いま話題の「マトリックス」の話から。

先々行ロードショーで観に行った「リローデッド」。
「マトリックス」シリーズはけっこう好きなくせに、本編を観たあと、予習というか…楽しく観るためのマトリックス攻略をまともにしていかなかった自分を痛烈に感じ(その詳細は「すちゃらかレビュー! 第45回前編」にて語ってます)、「レボリューションズ」の公開までに、なんとか「マトリックス」を勉強しよう!…と一念発起。

そこで、教材(…)である「マトリックス」関連DVDを購入しようとamazonを覗いてみたら…

「マトリックス 特別版」 2125円
「アニマトリックス」 2533円
「マトリックス リビジテッド」 1500円

合計:6158円也

………。
しかし「リビジテッド」なんつーものが発売されているとは…。商品紹介を読んだら、どうやらメイキング集のようですが…これも買った方がより楽しめるんだろうニャ〜…。

でもって、たしかゲームもあったはず(買わないけど)。媚薬成分入りのスポーツ飲料もあったはず(コカ・コーラUSAが出してる緑色の「マトリックス リローデッド」バージョン…ちなみに日本未発売)。「マトリックス」って、かなりの商売になるんですニャ〜?>ウォシャウスキー監督×2

で、今日のTV映画もやっぱりフィーチャリング・キアヌで「チェーン・リアクション」(1996)ですか…。キアヌのアクション・サスペンス作品なら、これより「スピード」や「ハートブルー」の方がいいと思うんだけどニャ…。まあ「ビル&テッド」流して、ファンを混乱させるよりはいいか…。


というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日のお題も「ロマンティック・ラブコメディ――身分や境遇は違えども」。
コッテコテのラブコメ俳優が出演している作品を取り上げてみました。


!注意!
以下の現在公開中の映画を鑑賞するご予定の方は、多少ネタバレレビューとなっていますので、お読みにならないほうがよいかと思います。


「トゥー・ウィークス・ノーティス」Two Weeks Notice(2002・米)
IMDb→http://us.imdb.com/Title?0313737
監督:マーク・ローレンス
脚本:マーク・ローレンス
出演:サンドラ・ブロック、ヒュー・グラント、アリシア・ウィット、他

ストーリー:
NY。弱者に優しく、社会福祉にも熱心な弁護士ルーシー(S・ブロック)は、古く由緒ある公民館の取壊しに反対すべく、その作業と管理を行っている米国最大手不動産会社ウェイド社へ向かう。そこで出会った社長のジョージ(H・グラント)から、顧問弁護士になるよう依頼を受け、公民館存続を交換条件に引き受ける。だが、些細なことでさんざん振り回すジョージにキレてしまったルーシーは、ある日「2週間後に辞める!」と宣言。そして――


……う〜ん…。
ひとことで云うと「観ていて安心できる俳優に、ハートウォーミングかつ少女マンガ的なストーリーなので、ある程度は楽しめる…けど、やっぱりそれ以上の面白さはない作品」。もっと手短に云うと「手堅い凡作ラブ・コメディ」。私はけっこう好きだけど。

サンドラ・ブロックの役柄は、もう本当に彼女お得意路線。「性格はファニーでキュートで一途。仕事はデキるけど、気取らなくてしゃれっ気が少ないせいか、男にはモテないの。でも恋をして磨かれると見た目も本当に素敵な女性になるのよん♪」――う〜む…こういう役をやらせたら、ハリウッド一かも。私はジュリア・ロバーツよりず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと彼女の方が好きなので、ついつい彼女の主演作は観ちゃうんだよニャ〜。

ヒュー・グラントの役柄は…そうだニャ、いつものコメディ路線の役柄2パターンのうち、どちらかといえばタイプ1のほうになるかニャ?


1.外見はいいけれど、中身はどーしよもない腐った男(ウディ・アレン談)

「ブリジット・ジョーンズの日記」「おいしい生活」「アバウト・ア・ボーイ」


2.基本的にいい人なんだけど、優柔不断で恋にはオロオロしちゃう男

「フォー・ウェディング」「恋するための3つのルール」「ノッティング・ヒルの恋人」


今回のジョージ役は、2に近い1。1だけど腐った男ではなくて、いい加減だけど憎めない男…って感じかニャ?

こんなふたりの共演だけに、絶対笑わせてくれるんだろう、楽しませてくれるんだろうと安心してたら…どっこい、その名前――サンドラ・ブロック&ヒュー・グラントという――の保険が、かかり過ぎな作品になっちゃってた。う〜む…。

ルーシー(サンディって、こーゆー名前が本当に似合うよニャ♪)が、テニスボールを顔面に受けて倒れたり、「『大』がしたいの〜!」とトイレに駆け込んで「いっぱい出る〜!」(うろ覚え)と云ったりするシーンなどでは「ギャハハ!」と笑えたんだけど…思ってたほど、このふたりの掛け合いがしっくりこないような感じがしたのはナゼ?…慌しくて「れれれ?」って感じ。ヒューがサンドラに合わせてるのか、ヒュー独特の間が消され気味。なんかもったいない…。

とにかくストーリーが王道なので、先が読めてしまうのは仕方ない。実際、ルーシーが「出前をお願い。これとあれと…一人前ね」と云った瞬間、「あ、オチが見えた」。でも…ま、いっか〜。それなりに楽しめたし、サンドラ・ブロックも「しばらくラブ・コメディは打ち止め」って云ってるし。やっぱ私、サンドラには甘いよニャ〜…。

ところで。あのドナルド・トランプさんが、ご本人役でカメオ出演してましたニャ〜!
でもって、映画でノラ・ジョーンズの曲が流れましたが(ご本人もカメオでご出演)、「メイド・イン・マンハッタン」でも流れてたあたり、今後ラブコメディで映画では、彼女の曲がひっぱりだこになるんだろうニャ〜…。


しかし…なんでそんなにキャンペーン来日するんですか?…なんかイイ思いしてるんでしょ?しこたま遊んでるんでしょ?生な貢物(…)を受けてるんでしょ?>ヒュー・グラントさん

↓「ヒュー・グラント&サンドラ・ブロック来日記者会見」
http://www.flix.co.jp/article.jsp?aid=A0000491


♯こんな人にオススメ
「安心できるラブコメディが好き」


DVDで買うならどちらを選ぶか――
「メイド・イン・マンハッタン」。いや…だから…レイフ・ファインズがね…そのね…ごにょごにょ…。

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