…というわけで、「2003年度 私的フェイバリット10作品」をあらためて列記すると――
1.「リベリオン」
2.「戦場のピアニスト」
3.「X-MEN 2」
4.「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
5.「セクレタリー」
6.「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
7.「ブルークラッシュ」
8.「10日間で男を上手にフル方法」
9.「アンダーワールド」
10.「歓楽通り」
…という結果になりました。
こうやってみると…う〜む…ダークな作品が多いですニャ〜…。正直、ちょっと驚いております。
で。
上記作品の個々のレビューや感想に関しては、「すちゃらか!」や先日の日記などで書いたので、今回は解説と総括をば。
1位の「リベリオン」は――海外でも日本でも映画評論家にはボロクソに云われ、ファンには絶賛されたという、ちょっとばかりカルトなSFアクション作品です。この作品が好きな人は…その素晴らしさをとことん語りたいでしょうし(私もそーだ)、ハマれなかった人にとっては、ただのツッコミ満載な映画なだけでしょう。
ちなみに、総制作費がラッシーの1本あたりの出演料と同じ(2000万ドル)という低予算映画であるためか、画面にもそのチープ感が漂っているのですが、逆に低予算ならではのアイディアが随所に見受けられ、「よく頑張ってるな〜」と感心してしまいました。厳かな音楽も素晴らしかったです。
全体を通してみれば、「ファーレンハイト(華氏)451」「1984」「マトリックス」「ブレードランナー」あたりの影響を受けている感はあります。でも、私には監督であるカート・ウィマーの情熱がひしひしと伝わってきました。次回作も頑張って欲しいなあ…。
2位の「戦場のピアニスト」は――とにかく、ポランスキーがこんな淡々として…彼自身の個性を消してしまったかのような演出をしたことに驚いてしまいました(もちろん、その個性がまったくなりを潜めたわけではなかったですが)。でも観ているうちにだんだんと、「ああ、これはたしかにポランスキーじゃないと撮れないな〜」と思えてきました。彼自身がホロコーストの体験者だからこそ、エンタテイメント性が重視されるハリウッド映画(たとえば「シンドラーのリスト」)と一線を画しているのでしょう。
3位の「X-MEN 2」は――どうしてもアクションなどに目がいってしまいますが、さまざまなエピソードの中にマイノリティたちの差別を忘れず描いているので、何度観てもせつないな〜と。なんでイアン・マッケランがこの作品に思い入れがあるのか、わかるような気がします(監督のブライアン・シンガーとイアン・マッケランはともにゲイ)。それにしても…「X-MEN 3」のキャスティングはどうなるのかニャ…。マッケランとファムケ・ヤンセンはサインしたらしいけど…う〜む…。
4位以下の作品に関しては、この前の日記で語った内容で充分かと思うので、割愛します。
それから…え〜っと、この10作品以外に好きな作品としては――
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(ランタイムがちと長い)、「カンパニー・マン」、「ムーンライト・マイル」、「ベッカムに恋して」、「ボーリング・フォー・コロンバイン」、「チャーリーズエンジェル フルスロットル」、「シモーヌ」あたりでしょうか?…まだありそうだけど出てこない…。
よく見かけた俳優は――アントニオ・バンデラスとルーシー・リウ。
私が観ただけでも、バンデラスが出てた作品は…「バリスティック」「ファム・ファタール」「フリーダ」「スパイキッズ3-D」。ま、この人は昔から多作な人か。でもなんかいっつも女に乗っかられてる感じがするよニャ〜…。
ルーシーは…「カンパニー・マン」「チャーリーズエンジェル フルスロットル」「バリスティック」「キル・ビル」…まだなんかありそう。
そして全然見かけなかった俳優は――ジュード・ロウ。
「ロード・トゥ・パーディション」からすっかり見かけなくなってしまい、話題といえば離婚騒動ばかり。撮影中とは聞いてたけれど、どうやら本当に昨年は撮影三昧の年だったらしく、今年かなりの本数が公開されるようです。
↓ジュード・ロウの出演作(予定も含む)IMDb
http://www.imdb.com/name/nm0000179/
……出演作7本……。
こりゃ離婚になるのもうなずけるナリ…。
ま、ジュード出演作に関しては、今度「トレイラーよもやま話」で取り上げようと思ってます。
そして、素晴らしいなと感じた俳優は――ケイト・ブランシェットとジュリアン・ムーア。
このふたりの素晴らしさは、なにも今に始まったことではありません。それでもやはり抜きん出ていました。
で、総括。
1.ラブコメ不作
私にとって、とにかくラブコメ不作の年でした。ベタなラブコメとして、パっと思い出せるのは「トゥー・ウィークス・ノーティス」「10日間で男を上手にフル方法」「恋は邪魔者」。出演者の魅力で云うなら「トゥー・ウィークス〜」、ストーリーなら「10日間〜」が良かったです。楽しみにしていた「恋は邪魔者」は……長かった……。レネの「かわいい〜♪」は量が多いと飽きちゃうものだと実感。そしてユアン・マクレガーも…正直ちょっとツラかったです。
2.続編やリメイク、アメコミ原作が多かった
この傾向はなんとかならないものでしょうか?
それにしてもアメコミ原作ものは…出来の差が激しかったよニャ〜…。
3.なにげに日本ブーム
日本刀を振り回してる映画が多かったな〜と。キマったときのカッコよさはワイヤーアクションより上。でもヘタだと、これほど観ていてツライものはないナリ〜…。
ハリウッドスターによる日本語も、サンドラ・ブロックの「トンデモナイ!」から、トムトムの「サケ〜!」までいろいろありました。その中で一番上手かったのは…う〜ん…やっぱトムトムかニャ?…ただルーシー・リウは、ときどきビックリするほど上手いと思わせる場面がありました(ほんのちょっとね)。ま、ラッシーの「オネーサン」にはかなわないけど。
以上、こんなところかニャ〜?
次回は「印象に残った作品」について、語ろうと思います。
1.「リベリオン」
2.「戦場のピアニスト」
3.「X-MEN 2」
4.「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
5.「セクレタリー」
6.「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
7.「ブルークラッシュ」
8.「10日間で男を上手にフル方法」
9.「アンダーワールド」
10.「歓楽通り」
…という結果になりました。
こうやってみると…う〜む…ダークな作品が多いですニャ〜…。正直、ちょっと驚いております。
で。
上記作品の個々のレビューや感想に関しては、「すちゃらか!」や先日の日記などで書いたので、今回は解説と総括をば。
1位の「リベリオン」は――海外でも日本でも映画評論家にはボロクソに云われ、ファンには絶賛されたという、ちょっとばかりカルトなSFアクション作品です。この作品が好きな人は…その素晴らしさをとことん語りたいでしょうし(私もそーだ)、ハマれなかった人にとっては、ただのツッコミ満載な映画なだけでしょう。
ちなみに、総制作費がラッシーの1本あたりの出演料と同じ(2000万ドル)という低予算映画であるためか、画面にもそのチープ感が漂っているのですが、逆に低予算ならではのアイディアが随所に見受けられ、「よく頑張ってるな〜」と感心してしまいました。厳かな音楽も素晴らしかったです。
全体を通してみれば、「ファーレンハイト(華氏)451」「1984」「マトリックス」「ブレードランナー」あたりの影響を受けている感はあります。でも、私には監督であるカート・ウィマーの情熱がひしひしと伝わってきました。次回作も頑張って欲しいなあ…。
2位の「戦場のピアニスト」は――とにかく、ポランスキーがこんな淡々として…彼自身の個性を消してしまったかのような演出をしたことに驚いてしまいました(もちろん、その個性がまったくなりを潜めたわけではなかったですが)。でも観ているうちにだんだんと、「ああ、これはたしかにポランスキーじゃないと撮れないな〜」と思えてきました。彼自身がホロコーストの体験者だからこそ、エンタテイメント性が重視されるハリウッド映画(たとえば「シンドラーのリスト」)と一線を画しているのでしょう。
3位の「X-MEN 2」は――どうしてもアクションなどに目がいってしまいますが、さまざまなエピソードの中にマイノリティたちの差別を忘れず描いているので、何度観てもせつないな〜と。なんでイアン・マッケランがこの作品に思い入れがあるのか、わかるような気がします(監督のブライアン・シンガーとイアン・マッケランはともにゲイ)。それにしても…「X-MEN 3」のキャスティングはどうなるのかニャ…。マッケランとファムケ・ヤンセンはサインしたらしいけど…う〜む…。
4位以下の作品に関しては、この前の日記で語った内容で充分かと思うので、割愛します。
それから…え〜っと、この10作品以外に好きな作品としては――
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(ランタイムがちと長い)、「カンパニー・マン」、「ムーンライト・マイル」、「ベッカムに恋して」、「ボーリング・フォー・コロンバイン」、「チャーリーズエンジェル フルスロットル」、「シモーヌ」あたりでしょうか?…まだありそうだけど出てこない…。
よく見かけた俳優は――アントニオ・バンデラスとルーシー・リウ。
私が観ただけでも、バンデラスが出てた作品は…「バリスティック」「ファム・ファタール」「フリーダ」「スパイキッズ3-D」。ま、この人は昔から多作な人か。でもなんかいっつも女に乗っかられてる感じがするよニャ〜…。
ルーシーは…「カンパニー・マン」「チャーリーズエンジェル フルスロットル」「バリスティック」「キル・ビル」…まだなんかありそう。
そして全然見かけなかった俳優は――ジュード・ロウ。
「ロード・トゥ・パーディション」からすっかり見かけなくなってしまい、話題といえば離婚騒動ばかり。撮影中とは聞いてたけれど、どうやら本当に昨年は撮影三昧の年だったらしく、今年かなりの本数が公開されるようです。
↓ジュード・ロウの出演作(予定も含む)IMDb
http://www.imdb.com/name/nm0000179/
……出演作7本……。
こりゃ離婚になるのもうなずけるナリ…。
ま、ジュード出演作に関しては、今度「トレイラーよもやま話」で取り上げようと思ってます。
そして、素晴らしいなと感じた俳優は――ケイト・ブランシェットとジュリアン・ムーア。
このふたりの素晴らしさは、なにも今に始まったことではありません。それでもやはり抜きん出ていました。
で、総括。
1.ラブコメ不作
私にとって、とにかくラブコメ不作の年でした。ベタなラブコメとして、パっと思い出せるのは「トゥー・ウィークス・ノーティス」「10日間で男を上手にフル方法」「恋は邪魔者」。出演者の魅力で云うなら「トゥー・ウィークス〜」、ストーリーなら「10日間〜」が良かったです。楽しみにしていた「恋は邪魔者」は……長かった……。レネの「かわいい〜♪」は量が多いと飽きちゃうものだと実感。そしてユアン・マクレガーも…正直ちょっとツラかったです。
2.続編やリメイク、アメコミ原作が多かった
この傾向はなんとかならないものでしょうか?
それにしてもアメコミ原作ものは…出来の差が激しかったよニャ〜…。
3.なにげに日本ブーム
日本刀を振り回してる映画が多かったな〜と。キマったときのカッコよさはワイヤーアクションより上。でもヘタだと、これほど観ていてツライものはないナリ〜…。
ハリウッドスターによる日本語も、サンドラ・ブロックの「トンデモナイ!」から、トムトムの「サケ〜!」までいろいろありました。その中で一番上手かったのは…う〜ん…やっぱトムトムかニャ?…ただルーシー・リウは、ときどきビックリするほど上手いと思わせる場面がありました(ほんのちょっとね)。ま、ラッシーの「オネーサン」にはかなわないけど。
以上、こんなところかニャ〜?
次回は「印象に残った作品」について、語ろうと思います。
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