京都観光記 3

2004年5月3日 旅行
5/3(三日目) 晴れのち曇り

GWの京都の人出を甘く見ていたことを反省、そんなに観光地めぐりはできないと判断、三日目は清水寺周辺と祇園界隈をぶらつくことに決定。

今日は観光後JRでそのまま帰るつもりなため、京都駅に荷物を預けてから出かけようと、最初に京都駅へ赴く…が、観光客の最初の拠点となるのが京都駅となるためか、荷物預けるのも一苦労、清水行きのバスを待つのも一苦労、結果ニ苦労する羽目に。このまさかの状況に、京都人Nちゃんいわく「京都人はこんなときに京都駅なんか行かへんからなあ…」。私たちが甘かったというよりは、観光シーズンの京都が辛かったのかも。

なんとか市バスで五条坂へ。そこからえっちらおっちら清水寺へと向かう。ひーこらひーこら坂を登り、ちょっとした登山気分を味わううちに、清水寺到着。

清水寺拝観。あの有名な清水のステージから下を覗く。それにしても清水寺って、中国のお寺っぽい雰囲気があるな〜。

縁結び神社を素通りし、ご朱印所で一筆書いてもらう。

ご神水?かなにかを触れることができる場所に着くが、あまりの並びに諦める。「また平日に来よう」とNちゃんと云い合い、お寺を出る。

出たところで、Nちゃんに「こっちこっち!」と誘導され、八橋などが売られているみやげもの屋に入る。なんで地元人が八橋?と思ってたら、なんとそこはお茶を無料で出してくれる上に、八橋試食し放題のお店であると判明。バナナ味やらイチゴ味などの八橋をお茶とともに頂く。京都人Nちゃんいわく「清水さんを出たら必ず寄るんや。今日は人出が多いから、買わんでも目立たへんし」。………。

祇園方面に向かって、いくつかの坂を上り下りする。道幅は狭いわ、人は多いわ、エセ舞妓が危なっかしく歩いてるわと、移動にウンザリする秋林。そして、お洒落な靴を履いて過酷な道をずっと歩いていたせいか、足が極度に疲労、ねねの道に出たところでとうとうヘタってしまう。

そんなとき目に入ったのが人力車。数人の俥夫さん(人力車のドライバー)が客待ちをしているのをじっと見てると、ひとりの俥夫さんが寄ってきた。

「人力車はどう(↑)です(→)かあ(↑)〜?」

↓清水の人力車屋さん(えびす屋公式サイト)
http://www.ebisuya.com/

ここから八坂神社まで3000円也(10分コース二人料金。俥夫さんのガイド付き)。けっこうお高めに感じたけどしんどかったので、利用することにする。何人か俥夫さんがいたので、つい目がいい男ピックアップ状態になってしまう女ふたり。とりあえず、声をかけてくれた明るい俥夫さん(↑のサイトの「清水の俥夫紹介」で、素敵笑顔とアバンギャルドなセクシー・シャンヌーアクションがウリと書いてある俥夫さん)にお願いし、乗っけてもらうことにする……が、乗った瞬間に「もっと乗ってみたい」という気になり、30分コース(8000円二人料金。俥夫さんのガイド付き)に変更する。Nちゃんいわく「京都人やのに乗るなんて…」。

シャンヌー号(←勝手に命名)、発進。これが速くて乗り心地満点!感動する女ふたり。そして「さるぼぼ」うんちくや、ガイドブックに載ってないお話など、京都人Nちゃんもビックリするほどナイスガイドを受け、さらに感動する。

人力車ガイドが終了し、八坂神社前で降ろしてもらう。ちなみに、八坂神社は鳥居のある清水方面がオモテで、みんなが正面だと思って出入りの激しい祇園方面がウラなのだとか。し…知らなかった…。

俥夫さんから記念ステッカーと絵葉書をもらう。そのあまりのほのぼのな可愛らしさにもう一度感動する秋林。ステッカーは4枚集めるとTシャツがもらえるらしく、また絵葉書も嵐山地区や左京地区ではデザインが変わるらしいので、本気で欲しくなってしまう。でも公式サイトを見ると、関東方面のステッカーや絵葉書はイマイチ可愛くない…。う〜ん…。

そして料金を渡すと、俥夫さんが領収書を書き出したので、じっとその姿を見ていたら――なんと!左手で字を書いている!

ここで左利きフェチ秋林、どうしても黙っていられず――

「本当の左利きですか?包丁はどっちで持ちます!?」

…と、呆れるNちゃんを尻目に、おなじみの質問をし出す始末。
ヘンな観光客である。

ドイツ人観光客に昨日覚えた手の洗い方を教えてあげ、参拝し、ご朱印をゲットして、八坂神社をあとにする。

祇園に出て、なんとなくよーじや(あぶら取り紙で有名)に寄ってみたくなり、近くの祇園店を覗いてみると――信じられないほどの買い物客に遭遇、愕然となる。よーじやさんは昔からあるけど、こんな大盛況なんて……。とりあえず入店したものの、そのあまりのレジの並びに恐れおののき、2Fへ上がる。ところが2Fは人がほとんどいないという状況。みんな化粧品よりあぶら取り紙ってことか…。結局なにも買わずに店を出る。すると店側はいつのまにか入店規制を始めていた。おそるべし、よーじや。

その後、キルフェボンのケーキを食べようと三条に行く――が、なんとここでも一時間待ち状態。仕方なくあきらめて、食事をちゃんとしようと、御池方面を目指す。時刻は4時を回り、しこたま空腹なふたり。小洒落なカフェでなく、料金お安めで量の多い洋食屋「アローン」に入る。ここで秋林はランチ(4時を回ってたけど)を、Nちゃんはあの巨大なオムライスを注文。ほどなくして料理がやってきたが――巨大なオムライス(でも580円)を、Nちゃんひとりで食べられるわけがない。ふたりで食べてはいけないと思ってNちゃんひとりで注文したのだが、私も自分の分があるので、あんまり助けることができず、結局残してしまった。がしかし――2組カップル客がいたうちの2組とも、ふたりで巨大オムライス1人前+サラダという組み合わせで食事をしていた。……ふたりで食べていいじゃんか〜〜〜!

アローンで食事後、JR京都駅にいくため地下鉄に乗る。

混んでいると予想していた荷物一時預かり所は、利用客が誰もいない状態で、今度は楽に荷物を引き取る。

そのまま、改札口に向かい、ここでNちゃんとバイバイ。今度また一緒に観光しようと約束をする。でも次に会うのは、TMGのZEPP大阪ライブだよニャ…。

帰るために電車に乗る。バイバイ京都。また会う日まで。

♯セクシーシャンヌー本当の左利き俥夫さんより清水観光アドバイス

いままで桜シーズン、紅葉シーズンともに混んでいた清水地区は、昨年より「花灯路」というイベント(1週間ほど)が行われるようになったので、春は観光客がバラけてきたのだとか。でも秋は11月第3〜4週となると、GWなんてメじゃないくらいの人出になるそうです。秋に京都観光をされる方、お気をつけ下さい。

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