すちゃらか映画レビュー!(その8)
2002年9月2日なんでこんなに暑いのか…。はあ…。
…残暑厳しい毎日ですが、今日もまたまた「すちゃらか映画レビュー!」どす!…つまんないかもしんないですが、どうかお許しを。
で。今日のお題は「美しき女性」。
まったく違うタイプの女性が出てくる映画を、2本並べてみました。
…みなさまはどちらがお好みでしょうか〜??
「デンジャラス・ビューティー」Miss Congeniality(2000・米)
監督:ドナルド・ペトリ
脚本:マーク・ローレンス、ケイティ・フォード、他
出演:サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン、ベンジャミン・ブラット、他
ストーリー:
FBIに所属するグレイシー(S・ブロック)は、優秀ではあるが、色気も化粧っ気もまったくない「男前」な捜査官。ある日、連続爆弾犯の次の狙いが「ミス・アメリカコンテスト」であると気付いた捜査班は、グレイシーをニュージャージー代表として、そのミスコンに送り込もうとする。コンテストのため、美しく磨き上げられるグレイシー。だが彼女は心の中でミスコンを軽蔑していた。そして――。
ふむ。これは女性受けする映画だニャ〜!
普段はさえない女の子だけど、磨がいてみると…あら!綺麗♪…え?私こんなに綺麗だったんだ!ちょっとおしとやかになろうかしら――。普通ならこうなんだけど、この映画は違ったね!(笑)あはは♪個人的にはその部分が気に入ったかニャ?…ただストーリー展開は、どうしても予想ついちゃうよね〜。
でもって、全体的にぬるくて…なんとなくB級の香りがする。その雰囲気を助長しているのは、懐かしのキャンディス・バーゲン、マイケル・ケイン、ウィリアム・シャトナー。観ていて「もはやこれまでか…」って感じ。……う〜ん切ないね…。でも、そこんとこサンドラ・ブロック主演ってことで、なんとかうまく仕上がってる。ただもしこれが彼女の主演じゃなかったら…この映画、どうなってたかニャ〜??
まあ女性受けするし、ミスコンの内情や女の友情も描かれててなかなか興味深いし、これはこれでいいのではないでしょうか〜??…「誰が犯人!?」で盛り上がる映画ではなく、あくまでも「グレイシーが頑張る映画(ちょっとコメディ)」なんだから。そしてその姿を見ていると元気が出るという女性もいるでしょう。
ただ正直云って、S・ブロック主演ならば…「あなたが寝てる間に」(1995)の方が好きだなあ。その理由のひとつは、やっぱ相手役かニャ?…B・ブラットがね〜…いまひとつ。ビル・プルマン(「あなたが〜」での相手役)のほうが好き♪――ま、好みの問題ってことか!(笑)
原題は直訳すると「ミス・高感度」。
ニャるほど、云いたいことはわかるけど…邦題のほうがいいかも?(ベタでダサイ感じがかえってね♪)
しかし――アメリカ男って、やっぱ超ミニスカートのチロリアン民族衣装に弱いものなのか…。
♯こんな人にオススメ
「パワフルでかっこいい女性が主役の映画が見たい!」「ミスコンってどんな基準があるの?」
「マレーナ」MALENA(2000・伊/米)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・スルファーロ、他
ストーリー:
第二次世界大戦中のイタリア・シチリア島のある漁村。軍人である夫を待つマレーナ(M・ベルッチ)は、村一番の美人。そんな彼女を見かけた12歳のレナート(ジュゼッペ・スルファーロ)は、たちまち恋に落ちてしまう。マレーナを見つめるだけの日々を過ごすレナート。そんな中、戦火は激しくなり、マレーナの夫が戦死したと知らせが入る。ひとり残されたマレーナは――。
これは「デンジャラス〜」と180度違う映画。よって女性の反応も2つに分かれそう。けっこう少年の性衝動が描かれているので、引いちゃう人もいるかもね。――でも私はこの映画、とても好きなんだよニャ〜…。
まず、マレーナとレナートの描き方。
マレーナがどんな女性なのか、それがあくまでもレナートの目を通して語られる。12歳の男の子、のね。そこが最大のポイント。彼女の感情は彼女の言葉によっては表現されないし、大人の真実も彼にはわからない。で、マレーナにある出来事が起こったとき、「なんでなんとかしないの〜〜!男の子でしょう〜〜!?」と思った人も多いでしょう。でも。12歳の男の子だよ?…しかも自分が無力だとわかってる男の子。自分が叫んで助けて…それで彼女は救われるの?…まわりは大人ばっかりだよ?…もし私がレナートだったら…彼と同じ行動をするだろうニャ〜…。
そしてM・ベルッチの美しくて妖艶なことと云ったら!!イタリア映画では、ラウラ・アントネッリ以来だね!(…私、G洋画劇場で育ちました)…私だって目で追っちゃうよ!(笑)トルナトーレ監督が「モニカじゃないとダメ」と云ってたけど、私もそう思う。まさにズバリの配役!
また美しさだけじゃなく、この映画では女の嫉妬の醜さやしたたかさ、そして強さも描かれている。それも12歳の男の子の目を通して。う〜ん…深いニャ〜…。
監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のG・トルナトーレなんだけど、この監督、「好きなものをとことん『好きだ〜〜!!』と描く監督」(笑)で、実に情熱的。たまにその情熱が長くなっちゃって、私としてはダルくなるときもあるんだけど、今回はよかったね!…この映画で彼が伝えたいこと、私にはよくわかったよ!!…まあ、共感できない女性もいるだろうけど…。
ちなみにこの映画、日本公開バージョンでは、けっこうカットされてるらしい。なので、伊オリジナル版が観たい人は、「マレーナ ディレクターズ・エディション」のほうをどうぞ。
しかし――この「マレーナ(通常版)」のDVD初回版。「マレーナを観て美しくなろう!エステ・サロン『***』男女兼用無料体験チケット」が入ってるそうだけど――それでモニカになれるのニャ??
♯こんな人にオススメ
「忘れられない年上の女性がいるんだよ…」「美しくせつない映画を観たいな〜」
で、今回取り上げた映画2本。
もし私がDVDで買うなら…やっぱ「マレーナ」。ディレクターズ・エディションを近々購入しようと画策中。ちなみに「デンジャラス〜|は期間限定で、現在1500円でリリース中。けっこう面白い映画なので、お好きな人はどうぞ♪…ってところかニャ?
…残暑厳しい毎日ですが、今日もまたまた「すちゃらか映画レビュー!」どす!…つまんないかもしんないですが、どうかお許しを。
で。今日のお題は「美しき女性」。
まったく違うタイプの女性が出てくる映画を、2本並べてみました。
…みなさまはどちらがお好みでしょうか〜??
「デンジャラス・ビューティー」Miss Congeniality(2000・米)
監督:ドナルド・ペトリ
脚本:マーク・ローレンス、ケイティ・フォード、他
出演:サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン、ベンジャミン・ブラット、他
ストーリー:
FBIに所属するグレイシー(S・ブロック)は、優秀ではあるが、色気も化粧っ気もまったくない「男前」な捜査官。ある日、連続爆弾犯の次の狙いが「ミス・アメリカコンテスト」であると気付いた捜査班は、グレイシーをニュージャージー代表として、そのミスコンに送り込もうとする。コンテストのため、美しく磨き上げられるグレイシー。だが彼女は心の中でミスコンを軽蔑していた。そして――。
ふむ。これは女性受けする映画だニャ〜!
普段はさえない女の子だけど、磨がいてみると…あら!綺麗♪…え?私こんなに綺麗だったんだ!ちょっとおしとやかになろうかしら――。普通ならこうなんだけど、この映画は違ったね!(笑)あはは♪個人的にはその部分が気に入ったかニャ?…ただストーリー展開は、どうしても予想ついちゃうよね〜。
でもって、全体的にぬるくて…なんとなくB級の香りがする。その雰囲気を助長しているのは、懐かしのキャンディス・バーゲン、マイケル・ケイン、ウィリアム・シャトナー。観ていて「もはやこれまでか…」って感じ。……う〜ん切ないね…。でも、そこんとこサンドラ・ブロック主演ってことで、なんとかうまく仕上がってる。ただもしこれが彼女の主演じゃなかったら…この映画、どうなってたかニャ〜??
まあ女性受けするし、ミスコンの内情や女の友情も描かれててなかなか興味深いし、これはこれでいいのではないでしょうか〜??…「誰が犯人!?」で盛り上がる映画ではなく、あくまでも「グレイシーが頑張る映画(ちょっとコメディ)」なんだから。そしてその姿を見ていると元気が出るという女性もいるでしょう。
ただ正直云って、S・ブロック主演ならば…「あなたが寝てる間に」(1995)の方が好きだなあ。その理由のひとつは、やっぱ相手役かニャ?…B・ブラットがね〜…いまひとつ。ビル・プルマン(「あなたが〜」での相手役)のほうが好き♪――ま、好みの問題ってことか!(笑)
原題は直訳すると「ミス・高感度」。
ニャるほど、云いたいことはわかるけど…邦題のほうがいいかも?(ベタでダサイ感じがかえってね♪)
しかし――アメリカ男って、やっぱ超ミニスカートのチロリアン民族衣装に弱いものなのか…。
♯こんな人にオススメ
「パワフルでかっこいい女性が主役の映画が見たい!」「ミスコンってどんな基準があるの?」
「マレーナ」MALENA(2000・伊/米)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・スルファーロ、他
ストーリー:
第二次世界大戦中のイタリア・シチリア島のある漁村。軍人である夫を待つマレーナ(M・ベルッチ)は、村一番の美人。そんな彼女を見かけた12歳のレナート(ジュゼッペ・スルファーロ)は、たちまち恋に落ちてしまう。マレーナを見つめるだけの日々を過ごすレナート。そんな中、戦火は激しくなり、マレーナの夫が戦死したと知らせが入る。ひとり残されたマレーナは――。
これは「デンジャラス〜」と180度違う映画。よって女性の反応も2つに分かれそう。けっこう少年の性衝動が描かれているので、引いちゃう人もいるかもね。――でも私はこの映画、とても好きなんだよニャ〜…。
まず、マレーナとレナートの描き方。
マレーナがどんな女性なのか、それがあくまでもレナートの目を通して語られる。12歳の男の子、のね。そこが最大のポイント。彼女の感情は彼女の言葉によっては表現されないし、大人の真実も彼にはわからない。で、マレーナにある出来事が起こったとき、「なんでなんとかしないの〜〜!男の子でしょう〜〜!?」と思った人も多いでしょう。でも。12歳の男の子だよ?…しかも自分が無力だとわかってる男の子。自分が叫んで助けて…それで彼女は救われるの?…まわりは大人ばっかりだよ?…もし私がレナートだったら…彼と同じ行動をするだろうニャ〜…。
そしてM・ベルッチの美しくて妖艶なことと云ったら!!イタリア映画では、ラウラ・アントネッリ以来だね!(…私、G洋画劇場で育ちました)…私だって目で追っちゃうよ!(笑)トルナトーレ監督が「モニカじゃないとダメ」と云ってたけど、私もそう思う。まさにズバリの配役!
また美しさだけじゃなく、この映画では女の嫉妬の醜さやしたたかさ、そして強さも描かれている。それも12歳の男の子の目を通して。う〜ん…深いニャ〜…。
監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のG・トルナトーレなんだけど、この監督、「好きなものをとことん『好きだ〜〜!!』と描く監督」(笑)で、実に情熱的。たまにその情熱が長くなっちゃって、私としてはダルくなるときもあるんだけど、今回はよかったね!…この映画で彼が伝えたいこと、私にはよくわかったよ!!…まあ、共感できない女性もいるだろうけど…。
ちなみにこの映画、日本公開バージョンでは、けっこうカットされてるらしい。なので、伊オリジナル版が観たい人は、「マレーナ ディレクターズ・エディション」のほうをどうぞ。
しかし――この「マレーナ(通常版)」のDVD初回版。「マレーナを観て美しくなろう!エステ・サロン『***』男女兼用無料体験チケット」が入ってるそうだけど――それでモニカになれるのニャ??
♯こんな人にオススメ
「忘れられない年上の女性がいるんだよ…」「美しくせつない映画を観たいな〜」
で、今回取り上げた映画2本。
もし私がDVDで買うなら…やっぱ「マレーナ」。ディレクターズ・エディションを近々購入しようと画策中。ちなみに「デンジャラス〜|は期間限定で、現在1500円でリリース中。けっこう面白い映画なので、お好きな人はどうぞ♪…ってところかニャ?
コメント