すちゃらか映画レビュー!(その50-7)
2003年11月2日とりあえずまだ続いてる「すちゃらか映画レビュー!」どす!
お題は「2003年秋公開の映画」。
今日は、観逃されがちな作品を取り上げてみました。
!注意!
以下の文章は、ネタバレしてません。ですが、なんの情報を持たずにこの作品をご鑑賞したい方は、お読みにならないほうがいいかもしれません。
「女神が家にやってきた」Bringing Down the House(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0305669/
日本公式サイト→http://www.movies.co.jp/megami/
監督:アダム・シャンクマン
脚本:ジェイソン・フィラルディ
出演:スティーブ・マーティン、クイーン・ラティファ、ユージン・レヴィ、他
ストーリー:
仕事一筋のために、妻と子供が出て行ってしまったマジメ弁護士ピーター(S・マーティン)は、チャットで知り合った素敵な女性シャーリーンと会うことになる。しかし、自宅にやってきたのは写真とは似ても似つかない脱獄囚のシャーリーン(Q・ラティファ)だった。無実を訴える彼女は、ピーターの家に居座り、その無実を証明して欲しいと頼むが――
もう…どーしよーもないほどの凡作だってことは、よ〜くわかってるんです。
仕事人間な主人公の前にキョーレツなトラブルメーカーが現れ、トンデモ事件発生→ペースをことごとく乱され、ヒドイ目に遭わされる主人公→でもその人物のおかげで、人生を見つめ直すことになる→ハッピーエンド(もしくは、ほろ苦ハッピーエンド)
………。
この手の「自分を見つめ直してハッピーエンド」系映画って、コメディにしろドラマ系にしろロマコメにしろ、ホント廃れることがない。よくみんな飽きないもんだ…って、じゃあなんで私がこの映画を観に行ったのかと云うと。
「スティーブ・マーティンを観るため」に決まってるじゃ〜あ〜りませんか!
以前、←でリンクしている蛍風さんがエディ・マーフィの新作について、「ストーリーがどうとか、設定がどうとかじゃなく、これは『エディ・マーフィーを楽しむ』作品。単純にそれでいいんじゃないかな・・・?」とお書きになっていて、「そう!そう!そうなのよ!」と心底頷いた私ですが――そんな私にとって、このスティーブ・マーティンこそ「この人を観る」系俳優なのです。
ありきたりのストーリーだとしても、私はもう彼を観れればそれでいいのです。ジタバタしてバカ踊りして、ヘンなカッコして、おバカな云い間違いして、鼻の下伸ばして、自虐ギャグを連発する…そんなスティーブ・マーティンを観れるだけでいいの♪…だって、日本の映画配給会社が、必ず彼の新作を公開してくれるとは限らないんだもん…って、なんか自分で書いてて淋しくなっちまっただよ…ぐぐぐぐ…。
ちなみに、この「女神〜」は2003年度全米興行成績ベスト10に入ってくるほど、米国ではヒットしたのですが、日本におけるスティーブ・マーティン人気がイマイチであるため、「あ〜あ、ビデオスルーされるかもしれない」と思ってた作品でした。ところが、旬の女優クイーン・ラティファ(←日本でもヒットした「シカゴ」に出演)が共演であること、また「米国興行成績1位ゲット」と宣伝しやすい要素が増えたこともあって――ま、ほかにも理由はあるでしょうけど――なんとか日本でもブジ公開となり、私が住む田舎のシネコンでも観ることができました(…って、上映は2週間だけだったけどさ)。
それにしても、レビュアー泣かせの語るところがない映画だよニャ〜…。ありきたりなストーリーだし、乱暴に云うと「巻き込まれてジタバタする自虐コメディ=スティーブ・マーティンもの」なので、これはもう彼を観て楽しむくらいの魅力しかないな…とわかっていたのですが、それでも期待したQ・ラティファが絵に描いたようなとゆーか、完全にステレオタイプな姐御役だったので、それが残念。勢いはあっても繊細さがない…とゆーか、演技自体それほど上手いとは思えず…ならせめて、せっかくラティファなんだから、ラップだけでなくゴスペルを歌ってくれるとかなんとかしてくれれば、かなり違ったのにぃ。あ〜、もったいない。
それにタイトル。「女神が家にやってきた」って…気持ちはわかるけど、やってきたのは女神というよりは女王様だったような…。
なお、主演ふたり以外に記憶に残った女優さんとして、奥さんの妹を演じたミッシー・パイル。あの顔立ちと役どころ…なんか「女版スティーブ・ブシェミ」って感じだったニャ〜…。
ま、作品の出来うんぬんより、スティーブ・マーティンのワザとヘタクソに踊る姿が観れて良かったです♪
ところで。
日本ではよ〜く間違われるのですが、スティーブ・マーティンは、「裸の銃を持つ男」シリーズに主演しているレスリー・ニールセンとは別人です。
↓スティーブ・マーティン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000188/
↓レスリー・ニールセン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000558/
…スティーブ・マーティンのほうが、穏やかな顔立ちしてるかニャ〜と。
お題は「2003年秋公開の映画」。
今日は、観逃されがちな作品を取り上げてみました。
!注意!
以下の文章は、ネタバレしてません。ですが、なんの情報を持たずにこの作品をご鑑賞したい方は、お読みにならないほうがいいかもしれません。
「女神が家にやってきた」Bringing Down the House(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0305669/
日本公式サイト→http://www.movies.co.jp/megami/
監督:アダム・シャンクマン
脚本:ジェイソン・フィラルディ
出演:スティーブ・マーティン、クイーン・ラティファ、ユージン・レヴィ、他
ストーリー:
仕事一筋のために、妻と子供が出て行ってしまったマジメ弁護士ピーター(S・マーティン)は、チャットで知り合った素敵な女性シャーリーンと会うことになる。しかし、自宅にやってきたのは写真とは似ても似つかない脱獄囚のシャーリーン(Q・ラティファ)だった。無実を訴える彼女は、ピーターの家に居座り、その無実を証明して欲しいと頼むが――
もう…どーしよーもないほどの凡作だってことは、よ〜くわかってるんです。
仕事人間な主人公の前にキョーレツなトラブルメーカーが現れ、トンデモ事件発生→ペースをことごとく乱され、ヒドイ目に遭わされる主人公→でもその人物のおかげで、人生を見つめ直すことになる→ハッピーエンド(もしくは、ほろ苦ハッピーエンド)
………。
この手の「自分を見つめ直してハッピーエンド」系映画って、コメディにしろドラマ系にしろロマコメにしろ、ホント廃れることがない。よくみんな飽きないもんだ…って、じゃあなんで私がこの映画を観に行ったのかと云うと。
「スティーブ・マーティンを観るため」に決まってるじゃ〜あ〜りませんか!
以前、←でリンクしている蛍風さんがエディ・マーフィの新作について、「ストーリーがどうとか、設定がどうとかじゃなく、これは『エディ・マーフィーを楽しむ』作品。単純にそれでいいんじゃないかな・・・?」とお書きになっていて、「そう!そう!そうなのよ!」と心底頷いた私ですが――そんな私にとって、このスティーブ・マーティンこそ「この人を観る」系俳優なのです。
ありきたりのストーリーだとしても、私はもう彼を観れればそれでいいのです。ジタバタしてバカ踊りして、ヘンなカッコして、おバカな云い間違いして、鼻の下伸ばして、自虐ギャグを連発する…そんなスティーブ・マーティンを観れるだけでいいの♪…だって、日本の映画配給会社が、必ず彼の新作を公開してくれるとは限らないんだもん…って、なんか自分で書いてて淋しくなっちまっただよ…ぐぐぐぐ…。
ちなみに、この「女神〜」は2003年度全米興行成績ベスト10に入ってくるほど、米国ではヒットしたのですが、日本におけるスティーブ・マーティン人気がイマイチであるため、「あ〜あ、ビデオスルーされるかもしれない」と思ってた作品でした。ところが、旬の女優クイーン・ラティファ(←日本でもヒットした「シカゴ」に出演)が共演であること、また「米国興行成績1位ゲット」と宣伝しやすい要素が増えたこともあって――ま、ほかにも理由はあるでしょうけど――なんとか日本でもブジ公開となり、私が住む田舎のシネコンでも観ることができました(…って、上映は2週間だけだったけどさ)。
それにしても、レビュアー泣かせの語るところがない映画だよニャ〜…。ありきたりなストーリーだし、乱暴に云うと「巻き込まれてジタバタする自虐コメディ=スティーブ・マーティンもの」なので、これはもう彼を観て楽しむくらいの魅力しかないな…とわかっていたのですが、それでも期待したQ・ラティファが絵に描いたようなとゆーか、完全にステレオタイプな姐御役だったので、それが残念。勢いはあっても繊細さがない…とゆーか、演技自体それほど上手いとは思えず…ならせめて、せっかくラティファなんだから、ラップだけでなくゴスペルを歌ってくれるとかなんとかしてくれれば、かなり違ったのにぃ。あ〜、もったいない。
それにタイトル。「女神が家にやってきた」って…気持ちはわかるけど、やってきたのは女神というよりは女王様だったような…。
なお、主演ふたり以外に記憶に残った女優さんとして、奥さんの妹を演じたミッシー・パイル。あの顔立ちと役どころ…なんか「女版スティーブ・ブシェミ」って感じだったニャ〜…。
ま、作品の出来うんぬんより、スティーブ・マーティンのワザとヘタクソに踊る姿が観れて良かったです♪
ところで。
日本ではよ〜く間違われるのですが、スティーブ・マーティンは、「裸の銃を持つ男」シリーズに主演しているレスリー・ニールセンとは別人です。
↓スティーブ・マーティン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000188/
↓レスリー・ニールセン(IMDb)
http://us.imdb.com/name/nm0000558/
…スティーブ・マーティンのほうが、穏やかな顔立ちしてるかニャ〜と。
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