80年代半ばの中学生時代、世の中の流れにそって洋楽ばっか聴いてた私でございますが、日本歌謡界でも、当時一世を風靡したアイドルバンド(と書くとちょっと違うかも)がいました。

そーです。
チェッカーズです。

とくに好きなバンドではありませんでしたが、その存在はとても面白かったので、いまだに「あ〜…コンサート行っておけばよかった〜」と後悔してたりします。

そーいえば昔、「TANTAN たぬき」(「CHECKERS in TANTAN たぬき」が正式タイトル)という彼ら主演の映画まで観に行ったっけニャ〜…。

あの頃の私は、今以上に邦画やアニメ映画を観ておりまして、まず角川映画を基本として(「汚れた英雄」とか「セーラー服と機関銃」…って、こりゃ小学生のときか)、トシちゃんやマッチ主演のアイドル映画まで観に行ったものです。たぶん、その延長上で「TANTAN たぬき」を観に行ったんだと思うんですが、なんでかこの映画だけはよ〜く覚えてたりします。

アイドルグループのチェッカーズのみなさんが実はタヌキだったという、今となっては実にファンタジー崩れな設定の映画で――もうこの映画を観る人はいないだろうからネタバレすると――郁弥(とあえて漢字で書く)が囚われてタヌキの姿に戻ってしまい、檻に入れられてしまうシーンがありました。それがとっても悲しいシーンで、当時のアイドル映画にしては珍しく、劇場内が静まりかえったほどでした。ところが、鼻とヒゲをつけたタヌキのコスプレ状態の郁弥がアップになったその瞬間――「ワンワン♪」と幼稚園児かと思われる声が響き渡り、もの悲しい雰囲気はどこへやら、劇場内は大爆笑の嵐となってしまったのでした。………。

そして、ラストあたりで、実はタヌキだったチェッカーズに対し、ファンが叫んだセリフ――「タヌキだっていいじゃない!」。これがひっじょ〜に印象に残っておりまして――う〜む……私が観たアイドル映画の中でも、このセリフは1・2位を争う迷セリフとゆーか、これほどゴーインにオチに持っていくセリフはなかなかなかったな〜、さすが80年代アイドル映画だと、ちょっと遠い目になりながら思ったのでした。

もうこんなアイドル映画なんて作られないだろうニャ〜…。

では、また♪

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索