ライブ考

2003年4月29日
う〜ん…。

ある有名なB’zファンサイトで、「GLAYのライブに行ったらセットリスト(曲目など)やMCが各公演微妙に違ってて良かった。B’zもそういう風にやってくれたらいいのに」という書き込みを発見(でもなんでいつもB’zとGLAYを比較するのか?スタイルも規模も違うのに)。…ふ〜ん…ニャるほどね〜…。

この手のサイトではロム派を決め込んでる私なので、自分の意見を書き込みする気にはならなかったんだけど、古狸ファンとしての意見をちょっとここで書いてみようかニャ?


1.「そんなこと、昔はよくやってたわい!!」

いやその――往年のハウンド・ドック「15日間連続武道館ライブ」ほどではありませんでしたが、昔は各公演MC(…って云うか、あの頃のB’zの場合、MCでなく「コント」だったよニャ)は違ってたし、セットリストも微妙に変えてました。「IN THE LIFE」や「RUN」の頃なんて、全部違ってたよニャ〜…。よくやってたもんです。

――その結果。
ファンは1ツアーで何公演も行きたがるようになり、チケット争奪が恐ろしいまでの高倍率に。そしてB’zのみなさんもネタ合わせで大変な苦労を強いられるハメに。…う〜む…。


2.「完成度」と「平等」
「spirit LOOSE」ツアーあたりからかニャ?
「これは何度も行かなくても満足させるテクを身に付けたな〜!」と思わせるほど、一本ずつのライブ完成度が高いものに変わってきました。

それまでのB’zは、「何回も観に来るファン」をある程度念頭においてセットリストとMCを考えていたはず。それが突然「ライブは一本きりで、MC重視ではなく歌と演奏で勝負」というセットリストと演出に変わり、「どんなファンにも、どこであろうとも、そしてどんな状況下であろうとも、100%全力で最高のB’zを一本で見せきる」という彼らの意識がダイレクトに伝わってくるようになりました。リピーターをあえて意識しないことは、それだけファンを平等に扱ってる証拠。ライブにはリピーターだけでなく、「B’zのライブは一回で充分」という人だっているんですから。

「セットリストやMCを毎回変えてくる」のも、ファンにとっては嬉しいでしょうし、アーティスト側にもいろいろ思いはあるでしょう。だから「毎回変える」=「完成度が低い」だとは思いません。B’zだって、また「日替わりメニュー」をしたいと思う日がくるかもしれませんし。

――ただ。
「日替わりメニュー」の時代を経て、「一本勝負」になったB’zのライブを観てると…「ああ、アーティストとして…本当にでっかく成長したよニャ〜…」と(私なんかは)思っちゃうわけです。昔のライブは流れの悪い演出が多かったけど、今はそんな静脈瘤はほとんどなく、全体的に観ていて安心できるほどの完成度です(って云っても、思わぬハプニングや歌詞・演奏トラブルなどはある)。…成長した姿に一抹の淋しさは感じるけど、それもまたいつか…甘酸っぱい思い出へと変わっていくんだろうニャ〜。……うううう…。


以上、私的見解でした〜。


では、また♪

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