持っていかれてしまって(レモン果汁を入れるレシピなのに、レモンの香りまで吹っ飛んでしまう)、余計に安っぽい印象を与えると思うんだけど…どうだろう?

他のレシピをみると、どうやら石橋さんはさまざまなチーズを使ったタイプ、つまり変り種チーズケーキがお得意みたい。ただ、いくつか興味深いレシピはあったものの、どれもリピートしたいとは思えなかった。残念。

「写真が綺麗、読みやすい文章、ムダの出ない材料」なので初心者にはいいかな?…よって「まずケーキ作りに慣れる」からスタートしたい人にはオススメ。中級者以上で「プロっぽいチーズケーキ」を望んでいる人には、本屋さんで立ち読みしてから購入を、とアドバイスしておきます。

味評価:★★★(美味しいけど普通、としかいえない)
レシピ:★★★(作りやすいです)
本の作り:★★★★(読みやすいです)
石橋さんはほかにもチーズケーキ本を出されていて、もしかしたらそちらのほうがいいのかもしれません。ただこの本は、レシピ同様、本の写真や文字のレイアウトなども読みやすさ重視な「シンプルスタイル」なので、とっつきやすいですね。うん。
「はんぺーたくん!こーひーこーひー!」

私が生まれ育ったところは、日本でも有数のコーヒー好きな地方です。デパ地下へ行けば、コーヒー豆売り場&コーヒーショップだらけ(某有名市場内にもあります)。繁華街に行けば、(地方なのに)スタバが数十メートル間隔で出店。観光スポットに行けば、近くに必ず地元で人気のコーヒー喫茶。本当にコーヒー好きな人が集まった街なのです。

今年84歳になる私の伯母は、サイフォンでゆっくりとコーヒーを淹れる人でして、私も小さい頃から、コーヒーを淹れるためにサイフォンの前でじっと座っている伯母の姿を見てきました。

そんなわけで私もコーヒー好きなんですが(お茶も大好き)、ハリオから出ている←のドリッパー&サーバー(ポット)に出会ってからというもの、すっかり円錐型(ハリオ式)ドリップコーヒーのとりこになってしまいました。画像の商品は1〜2人用。実力だけでなくルックスも良く、付属のメジャーが個性的な形でこれまたキュート♪

私はいままでカリタやメリタで淹れていたんですが、慣れれば味が一定するとはいえ、ドリップに時間がかかるわ、サイフォンなどに比べて面白みがないわ、なんだか味気ないんだよなあ…と、ちょっと退屈に思ってたんです。

がしかし。

ハリオ式の円錐型ドリッパーを使うと、淹れる人・抽出タイミング・技術によって味がコロっと変わってくるのです。これが私にとって、空前にして絶後な大ヒット。もうコーヒータイムが楽しくて仕方ありましぇん!

ハリオ式ドリッパーの特徴は、「円錐リブと大きなひとつ穴」。

円錐型はコーノ式が有名ですが、私はハリオ式のほうが好み。あのリブに引っかかる感じがたまんないんですよう♪

それにしても、これほど自由にドリップできるなんてなあ…「円錐リブと大きなひとつ穴」のおかげで、ドリップ時間も短縮され、ストレス知らずです。味も美味しい♪

■私の説明よりプロの説明:
↓ハリオ式ドリップ講座「スパイラルは時代を変えるか?これがV60の正体だ!」(コーヒーモルティブ下北沢)
http://www.rakuten.co.jp/maldive/429064/429066/635256/
(お安い豆なら他ショップにもあるけど、楽天ではモルティブさんが一番のお店だと思います)

豆をいつもより細挽きにし、細口ポットでゆっくりと淹れ、トロっとした仕上がりにしてみるとか。速めに淹れて、あっさり味にしてみるとか。自分好みのコーヒーを探すも良し、愛する人ためのコーヒーを探すも良し、豆や気分によって淹れ方を研究するも良し。いろんな方法やタイミングを考えて淹れることができます。カリタやメリタ、コーヒーメーカーでは、こんなことできないですよー。

ドリップコーヒーを楽しみたい方、ぜひハリオ式を。私は、マジで「こりゃいい!」と思ったものしかオススメしませんってば!

ちなみに、昔は酸味のある豆が好きだったのに、モルティブさんに出会ってからというもの、「とろける甘味、軽やかな苦味」を持つ豆のとりこになってしまいました。パプアニューギニア・パラダイス・プレミアムとブラジル・トルマリン・ブルボンが好きで、こればっか飲んでます。あと、東ティモールも好きかな。
白シャツ男ブームを巻き起こすか?な玉木宏くんは左利きです。 やったぁ〜♪
なんとなくそうじゃないかな〜と思ってたらビンゴでした。残念ながら日本人俳優の左利きリストは持っていません(日本人の場合、矯正されていることが多いのでわかりにくい)、玉ちゃんのほかで知っているのは、稲垣吾郎・竹中直人・南野陽子・斉藤由貴あたりくらい。少ない…だって〜確認がとても難しいんだもん…。

■左利きリスト(別名:「秋林の左利きフェチっぷりがよくわかるリスト」)
http://diarynote.jp/d/25683/20060926.html
(ちょっとだけ更新されています)

↓NEC公式サイト「スロットゲーム」
http://joy-pc.com/game/game02/game02.html
(絵や数字が揃うと、「地デジ観ながら ヨガのポーズで くつろぐヒロシくん」「雑誌みながら リラックスして 筋トレするヒロシくん」など、お宝映像が楽しめます)
アロマキャンドルが好きで、最近はDIPTYQUEのベス(BAIES)がお気に入り。ろうそくだから、アロマポッドを使うより手軽に香りが楽しめます。私のようなモノグサタイプにはピッタリ♪

ちなみに、ひとつ5500円(税抜き)します。

――お高いですか?

…でもね。
これくらいするのでないと、ダメなんです。

とくに日本製は、蝋がとけずにほとんど残ってしまうもの、ぜんぜん香りがしないもの――と、ろくなものがありません。アロマキャンドルにはかなりお金をかけてきたけれど、日本製で当たりが出たことはほとんどありません。お勉強代が高くつきましたよ。あえていうなら…そうだな、無印良品がまだよかったかな。日本はキャンドルではなく、お香のほうがいいですね。

舶来モノならばなんでもいいのかというと、実はそうではなく――アジア製は日本製とどっこい、アメリカ製は香りが良いけどパッケージや色が洗練されていない、お洒落さが皆無。イタリア製はあたりハズレが大きく、よってネット購入しにくい…と、すべてがよいとは限りません。

いろいろ試した結果、行き着いたのがフランス製のDIPTYQUE。
文句は一切ありません。パーフェクト。

さまざまな香りがある中、ベス(カシスとブルガリアローズの香り)とオイエド(柚子とグレープフルーツの香り)が、私の好みかな。

DIPTYQUE以外のメーカーならば、Collines de Provenceも好き。お値段はDIPTYQUEよりお安く、でも香りがしっかりしているところがたいへん素晴らしいからです。

アロマキャンドルを買うならフランス製が一番、お安いからと云って日本製に手を出すなんてことは(さんざん勉強させられただけに)もうしません。

まともに香らない・蝋もとけないような、そんな使えないキャンドルを何個も買って浪費するより、5500円で60時間楽しめるキャンドルのほうがいいですもん!

アロマキャンドルに興味のある方で「今度買おうと思っている」という方がおられましたら、ケチらずにDIPTYQUEをご購入になることをオススメ致します。
←ああ、やっぱこれが出てきちゃったか。ブルース・ウェバー作品としては、たしかに有名なお写真なんですけど、洋書のブックレビュー機能が付いてるならば、そちらをUPしたかったなあ。

リンクして頂いてる、ふるやとしみさんもお書きになっているように、現在(9/16〜10/30の期間限定)東京・青山にて「ブルース・ウェバー展」が開催されています。

↓「ブルース・ウェバー展」(公式サイト)
http://www.excite.co.jp/cinema/special/alettertotrue/exhibition.dcg

行きたい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
行かせてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
――魂の叫びっ!

■ブルース・ウェバーって?
80年代にカルバン・クラインの広告で一世を風靡した…いえ、現在でも風靡し続けている、超有名な米国のフォトグラファー。あの当時、カルバン・クラインのアンダーウェアが爆発的に売れたのは、ウェバー作品のおかげだと思うナリ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でも、マーティがカルバン・クラインのパンツ穿いてたでしょ?

↓説明はこちらのほうがわかりやすいかと(Art Photo site)
http://www.artphoto-site.com/story21.html

保管してある昔の雑誌を開くと、たいてい彼の作品が載っています。どこか昔懐かしいような、自然な美しさのあるアメリカンを写し出しているとゆーか…たとえモデルが無名でも、魅力的に見えて仕方がありません。

けしからん云い方になるかもしれませんが、カルバン・クラインの広告うんぬんより、私には、「メイルヌード(Male Nude)に市民権を与えたフォトグラファー」というイメージが強く、またハリウッドスターの写真を数多く手がけている人でもあるので、お高い洋雑誌をめくった際、彼の名前を見つけたらば、迷わず購入などしておりました。それくらい好きなフォトグラファーのひとりだったりします。

今回の展示会は、わんこ大好きなウェバーが、愛犬トゥルーに手紙を書くという形式で愛と平和を訴えたという、ドキュメンタリー映画「トゥルーへの手紙」(10月より公開)のイベント色が強いとはいえ、過去の彼の作品もいろいろと展示されているそうです。でもどうやら限定写真集があるらしく…展示会よりグッズ狙いの輩が多そうな気配が…。

で、ウェバーと云えば――またその話か!とため息つかれそうですけど――リバー・フェニックスの写真もけっこう撮っていて、ママと一緒に写ってるリバーとか、麦藁帽子被ってるリバーとか、いろいろあったりします。ちなみに、ガス・ヴァン・サント監督作「マイ・プライベート・アイダホ」では、スペシャル・フォトグラファーとして参加しており、映画の撮影の合間に撮ったと思われる写真が、雑誌掲載されたりしてました。その中でもリバーとキアヌの写真は、群を抜いて素晴らしかったです。あのキアヌが、あれほどまでモードな男(!)に写ってるってのも、いまとなってはたいへん奇跡貴重かと。相変わらずひとこと余計。

ふるやさん情報によれば、今回の「ブルース・ウェバー展」では、例のリバー&キアヌの写真が展示されてるそうで――うおおおおおおおおおおおおおおおお! こりゃなんとしてでも見たいよう〜〜〜〜!

その写真とやらは、いったいどれですかっ!?

1.前髪で目が隠れた状態のキアヌに抱きついてるリバー?
2.前かがみになってリバーに寄りかかっているキアヌ?
3.キアヌの肩にのけぞって寄りかかってるリバー?
4.抱き合ってるおふたりさん?
5.“I saw a bit of the HILL in KEANU”と、写真全面にでっかい文字が書かれてあるリバー?
6.グラス片手のリバーに視線が下になってるキアヌ?

誰か教えて下さいっ!…ってか、自分で確かめたいよう…。

ウェバーの展示会となると、今度いつ極東ニッポンで開催されるかわかんないだけに、私も「朝早くから着の身着のまま旅費はカードで」関東方面に行っちゃいそうだ〜…。誰か興味のある方、おられませんか?
みなさま、覚えていらっしゃいますでしょうか?

実は私、デル・プラド・ジャパンから毎週リリースされている「ザ・バウンティ」で、コツコツと帆船を作ろうとしておりました。
(なお←はバウンティ号ではなく、ヴィクトリー号です)

↓「伝説のバウンティ号を作ろう!〜The H.M.S Bounty〜」(7/2の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20040702.html

ようやく時間もできたし、取り掛かれるな〜と思ってた矢先、なんと輸入元のデル・プラド・ジャパンが倒産してしまいました。

↓デル・プラド・ジャパン公式サイト(お詫び文)
http://www.delprado.co.jp/

………。
昨日、やっと知りましたよ…。

バウンティ号やドールハウスを毎週楽しみに作ってた人にとっては、青天の霹靂…とゆーか怒り心頭でしょう。私は時間が出来たら定期購読をしようと思ってたクチなので、まともに組み立てていません(ちなみに金銭面では約1万円分の損失…それより精神面のほうが損失大)。でもバウンティ号を製作されている方のサイトを拝見すると、粗悪な素材に苦労されながらも情報交換し、丁寧に作り上げられてきたバウンティ号が出てきます。…うううう…切ない…。

輸入元が座礁してしまった形とはいえ、それでもなお「自分だけのバウンティ号」として作り続けておられる方がいらっしゃいます。

↓デル・プラド・ジャパン社の「ザ・バウンティ号」、「ドールハウス」購読者の皆様へ(GARAKUTA Village)
http://isaonaka.web.infoseek.co.jp/del-p.html

挫折組の私は、ただ見守ることしかできません。
みなさんのバウンティ号が、世界でたったひとつの素敵なバウンティ号になりますように…。
←これは時代が違う別の帆船。バウンティ号はもっとスレンダーで、サプライズ号(「マスター・アンド・コマンダー」に出てくる船)に近い姿をしています。

…というわけで、2004年チャレンジの夏第2弾!

「週刊デル・プラド・コレクション ザ・バウンティ」を毎週購入し、オマケでついてくるバウンティ号の模型キットを組み立てることにしました。

パトリック・オブライアンの「オーブリー・マチュリンシリーズ」を読んでると、いっつも「なにこれ?帆船のどこを説明してるの?専門用語わから〜ん!」となってしまうので、お勉強がてら自分で模型を作ってりゃ、自然と理解できるようになるだろうという目論見から、購入&組み立てを決意したわけなのですが。

なんか96冊出るらしいんですけど…。

「1ヶ月に4冊、お値段1冊980円(第1号580円)」として、ざっと計算してみると――

制作期間:約2年
費用:93,680円+α

1冊に付き模型キットのパーツは5〜6個。
約1/48モデルで、完成すると長さ約83cm/高さ約71cm/幅約18cm
定期購読をすると、オマケでブックカバーやファイル、専用ケースなどがもらえるらしい。

………。
ダイジョブかニャ…。

ちなみに、バウンティ号というのは、乗組員が反乱を起こしたという18世紀の英国海軍の艦船。いろいろなドラマがあったのですが…説明が長くなるので割愛――何度か映画化されているほど、有名なお話です。

その中でも「バウンティ/愛と反乱の航海」(1984)は、メル・ギブソン、アンソニー・ホプキンス、ローレンス・オリヴィエ、ダニエル・デイ・ルイス、リーアム・ニーソンという、今となっては大変ゴーカな俳優陣が出ている作品です。でも残念ながらDVD化されておりません。お願いだから、早くDVDで出してちょーだい!

というわけで、模型作りを日曜日の道楽として、気長に楽しみたいと思います♪…でも挫折したらどうしよう…。

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(「Dairynote」は利用しているブログサイトの名称です)

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ヘタレなブログですが、よろしくお願い致します♪

ちなみに現在、myバウンティはどうなっているかというと…本だけ購入していてまだ組み立てない状況です。お部屋が片付いてないから手が出せないだけで、今週末に大掃除をして、来週あたりからまったりと取り組みたいと思ってます。

私のように、女性でバウンティ号を作っている方っていらっしゃるのかな…。

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