「閉ざされた森」
2003年9月15日公開初日に「閉ざされた森」を観に行って来ました。
(できるだけ)ネタバレしない程度の感想をば。
日本公式サイト→http://www.tozasareta.com/index.html
主演のトラボルタが、「この映画のために10kg以上のダイエットをした」と云ってたので、(彼にとって)相当の努力を強いられたであろうそのダイエットの結果を、やはりこの目で確かめないとニャ!…と云う、実にしょーもない理由で観に行ったのですが。
え〜っと。
――メモと鉛筆、いただけませんかニャ?
ストーリー、および登場人物とその相関を、頭の中だけで整理しようとして、見事に失敗。本編が終わり、「理解できない私ってバカ」としょぼんとしてたら、隣のカップルが「わかんなかった」と話しているのを聞いて、ちょっと安心。…ああ!私ひとりだけではなかったのね!!
なんつーか、裏切り者はだ〜れだ?系「藪の中」サスペンスに仕上げたかったんだな…というのはよくわかる。主人公に、つかみどころのない魅力を与えたかったのもよくわかる(だからトラボルタを配役したんだろうし)。でも、暗い映像で誰が誰やらわかんないし、つじつまをムリに合わせようとする展開、主人公の魅力だけで押し切ろうとするかのようなストーリーの中、セリフだけで状況を二転三転させられてもニャ〜…。正直、困るナリよ…。
こう云っちゃおしまいだと思うけど――
「戦火の勇気」をベースに、「プレデター」と「ソードフッシュ」を足して、「ユージュアル・サスペクツ」を掛けようとして失敗した…って感じ。
う〜ん…。
キャスティングはナイスだと思う。ちょっとあやしい元レンジャーの麻薬捜査官に、(ダイエット後の)ジョン・トラボルタ。ステレオタイプな鬼軍曹に(実はハゲである)サミュエル・L・ジャクソン。男前な女性大尉に(典型的北欧美人な)コニー・ニールセン。キーパーソンのひとりであるパイクに、(今年なんでかよく見かける)ティ・ディグス。そのほかに出てくる軍人役は、みな戦争映画(「ブラックホーク・ダウン」「シン・レッド・ライン」「ウィンドトーカーズ」「プライベート・ライアン」など)に出演してた俳優を引っ張ってきている。…合ってるはずだわ。
その中でもトラボルタとサミュエル・L・ジャクソンは、あんまりにも「らしい」配役。逆にピッタリ過ぎてマズイかもと思うくらい。なので、私の中で光ってたのは…コニー・ニールセンかな、やっぱ。こういう男前な役が似合うんだ〜と、思わぬ発見をしてしまったナリ。
オチについては、私は「やられた〜!上手く騙された〜!」とは思わない。だって、あんまりにも中途半端なんだもん。もし「やられた〜!」と思わせるなら、もっと意味があって矛盾のない伏線を印象的に張るべき(そして必ず回収すること)。また、真実がわかる瞬間をダレさせないこと。ダレちゃったら、しまらないじゃないの!…あと個性。セリフの端々だけを伏線にするなんて、そんなの今まで山ほど観てきたからウンザリなの!
…かと云って「なんじゃこりゃ!ヒドイ!」とまでは思わない。なぜなら俳優たちの演技は皆よかったから。だからもったいなくて仕方がない。
う〜ん…結局どっちでもないために、とってもダサイ印象だけが残っちゃった(「ソードフィッシュ」も相当ダサかったよニャ〜)。あ〜あ…なにが一番悪かったんだろう…やっぱ脚本かな…。
しかし…初っ端に「ボレロ」が流れた時点で、なんかヤバイ雰囲気を感じちゃったんだよニャ〜…。
あ、ダイエット後のトラボルタさんですが。
以前と比べれば、たしかに痩せてました。でも小学生の頃「ステイン・アライブ」(1983)を観て、彼の素晴らしい体に感動した私としては、逆にせつない気持ちにさせられてしまったのでした。あの素晴らしさは、もう太古の昔のことなのね…はあ…。
↓太古の昔、「ステイン・アライブ」でのトラボルタさん(amazon)
http://images-jp.amazon.com/images/P/B0000ABABU.09.LZZZZZZZ.jpg
あと、久しぶりにハリー・コニック・Jrを観ました。歌ってるだけのほうがいいと思うんだけどニャ…。
…以上、感想でした♪
(ネタバレしないように書くの、むずかしかったです…)
「S1m0ne」の感想は、明日書きます〜。
では、また♪
(できるだけ)ネタバレしない程度の感想をば。
日本公式サイト→http://www.tozasareta.com/index.html
主演のトラボルタが、「この映画のために10kg以上のダイエットをした」と云ってたので、(彼にとって)相当の努力を強いられたであろうそのダイエットの結果を、やはりこの目で確かめないとニャ!…と云う、実にしょーもない理由で観に行ったのですが。
え〜っと。
――メモと鉛筆、いただけませんかニャ?
ストーリー、および登場人物とその相関を、頭の中だけで整理しようとして、見事に失敗。本編が終わり、「理解できない私ってバカ」としょぼんとしてたら、隣のカップルが「わかんなかった」と話しているのを聞いて、ちょっと安心。…ああ!私ひとりだけではなかったのね!!
なんつーか、裏切り者はだ〜れだ?系「藪の中」サスペンスに仕上げたかったんだな…というのはよくわかる。主人公に、つかみどころのない魅力を与えたかったのもよくわかる(だからトラボルタを配役したんだろうし)。でも、暗い映像で誰が誰やらわかんないし、つじつまをムリに合わせようとする展開、主人公の魅力だけで押し切ろうとするかのようなストーリーの中、セリフだけで状況を二転三転させられてもニャ〜…。正直、困るナリよ…。
こう云っちゃおしまいだと思うけど――
「戦火の勇気」をベースに、「プレデター」と「ソードフッシュ」を足して、「ユージュアル・サスペクツ」を掛けようとして失敗した…って感じ。
う〜ん…。
キャスティングはナイスだと思う。ちょっとあやしい元レンジャーの麻薬捜査官に、(ダイエット後の)ジョン・トラボルタ。ステレオタイプな鬼軍曹に(実はハゲである)サミュエル・L・ジャクソン。男前な女性大尉に(典型的北欧美人な)コニー・ニールセン。キーパーソンのひとりであるパイクに、(今年なんでかよく見かける)ティ・ディグス。そのほかに出てくる軍人役は、みな戦争映画(「ブラックホーク・ダウン」「シン・レッド・ライン」「ウィンドトーカーズ」「プライベート・ライアン」など)に出演してた俳優を引っ張ってきている。…合ってるはずだわ。
その中でもトラボルタとサミュエル・L・ジャクソンは、あんまりにも「らしい」配役。逆にピッタリ過ぎてマズイかもと思うくらい。なので、私の中で光ってたのは…コニー・ニールセンかな、やっぱ。こういう男前な役が似合うんだ〜と、思わぬ発見をしてしまったナリ。
オチについては、私は「やられた〜!上手く騙された〜!」とは思わない。だって、あんまりにも中途半端なんだもん。もし「やられた〜!」と思わせるなら、もっと意味があって矛盾のない伏線を印象的に張るべき(そして必ず回収すること)。また、真実がわかる瞬間をダレさせないこと。ダレちゃったら、しまらないじゃないの!…あと個性。セリフの端々だけを伏線にするなんて、そんなの今まで山ほど観てきたからウンザリなの!
…かと云って「なんじゃこりゃ!ヒドイ!」とまでは思わない。なぜなら俳優たちの演技は皆よかったから。だからもったいなくて仕方がない。
う〜ん…結局どっちでもないために、とってもダサイ印象だけが残っちゃった(「ソードフィッシュ」も相当ダサかったよニャ〜)。あ〜あ…なにが一番悪かったんだろう…やっぱ脚本かな…。
しかし…初っ端に「ボレロ」が流れた時点で、なんかヤバイ雰囲気を感じちゃったんだよニャ〜…。
あ、ダイエット後のトラボルタさんですが。
以前と比べれば、たしかに痩せてました。でも小学生の頃「ステイン・アライブ」(1983)を観て、彼の素晴らしい体に感動した私としては、逆にせつない気持ちにさせられてしまったのでした。あの素晴らしさは、もう太古の昔のことなのね…はあ…。
↓太古の昔、「ステイン・アライブ」でのトラボルタさん(amazon)
http://images-jp.amazon.com/images/P/B0000ABABU.09.LZZZZZZZ.jpg
あと、久しぶりにハリー・コニック・Jrを観ました。歌ってるだけのほうがいいと思うんだけどニャ…。
…以上、感想でした♪
(ネタバレしないように書くの、むずかしかったです…)
「S1m0ne」の感想は、明日書きます〜。
では、また♪
コメント