再:映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関して
2004年2月13日 映画ヨタ話
♯現在、ピーター・ウィアー監督でラッセル・クロウが主演の映画「マスター・アンド・コマンダー」のトレイラー(予告)が、映画館などでガンガン流れているため、危機を感じ、1月2日の日記に書いた内容をもう一度UPします。尚、青字は追記です。
一昨年、日本の熱心な「指輪物語」「The Lord of the Rings」ファンのみなさんが、「映画『ロード・オブ・ザ・リング』の日本語字幕があまりにも酷い」と、抗議活動をされていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?(この日記にも何度か書きました)
「指輪物語」を読んだことのない私でしたが、その事情と状況を知って、「そりゃあんまりだ」とファンのみなさんの嘆き・怒り・改善要求運動に大変共感し、なんとかならないものかとその騒動のなりゆきにずっと注目しておりました。
ただ正直に申しますと――原作や映画のスピリットを台無しにする字幕をつけたこと、それに気付かない・気付いてもなかなか対応しようとしない配給会社への怒りに共感しても、一個人としてとくに「指輪物語」ファンではなかったために、立場はただの第三者でした。
がしかし。作品や配給会社は別ですが、今年2月28日より公開のラッセル・クロウ主演「マスター&コマンダー」における、日本の配給会社(ブエナ・ビスタ・ジャパン)の――あまりにも原作や映画のスピリットとかけ離れた、酷い広告・宣伝・トレイラー・公式サイトに――愕然。
ハリウッド超大作にしては珍しく、製作側(20世紀FOX)が原作に惚れ込み、同じく原作のファンであるピーター・ウィアー監督の演出を支持、原作のスピリットをとことん大切にしてくれ、原作ファンもその出来に感動しているという映画「マスター&コマンダー」に――日本の配給会社はそのスピリットとかけ離れた酷い宣伝をしている!――これはなんとしてでも、より多くの人に「この宣伝は信じないで欲しい」と伝えねばならない!
今回私は一原作ファンとして、以前ご紹介した「A&M」シリーズのサイトを立ち上げておられるkumikoさんや、同志のじゅうばこさんたちとともに、立ち上がることにしました。
この酷い宣伝の件に関しては、こちらのサイトをご参照下さい。
↓映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関する意見とお願い
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/mc_senden.htm
昨年「M&C」のチラシを初めて見たとき、日記では「惹句はまあこれでいいとしても」なんて書きましたが、あのときはスティーブン(ドクター・マチュリンのこと。ジャックの親友であり、そしてもうひとりの主人公でもある重要な人物)の扱いの酷さに気をとられてしまっただけで、実際いいわけありません!
情けないことなのですが、日本公式サイトが立ち上がり、日本版トレイラーもUPされていると知ったのが遅かったため、ことの状況がこんなに酷いものだと最近←昨年12月下旬のことまで気が付きませんでした(のんきに「宣伝、あのチラシ路線にならないわよね〜?」くらいにしか思ってませんでした)。
あの酷いトレイラーは――現在、映画館でもあのまま流されているのでしょうか?
(現在も基本的にあのまんまです)
あれじゃ…まるっきりスピリットが違う!
それに――kumikoさんも指摘なさってましたが――「take command of the ship」は、「舵を取れ」じゃない!「指揮を取れ」!!
これでは…本編の日本語字幕も心配になってきました…。
(林完治さんが字幕を担当、監修として原作の翻訳をしておられる高橋泰邦さんがお付きになるそうです)
それに、12〜14歳の男の子が乗り組んでいるのは、強制によるものではありません!…海洋冒険小説をお読みになっている方ならばご存知かと思いますが――あの時代は12歳頃から士官コースが始まっていたのです(ジャックも軍艦生活は12歳からだし…)。
監督がピーター・ウィアーだから、「いまを生きる」をイメージさせたかった?…少年たちが出てきても、それは違うでしょう?
あの路線で「泣ける映画」(←この云い方、大嫌い!)にしたい?…もしあのトレイラーを信じて映画を見たら――たぶん違う印象を持つことになるでしょう。
なんてことしてくれるのよ〜〜〜!?>ブエナ・ビスタ(ジャパン)
もし「マスター&コマンダー」という映画を観に行くご予定の方がおられましたら――あのブエナ・ビスタが作った日本公式サイト(インターナショナルサイトのほうではありません)と日本版トレイラーは、そのまま信じないで下さい。とくにあのナレーションがヒドイんです。
以下のサイト(nifty)――「マスター&コマンダー」スペシャルサイトやインターナショナル版サイトの方が、より確かな情報が得られます。
↓「マスター&コマンダー」BBスペシャル
http://theater.nifty.com/interview/031212/main.htm
(インタビューなども日本語字幕がついております)
↓「Master and commander:The Far Side of the World」official site
http://www.masterandcommanderthefarsideoftheworld.com/
(インターナショナル版で、いろんな言語が選べます…でも日本語選択できない…)
どうか…どうかよろしくお願い致します。
――以上が1月2日に書いた内容です。
この件に関して、明日も続けて書こうと思っています。
一昨年、日本の熱心な「指輪物語」「The Lord of the Rings」ファンのみなさんが、「映画『ロード・オブ・ザ・リング』の日本語字幕があまりにも酷い」と、抗議活動をされていたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?(この日記にも何度か書きました)
「指輪物語」を読んだことのない私でしたが、その事情と状況を知って、「そりゃあんまりだ」とファンのみなさんの嘆き・怒り・改善要求運動に大変共感し、なんとかならないものかとその騒動のなりゆきにずっと注目しておりました。
ただ正直に申しますと――原作や映画のスピリットを台無しにする字幕をつけたこと、それに気付かない・気付いてもなかなか対応しようとしない配給会社への怒りに共感しても、一個人としてとくに「指輪物語」ファンではなかったために、立場はただの第三者でした。
がしかし。作品や配給会社は別ですが、今年2月28日より公開のラッセル・クロウ主演「マスター&コマンダー」における、日本の配給会社(ブエナ・ビスタ・ジャパン)の――あまりにも原作や映画のスピリットとかけ離れた、酷い広告・宣伝・トレイラー・公式サイトに――愕然。
ハリウッド超大作にしては珍しく、製作側(20世紀FOX)が原作に惚れ込み、同じく原作のファンであるピーター・ウィアー監督の演出を支持、原作のスピリットをとことん大切にしてくれ、原作ファンもその出来に感動しているという映画「マスター&コマンダー」に――日本の配給会社はそのスピリットとかけ離れた酷い宣伝をしている!――これはなんとしてでも、より多くの人に「この宣伝は信じないで欲しい」と伝えねばならない!
今回私は一原作ファンとして、以前ご紹介した「A&M」シリーズのサイトを立ち上げておられるkumikoさんや、同志のじゅうばこさんたちとともに、立ち上がることにしました。
この酷い宣伝の件に関しては、こちらのサイトをご参照下さい。
↓映画「マスター・アンド・コマンダー」の宣伝に関する意見とお願い
http://www002.upp.so-net.ne.jp/kumiko-meru/mc_senden.htm
昨年「M&C」のチラシを初めて見たとき、日記では「惹句はまあこれでいいとしても」なんて書きましたが、あのときはスティーブン(ドクター・マチュリンのこと。ジャックの親友であり、そしてもうひとりの主人公でもある重要な人物)の扱いの酷さに気をとられてしまっただけで、実際いいわけありません!
情けないことなのですが、日本公式サイトが立ち上がり、日本版トレイラーもUPされていると知ったのが遅かったため、ことの状況がこんなに酷いものだと最近←昨年12月下旬のことまで気が付きませんでした(のんきに「宣伝、あのチラシ路線にならないわよね〜?」くらいにしか思ってませんでした)。
あの酷いトレイラーは――現在、映画館でもあのまま流されているのでしょうか?
(現在も基本的にあのまんまです)
あれじゃ…まるっきりスピリットが違う!
それに――kumikoさんも指摘なさってましたが――「take command of the ship」は、「舵を取れ」じゃない!「指揮を取れ」!!
これでは…本編の日本語字幕も心配になってきました…。
(林完治さんが字幕を担当、監修として原作の翻訳をしておられる高橋泰邦さんがお付きになるそうです)
それに、12〜14歳の男の子が乗り組んでいるのは、強制によるものではありません!…海洋冒険小説をお読みになっている方ならばご存知かと思いますが――あの時代は12歳頃から士官コースが始まっていたのです(ジャックも軍艦生活は12歳からだし…)。
監督がピーター・ウィアーだから、「いまを生きる」をイメージさせたかった?…少年たちが出てきても、それは違うでしょう?
あの路線で「泣ける映画」(←この云い方、大嫌い!)にしたい?…もしあのトレイラーを信じて映画を見たら――たぶん違う印象を持つことになるでしょう。
なんてことしてくれるのよ〜〜〜!?>ブエナ・ビスタ(ジャパン)
もし「マスター&コマンダー」という映画を観に行くご予定の方がおられましたら――あのブエナ・ビスタが作った日本公式サイト(インターナショナルサイトのほうではありません)と日本版トレイラーは、そのまま信じないで下さい。とくにあのナレーションがヒドイんです。
以下のサイト(nifty)――「マスター&コマンダー」スペシャルサイトやインターナショナル版サイトの方が、より確かな情報が得られます。
↓「マスター&コマンダー」BBスペシャル
http://theater.nifty.com/interview/031212/main.htm
(インタビューなども日本語字幕がついております)
↓「Master and commander:The Far Side of the World」official site
http://www.masterandcommanderthefarsideoftheworld.com/
(インターナショナル版で、いろんな言語が選べます…でも日本語選択できない…)
どうか…どうかよろしくお願い致します。
――以上が1月2日に書いた内容です。
この件に関して、明日も続けて書こうと思っています。
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