字幕と吹替
2003年1月24日う〜む…。
来月公開される「ロード・オブ・ザ・リング」(第2作)なんですが。
原作ファン・映画ファンの方なら、去年公開された第一作目に、すったもんだの字幕誤訳騒動があったことは、よくご存知のことかと思います。
私は原作を読んだことがないのですが、原作ファンである私の友人も「映画と原作を台無しにする誤訳だ!」とかなり怒っておりました。彼女いわく「P・ジャクソンが素晴らしい映画を作ってくれたのに!悔しい!!これじゃあ『指輪物語』を読んだことのない人に誤解を与えちゃうわよ!」。そういうわけで、私も吹替版で観ました。そちらの方が絶対にいいと勧められたからです(感想はいつかまた〜)。
で、気になる第2作の字幕なのですが――以前この日記(12/13日分)でも、「監督のピーター・ジャクソンが『第2作の日本語訳は、別の担当者を起用した』とインタビューに答えた」というお話を紹介したかと思います。
↓Good News For Japanese Ringers!
http://www.theonering.net/perl/newsview/8/1039629520
(日本語ソースがないんです…すみません)
ところが結局は――
↓「日本ヘラルド字幕に関する公式発表」
http://www.lotr.jp/notice/index.html
…第1作目と同じ、戸田奈津子さんが字幕担当に。
そしてこの発表によって、またもや「彼女に字幕をさせるなんて!」と騒動が発生し、公式サイトのBBSが一時閉鎖されるほどの大騒ぎとなりました。
…正直、見ていてつらかったです。
たしかに正しくない字幕をつけたことに対しては、彼女にも責任があるでしょう。でも…個人攻撃よりも、映画や原作を台無しにしない字幕をつけること(字数制限があって大変でしょうけど)、そして映画会社が、自社で配給する作品の内容を責任持って理解すること――私はこちらの方が大切だと思うんです。
この件に関して、以下のサイトがとても参考になります。
↓「字幕抗議のための英語工房」
http://herbs.tsukaeru.jp/index.html
原作と映画を愛する気持ちが、事件を通して切々と語られています。
そして、そのサイトで先日(1/19)、最新作「二つの塔」の字幕に関する報告がありました(トップページの「最新情報」1/19分をクリック!)。
この報告だと、どうやらかなり良い字幕になっているようです。字幕派も今回は安心して字幕版を観れそうです(まだわからないけど)。でもここまで改善されたのは――やっぱりファンの力によるものですよね…。
ところで。
映画ファンやってると、戸田さんが字幕を手がけた映画に、そりゃあよくぶち当たります。「字幕:戸田奈津子」。もう何度見たことでしょう。そんな彼女のすごいところは、偏ることなくいろんなジャンルの映画を担当していることなんですけど――それでもこれだけは云わせて下さいまし!
「(SF)ファンタジー系…ニガテでしょ?」
あのですね。この前ちょろっと書いたんだけど…「X-メン」という映画。字幕と吹替のセリフが全然違う〜〜〜!!…吹替の方がわかりやすくて(言葉が多いからではナイ)、ストーリーにだって則してる。絶対、吹替の方いい!!…もうビックリ。「指輪物語」ほど深刻な違いではないんだけど…でも…あの字幕ではわかりにくいし、誤解してる人がいそう。英語字幕でも確認したけど、やっぱ字幕より吹替の方がより近いと思う。とくにウルとジーンとのやりとり。…あれでは言葉が足りない〜…。字数制限に引っかかるほどの長さじゃないセリフなのに…。
あと――「にゃ」。
「やらにゃ(いかん)」「せにゃ(ならん)」…などなど、なにかしら「にゃ」がつくクセがありません??…これが出てきたら、「あ!なっちゃん担当だ♪」と思ってしまう私。…ま、これは好みがわかれるかもしれないな〜…。
ちなみに私は映画を観るとき、映画館では「英語+日本語字幕」で観ることが多いです(吹替版で公開している映画自体、少ないってのもあるけど)。ですがビデオやDVDでリリースされたら、吹替版でも観ます。なんでかと云うと、公開時に意味がわからなかった字幕が吹替でどう訳されているか、気になるからなのと…日本語吹替担当者がどのように言葉を選んでいるか――そのセンスを見たいからです。
たとえば「アバウト・ア・ボーイ」の字幕に出てきた「ちょんぼ」という言葉。いったいなんで「ちょんぼ」?…あの字幕じゃあ、意味がまったくわからない〜!!…マーカスは「*****と****やったら…」とウィルに云いたかったんじゃないの〜??(と、私にはそう英語で聞こえた)…今度発売されるDVDではどうなってるだろう…。う〜む…。
まあ、いろいろ書いちゃいましたが…字幕には字幕の、吹替には吹替の良さがあります。私はどうやら、そのどちらも楽しみたい――そんなタイプのようです。だって…俳優の声も聞きたいけど、素敵な和訳だったら嬉しくなっちゃうもん!…でもこういうタイプって…少数派かも〜…。
では、また♪
来月公開される「ロード・オブ・ザ・リング」(第2作)なんですが。
原作ファン・映画ファンの方なら、去年公開された第一作目に、すったもんだの字幕誤訳騒動があったことは、よくご存知のことかと思います。
私は原作を読んだことがないのですが、原作ファンである私の友人も「映画と原作を台無しにする誤訳だ!」とかなり怒っておりました。彼女いわく「P・ジャクソンが素晴らしい映画を作ってくれたのに!悔しい!!これじゃあ『指輪物語』を読んだことのない人に誤解を与えちゃうわよ!」。そういうわけで、私も吹替版で観ました。そちらの方が絶対にいいと勧められたからです(感想はいつかまた〜)。
で、気になる第2作の字幕なのですが――以前この日記(12/13日分)でも、「監督のピーター・ジャクソンが『第2作の日本語訳は、別の担当者を起用した』とインタビューに答えた」というお話を紹介したかと思います。
↓Good News For Japanese Ringers!
http://www.theonering.net/perl/newsview/8/1039629520
(日本語ソースがないんです…すみません)
ところが結局は――
↓「日本ヘラルド字幕に関する公式発表」
http://www.lotr.jp/notice/index.html
…第1作目と同じ、戸田奈津子さんが字幕担当に。
そしてこの発表によって、またもや「彼女に字幕をさせるなんて!」と騒動が発生し、公式サイトのBBSが一時閉鎖されるほどの大騒ぎとなりました。
…正直、見ていてつらかったです。
たしかに正しくない字幕をつけたことに対しては、彼女にも責任があるでしょう。でも…個人攻撃よりも、映画や原作を台無しにしない字幕をつけること(字数制限があって大変でしょうけど)、そして映画会社が、自社で配給する作品の内容を責任持って理解すること――私はこちらの方が大切だと思うんです。
この件に関して、以下のサイトがとても参考になります。
↓「字幕抗議のための英語工房」
http://herbs.tsukaeru.jp/index.html
原作と映画を愛する気持ちが、事件を通して切々と語られています。
そして、そのサイトで先日(1/19)、最新作「二つの塔」の字幕に関する報告がありました(トップページの「最新情報」1/19分をクリック!)。
この報告だと、どうやらかなり良い字幕になっているようです。字幕派も今回は安心して字幕版を観れそうです(まだわからないけど)。でもここまで改善されたのは――やっぱりファンの力によるものですよね…。
ところで。
映画ファンやってると、戸田さんが字幕を手がけた映画に、そりゃあよくぶち当たります。「字幕:戸田奈津子」。もう何度見たことでしょう。そんな彼女のすごいところは、偏ることなくいろんなジャンルの映画を担当していることなんですけど――それでもこれだけは云わせて下さいまし!
「(SF)ファンタジー系…ニガテでしょ?」
あのですね。この前ちょろっと書いたんだけど…「X-メン」という映画。字幕と吹替のセリフが全然違う〜〜〜!!…吹替の方がわかりやすくて(言葉が多いからではナイ)、ストーリーにだって則してる。絶対、吹替の方いい!!…もうビックリ。「指輪物語」ほど深刻な違いではないんだけど…でも…あの字幕ではわかりにくいし、誤解してる人がいそう。英語字幕でも確認したけど、やっぱ字幕より吹替の方がより近いと思う。とくにウルとジーンとのやりとり。…あれでは言葉が足りない〜…。字数制限に引っかかるほどの長さじゃないセリフなのに…。
あと――「にゃ」。
「やらにゃ(いかん)」「せにゃ(ならん)」…などなど、なにかしら「にゃ」がつくクセがありません??…これが出てきたら、「あ!なっちゃん担当だ♪」と思ってしまう私。…ま、これは好みがわかれるかもしれないな〜…。
ちなみに私は映画を観るとき、映画館では「英語+日本語字幕」で観ることが多いです(吹替版で公開している映画自体、少ないってのもあるけど)。ですがビデオやDVDでリリースされたら、吹替版でも観ます。なんでかと云うと、公開時に意味がわからなかった字幕が吹替でどう訳されているか、気になるからなのと…日本語吹替担当者がどのように言葉を選んでいるか――そのセンスを見たいからです。
たとえば「アバウト・ア・ボーイ」の字幕に出てきた「ちょんぼ」という言葉。いったいなんで「ちょんぼ」?…あの字幕じゃあ、意味がまったくわからない〜!!…マーカスは「*****と****やったら…」とウィルに云いたかったんじゃないの〜??(と、私にはそう英語で聞こえた)…今度発売されるDVDではどうなってるだろう…。う〜む…。
まあ、いろいろ書いちゃいましたが…字幕には字幕の、吹替には吹替の良さがあります。私はどうやら、そのどちらも楽しみたい――そんなタイプのようです。だって…俳優の声も聞きたいけど、素敵な和訳だったら嬉しくなっちゃうもん!…でもこういうタイプって…少数派かも〜…。
では、また♪
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