米国の雑誌「PEOPLE」で、毎年「最もセクシーな人」たら「最も美しい50人」たらを発表しておりますが、その記事を見るたび、いったい選出基準はなんなのニャ?…と思うことがしばしばあります。

で。今年選出された「最も美しい50人」に関する記事が、日本のyahoo!でも掲載されていました。

↓「ピープル誌が選ぶ『最も美しい50人』にハル・ベリーら」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030502-00000954-reu-ent

ヒュー子ちゃんが選ばれるのはよくわかります(たしか3年連続のはず)。S・マーティンもこの際、よし…としましょう。でも。なんでA・カッチャーが選ばれるのニャ?…若手俳優ならここはやはり――オーランド・ブルームなのでは??…私はあんな「ま〜んまデルモ男」カッチャーより、オーリの方が絶対美しいし、カメラ映えもするし、演技力もあると思うんですけど。

↓「ま〜んまデルモ男」ことアシュトン・カッチャー
http://entertainment.msn.com/celebs/celeb.aspx?c=165283

「PEOPLE」誌って、「最もセクシーな男」にベン・アフレックを選出したくらいだからニャ〜…。もう(個人的に)信用しておりませぬ。…ったく!

あ。念のため云っておきますが、私はベン・アフレックがキライなのではありません。同世代俳優なので、「ま、(それなりに)頑張って下さいね〜」って感じでしょうか〜??


というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今回のお題は「アメコミワールドへようこそ!2」。
なんか去年「スパイダーマン」が大ヒットしたせいか、今年はやたらとアメコミ原作の映画が公開されます(今回取り上げる2作品のほか、「ハルク」「LXG」など)。20世紀FOXさん…ちょっとやりすぎでは??…観る側はゲップでちゃうかもよ〜??


!注意!
てっきり公開が終わったかと思ってたら、まだ公開中の都市もあるそうなので、以下の映画を観に行かれるご予定の方は、(ハデにネタバレしているため)お読みにならないほうがよいと思います。


「デアデビル」Daredevil(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0287978
監督:マーク・スティーブン・ジョンソン
脚本:マーク・スティーブン・ジョンソン
出演:ベン・アフレック、ジェニファ・ガーナー、コリン・ファレル、他

ストーリー:
子供の頃に放射性廃棄溶液を目に浴びてしまい、盲目となってしまったマット・マードック(B・アフレック)は、視力の代わりに超感覚「レーダー・センス」が身に付き、昼は弱者を助ける弁護士だが、夜は法で裁けない悪人を懲らしめるデアデビルとして暗躍していた。そんなある日、彼は街で美しいエレクトラ(J・ガーナー)と知り合うが、彼女の父親が殺し屋ブルズアイ(C・ファレル)に狙われてしまう――。


……どうにも微妙なんだよニャ〜…。

なんて云うか――「犯罪者であることは間違いないのに裁判で被告は無罪、原告は敗訴。弁護したけど、相手側の親玉の力が強くて有罪にできなかったから、夜に暴力で裁きを下す」…いくら過去が過去(父親が無残に殺された)とはいえ…こんな主人公をどう思いますかニャ??

私は「娯楽作」と割り切り、「ま、とりあえずOKとしておきましょう」と思いながら観てたんだけど、それにしても…人物描写とストーリーが書き割り過ぎて、展開・キャラクター(主人公ね)に面白みがなかったよニャ〜…。こういうマーベル・ヒーローもので、キャラに魅力がないってのはつらくないですかニャ??

もうなにがなにやらてんでキャラクターの背景が見えてこないものだから、原作知らない私にはつらかった。


エレクトラの父親とキングピンの関係って?

キングピンはどんな悪事をしたというの?またそこまでの地位を彼はどうやって築いたわけ?

マットって音にはあれだけ敏感なのに、なんでウルサイ街を歩けるの??(あんまり苦労してない)…でもってなんで水の中で寝るの??


……とまあ、いろいろ云いたいことはあるけれど、最終的に云いたいのは――

デアデビルさん!アナタはなんて自己都合な男なの!!

手下のブルズアイや暴行犯はやっつけたくせに、なんで親玉のキングピンには中途半端でよくわからない情をかけるわけ?…「僕は悪人じゃない」って??…そんな状況だから「お父さん、やったよ」と云われても、観てる側にはアナタの気持ちがサッパリわかりませんがな〜…。「暴力からなにも生まれない」とか云っても、デアデビル業は廃業してないですよね?「エレクトラが僕を救ってくれた」(うろ覚え)って…彼女がアナタに教訓付けるようなことしましたか〜??…エレクトラは最期まで凶暴(ちょっと云い過ぎかニャ?)だったぞ〜??

なんかシンドイ思いをしてまで頑張ってるデアデビル見てると、「あの…街を救わなくてもいいですから、もっと楽になって下さいよ」と云いたくなっちゃう。でもご本人いわく「僕は恐れを知らない男」。……。

結局、魅力的であるはずのキャラクターの感情がよくわかんなくて共感できなかった…。これは致命的。さらに出てくるキャラクターに深みがなく、彼らが背負っているストーリーもよくわからなかったから、自己都合で自己完結してしまった作品という感じが否めない。デアデビルがなぜ苦悩するのかはわかる。でもその苦しみにつけた心のケリが…あれでは……。キャスティングは悪くないと思うから、やっぱ脚本と演出の問題ってことかも。

…というわけで、個人的には「トホホ…」な映画だったけど、よかったものもちゃんとある。C・ファレルのブルズアイ!!このキャラは面白かった〜♪デアデビルは中途半端だったけど、ブルズアイは徹底して「バカ!」だったよね〜♪(だから彼に関しては深みがなくてもOK!)…C・ファレルの普段の言動や暴れん坊将軍ぶりを考えると、ナイス配役だったって感じ。…彼にコスチュームあげて下さいニャ!>キングピンさん


しかし…エレクトラ役のJ・ガーナーのあのコスチューム姿――胸をCG処理してませんかニャ??…アカデミー賞授賞式でドレス着てる姿を見たけど、必死に寄せたって感じで、映画のときほど大きくなかったし、谷間も(それほど)なかったじょ?

↓アカデミー賞授賞式でのジェニファ・ガーナー
http://us.imdb.com/RTO/2003/Photos/galleries/arr1--37.html


♯こんな人にオススメ
「――ジャスティス!!」「辛気臭いヒーローって好きなんです」「映画はエンドロールまでしっかり観ます」(←「デアデビル」はラストにちょっとした「オマケ」があるのです♪)

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