すちゃらか映画レビュー!(その29・前編)
2002年12月28日まずは…いいわけから。
昨日、珍しく日記を書かなかったのにはワケがあります。
昨夜は忘年会だったんですが、べろんべろんに酔っ払ってしまい、生まれて初めて千鳥足状態に。このままひとりで家に帰るのはあぶないということで(長距離通勤なのです)、同僚の家に1泊。…かなりの失態をさらしてしまいました…。
がしかし。なによりも悔しいのは!
食み食いしたもの、ぜ〜んぶトイレでもんじゃ焼(…)してしまったこと!!
会費5000円も払ったのに〜〜〜〜〜〜〜〜!!
…ぐぐぐぐぐぐぐぐ…。
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「007シリーズ大会〜あなたはどのボンドがお好き?〜」。
その昔、まだヒマだった大学生のころ。友人たちと007シリーズのビデオを全作観るという「007大会」を開催(3日かかっただよ〜…)。まあ、友人F宅に007のビデオを持ち込んで、ひたすら観まくるという大会だったのですが――ボンドにツッコミを入れたり、あるいは真面目に「007論」をしたり、そして原作ファンの意見を聞いたりしながら観た覚えがあります。で、今回はそのとき印象的だった作品、卒業してから公開された作品などを、歴代ボンド順に取り上げてみました。
尚、今回はネタバレが多めとなっております。なので「本格的に」過去の007シリーズを観たい人は、お読みにならないほうがいいかもしれません。
「007は二度死ぬ」You Only Live Twice(1967・英)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0062512
監督:ルイス・ギルバート
脚本:ロアルド・ダール
出演:ショーン・コネリー、若林映子、浜美枝、丹波哲郎、ドナルド・プレザンス、他
ストーリー:
007シリーズ第5作。米国・ソ連それぞれの宇宙衛星ロケットが、宇宙で突然行方不明となる事件が発生。互いのせいにする米ソだが、衛星が日本に着陸し、またこの事件に犯罪組織スペクターが絡んでいると察知した英国情報部は、ジェイムズ・ボンド(S・コネリー)を日本に送り込む。日本情報部員タイガー・タナカ(丹波哲郎)、アキ(若林映子)とともに捜査を始めるボンド。そして――
ボンド役はショーン・コネリー(彼が初代)。
この映画のロケは日本で行われ、それはそれは大フィーバーだったとか。そうだろうニャ〜、なにせS・コネリーが日本にいるんだもんね〜。
で、内容はというと〜…。
…………。
………………。
ぎゃはははははははははははははははははは〜〜〜!!
なんてトンデモ映画なんだ〜〜〜〜〜!!
ぎゃはははははははははははははははははは〜〜〜!!
もう笑いが止まりましぇん〜!!
「007大会」でも、みな大爆笑状態。ずっと笑いっぱなしだったもん♪
今回再見して、また大笑い!
ぎゃはははははははははははははははははは〜〜〜〜!!
まず、ボンドがベッドと壁に挟まれるというのっけのシーンから大笑い♪…フツー、そんな風に仕組むかニャ?英国情報部さん??
でもって――
ボンドと宇宙だって!!
ピラニアで処刑なんだって!!
忍者が柔道着(空手着?)着て、姫路城でトレーニングするんだって!!
山の火口に秘密基地があるんだって!!
海女さんはみんな若い女性で、しかもビキニ着てお仕事してるんだって!!
そしてなにより…
――ボンドが日本人漁夫になりすますんだって!!
…ムリだっつ〜〜〜のっっ!!!
日本人として、ツッコミの入れ甲斐がある…というか、ツッコミすることが義務?と思ってしまうようなこの映画(あげればキリがない)。まあ、日本が舞台じゃなかったとしても、実に奇想天外な脚本。原作もこうなんだろうかと思ったら、かなり違うみたい。う〜む…日本人の原作ファンは…さぞかしフクザツなことだろうニャ〜…。
でも、こんなにいろんなことやらされるボンドってのもホントに珍しい。私がボンドだったら、嫌気がさすニャ〜…。だって、「日本人になれ!」って云われて、ビキニ美女に胸毛抜かれて忍者特訓受けるんだよ?…いきなり「日本人と結婚しろ!」って云われて紋付袴だよ?………同情しちゃうよニャ〜…。
日本のいろんなところが舞台となってるんだけど、ボンドが極秘に潜入しても、あんなハデなトヨタ2000GTを乗り回したら目立つだろうニャ〜。でもボンド映画は車も魅力のひとつだし…ま、いっか。
で、いろんな武器も出てくる。タイガー・丹波が用意する武器の中に「煙草型のロケット弾」ってがあって、個人的に大ウケ。あと「ロケットガンと」か…なんでも小さく作ってしまう日本人ってスゴイよニャ〜♪
敵の要塞もすっごいセットで、お金かかってるのがよ〜くわかる。CGなんてナイ時代ってのは、タイヘンだったんだニャ〜…。
んでもって、今作のボンドガールは3人。そのうちの2人が日本人女優で、若林映子と浜美枝なんだけど…綺麗〜(私は若林映子のほうが好みかニャ?)。そういえばけっこう前「徹子の部屋」に浜美枝が出演した回を偶然見たら、浜美枝は映画スタッフに口説かれないよう、ずっとニンニクを食べ続けてたそうな〜。そして付いたあだ名が「ガーリック・ベイビー」。…ふ〜ん…。
とにかくこの作品は数あるボンド映画の中でも異色中の異色(と云うか「珍品」?)。よって好みは分かれる作品(おバカ映画が大好きな私には傑作!)。ただ海外では数あるボンド映画の中でもけっこう人気みたい(IMDb調べ)。「オースティン・パワーズ」の元ネタになってるくらいだからニャ〜!…あ!「オースティン〜」がイマイチわかんなかった人!この作品観るとネタがわかりますよ〜〜♪(とくに悪役ボスね)はははははは♪
ちなみに主演のS・コネリー。歴代ボンドの中でも1番人気。でも今作では、いつもより…なんだか冴えない、まさに疲れた演技という印象。魅力が出てないよニャ〜。…まあ、あんなトンデモ脚本じゃあね〜…。
コネリー・ボンドだったら「ロシアから愛をこめて」(第2作)か、「ゴールド・フィンガー」(第3作)がオススメです♪
しかし…ボンドがケンブリッジ大で日本語を勉強してたとは…知らなかったニャ〜。
♯こんな人にオススメ
「007シリーズ中、1番笑える作品って?」「やっぱ男は胸毛よね〜♪」「オスティン・パワーズがイマイチわからないんです〜」「蛍風さん」(いかがですか?)
♯S・コネリーのボンド(私的)星付け表
セクシー度 ★★★★★
エレガント度 ★★★☆☆
ゴージャス度 ★★★★★
タラシ度 ★★★★★
アクション度 ★★★☆☆
真面目度 ★★★☆☆
知的度 ★★★☆☆
胸毛度 ★★★★★
総括:ベストボンド。やっぱボンドは「セクシーでゴージャス、胸毛自慢」じゃないと♪
続きは、また明日♪
昨日、珍しく日記を書かなかったのにはワケがあります。
昨夜は忘年会だったんですが、べろんべろんに酔っ払ってしまい、生まれて初めて千鳥足状態に。このままひとりで家に帰るのはあぶないということで(長距離通勤なのです)、同僚の家に1泊。…かなりの失態をさらしてしまいました…。
がしかし。なによりも悔しいのは!
食み食いしたもの、ぜ〜んぶトイレでもんじゃ焼(…)してしまったこと!!
会費5000円も払ったのに〜〜〜〜〜〜〜〜!!
…ぐぐぐぐぐぐぐぐ…。
というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題は「007シリーズ大会〜あなたはどのボンドがお好き?〜」。
その昔、まだヒマだった大学生のころ。友人たちと007シリーズのビデオを全作観るという「007大会」を開催(3日かかっただよ〜…)。まあ、友人F宅に007のビデオを持ち込んで、ひたすら観まくるという大会だったのですが――ボンドにツッコミを入れたり、あるいは真面目に「007論」をしたり、そして原作ファンの意見を聞いたりしながら観た覚えがあります。で、今回はそのとき印象的だった作品、卒業してから公開された作品などを、歴代ボンド順に取り上げてみました。
尚、今回はネタバレが多めとなっております。なので「本格的に」過去の007シリーズを観たい人は、お読みにならないほうがいいかもしれません。
「007は二度死ぬ」You Only Live Twice(1967・英)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0062512
監督:ルイス・ギルバート
脚本:ロアルド・ダール
出演:ショーン・コネリー、若林映子、浜美枝、丹波哲郎、ドナルド・プレザンス、他
ストーリー:
007シリーズ第5作。米国・ソ連それぞれの宇宙衛星ロケットが、宇宙で突然行方不明となる事件が発生。互いのせいにする米ソだが、衛星が日本に着陸し、またこの事件に犯罪組織スペクターが絡んでいると察知した英国情報部は、ジェイムズ・ボンド(S・コネリー)を日本に送り込む。日本情報部員タイガー・タナカ(丹波哲郎)、アキ(若林映子)とともに捜査を始めるボンド。そして――
ボンド役はショーン・コネリー(彼が初代)。
この映画のロケは日本で行われ、それはそれは大フィーバーだったとか。そうだろうニャ〜、なにせS・コネリーが日本にいるんだもんね〜。
で、内容はというと〜…。
…………。
………………。
ぎゃはははははははははははははははははは〜〜〜!!
なんてトンデモ映画なんだ〜〜〜〜〜!!
ぎゃはははははははははははははははははは〜〜〜!!
もう笑いが止まりましぇん〜!!
「007大会」でも、みな大爆笑状態。ずっと笑いっぱなしだったもん♪
今回再見して、また大笑い!
ぎゃはははははははははははははははははは〜〜〜〜!!
まず、ボンドがベッドと壁に挟まれるというのっけのシーンから大笑い♪…フツー、そんな風に仕組むかニャ?英国情報部さん??
でもって――
ボンドと宇宙だって!!
ピラニアで処刑なんだって!!
忍者が柔道着(空手着?)着て、姫路城でトレーニングするんだって!!
山の火口に秘密基地があるんだって!!
海女さんはみんな若い女性で、しかもビキニ着てお仕事してるんだって!!
そしてなにより…
――ボンドが日本人漁夫になりすますんだって!!
…ムリだっつ〜〜〜のっっ!!!
日本人として、ツッコミの入れ甲斐がある…というか、ツッコミすることが義務?と思ってしまうようなこの映画(あげればキリがない)。まあ、日本が舞台じゃなかったとしても、実に奇想天外な脚本。原作もこうなんだろうかと思ったら、かなり違うみたい。う〜む…日本人の原作ファンは…さぞかしフクザツなことだろうニャ〜…。
でも、こんなにいろんなことやらされるボンドってのもホントに珍しい。私がボンドだったら、嫌気がさすニャ〜…。だって、「日本人になれ!」って云われて、ビキニ美女に胸毛抜かれて忍者特訓受けるんだよ?…いきなり「日本人と結婚しろ!」って云われて紋付袴だよ?………同情しちゃうよニャ〜…。
日本のいろんなところが舞台となってるんだけど、ボンドが極秘に潜入しても、あんなハデなトヨタ2000GTを乗り回したら目立つだろうニャ〜。でもボンド映画は車も魅力のひとつだし…ま、いっか。
で、いろんな武器も出てくる。タイガー・丹波が用意する武器の中に「煙草型のロケット弾」ってがあって、個人的に大ウケ。あと「ロケットガンと」か…なんでも小さく作ってしまう日本人ってスゴイよニャ〜♪
敵の要塞もすっごいセットで、お金かかってるのがよ〜くわかる。CGなんてナイ時代ってのは、タイヘンだったんだニャ〜…。
んでもって、今作のボンドガールは3人。そのうちの2人が日本人女優で、若林映子と浜美枝なんだけど…綺麗〜(私は若林映子のほうが好みかニャ?)。そういえばけっこう前「徹子の部屋」に浜美枝が出演した回を偶然見たら、浜美枝は映画スタッフに口説かれないよう、ずっとニンニクを食べ続けてたそうな〜。そして付いたあだ名が「ガーリック・ベイビー」。…ふ〜ん…。
とにかくこの作品は数あるボンド映画の中でも異色中の異色(と云うか「珍品」?)。よって好みは分かれる作品(おバカ映画が大好きな私には傑作!)。ただ海外では数あるボンド映画の中でもけっこう人気みたい(IMDb調べ)。「オースティン・パワーズ」の元ネタになってるくらいだからニャ〜!…あ!「オースティン〜」がイマイチわかんなかった人!この作品観るとネタがわかりますよ〜〜♪(とくに悪役ボスね)はははははは♪
ちなみに主演のS・コネリー。歴代ボンドの中でも1番人気。でも今作では、いつもより…なんだか冴えない、まさに疲れた演技という印象。魅力が出てないよニャ〜。…まあ、あんなトンデモ脚本じゃあね〜…。
コネリー・ボンドだったら「ロシアから愛をこめて」(第2作)か、「ゴールド・フィンガー」(第3作)がオススメです♪
しかし…ボンドがケンブリッジ大で日本語を勉強してたとは…知らなかったニャ〜。
♯こんな人にオススメ
「007シリーズ中、1番笑える作品って?」「やっぱ男は胸毛よね〜♪」「オスティン・パワーズがイマイチわからないんです〜」「蛍風さん」(いかがですか?)
♯S・コネリーのボンド(私的)星付け表
セクシー度 ★★★★★
エレガント度 ★★★☆☆
ゴージャス度 ★★★★★
タラシ度 ★★★★★
アクション度 ★★★☆☆
真面目度 ★★★☆☆
知的度 ★★★☆☆
胸毛度 ★★★★★
総括:ベストボンド。やっぱボンドは「セクシーでゴージャス、胸毛自慢」じゃないと♪
続きは、また明日♪
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