昨日の続き「すちゃらか映画レビュー!」どす!
今日はレンタルビデオ屋さんで借りて観た、日本未公開の「男のホンネ」映画を取り上げまする〜。


「アマンダ・ピートの ピンクな気持ち ワタシは、Hなオンナのコ」Whipped(2000・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0174336/
監督:ピーター・M・コーエン
脚本:ピーター・M・コーエン
出演:アマンダ・ピート、ブライアン・ヴァン・ホルト、ジューダー・ドムケ、ジョナサン・エイブラハムズ、ゾリー・バーバー、他

ストーリー(訂正しました):
週に1度はダイナーに集まって、付き合った女性の話をし合うブラッド(B・ヴァン・ホルト)、ジーク(Z・バーバー)、ジョナサン(J・エイブラハムズ)、エリック(J・ドムケ)は、仲の良い男4人組。そんなある日、彼らの前にミア(A・ピート)という女性が現れた。ミアに心惹かれ、付き合いだすブラッド・ジーク・ジョナサンの3人。だが、全員がミアと付き合っていると分かると、その友情に影響が出始める。そして――


「アマンダ・ピートって、誰よ?」と思いながら観始めたんですが――あれ?私…最近、この顔を見たぞ?

なにに出てたっけ〜?と、しばし脳内検索の旅に出てたらですね、ようやく最近公開された「“アイデンティティー”」に出てた女優さんだと気がつきました。さらに、先日紹介したジャック・ニコルソン&ダイアン・キートンの新作、「Something’s Gotta Give」のトレイラーにも出てたと気付き…ってことはなんですか?彼女の将来性を見込んで、この映画のDVD、およびレンタルビデオのリリースを決定したんですか??

「ひとりの魅力的な女性をめぐって、複数の男がすったもんだを繰り広げる、ちょっとえっちなストーリー」という、よくある設定とあらすじを持つ今作なのですが――いちおう見所は「男のホンネを4人の男が(一人ずつ)語る」というところなんでしょうか〜?

で、その独白系「男のホンネ」なんですが。
意外や意外、「ああ!それわかるわ〜〜…」と、女である私が(なんでか)納得をしてしまいました。


■「用を足したあと、便座を下ろさないと女は怒るんだ」

そう!ちゃんと下ろすよーに!!(ちなみに、ヒュー子ちゃんも奥さんに怒られたそーだ)

■「ひとりでヤルとき、手を痺れさせてからヤル。そのほうが人にしてもらってるような感じがするからだ」

友人F(ゲイ)は、左手でヤルのだとか。理由は上と同じ…って、私が納得したところでどーしよーもナイんですが。

■「『ナインハーフ』のミッキー・ロークは素晴らしかった。女に対して常に主導権を持っていた」

たしかに素晴らしかったっス!私も騙されたっス!
…でも「主導権は男が持たねば」なんて考えてる男ほど、女に主導権を握られてると思うけど?

■「『セント・エルモス・ファイヤー』(1985)でのアンドリュー・マッカーシーは損をしている。知的でクリエイティブな仕事をしてるとゲイだと思われがちだが、彼自身もそうだと思われてしまった。僕は、同じ仕事をしていても違うけどね」

そう!A・マッカーシーは、あの映画で絶対損をしている〜〜〜!

…などなど、映画ネタを交えた独白に至っては、思わず唸りながら観てしまったナリ。それ以外のストーリーとなると、俳優陣にまったく魅力がないし(とくにアマンダ・ピート)、友情も恋愛もどっちらけなオチにもガッカリ。

そしてなんと云っても、「3人の男が恋してしまうほど魅力的なミア」にはちっとも思えなかったのがツライ。どこかミステリアスな雰囲気が漂っているわけでなく、またビッチな感じがあるわけでもなく、かといってキュートな女の子ってなわけでもない。とくに彼女の秘密がわかったときは、もうガッカリ。こんな女にはなりたくない。この映画の焦点が「男4人の友情と恋愛事情」であるということを考慮しても、このミアの設定と扱いは、私にゃツラかったナリよ…。

ま、男4人に対して「ああ、こんな男っているよニャ〜」とは思えたので、(魅力はともかく)リアル感はそれなりにあった…かニャ?
でも、男性がこの映画を観て、「男のホンネを語ってるな〜、友情ってこんな感じだよな〜」と思えたかは疑問。

ちなみに俳優陣ですが――アマンダ・ピートは、デニース・リチャーズ系(つまり、表情のバリエーションが2〜3種、カエル顔、セリフは棒読み)だよニャ〜。顔のインパクトはある。でも(私には)それだけ。
ブラッド役のブライアン・ヴァン・ホルト。彼も、出てきたときに「あれ?最近この顔見たぞ?」と思った人だったのですが、それもそのはず「S.W.A.T」と「閉ざされた森」に出てたのでした。…意外と頑張ってるのね〜。


しっかし…男4人&ミアの年齢設定は26〜27歳あたりだそうだけど――そんな年齢層が、ピーター・ウィアー作品「誓い」の引用(「足は?」「鋼のバネ」「ヒョウのように」)や、「トッツィー」(D・ホフマンの映画)の引用(「ジョージジョージジョージ!」)、「セント・エルモス・ファイヤー」(80年代を代表する青春映画のひとつ)、「ナインハーフ」(まだM・ロークが大人気だった頃の映画)の話なんかするかニャ〜?…絶対、30歳以上じゃないとわかんないと思うけどニャ〜…。


♯こんな人にオススメ
「最近、友達と同じ女の子を好きになっちゃってさ〜…」

DVDで買うならどっちを選ぶか――
どっちも欲しいとは思わない…けど、あえて云うなら「アマンダ・ピートよりはキャメロン・ディアス」ってことで、「クリスティーナ〜」かニャ?…でもこれなら「メリーに首ったけ」のほうが、絶対いいと思うけどニャ…。

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