現在、米国で公開中の「千と千尋の神隠し」。
向こうでも評価上々って話は、新聞や雑誌、情報系サイトでも報道されてるけど…私も日本人なので、評価が高いのはすごく嬉しいです♪

↓IMDb(星が8.5!)
http://us.imdb.com/Title?0245429

ちなみに私が好きな宮崎アニメは、「ルパン3世 カリオストロの城」と「紅の豚」。この2作品は絶対DVDを買おうと思っております♪

米国ではけっこう宮崎アニメのビデオが売れてるそうですが、「カリオストロ〜」のDVDもよく売れてるみたいです(yahoo!ショッピング調べ)。
でもフランスでは、「ルパン」が主役だということがちょっと問題があるようで、観ることができないとか…。ふ〜ん…。

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は昨日に続き、「愛に生きた女」。
原作が有名な作品を取り上げてみました。ヴィクトル・ユーゴーに続き、今日はどんな作家の名が出てくるでしょうか?


「チャタレイ夫人の恋人」LADY CHATTERLEY’S LOVER(1982・英/仏)
監督:ジュスト・ジャカン
脚本:クリストファー・ウィッキング、ジュスト・ジャカン
出演:シルビア・クリステル、シェーン・ブライアント、ニコラス・クレイ、他

ストーリー:
20世紀初めの英国ノッティンガムシャー。クリフォード・チャタレイ男爵(S・ブライアン)は新婚早々、戦争で下半身マヒとなり、男性としての機能を失ってしまう。だがそんな彼に、妻・コニー(S・クリステル)は献身的につくしていた。ある日、敷内の森小屋を訪れたコニーは、森番メラーズ(N・クレイ)が全裸で水浴びしているところを偶然見てしまう。衝動を抑えられないコニー。そして――

……ストーリーを書いてて照れちゃった…。し〜ん…。
でもこれ、英国の大作家D・H・ロレンスの同名小説「Lady Chatterley’s lover」(1928)を映画化したもの。原作は英国でも問題になり、日本でも初出版された際、かなり検閲が入ったことで有名(ちなみに数年前、やっと日本でも完訳が発売された)。

で、映画なんですけど。
主演のシルビア・クリステルって云えば、「エマニエル夫人」が有名。だけど私は、この作品の方が好き…って云うか、「エマニエル夫人」はソフトポルノだから比較にならないか!(観たことある私…しかも小さい頃…し〜ん…)でもまあこの映画もかなりエロティック。なので、誰もいないときに秋林家のお茶の間TVで再見しました。…まだジョージの「I want your sex」のビデオだって、お茶の間で見れてないのに〜〜〜!!

この作品を初めて観たのは、たしか高校生くらいの頃で、それもNTVの「金曜ロードショー」だったと思う。よくまあこの映画を放送できたよニャ〜!いまだと考えられない!
ちなみにCX「G洋画劇場」では、「エマニュエル夫人」(「新・エマニエル夫人」といった感じの映画…って、私もよく知ってるよニャ〜)が放送されてた。ちょい昔のTVには、R指定って言葉があったのかなかったのか…。

で。なんつーか…映画の見所としてはやはり、コニーの女性としての自我の目覚め、性の開放、そして階級制度への批判というところかニャ?
ただね…実に個人的な意見で申し訳ないんだけど、見所はね――森番メラーズの水浴び!…これよ!これ!!…だって当時、高校生だった私もメラーズの全裸に衝撃受けたも〜〜〜ん♪ははははははははははははははは♪

メラーズはそんなに若い男ではないし、どっちかと云うと(私から見れば)おじさんなんだけど、男としての肉体的な魅力がぷんぷんしている。イヤミばかりの男爵よりは、そりゃ〜いいでしょう!あなたは正しいです、コニーさん!!

そして男爵。なかなか演技力のある俳優が演じていて、ちょっとビックリ。卑屈な役をよく表現してるよニャ〜…。

でもって、やっぱりと云うかこの映画…けっこうコニーとメラーズのラブシーンが激しい。でも私はあんまりやらしいとは思わなかった。S・クリステルが綺麗で、また映像もかなり綺麗だからなんだろうニャ〜…。そしてコニーの自我の目覚め、性的欲求、愛への模索が観ていてよくわかるから、なんとなく同情してしまうしね。

そんなに素晴らしい作品ではないけれど、女性に観てもらいたい映画…かニャ?
そして原作も読んで欲しいな〜…。映画観ただけじゃあ、わかんないし。私なんて、高校生のときに観たこの映画のせいで、大学では西洋史専攻だったにも関わらず、英文科のロレンス研究の講義に潜りこんだもん!はははははは♪…懐かしいですニャ!

ところで、主演のS・クリステルですが。
けっこうソフトポルノ路線の映画に出演してるけど、ご本人の学生時代は相当厳しい、スイスのお嬢様学校に在籍していたそう(と、むかし雑誌で読んだ)。私はそんなに嫌いな女優さんではないです。あのルドガー・ハウアーとも共演してるらしいんだけど、まだその作品観れてない…。あとそう云えば、画家J・トレンツ・リャドが生前、彼女の肖像画を描いてるんだけど、どこに展示されてるんだろう??

ちなみに、1995年にあのケン・ラッセルがリメイクしてますが、そっちの方は未見。

しかし…やっぱ欧米の人って、ホント森番とか庭師に弱いよニャ〜…。

♯こんな人にオススメ
「性の開放?女の自我?D・H・ロレンスって?」「ビバ!森番!」

DVDで買うなら、どちらを選ぶか――
「チャタレイ夫人の恋人」。駄作だろうがエロだろうが、こっちの方が好き。でも日本ではS・クリステルの人気が高く、「シルビア・クリステルパック」なるDVDセットが売られてたみたい〜。…って云うか、実は私もクリステルが好きなのかも…。……。

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