「ソラリス」
2003年7月18日「ソラリス」を観に行ってしまいました。
ネタバレしない程度に感想をば。
日本公式サイト→http://www.foxjapan.com/movies/solaris/
!大前提!
私はスタニスラフ・レフ原作の『ソラリスの陽のもとに』を読んだことはありません。またタルコフスキー版「惑星ソラリス」(1972)も観たことはありません…というか、本当はその昔、ビデオで観たことがあるのですが、睡魔に勝てず最後まで観ることができないまま、ビデオ屋さんに返却したので、観ていないということにします。
あの……これ――何年前の映画ですかニャ?
宇宙ステーションや惑星ソラリスに対する、イマジネーションやデザインが、あまりにも凡庸。別に、CGを使えとかおしゃれにしろとかそーゆーことを云いたいんじゃない。でもあの宇宙ステーションセットだったら、往年の007映画のほうがオリジナリティやセンスがあるよ?…惑星ソラリスのあの見た目はなんなのさ?(これが一番ガッカリ)…日本のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」って知ってる?
それらを踏まえて上で一番云いたいのは――なんでこれをわざわざSF作品、しかも「ソラリス」でやろうとするのニャ?ってこと。私には理解不能。だって、「自分の妻を最悪の形で亡くしてしまい、後悔する主人公の精神と愛の模索…ちょっとメロドラマ系」だったら、別にSF作品の「ソラリス」じゃなくたって、いつものソダーバークの現代群像劇で充分なのでは?…SF的イマジネーションが欠落してるだけに、私にはどうしてもそう思えて仕方がない。別にストーリーは、皆が云うほど悪いとは思わない(だってキライではないもの)んだけど…。
全米公開された頃、ソダーバーグ監督と主演のジョージ・クルーニーのお互いをかばい合う発言(「もっと評価されてもいい」だのなんだの)が、いろんなメディアを通してよく聞こえてくるな〜…とは思ってたけど、いやはやこの出来だったら、呆れる人(というか、爆睡する人?)が出てくるのはよくわかる。
この「ソラリス」――監督・脚本だけでなく、撮影まで彼なんだから(P・アンドリュース=S・ソダーバーグ)、やっぱり彼にひとことモノ申したいよニャ〜…。「アナタにSFセンス、ないのでは?」。
私にとってソダーバーグは、別にキライでもなんでもない監督。だけど、ここ最近の「僕ってどんなジャンルだってできるんだよ〜ん」という彼の雰囲気、および作品は――ちーとばかり鼻につく。ま、「ソラリス」の惨敗がいいお灸になったかもね。
しかし…ジョージ・クルーニーのおしり、スゴイかったニャ〜…40男には思えない…。
では、また♪
追加:
「ソラリス」に出てくるアフリカ系女性の科学者…どっかで見たことのある女優さんだニャ〜と思ってたら、「ニューヨークの恋人」(2002)で、ヒュー子ちゃん演じるレオポルトに「犬のウンチをさっさと拾いなさい!」と云ってた女性警察官だってことに気がつきました(上目遣いしたときに「あ!彼女だ!」とわかったんだよニャ〜)。
ネタバレしない程度に感想をば。
日本公式サイト→http://www.foxjapan.com/movies/solaris/
!大前提!
私はスタニスラフ・レフ原作の『ソラリスの陽のもとに』を読んだことはありません。またタルコフスキー版「惑星ソラリス」(1972)も観たことはありません…というか、本当はその昔、ビデオで観たことがあるのですが、睡魔に勝てず最後まで観ることができないまま、ビデオ屋さんに返却したので、観ていないということにします。
あの……これ――何年前の映画ですかニャ?
宇宙ステーションや惑星ソラリスに対する、イマジネーションやデザインが、あまりにも凡庸。別に、CGを使えとかおしゃれにしろとかそーゆーことを云いたいんじゃない。でもあの宇宙ステーションセットだったら、往年の007映画のほうがオリジナリティやセンスがあるよ?…惑星ソラリスのあの見た目はなんなのさ?(これが一番ガッカリ)…日本のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」って知ってる?
それらを踏まえて上で一番云いたいのは――なんでこれをわざわざSF作品、しかも「ソラリス」でやろうとするのニャ?ってこと。私には理解不能。だって、「自分の妻を最悪の形で亡くしてしまい、後悔する主人公の精神と愛の模索…ちょっとメロドラマ系」だったら、別にSF作品の「ソラリス」じゃなくたって、いつものソダーバークの現代群像劇で充分なのでは?…SF的イマジネーションが欠落してるだけに、私にはどうしてもそう思えて仕方がない。別にストーリーは、皆が云うほど悪いとは思わない(だってキライではないもの)んだけど…。
全米公開された頃、ソダーバーグ監督と主演のジョージ・クルーニーのお互いをかばい合う発言(「もっと評価されてもいい」だのなんだの)が、いろんなメディアを通してよく聞こえてくるな〜…とは思ってたけど、いやはやこの出来だったら、呆れる人(というか、爆睡する人?)が出てくるのはよくわかる。
この「ソラリス」――監督・脚本だけでなく、撮影まで彼なんだから(P・アンドリュース=S・ソダーバーグ)、やっぱり彼にひとことモノ申したいよニャ〜…。「アナタにSFセンス、ないのでは?」。
私にとってソダーバーグは、別にキライでもなんでもない監督。だけど、ここ最近の「僕ってどんなジャンルだってできるんだよ〜ん」という彼の雰囲気、および作品は――ちーとばかり鼻につく。ま、「ソラリス」の惨敗がいいお灸になったかもね。
しかし…ジョージ・クルーニーのおしり、スゴイかったニャ〜…40男には思えない…。
では、また♪
追加:
「ソラリス」に出てくるアフリカ系女性の科学者…どっかで見たことのある女優さんだニャ〜と思ってたら、「ニューヨークの恋人」(2002)で、ヒュー子ちゃん演じるレオポルトに「犬のウンチをさっさと拾いなさい!」と云ってた女性警察官だってことに気がつきました(上目遣いしたときに「あ!彼女だ!」とわかったんだよニャ〜)。
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