あ〜…いい時代になったもんだニャ〜♪

映画の情報を調べるとき、私がよく利用しているサイトは日本だとzakzak、eiga.com、FLiXあたりで、海外だとIMDb、Yahoo!、Rotten Tomatoes(各メディアの映画レビューが収集されてる有名サイト。もちろんユーザーレビューもある)あたり。

↓Rotten Tomatoes
http://www.rottentomatoes.com/

最近、このRotten Tomatoesをよく覗きに行っている私(だって面白いもん♪)。そのRotten〜で、いま1番評価が高い…つまりランキング1位の映画がなにかと云うと――なんと「spirited away」(「千と千尋の神隠し」)。108あるレビューの中で107が「fresh」(素晴らしい)、1が「rotten」(悪い)。これってかなりすごいことだよニャ〜…。こら!ディズニー!!…ちゃんと宣伝せんか〜〜〜!!!

ちなみにFORUMS(BBSね)でもいろいろ語られていて、読んでると面白い。興味深かったのは、映画に対する質問。日本文化が彼らにはナゾみたいで…「ダイコンの霊体(the Radish Spirit)は、いったいなにを表すの?」「なぜエレベータは、最上階に行くまでに誰もいないフロアにも止まるの?」「カオナシ(no-face)は日本文化ではなにを表すの?」などなど。そっか〜…そうだよニャ〜…エレベータの件はともかく、欧米の人は…映画のちょっとした場面でも日本文化が絡んでいるものだと思うんだろうニャ〜…。そんな疑問に対する回答レスも面白いけどね♪はははははは♪

あと関係ないけど、このFORUMSの形式。どっかでみたことあると思ってたら、aegean(ジョージの公式サイト)のFORUMSのと同じ!…ふ〜ん…メジャーなCGI(?)なんだ〜。よくできてるもんニャ〜…。

というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日もお題は「戦争映画<番外編>」。
第二次世界大戦ものを選んでみました。


「スターリングラード」Enemy at the Gates(2001・米/独/英/愛蘭)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0215750
監督:ジャン-ジャック・アノー
脚本:ジャン-ジャック・アノー、アラン・ゴダール
出演:ジュード・ロウ、ジョセフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、他

ストーリー:
1942年のスターリングラード。ナチスドイツにより陥落寸前の状態の中、ロシア青年将校ダニロフ(J・ファインズ)は、恐るべき正確さで敵を撃ち抜く兵士・ヴァシリ(J・ロウ)に出会う。そしてヴァシリはその見事な銃の腕前で、次々とナチス将校を倒し、英雄となっていく。そんな彼の前に、ナチスの名狙撃手・ケーニッヒ少佐が現れる。そして――

この映画、戦闘シーンは「プラベート・ライアン」に近いものがあるし、かなり戦場視点だったりする。じゃあなんで「番外編」なのかというと――戦争映画にしては、かなり多くの要素が盛り込まれてるから、なんだよニャ〜。

ヴァシリvsケーニッヒ…天才スナイパー同士による対決がメインなんだけど、そのほかダニロフとヴァシリの友情、タニア(R・ワイズ)をめぐっての三角関係、ヴァシリの葛藤…などなどが描かれている。そしてなんと云っても、あんまり重い感じがしないのが特徴かニャ?

第二次世界大戦におけるスターリングラード戦ってのは、ノルマンディ戦とともにかなり悲惨だったんだけど、この映画でもそれは表現されているものの…なんだか全体的に娯楽作になってるという感じ。反戦メッセージもあるのかないのか…ってなくらい。まあこういう戦争映画もあっていいんじゃないかニャ〜??

それにしてもアノー監督の作品って、モチーフがいつも面白いもの(しかも私ごのみ)を持ってくるんだよニャ〜。…中世イタリア修道院ミステリーとか。仏女流作家の幼き日の愛の遍歴とか。墺登山家によるチベット滞在記とか。でも観ると、なんでかみんな「ふ〜ん…ニャるほどね〜…感動はするけど…だから?」という感想に落ち着いてしまう。底が浅い…ってわけでもないんだけどニャ〜…なんでだろう??

で、この「スターリングラード」なんだけど。実はジュード目当てで観たのに、結局よかったのはエド・ハリスだった。いや〜…渋い!!もうアナタに釘付け!!…優しそうな雰囲気出しておきながら、冷酷無比。そして天才スナイパーとしての誇り。そんなケーニッヒをうまく演じている。いい役者だニャ〜…。
じゃあジュードが悪かったの?…と云うと、そうでもない。ただ、なんかあんまり印象に残らない。こんなに残らないのは、現在公開中の「ロード・トゥ・パーディション」でも同じ。なんでかニャ〜?あ〜もったいない!!実力のある(しかも絶滅種系美形)俳優なのに!…と思ってたら、あることに気付いた。扱われ方がイマイチなのと、この映画に関して云えば、脚本的にヴァシリの内面が意外に描かれてない…ような気がする。いろいろ盛り込み過ぎたからかもね〜。

あと、タニアとのいきなりのラブシーンも「??」だったニャ〜。「明日があるかどうかわからない」というのもわかるけどさ、なんかヴァシリやタニアにそこまでの雰囲気が感じられなかったよ〜…。いきなりだと感じたのは、どうやら私だけではなかったようで、アノーやジュードもいろんなインタビューで、このシーンについてかなり突っ込まれてたよニャ〜。ははははは♪

ところで。実に初歩的なことなんだけど…ど〜〜〜しても気になることがひとつふたつみっつ。

1.ど〜〜〜〜してもジュードがロシア人に見えない。
これ…公開前に、どんぐり御殿の電脳会議室でB国在住のfifiさん(お元気ですかニャ?)とも話してた。ムリがあるよ〜…って云うか、主要人物がすべて英国人なんですけど。

2.使用言語がロシア語じゃない。
もう仕方がないのはわかってるんだけどね…。でもロシア語の新聞(戦況チラシ)にはしっかりロシア語が書かれているのに、それを見ながら英語で話すヴァシリとダニロフ…ってのもニャ〜…。そう思ったのは私だけでなく、IMDbでも同じこと書かれてた。まあ、「千年の恋〜ひかる源氏物語〜」がフランスで公開されたら、光源氏も流暢なフランス語で喋るんだろうけど(仏は字幕ではなく吹替が主流)…。

3.予告とコピー
予告観て「おお!これはストイックな話か!?」と思って本編観たら――違ってた。しかもコピーは「愛するターニャ、今日も僕は君のために またひとり敵を撃つ」。……期待するじゃんかよ〜〜〜!!

とにもかくにも。かなり迫力のある戦闘シーン、ヴァシリとケーニッヒ対決、ダニロフとヴァシリの仲のいいさま…などなど、観ていてけっこう面白いんだけど、なんだかやっぱり薄い印象。そしてツッコミどころが満載な作品…かニャ?

しかし…R・ワイズの右手…どこまでジュードにおさわりしたんだろう…うらやましい…。

♯こんな人にオススメ
「迫力がある映像はいいんだけど、そんなに重い戦争映画は観たくない」「エド・ハリスかっこいい〜♪」

ちなみに重いメッセージ性のある第二次世界大戦ものなら…やっぱ「プライベート・ライアン」かニャ?「シン・レッド・ライン」は観てないので、わかんニャいです。

DVDを買うなら――
安ければどっちも欲しい…かも。

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