すちゃらか映画レビュー!(その23・前編)
2002年11月9日ラルフ・マッチオ…細々と活動してるらしいですけど…ホント、どこ行っちゃったんでしょうね〜…>蛍風さん
ちなみに…中学生のころ、映画「アウトサイダー」(1983・米)を観て、下記のような「80年代YAスター活躍予想」を立てた私。でも番狂わせに終わりました。はははは♪
本命:マット・ディロン
映画雑誌のメインは彼の記事だったくらい、当時のダントツ人気。私の記憶が正しければ…たしか帝国ホテルのステーキサンドが好物でしたよね?そしてそれがメニューからなくなって、悔しがってましたよね?>マットさん
対抗:ロブ・ロウ
かなり将来を期待され(約束され)ていた人。でもトンデモスキャンダルを起こし低迷。あんな事件がなければ90年代も活躍できたでしょうに〜…。長かった冬の時代を経て、最近復活。TVを中心にけっこう活躍している…みたい。
注意:C・トーマス・ハウエル
…ブレイクするかと思ったんだけどニャ〜…。
穴:トム・クルーズ
顔が良かったので「穴」予想したんだけど…まさかあんなことになるとは…。「トップガン」さまさま〜。でも米軍に入るためには、実際のトムトムの身長だとあと1インチ足りないらしい。
大穴:ラルフ・マッチオ
結局「ベスト・キッド」(1984・米)で終わっちゃった人。しょせん大穴は大穴でしかなかったか。南無〜…。
あと、パトリック・スウェイジ(「ゴースト」のサム役)とか、エミリオ・エステベス(チャーリー・シーンのお兄ちゃん)、ダイアン・レイン(ジョン・ボン・ジョヴィの元彼女)なども出演してたよニャ〜…しみじみ…。
↓「アウトサイダー」
http://us.imdb.com/Title?0086066
青春ものです。
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今回のお題は「2002年秋新作映画〜その2〜」。
こんな映画、観てきました。
「ロード・トゥ・パーディション」Road to Perdition (2002・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0257044
監督:サム・メンデス
脚本:デイビッド・セルフ
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、タイラー・ホークリン、他
ストーリー:
1930年代のイリノイ州ロックアイランド。家庭ではごく普通の父親であるサリヴァン(T・ハンクス)。だが実は、街を牛耳る大物マフィア・ルーニー(P・ニューマン)の忠実な部下という裏の顔を持っていた。そんなある日、彼はルーニーの実子であるコナーによって家族を殺され、追われる立場に。息子・マイケル(T・ホークリン)とともに街を出ていくサリヴァン。そして父と息子の旅が始まった――。
ふむ…。
ツボを押してくる映画だよニャ〜…。まったくこの手のストーリー映画に弱い私(30〜40年代のアメリカが舞台ってのにも弱い)。なので、個人的には好きな映画だったりする。
この映画の公開前の話題と云えば、「『いい人』代表のトム・ハンクスが、ギャングの悪役を演じる」…というものだったんだけど、実際観てみたら彼は「悪役」ではなく「父親」だった。ギャングだろうが殺し屋だろうが――マイケルにとっては尊敬できる大切な父親だよね…。…うんうん…。
カメラワークやアングルも芸術性が感じられてけっこう…というか、かなり好き。ただちょっとやり過ぎ感はあるかニャ?…う〜ん…でも映画全体の雰囲気を考えると…あれでいいのかも。ちなみにそのカメラワークにアングル。どこかで観たような感じだよニャ〜と思ったら、吉田秋生の「BANANA FISH」に似てる!…って、そう思うのやっぱ私だけ〜!?
ストーリーに関しては…う〜ん…あんまりヒネリや伏線はないし、展開も簡単に予想がついちゃうよニャ〜という感じ。でもこういった(映像的にも)ストレート直球勝負なストーリーって、昨今の伏線ばかりの映画の中ではかえって新鮮に映るかも。まあもし予想がつく展開だったとしても…この作品の場合、それが致命的な要素になってないように思えた。なんでそう思ったかと云うと…まあいろいろご意見はあるでしょうが――なんだかんだ云いながらも観ていて全く退屈はしなかったし(長いと感じなかった…って云うか、もうちょっと長くてもいいとまで思った)、俳優たちの演技もよかったからなんだよニャ〜…。
この映画は2組の「父と子」が描かれている。サリヴァン親子に、ルーニーとサリヴァンという血のつながりのない親子。コワモテじゃないハンクスに、これまたコワモテではないニューマン。意外にマッチするもんだニャ〜!…ちょっと驚いた。
T・ハンクスの演技がいいのはもう当たり前(ちょっと顎の肉が気になるけど)。P・ニューマンも「メッセージ・イン・ア・ボトル」(1999・米)でK・コスナーの親父役なんかやってるよりは、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとよかった(もしかしたら…これでオスカー助演男優賞獲れるかも?)。いい役演じたよニャ〜!
あと、こういう雰囲気の映画って…子役が主演俳優たちを食っちゃうと一気につまんなくなるんだけど、マイケル役のホークリンくんは、彼らを食わずにいい演技をしたと思う。でもそれが彼の将来にとっていいのか悪いのかは…わかんニャいけど。
ただね〜…ガッカリしたことがひとつ。
ジュードだって、ジュード!!!
なんだありゃ!?もったいない!!!!!
彼演じるワグワイアって、かなりのキャラクターで、ジュードもあれだけ作りこんでいたのに…それなのに…あの印象のなさは一体なんなの〜〜〜っっ!?あんまりだ〜〜〜〜〜!!
だから!!ジュードの演技が悪いんじゃない!!
彼の登場シーンが、あんまりにもブツ切れな印象を与えるものばかりなのが悪いの!!…ったく!ただでさえ伏線がないストーリーなのに!…マグワイアというキャラクターをスパイスにできてたなら…もっと映画は面白かったろうな〜。この映画、ストーリーの割には長いと感じないんだから、もっとそこらへんを盛り込んでもよかったのに…。それで長くなったとしても、退屈はしなかったと思うよ〜…。
まあ観終わって、映画の全体の印象は?と訊かれたら――オスカーにノミネートされそうな映画で、好きかと云われれば好きだし、合格点だってかるくクリアしてるんだけど――でもなんかもうひとつ足りない。星5つにできない星4つ、という感じ…かニャ?
しかし…映画とは関係ないけど…ポール・ニューマン印のドレッシングって、まだ日本で買えるの?
♯こんな人にオススメ
「『父と子』というテーマに弱いんです」「カラーなんだけど、ノワール調の映画が観たい」「とりあえずオスカーノミネート系は押さえておこう」
続きは…また明日♪
ちなみに…中学生のころ、映画「アウトサイダー」(1983・米)を観て、下記のような「80年代YAスター活躍予想」を立てた私。でも番狂わせに終わりました。はははは♪
本命:マット・ディロン
映画雑誌のメインは彼の記事だったくらい、当時のダントツ人気。私の記憶が正しければ…たしか帝国ホテルのステーキサンドが好物でしたよね?そしてそれがメニューからなくなって、悔しがってましたよね?>マットさん
対抗:ロブ・ロウ
かなり将来を期待され(約束され)ていた人。でもトンデモスキャンダルを起こし低迷。あんな事件がなければ90年代も活躍できたでしょうに〜…。長かった冬の時代を経て、最近復活。TVを中心にけっこう活躍している…みたい。
注意:C・トーマス・ハウエル
…ブレイクするかと思ったんだけどニャ〜…。
穴:トム・クルーズ
顔が良かったので「穴」予想したんだけど…まさかあんなことになるとは…。「トップガン」さまさま〜。でも米軍に入るためには、実際のトムトムの身長だとあと1インチ足りないらしい。
大穴:ラルフ・マッチオ
結局「ベスト・キッド」(1984・米)で終わっちゃった人。しょせん大穴は大穴でしかなかったか。南無〜…。
あと、パトリック・スウェイジ(「ゴースト」のサム役)とか、エミリオ・エステベス(チャーリー・シーンのお兄ちゃん)、ダイアン・レイン(ジョン・ボン・ジョヴィの元彼女)なども出演してたよニャ〜…しみじみ…。
↓「アウトサイダー」
http://us.imdb.com/Title?0086066
青春ものです。
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今回のお題は「2002年秋新作映画〜その2〜」。
こんな映画、観てきました。
「ロード・トゥ・パーディション」Road to Perdition (2002・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0257044
監督:サム・メンデス
脚本:デイビッド・セルフ
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ、タイラー・ホークリン、他
ストーリー:
1930年代のイリノイ州ロックアイランド。家庭ではごく普通の父親であるサリヴァン(T・ハンクス)。だが実は、街を牛耳る大物マフィア・ルーニー(P・ニューマン)の忠実な部下という裏の顔を持っていた。そんなある日、彼はルーニーの実子であるコナーによって家族を殺され、追われる立場に。息子・マイケル(T・ホークリン)とともに街を出ていくサリヴァン。そして父と息子の旅が始まった――。
ふむ…。
ツボを押してくる映画だよニャ〜…。まったくこの手のストーリー映画に弱い私(30〜40年代のアメリカが舞台ってのにも弱い)。なので、個人的には好きな映画だったりする。
この映画の公開前の話題と云えば、「『いい人』代表のトム・ハンクスが、ギャングの悪役を演じる」…というものだったんだけど、実際観てみたら彼は「悪役」ではなく「父親」だった。ギャングだろうが殺し屋だろうが――マイケルにとっては尊敬できる大切な父親だよね…。…うんうん…。
カメラワークやアングルも芸術性が感じられてけっこう…というか、かなり好き。ただちょっとやり過ぎ感はあるかニャ?…う〜ん…でも映画全体の雰囲気を考えると…あれでいいのかも。ちなみにそのカメラワークにアングル。どこかで観たような感じだよニャ〜と思ったら、吉田秋生の「BANANA FISH」に似てる!…って、そう思うのやっぱ私だけ〜!?
ストーリーに関しては…う〜ん…あんまりヒネリや伏線はないし、展開も簡単に予想がついちゃうよニャ〜という感じ。でもこういった(映像的にも)ストレート直球勝負なストーリーって、昨今の伏線ばかりの映画の中ではかえって新鮮に映るかも。まあもし予想がつく展開だったとしても…この作品の場合、それが致命的な要素になってないように思えた。なんでそう思ったかと云うと…まあいろいろご意見はあるでしょうが――なんだかんだ云いながらも観ていて全く退屈はしなかったし(長いと感じなかった…って云うか、もうちょっと長くてもいいとまで思った)、俳優たちの演技もよかったからなんだよニャ〜…。
この映画は2組の「父と子」が描かれている。サリヴァン親子に、ルーニーとサリヴァンという血のつながりのない親子。コワモテじゃないハンクスに、これまたコワモテではないニューマン。意外にマッチするもんだニャ〜!…ちょっと驚いた。
T・ハンクスの演技がいいのはもう当たり前(ちょっと顎の肉が気になるけど)。P・ニューマンも「メッセージ・イン・ア・ボトル」(1999・米)でK・コスナーの親父役なんかやってるよりは、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとよかった(もしかしたら…これでオスカー助演男優賞獲れるかも?)。いい役演じたよニャ〜!
あと、こういう雰囲気の映画って…子役が主演俳優たちを食っちゃうと一気につまんなくなるんだけど、マイケル役のホークリンくんは、彼らを食わずにいい演技をしたと思う。でもそれが彼の将来にとっていいのか悪いのかは…わかんニャいけど。
ただね〜…ガッカリしたことがひとつ。
ジュードだって、ジュード!!!
なんだありゃ!?もったいない!!!!!
彼演じるワグワイアって、かなりのキャラクターで、ジュードもあれだけ作りこんでいたのに…それなのに…あの印象のなさは一体なんなの〜〜〜っっ!?あんまりだ〜〜〜〜〜!!
だから!!ジュードの演技が悪いんじゃない!!
彼の登場シーンが、あんまりにもブツ切れな印象を与えるものばかりなのが悪いの!!…ったく!ただでさえ伏線がないストーリーなのに!…マグワイアというキャラクターをスパイスにできてたなら…もっと映画は面白かったろうな〜。この映画、ストーリーの割には長いと感じないんだから、もっとそこらへんを盛り込んでもよかったのに…。それで長くなったとしても、退屈はしなかったと思うよ〜…。
まあ観終わって、映画の全体の印象は?と訊かれたら――オスカーにノミネートされそうな映画で、好きかと云われれば好きだし、合格点だってかるくクリアしてるんだけど――でもなんかもうひとつ足りない。星5つにできない星4つ、という感じ…かニャ?
しかし…映画とは関係ないけど…ポール・ニューマン印のドレッシングって、まだ日本で買えるの?
♯こんな人にオススメ
「『父と子』というテーマに弱いんです」「カラーなんだけど、ノワール調の映画が観たい」「とりあえずオスカーノミネート系は押さえておこう」
続きは…また明日♪
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