土曜日の日記に書いた、J.LOとベン・アフレックの新作の酷評に対し、ベンがこんなこと云ったようです。

↓「B・アフレック、新作のバッシングにコメント」(FLix)
http://www.flix.co.jp/news.jsp?nid=N0003691
(FLixは、IMDbニュースを翻訳したものをよく記事にしています)

…ふ〜ん。でも――

「確かに悪い出来だよ。でも悪い映画だって、良い映画と同じくらい努力はしているんだ。努力はしたけどうまくいかなかったね」(↑の記事より引用)

――ってのは、ちょっとニャ〜…。正直なんだか、それとも投げやりなのか。ただ、次回作「Jersey Girl」って、たしかJ.LOとの共演作のはず。………。ま、ケビン・スミスが監督なので、彼ならベンの魅力をちゃんと出してくれるだろうけど――また酷評されたら…ベンはなんて云うつもりなのかニャ〜?


というわけで、「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日はえ〜っと…最近ビデオで観た(田舎の映画館じゃやってくれなかったんだもん)作品を。


「クローサー」夕陽天使・SO CLOSE(2002・香港/米)
日本公式サイト→http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/closer/
監督:コリー・ユン
脚本:ジェフ・ラウ
出演:スー・チー、ヴィッキー・チャオ、カレン・モク、倉田保昭、他

ストーリー:
ある日、香港企業が運営するアジア最大のネットワークがウィルスに感染。しかし、突然現れた「電脳天使」と名乗る者によって駆除される。その「電脳天使」の正体は、リン(S・チー)とクワン(V・チャオ)という姉妹。ふたりの目的は、ネットワークを運営する会社の社長暗殺であり、彼女たちは世界を監視するシステムを使って暗躍する殺し屋だった。そしてそのふたりを捕まえようと、腕利き刑事コン(K・モク)が捜査を始める――。


いやはや。
「チャーリーズ・エンジェル」のアジアンビューティー版かと思って観たら、まったく違ってて――「女たちの挽歌」ってな感じの映画でございました。

「チャーリーズ〜」が映画であって映画でないのに対し(←これ最大級の褒め言葉だじょ!)、この「クローサー」の場合、ストーリーはいろんな要素でぎゅうぎゅうだわ(泣かせるし、笑わせるし、感動させるし)、アクションはそれぞれの女優さんに合わせた、しかも「ザッツ・ホンコン!」な仕上がりだわで――「チャーリーズ〜」とは違ったサービスが満点の娯楽作になってる。

なんつーか…そのあまりのサービスぶりに、おねーさん、感動しちゃいましたよ〜。香港映画って、そーゆーところが徹底しててスゴイよニャ〜。いつも感嘆のため息が出るし、今作の3人の女優さんたちには、思わず「お疲れさまでした!」と声かけたくなっちったよん。

で。
この手の映画にツッコミしちゃうのは、ヤボだと充分わかっていながら、やっぱり思っちゃうのは――

「え?…そんなスゴイシステム(ワールド〜なんとかという、世界を監視できる衛星システム)があるんなら、殺し屋家業なんぞに使わずに、ご両親の遺志を継いで、正義に利用してはいかがですかニャ?」

…ってこと。米国には「昼は盲目の弁護士、夜は赤タイツ姿の正義の味方」という、痛み止めを飲みながら頑張ってる人もいるのにね〜。

――ま、そういうヤボはこれくらいにして。

まずストーリーなのですが…なんつーか、良くも悪くも「昔ながらの香港映画」って感じ。最終的に仇討ちになっちゃう(日本のヤクザ映画もそうと云えばそうか)。でもって、とっても強い中ボスが出てきて、それに対して2〜3人がかり(主人公含む)で向かっていく…ってのも定石通り。
う〜ん…その定石を求めるのならば、充分過ぎるぐらいの出来だと思う。ただ私としては、もうちょっと新鮮味があるほうが嬉しかったんだけどニャ〜…。たとえば――中ボスとは一騎打ち、大ボスは「え?あの人が!?」といった、大どんでん返しを持ってくるとか。う〜ん…。

リンの恋愛を盛り込んだのは、ふむふむと思ったけど、結局中途半端に終わっちゃった。恋人の描写は不十分だったし(なんで彼は納得するのニャ?)、また彼がなにかやらかしてしまって、うわ!大変!…といった伏線も一切ナシ。う〜ん…。

アクション(およびCG)に関しては、どっかやっぱりチープさは感じちゃうけど、各女優さんの個性を充分に出したものになってるのではないでしょうか〜?
リン役のS・チーは「私は開脚が得意」と云ってて、その通り、開脚技を存分に見せてくれる。クワン役のV・チャオは「日本刀アクションが好き」と云ってて、その通り日本刀をブンブン振り回してくれる。長い黒髪は綺麗に流れてて、バッチリ決まってるし、白装束もツボ。なので、私はけっこう楽しんで観れましたです、はい。…ただ、どーせ日本刀アクションするなら、スライスは見せて欲しかったニャ〜…(←こりゃ個人的意見)。

…とまあ、けっこうエラソーに云いたいこと云ってる私だけど、あの「おねーちゃ〜〜ん!!」なシーンには、正直…涙ポロリしてしまいました。いいお姉ちゃんだよね、私もそう思うナリよ…うるるるる…>クワン

ま、ツッコミはてんこもりだけど、それでもなんだか許せてしまうし、素直に香港映画を楽しむなら最適な作品――ってところかニャ?


♯こんな人にオススメ
「私、アクション映画に関してはツッコミしません」「女は黒髪が一番!」


ただ――香港(というか、日本以外のアジア)映画界に、これだけはどーしても云いたい!

どーしてあちらの男優さんたちは、みな女顔系と云うか…優しげでワイルドさがほとんどない顔立ちばかりなのか?(例外はいるけど)

日本で云うところの――え〜っと、フックンや加勢大周、萩原聖人、木村拓哉、仲村トオルみたいな、「ちょっと女顔入ってる、優男…というかデオドラント系」な顔立ちばかり(云っておきますが、私はデオドラント系がキライなのではありません)。

B’zの稲葉さん、反町隆史、坂口憲二、高橋克典(漢字違うかも)…といった、ワイルドセクシー系を(映画で)見ることが、なっかなかできないんですけど?…なんで?やっぱ国が違うと好みも違う?…でも…もうちょっとタンクトップの似合う男優さんが出てきてもいいのに……。う〜ん…。

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