すちゃらか映画レビュー!(その28・前編)
2002年12月22日いろいろ云われちゃったので、ちょっと真面目なお話を。
なんて云いますか、この「すちゃらか映画レビュー!」。お堅い映画評論家が書くようなレビュー文体をとっておりません(と云うか「とれない」の方が正しいかも)。…いろいろご意見はあるでしょうが、私にとってそういう文体は、読解力・描写力・語彙力・比喩力・説得力・想像力…そして映画に対する情熱がないと書けないものなのです。私の場合、最後の「情熱」は人並み以上あると思っておりますが、残念ながらそのほかは全く持ち合わせておりません。
それでもこのレビューを続けてるのは、「映画の批評をしたいのよ、私は!」という評論家っぽい気持ちからではなく、「こんな映画あるんですけど〜」といった、映画をそれほど観ない人にも読んでもらえたらいいな〜という気持ちからなのです(なので、映画裏話やゴシップ、自分の思い出などを絡ませて書いております)。
映画ファンだけでなく、いろんな人に映画の楽しさを伝えたい。そのためには「すちゃらか!」を読んでもらいたい――ならば、どうするか。
書く文章が拙くてもいい(拙くなきゃもっといい)。わかりやすく、リズミカルで、順序良く、下品でなく(でも上品にはなれないか〜…)、適度な長さで、そしてこれが1番大切だと思ってるのですが――起承転結をはっきりさせていれば、なんとか飛ばさず読んでもらえるのではなかろうか?…というわけで、これでも一生懸命、文章を綴っております。
…センスもテクもないけれど、やる気はあるっス!
――押忍!!
オチは体育会系ってことニャ?
………。
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「頑張れ!女の子!!」
ちょっと男性には分かりにくいかもしれない、乙女心(死語?)が描かれている映画を選んでみました。
「ブリジット・ジョーンズの日記」Bridget Jones’s Diary (2001・米/英)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0243155
監督:シャロン・マグワイア
脚本:ヘレン・フィールディング、アンドリュー・デイビス、リチャード・カーチス
出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、他
ストーリー:
ロンドン在住のブリジット(R・ゼルウィンガー)は出版社勤務の32歳。独身。男運がなく、これまでの恋愛も失敗続き。そこで新年を機に、恋人をゲットするための10kgダイエット、節酒、節煙、そして日記をつけることを決意。そんな中、気になる男性が現れた。会社の上司・ダニエル(H・グラント)、親戚で弁護士のマーク(C・ファース)のふたり。はたしてブリジットの恋の行方は??
ぎゃははははははははははは♪
これ、英国で大ヒットした小説の映画化したものなんだけど、ここまで30代女性の恋愛に対する不安をフィーチャーした作品って、あんまりないよニャ〜。私なんかブリジットと同世代だから、「うんうん!」とか思いつつ観ちゃったよ〜♪…実に正直な映画だ〜!ははははははは♪
「SEX and the CITY」なんかでも30代女性が描かれてるけど、よっぽど「ブリジット〜」の方が共感できるよニャ〜!…だって、30代独身女性のすべてが「バリバリのキャリアウーマンで高収入」なわけないもん!…どっちかというと「見た目は中の上だけどちょっと太め、ヒラOL、ごくごくフツーの人」…つまりブリジットみたいな人の方が多いと思う。だから女性の共感もバッチシ♪
こういう人気小説って、出演者がキャラクターイメージに合ってないとダメなんだけど(「ハリー・ポッター」あたりもそうだよね)、いや〜…レニーのなんとブリジットそのまんまなことよ!!これほどとは思ってなかった私。
彼女も相当努力して(英国アクセントとか、体重増やしたりとか)役作りしたそうだけど、コメディセンスってのはやっぱ天性のもの。どんなに努力したって、ない人にはナイ!…その点、レニーならブリジットのドジぶりに最適のセンスを持ってるので、映画を観ている側は、ブリジットがドジ踏むたびに大笑い!…ああ、なんて愛しいんだ!!!ブリジットよ!!…きっと世界中の人がそう思ってるから、小説はベストセラー、映画もヒットしたんだろうニャ〜。
まあ、モテモテの女の人にはわかんニャいでしょうけど、モテない30代女性が、ふたりの男性の間で悩むことになったら、そりゃ不安を感じるでしょうよ〜。次の恋が保証されているわけでもなく、結婚だってちらつくし、第一そんな状況に慣れてないんだから!…もうぐるぐるになっちゃうだろうニャ〜。…それでもブリジットは前向き。ポジティブ。…そんな女性が恋のライバルになったら、モテモテの女性でも負けちゃうかも〜…とこの映画は語ってるような…気がする。そこもこの映画(と小説)の勝因か。
ヒュー・グラントもコリン・ファースもズバリ配役。とくにマークの苗字が「ダーシー」と知ったときは、大笑い!…性格や見た目から「高慢と偏見」のダーシー(ちなみにファースはダーシー役を演じた経験あり)から取ったんじゃないの?と思ったんだけど…本当にそうだった。ラブコメ・ロマコメには「高慢と偏見」「危険な情事」が、なにげによく出てくるよニャ〜。ははははははは♪
で。最終的にまとめてみると――「ストーリーやキャラクターだけでなく、全体的にもかわいい、観ていてなんだか元気が出る作品」かニャ?…あと、脇役がヘンに目立ってないところもgood!
しかし…ヒュー・グラントって…なんか映画の中でいっつも水の中に落ちてるような気がする…。
♯こんな人にオススメ
「30代OLの独身女性、ただいま恋人募集中」「観ていてハッピーになれるキュートな恋愛コメディって、ある?」
ところで。私…白状すると、30代の独身女性のラブコメ小説だったら「ブリジット〜」より「JUST FRIENDS」(原作:ロビン・シスマン 邦題:豚が飛んだら)の方が好き。この作品、映画化されるって聞いたんだけど…どうなったんだろう〜〜??楽しみにしてるのに〜〜!!
♯ささやかな私の(勝手な)希望
「豚が飛んだら」Just Friends(2003・米)
監督:ロブ・ライナー
脚本:ノーラ・エフロン、ロビン・シスマン
出演:ニコール・キッドマン(フレイア役)、ベン・アフレック(ジャック役)、グレッグ・キニアorビル・プルマン(マイケル役)、他
…ダメですか?>ハリウッド映画会社のみなさま
続きは、また明日♪(って、もう今日か…)
なんて云いますか、この「すちゃらか映画レビュー!」。お堅い映画評論家が書くようなレビュー文体をとっておりません(と云うか「とれない」の方が正しいかも)。…いろいろご意見はあるでしょうが、私にとってそういう文体は、読解力・描写力・語彙力・比喩力・説得力・想像力…そして映画に対する情熱がないと書けないものなのです。私の場合、最後の「情熱」は人並み以上あると思っておりますが、残念ながらそのほかは全く持ち合わせておりません。
それでもこのレビューを続けてるのは、「映画の批評をしたいのよ、私は!」という評論家っぽい気持ちからではなく、「こんな映画あるんですけど〜」といった、映画をそれほど観ない人にも読んでもらえたらいいな〜という気持ちからなのです(なので、映画裏話やゴシップ、自分の思い出などを絡ませて書いております)。
映画ファンだけでなく、いろんな人に映画の楽しさを伝えたい。そのためには「すちゃらか!」を読んでもらいたい――ならば、どうするか。
書く文章が拙くてもいい(拙くなきゃもっといい)。わかりやすく、リズミカルで、順序良く、下品でなく(でも上品にはなれないか〜…)、適度な長さで、そしてこれが1番大切だと思ってるのですが――起承転結をはっきりさせていれば、なんとか飛ばさず読んでもらえるのではなかろうか?…というわけで、これでも一生懸命、文章を綴っております。
…センスもテクもないけれど、やる気はあるっス!
――押忍!!
オチは体育会系ってことニャ?
………。
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「頑張れ!女の子!!」
ちょっと男性には分かりにくいかもしれない、乙女心(死語?)が描かれている映画を選んでみました。
「ブリジット・ジョーンズの日記」Bridget Jones’s Diary (2001・米/英)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0243155
監督:シャロン・マグワイア
脚本:ヘレン・フィールディング、アンドリュー・デイビス、リチャード・カーチス
出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、他
ストーリー:
ロンドン在住のブリジット(R・ゼルウィンガー)は出版社勤務の32歳。独身。男運がなく、これまでの恋愛も失敗続き。そこで新年を機に、恋人をゲットするための10kgダイエット、節酒、節煙、そして日記をつけることを決意。そんな中、気になる男性が現れた。会社の上司・ダニエル(H・グラント)、親戚で弁護士のマーク(C・ファース)のふたり。はたしてブリジットの恋の行方は??
ぎゃははははははははははは♪
これ、英国で大ヒットした小説の映画化したものなんだけど、ここまで30代女性の恋愛に対する不安をフィーチャーした作品って、あんまりないよニャ〜。私なんかブリジットと同世代だから、「うんうん!」とか思いつつ観ちゃったよ〜♪…実に正直な映画だ〜!ははははははは♪
「SEX and the CITY」なんかでも30代女性が描かれてるけど、よっぽど「ブリジット〜」の方が共感できるよニャ〜!…だって、30代独身女性のすべてが「バリバリのキャリアウーマンで高収入」なわけないもん!…どっちかというと「見た目は中の上だけどちょっと太め、ヒラOL、ごくごくフツーの人」…つまりブリジットみたいな人の方が多いと思う。だから女性の共感もバッチシ♪
こういう人気小説って、出演者がキャラクターイメージに合ってないとダメなんだけど(「ハリー・ポッター」あたりもそうだよね)、いや〜…レニーのなんとブリジットそのまんまなことよ!!これほどとは思ってなかった私。
彼女も相当努力して(英国アクセントとか、体重増やしたりとか)役作りしたそうだけど、コメディセンスってのはやっぱ天性のもの。どんなに努力したって、ない人にはナイ!…その点、レニーならブリジットのドジぶりに最適のセンスを持ってるので、映画を観ている側は、ブリジットがドジ踏むたびに大笑い!…ああ、なんて愛しいんだ!!!ブリジットよ!!…きっと世界中の人がそう思ってるから、小説はベストセラー、映画もヒットしたんだろうニャ〜。
まあ、モテモテの女の人にはわかんニャいでしょうけど、モテない30代女性が、ふたりの男性の間で悩むことになったら、そりゃ不安を感じるでしょうよ〜。次の恋が保証されているわけでもなく、結婚だってちらつくし、第一そんな状況に慣れてないんだから!…もうぐるぐるになっちゃうだろうニャ〜。…それでもブリジットは前向き。ポジティブ。…そんな女性が恋のライバルになったら、モテモテの女性でも負けちゃうかも〜…とこの映画は語ってるような…気がする。そこもこの映画(と小説)の勝因か。
ヒュー・グラントもコリン・ファースもズバリ配役。とくにマークの苗字が「ダーシー」と知ったときは、大笑い!…性格や見た目から「高慢と偏見」のダーシー(ちなみにファースはダーシー役を演じた経験あり)から取ったんじゃないの?と思ったんだけど…本当にそうだった。ラブコメ・ロマコメには「高慢と偏見」「危険な情事」が、なにげによく出てくるよニャ〜。ははははははは♪
で。最終的にまとめてみると――「ストーリーやキャラクターだけでなく、全体的にもかわいい、観ていてなんだか元気が出る作品」かニャ?…あと、脇役がヘンに目立ってないところもgood!
しかし…ヒュー・グラントって…なんか映画の中でいっつも水の中に落ちてるような気がする…。
♯こんな人にオススメ
「30代OLの独身女性、ただいま恋人募集中」「観ていてハッピーになれるキュートな恋愛コメディって、ある?」
ところで。私…白状すると、30代の独身女性のラブコメ小説だったら「ブリジット〜」より「JUST FRIENDS」(原作:ロビン・シスマン 邦題:豚が飛んだら)の方が好き。この作品、映画化されるって聞いたんだけど…どうなったんだろう〜〜??楽しみにしてるのに〜〜!!
♯ささやかな私の(勝手な)希望
「豚が飛んだら」Just Friends(2003・米)
監督:ロブ・ライナー
脚本:ノーラ・エフロン、ロビン・シスマン
出演:ニコール・キッドマン(フレイア役)、ベン・アフレック(ジャック役)、グレッグ・キニアorビル・プルマン(マイケル役)、他
…ダメですか?>ハリウッド映画会社のみなさま
続きは、また明日♪(って、もう今日か…)
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