すちゃらか映画レビュー!(その16)
2002年10月5日まず、昨日の「世界で最もおもしろいジョーク」ですが。
あんまりにもわかんなかったので、原文を読んでみました。
↓面白いジョークを一年かけて選択した「ラフラボ」
http://www.laughlab.co.uk/
ニャるほど…そういうことか…ふ〜ん…。
原文読んだらわかったけど――これって面白いかニャ〜??
……つまんないよニャ〜……。
ちなみにポイントは"First, let’s make sure he’s dead." っていう文。これ、二通り解釈できるんだけど、ハンターがどっちで受け取ったか、それがジョークのポイントになる(make sureは「確実に〜する」という意味がある)。なので、英語圏の人じゃないと分かりにくい(和訳にも限界があるよニャ〜…)。
まあ、これを面白いという欧米人の感覚ってのが、実によくわかる話かニャ?
……ジョークを解さない日本人は、そんな風に思ったんですけど?>リチャード・ワイズマン博士
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「高校生の恋愛」。
自分が高校生だった頃に観た映画と、最近公開された映画を並べてみました。ともに高校生の恋愛や青春がテーマですが、まったく違うテイストの映画なので要注意!
「恋しくて」Some Kind of Wonderful(1987・米)
監督:ハワード・ドゥイッチ
脚本:ジョン・ヒューズ
出演:エリック・ストルツ、メアリー・スチュワート・マスターソン、リー・トンプソン、他
ストーリー:
高校でも変わり者として知られているキース(E・ストルツ)は、美人のアマンダ(L・トンプソン)に片思い中。だが彼女は金持ちで浮気ばかりのハーディと付き合っている。キースの唯一の友人で、ボーイッシュなワッツ(M・S・マスターソン)は、そんな彼の応援しようとするが、実は彼女は密かにキースのことが好きだった――。
まさに80年代王道青春映画(髪型・洋服・音楽とかね)。
リー・トンプソンって女優の名前聞くだけで、思い出走馬灯状態。ビバ!80年代!!
で、今日久しぶりに観たんだけど…やっぱピュアな心がこの数年で磨耗してしまったのか、昔あんなに感動した場面でも淡々と観てしまっただよ…。映画自体も古くさいしね。
今回再見してなによりも「あれ??」と思ったのは、登場人物たちの年齢の高さ!!
みなさん高校生役なのに――なんかえらくフケてませんか〜〜!?
気になったので、出演者の年齢をIMDbで調べてみたら――E・ストルツ、L・トンプソン…当時26歳。M・S・マスターソン…当時21歳。
え〜〜〜!?26歳で高校生役してたのニャァァ〜!?
そりゃちょっとキビシイ話だよ〜!…って、いまとなっては、ど〜〜〜〜でもいい話なんですけど。
で、ストーリーですが。
恋の一方通行が描かれていて、全体的に甘酸っぱい&お約束な展開なんだけど…キースのことが好きなのに、アマンダとの恋を応援するワッツがとてもせつない。これがやっぱ最大の見所かニャ?
ちなみに観る側がアマンダとワッツ、どちらに感情移入するかで、この映画の観方が変わってくる(ストルツは別にど〜でもいい)。実は高校時代、これで私は友達とモメた。友人はアマンダ派で、私がワッツ派だったからだ。でも…今日観たらアマンダ派になっていた。やっぱ人間って、変わるもんだよニャ〜……時の流れを痛感させられたよ…。今の私は、アマンダのつらさがわかるもの…。
ただ残念なのは、変人だって設定なのに、ストルツがどうしてもそういう風に見えなかったってこと。なんで変人なの?フツー…っていうか、かっこいいじゃん!あんな高校生ならモテモテなんじゃあないの?
でもやっぱこういう映画も…たまに観るといいもんだよニャ〜…。
そしてポスターの構図がよかった♪…この構図を真似た写真、当時いっぱい見かけたもの。
ところでそのストルツですが。私の記憶がたしかであれば、彼って最初「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティー役だったんだけど、イメージがどうしても合わないってことで、撮影途中に降ろされたんだよニャ〜…。その後、マイケル・J・フォックスが抜擢されたんだけど――それ正解ですわ!…ストルツじゃあハンサム過ぎて(好みじゃないけど)、マーティーのファニーさがないもの!
♯こんな人にオススメ
「ビバ!80年代!」
「同級生」Get Real(1998・英)
監督:サイモン・ショア
脚本:パトリック・ワイルド
出演:ベン・シルバーストン、ブラッド・ゴードン、シャーロット・ブリテン、他
ストーリー:
16歳のスティーヴン(B・シルバーストン)は、ゲイの高校生。だがその事実を知る人間は、隣に住む友人リンダ(S・ブリテン)だけ。公園の公衆トイレで相手を見つけては、孤独を癒す毎日を送っている。だがある日、スティーヴンは同級生でクラスの人気者のジョン(B・ゴードン)に恋をする。かなわぬ恋だと思っていたが、実はジョンも――。
ゲイの友人Fが推薦する、ミニシアター系なこの映画。ゲイの高校生が主人公だとは聞いていたけど、あまり観たいとは思わなかったので、ビデオを借りるつもりはなかった。――が、ヤツ曰く「僕と秋林が出てるから観てみなよ」。へ?どういう意味なのニャ??…ってわけで借りて観た。
………。
なんだこれは〜〜!?…このストーリーって…高校時代のアンタと私、そのまんまやんか〜〜〜!?(ラストやクライマックスは違うけど)
おいF!!まさかアンタが脚本書いたんじゃないでしょうね〜〜〜!?
Fがジョン(主人公が恋する相手)で、私がジェシカ(主人公を気にしつつも応援する役)ってことか…。なんかもう「恋しくて」とは違った意味で、思い出走馬灯映画だニャ〜こりゃ。
で。映画なんですけど。
正直、トイレのシーンは私にはキツ過ぎた。別に絡みがあるわけではないし(この映画、もともとそんなに性的描写はない)、人によっては笑えるところなんだけど…はあ…。なんでかと云うと…その…トイレがゲイの出会いスポットであるという「やっぱり感」に、4年前の「ジョージ・マイケル、公園内トイレでW*NKER事件」がシンクロして…実にフクザツだったから(超自己都合な理由)。
…話が脱線しちゃった。
この映画は主人公がゲイだという設定が追加されただけで、ストーリー的には、以前レビューしたガス・ヴァン・サント監督(彼もゲイだったっけ…)の「グッド・ウィル・ハンティング」や「小説家を見つけたら」と同じ路線。青春&友情映画でもあるんだよニャ〜…。
スティーヴンは孤独が怖く、ジョンは偏見が怖い。
…ジョンを許せないと思う人は多いかもしれない。でも…私は責められないよ…。
そして「僕もこういう高校時代を送った」というゲイの人も多いだろうニャ〜…。観ていてそう感じた。なので、私が云わずともこれはゲイの支持が高い映画でしょう。
ただ映画としてはイマイチ。
どうしても俳優たちの演技力にはキツイものがあるし、感動させたいのかコメディにしたいのか…ちょっと中途半端で、設定のわりには印象に残らない映画かニャ??
しかし…ジョンよりスティーヴンの声のほうがゴツイってのが気になる…。
そして…リンダがボーイ・ジョージに見える…。
♯こんな人にオススメ
「ゲイの方々」
で、DVDならどちらを買うか――
どっちも買わないだろうニャ〜…。高校時代だったら「恋しくて」を買ったかも。
あんまりにもわかんなかったので、原文を読んでみました。
↓面白いジョークを一年かけて選択した「ラフラボ」
http://www.laughlab.co.uk/
ニャるほど…そういうことか…ふ〜ん…。
原文読んだらわかったけど――これって面白いかニャ〜??
……つまんないよニャ〜……。
ちなみにポイントは"First, let’s make sure he’s dead." っていう文。これ、二通り解釈できるんだけど、ハンターがどっちで受け取ったか、それがジョークのポイントになる(make sureは「確実に〜する」という意味がある)。なので、英語圏の人じゃないと分かりにくい(和訳にも限界があるよニャ〜…)。
まあ、これを面白いという欧米人の感覚ってのが、実によくわかる話かニャ?
……ジョークを解さない日本人は、そんな風に思ったんですけど?>リチャード・ワイズマン博士
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「高校生の恋愛」。
自分が高校生だった頃に観た映画と、最近公開された映画を並べてみました。ともに高校生の恋愛や青春がテーマですが、まったく違うテイストの映画なので要注意!
「恋しくて」Some Kind of Wonderful(1987・米)
監督:ハワード・ドゥイッチ
脚本:ジョン・ヒューズ
出演:エリック・ストルツ、メアリー・スチュワート・マスターソン、リー・トンプソン、他
ストーリー:
高校でも変わり者として知られているキース(E・ストルツ)は、美人のアマンダ(L・トンプソン)に片思い中。だが彼女は金持ちで浮気ばかりのハーディと付き合っている。キースの唯一の友人で、ボーイッシュなワッツ(M・S・マスターソン)は、そんな彼の応援しようとするが、実は彼女は密かにキースのことが好きだった――。
まさに80年代王道青春映画(髪型・洋服・音楽とかね)。
リー・トンプソンって女優の名前聞くだけで、思い出走馬灯状態。ビバ!80年代!!
で、今日久しぶりに観たんだけど…やっぱピュアな心がこの数年で磨耗してしまったのか、昔あんなに感動した場面でも淡々と観てしまっただよ…。映画自体も古くさいしね。
今回再見してなによりも「あれ??」と思ったのは、登場人物たちの年齢の高さ!!
みなさん高校生役なのに――なんかえらくフケてませんか〜〜!?
気になったので、出演者の年齢をIMDbで調べてみたら――E・ストルツ、L・トンプソン…当時26歳。M・S・マスターソン…当時21歳。
え〜〜〜!?26歳で高校生役してたのニャァァ〜!?
そりゃちょっとキビシイ話だよ〜!…って、いまとなっては、ど〜〜〜〜でもいい話なんですけど。
で、ストーリーですが。
恋の一方通行が描かれていて、全体的に甘酸っぱい&お約束な展開なんだけど…キースのことが好きなのに、アマンダとの恋を応援するワッツがとてもせつない。これがやっぱ最大の見所かニャ?
ちなみに観る側がアマンダとワッツ、どちらに感情移入するかで、この映画の観方が変わってくる(ストルツは別にど〜でもいい)。実は高校時代、これで私は友達とモメた。友人はアマンダ派で、私がワッツ派だったからだ。でも…今日観たらアマンダ派になっていた。やっぱ人間って、変わるもんだよニャ〜……時の流れを痛感させられたよ…。今の私は、アマンダのつらさがわかるもの…。
ただ残念なのは、変人だって設定なのに、ストルツがどうしてもそういう風に見えなかったってこと。なんで変人なの?フツー…っていうか、かっこいいじゃん!あんな高校生ならモテモテなんじゃあないの?
でもやっぱこういう映画も…たまに観るといいもんだよニャ〜…。
そしてポスターの構図がよかった♪…この構図を真似た写真、当時いっぱい見かけたもの。
ところでそのストルツですが。私の記憶がたしかであれば、彼って最初「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティー役だったんだけど、イメージがどうしても合わないってことで、撮影途中に降ろされたんだよニャ〜…。その後、マイケル・J・フォックスが抜擢されたんだけど――それ正解ですわ!…ストルツじゃあハンサム過ぎて(好みじゃないけど)、マーティーのファニーさがないもの!
♯こんな人にオススメ
「ビバ!80年代!」
「同級生」Get Real(1998・英)
監督:サイモン・ショア
脚本:パトリック・ワイルド
出演:ベン・シルバーストン、ブラッド・ゴードン、シャーロット・ブリテン、他
ストーリー:
16歳のスティーヴン(B・シルバーストン)は、ゲイの高校生。だがその事実を知る人間は、隣に住む友人リンダ(S・ブリテン)だけ。公園の公衆トイレで相手を見つけては、孤独を癒す毎日を送っている。だがある日、スティーヴンは同級生でクラスの人気者のジョン(B・ゴードン)に恋をする。かなわぬ恋だと思っていたが、実はジョンも――。
ゲイの友人Fが推薦する、ミニシアター系なこの映画。ゲイの高校生が主人公だとは聞いていたけど、あまり観たいとは思わなかったので、ビデオを借りるつもりはなかった。――が、ヤツ曰く「僕と秋林が出てるから観てみなよ」。へ?どういう意味なのニャ??…ってわけで借りて観た。
………。
なんだこれは〜〜!?…このストーリーって…高校時代のアンタと私、そのまんまやんか〜〜〜!?(ラストやクライマックスは違うけど)
おいF!!まさかアンタが脚本書いたんじゃないでしょうね〜〜〜!?
Fがジョン(主人公が恋する相手)で、私がジェシカ(主人公を気にしつつも応援する役)ってことか…。なんかもう「恋しくて」とは違った意味で、思い出走馬灯映画だニャ〜こりゃ。
で。映画なんですけど。
正直、トイレのシーンは私にはキツ過ぎた。別に絡みがあるわけではないし(この映画、もともとそんなに性的描写はない)、人によっては笑えるところなんだけど…はあ…。なんでかと云うと…その…トイレがゲイの出会いスポットであるという「やっぱり感」に、4年前の「ジョージ・マイケル、公園内トイレでW*NKER事件」がシンクロして…実にフクザツだったから(超自己都合な理由)。
…話が脱線しちゃった。
この映画は主人公がゲイだという設定が追加されただけで、ストーリー的には、以前レビューしたガス・ヴァン・サント監督(彼もゲイだったっけ…)の「グッド・ウィル・ハンティング」や「小説家を見つけたら」と同じ路線。青春&友情映画でもあるんだよニャ〜…。
スティーヴンは孤独が怖く、ジョンは偏見が怖い。
…ジョンを許せないと思う人は多いかもしれない。でも…私は責められないよ…。
そして「僕もこういう高校時代を送った」というゲイの人も多いだろうニャ〜…。観ていてそう感じた。なので、私が云わずともこれはゲイの支持が高い映画でしょう。
ただ映画としてはイマイチ。
どうしても俳優たちの演技力にはキツイものがあるし、感動させたいのかコメディにしたいのか…ちょっと中途半端で、設定のわりには印象に残らない映画かニャ??
しかし…ジョンよりスティーヴンの声のほうがゴツイってのが気になる…。
そして…リンダがボーイ・ジョージに見える…。
♯こんな人にオススメ
「ゲイの方々」
で、DVDならどちらを買うか――
どっちも買わないだろうニャ〜…。高校時代だったら「恋しくて」を買ったかも。
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