リチャード・カーティス初監督作で、豪華キャスト陣による恋愛群像劇「ラブ・アクチュアリー」を観に行ってきました。

狙いはもちろん、ヒュー・グラント(と、英国系俳優のみなさん)。
これでポール・ベタニーとレイフ・ファインズ(ともに英国俳優さん)が出てたら、云うことなかったんだけどニャ…。

とりあえず感想をば。

日本公式サイト→http://www.uipjapan.com/loveactually/index.htm

最初に手厳しいこと云っちゃうけど…とにかく退屈。ラブコメやロマンス系が一番好きなジャンルだと云い切ってる私なのに、なんで陳腐に思えちゃったんだろう?思いっきり好みな映画のはずで、こんなにゴーカなキャスト陣なのに!!

「空港の到着ロビーにあふれる愛」
JALかANA、あるいは電話会社のCFみたいだわ。

ちょっとしたエピソードやジョークなど笑えるところは多いので、全体でなく部分的に観たら面白い作品ではあるけれど――そんなにこれって群像劇として出来いい?…私――到底そう思えないんだけど?

でも考えてみたら、テーマは「愛は実際に(身近に)ある」――だからこそ、ストーリーがありがち/ありきたりな展開、観ていて安心できる展開、特別ではなくごく普通な人たちによる、ごく普通の恋愛模様なわけで――そう思えば、これでいいのかもしんない。別に駄作じゃないんだし。

いくつかのエピソードに関して、もっと掘り下げて欲しかったのもあれば(ヒュー・グラントの恋する英国首相の話、アメリカナンパ旅行する男の子の話、ローラ・リニーとイケメンラテン青年の話)、もっと短くてもいいな〜と思うのや(リーアム・ニーソンと息子の話)、こりゃいらないな〜と思うのも(キーラ・ナイトレーの話)あり――ま、どのエピソードにしろ「ねえ、どれが一番好みの話だった?」という話題にはことかかない作品なので、これはひとりではなく、カップルで観に行くといい映画かも。

…というわけで、これほど一般受けする映画なんだから「ラスト サムライ」や「ファインディング・ニモ」のことなんて気にせず、クリスマス時期(公開最終日が12/26〜27くらいにしてさ)に公開すればよかったのに〜>UIPさん

で。やたらと辛口なことを云ってる私ですが、やっぱ面白かったのは、ヒュー・グラントのダンス(このためにDVDを買うつもりの私)と、ビル・ナイ演じる老いぼれロッカーかニャ?

ヒュー演じる英国首相は、冷たい人なのかやさしい人なのか、イマイチつかめなかった。でもカーティスの映画なので、基本的にいい人のはず……ってそう云えば、いい人なヒューっては久しぶりだよニャ〜。個人的に云うと、腐った英国男を演じてるヒューのほうが好みだけど、そのどちらにしても「僕はしょーもない人間なんだ〜」って雰囲気を醸してるならOK♪(←ヒドイ)…そんなヒューを観るだけで私はしあわせ♪

老いぼれロッカーのビリーを演じるビル・ナイ――英国ではけっこう知られてる俳優さんなんだそう。そういえば、私も最近、この顔をどっかで観たな〜と思ったら……「アンダーワールド」での干乾びヴァンパイア・ビクター!?…こんなロッカー役で再会するとは…。ちなみに、ご本人はローリング・ストーンズの熱狂的なファンなんだとか。

このふたりのほか、主要な人物はだいたい英国系俳優が演じてるので、ちょっとした英国俳優プロモーション映画にもなってるかニャ〜?

一番有名なヒュー・グラントにそそられて観に行ったら、「初めての英国俳優」とゆーか、ついでに彼以外の英国系俳優さんをいろいろと知ることができました…って感じ。ただ、米国大統領をビリー・ボブ・ソーントンにしたのは大正解かな〜と(ぎゃはははははははは♪)。

ま、とにかくデートにはもってこいの映画ではないでしょうか〜?

ところで…あのリーアム・ニーソンの義理の息子を演じたトーマス・サングスタームくん。ヒュー・グラントのいとこってホントですか〜〜!?

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