思い出の衝撃作、「青い珊瑚礁」を語る
2004年5月11日 映画ヨタ話
←これは完全にセッシュウ加工されています。ブルッキーは14歳にしてすでに170cmくらいあったはず。この頃の彼女は信じられないくらい美しかったなあ。
というわけで、「青い珊瑚礁」の話をば。
いまはもう昔、まだ私が10歳にも満たなかった頃――長い夏休みを利用して、京都に住む叔父の家に1週間ほど滞在したことがありました。そんなある日、たぶん土曜日だったと思うのですが、お昼に放送していた「独占!女の60分」という情報番組を観ていたとき、近々公開されるというある1本の映画が紹介され、私の目はいつの間にかその映像に釘付けとなってしまいました。
どこまでも続く青い海。緑豊かな南国の島。見目麗しい少女と少年。
そのあまりに美しい映像に、幼い私は「天国とはこういうところなのかしら?」と思ったものです。
番組のレポーターによると、その映画のストーリーは「事故に遭遇して南の島にたどり着いた幼い子供2人が、年月を重ねていくうちに思春期を向かえ、いつの間にか愛し合うようになる」というもの。ふたりの間に生まれた赤ちゃん(生後数ヶ月)が泳ぐ映像まで流れ、「赤ちゃんって泳げるんだ!」と、しこたま驚いたこともよく覚えています。
映画のタイトルは――「青い珊瑚礁」。
私は、家に帰ったら絶対観に行こうと心に誓いました。
以前このブログで書いたように、その当時の私は、両親の理解があって、ひとりでよく映画(邦画洋画アニメ問わず…でも洋画が多かった)を観に行っていました。土曜日の午後、ブラスバンドの練習が終わってから、ひとりでとぼとぼ歩いて映画館へ行き、2本立て(昔は2本立てが主流)を観る――小学生の頃からずいぶん大人っぽい趣味を持ってたなと思うのですが、月〜金までほぼ1週間、習い事や塾で忙しかった当時の私には、どうしても欠かせない楽しみだったのです。
その後、実家に戻ってから「青い珊瑚礁」をいつものようにひとりで観に行ったら――鑑賞後、自分の子供時代が終わってしまったかのような衝撃を受けてしまいました。
米国ではR指定を受けていたこの作品――主演のふたり…エメライン役のブルック・シールズ(当時14歳)、リチャード役のクリストファ・アトキンズ(当時18歳)は半裸状態で、ときどきその美しい裸体を惜しみなくさらし、初潮やマスターベーションを逃げずにキッカリ描き、美しく初々しいながらもラブシーンはきわどく、14歳の少女なのに出産する――なんにも知らない小学生には衝撃的でした。
エメラインの初潮シーンでは、「あんなに血が出るものなのか」と恐れおののき、そしてその後の彼女のとまどいに共感。
リチャードの美しい体を見つめるエメライン。その視線を感じて「病気か?」と問うリチャード。
そそられて彼女を押し倒すリチャード。誘ったくせに、つい恐れて拒むエメライン。
お互いがかけがえのない存在であると気付き、そして初めてのセックス。
愛し合うようになったふたり。仲良く遊ぶ姿、海で泳ぐその美しい映像。
せつなく悲しいラスト――映画が終わった後、映画館を出ても涙が止まらず、オイオイと泣きながら帰ってしまい、ままりん(母)が驚いて飛び出してきたことをよく覚えています。
「僕にとってはこの作品が『ロミオとジュリエット』なんだ」と、DVDの音声解説でアトキンズが話してましたが、私にとっても、この「青い珊瑚礁」が「ロミオとジュリエット」で――現在でもその思いは変わりません。
エメライン役ブルッキーは非がないほどの美貌の持ち主でした。ただそれほどグラマラスな体型ではなかったために(ヌードシーンはすべて30歳代の代役を使っていたとか)、私の目はアトキンズのほうに向いていました。
なんて美しい体なんだろう…小学生の私の目は、いつの間にかひとりの女のそれとして機能し始め、スクリーンを熱い眼差しで見つめていたのですが――そんな感動をぶち壊してくれたのが、たびたび現れる局部の「ボカシ」。こんな無粋なもんいらんわ!と憤慨したもんです。
なおその「ボカシ」ですが、DVDでは取っ払われております。初めて購入した映画DVDが、この「青い珊瑚礁」でして、「ボカシはどうなってるんだろう?」と調べたところ、綺麗になくなっていたのを確認。「ヘア無修正版」といった、無粋な見出しが付いてなかったことも嬉しかったです。
そして当時は激しいと思っていたふたりのラブシーンですが…いま観ると初々しい!…ここ最近生々しいのばかり観ていたせいか、心が洗われます。アトキンズとブルッキーは絡んでいるというより、ブルッキーの上にアトキンズが乗っかってるだけ、という感じ。リアルに腰が動くこともなく、ただただ「愛しくて抱き合ってる」というふたりに再感動してしまいました。
大人が観れば「そう簡単に孤島でサバイブできないだろう」「一日中愛し合ってる生活なんて」「美しすぎる」など、感じる人が多いでしょう。でも小学生の私には、究極のファンタジー映画でしたし、マジックアワーの魔術師ネストール・アルメンドロスの映像(人工光はほとんど使わず、自然光だけで撮ったシーンがほとんど…って、いったいどうやって撮ったんだろう?)は素晴らしく、ブルッキー&アトキンズの美しさにうっとりしたものです。そして初めて性を身近に感じさせてくれた映画でもあり、鑑賞後はクラスの男の子を見る目が完全に変わっていました。
駄作扱いする人もいますが、私にとってはいまでも宝物のような映画です。現実逃避をしたいとき・せつないときは、この「青い珊瑚礁」を観ます。純粋なふたりを観ることによって、磨耗しきったピュアな気持ちをこれ以上擦り切れさせたくない――そんな気持ちが作用しているのかもしれません。
なお、「青い珊瑚礁」から16年後のブルック・シールズとクリストファ・アトキンズのツーショット写真があります。
↓IMDbより(途中で切れてますが、そのままクリックしてもダイジョブです)
http://us.imdb.com/gallery/granitz/0196-hal/shields1.roo?path=pgallery&;;;;;;;;path_key=Atkins,%20Christopher
いい感じですが、C・アトキンズはやっぱ金髪でないと雰囲気が出ない…ってか、「青い珊瑚礁」以降のアトキンズ出演作は、ピュアな心をブチ壊すものばかりだったっけ…。
♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加…クリストファ・アトキンズ
「青い珊瑚礁」では左投げ左打ち、左手で自家発電してました。
というわけで、「青い珊瑚礁」の話をば。
いまはもう昔、まだ私が10歳にも満たなかった頃――長い夏休みを利用して、京都に住む叔父の家に1週間ほど滞在したことがありました。そんなある日、たぶん土曜日だったと思うのですが、お昼に放送していた「独占!女の60分」という情報番組を観ていたとき、近々公開されるというある1本の映画が紹介され、私の目はいつの間にかその映像に釘付けとなってしまいました。
どこまでも続く青い海。緑豊かな南国の島。見目麗しい少女と少年。
そのあまりに美しい映像に、幼い私は「天国とはこういうところなのかしら?」と思ったものです。
番組のレポーターによると、その映画のストーリーは「事故に遭遇して南の島にたどり着いた幼い子供2人が、年月を重ねていくうちに思春期を向かえ、いつの間にか愛し合うようになる」というもの。ふたりの間に生まれた赤ちゃん(生後数ヶ月)が泳ぐ映像まで流れ、「赤ちゃんって泳げるんだ!」と、しこたま驚いたこともよく覚えています。
映画のタイトルは――「青い珊瑚礁」。
私は、家に帰ったら絶対観に行こうと心に誓いました。
以前このブログで書いたように、その当時の私は、両親の理解があって、ひとりでよく映画(邦画洋画アニメ問わず…でも洋画が多かった)を観に行っていました。土曜日の午後、ブラスバンドの練習が終わってから、ひとりでとぼとぼ歩いて映画館へ行き、2本立て(昔は2本立てが主流)を観る――小学生の頃からずいぶん大人っぽい趣味を持ってたなと思うのですが、月〜金までほぼ1週間、習い事や塾で忙しかった当時の私には、どうしても欠かせない楽しみだったのです。
その後、実家に戻ってから「青い珊瑚礁」をいつものようにひとりで観に行ったら――鑑賞後、自分の子供時代が終わってしまったかのような衝撃を受けてしまいました。
米国ではR指定を受けていたこの作品――主演のふたり…エメライン役のブルック・シールズ(当時14歳)、リチャード役のクリストファ・アトキンズ(当時18歳)は半裸状態で、ときどきその美しい裸体を惜しみなくさらし、初潮やマスターベーションを逃げずにキッカリ描き、美しく初々しいながらもラブシーンはきわどく、14歳の少女なのに出産する――なんにも知らない小学生には衝撃的でした。
エメラインの初潮シーンでは、「あんなに血が出るものなのか」と恐れおののき、そしてその後の彼女のとまどいに共感。
リチャードの美しい体を見つめるエメライン。その視線を感じて「病気か?」と問うリチャード。
そそられて彼女を押し倒すリチャード。誘ったくせに、つい恐れて拒むエメライン。
お互いがかけがえのない存在であると気付き、そして初めてのセックス。
愛し合うようになったふたり。仲良く遊ぶ姿、海で泳ぐその美しい映像。
せつなく悲しいラスト――映画が終わった後、映画館を出ても涙が止まらず、オイオイと泣きながら帰ってしまい、ままりん(母)が驚いて飛び出してきたことをよく覚えています。
「僕にとってはこの作品が『ロミオとジュリエット』なんだ」と、DVDの音声解説でアトキンズが話してましたが、私にとっても、この「青い珊瑚礁」が「ロミオとジュリエット」で――現在でもその思いは変わりません。
エメライン役ブルッキーは非がないほどの美貌の持ち主でした。ただそれほどグラマラスな体型ではなかったために(ヌードシーンはすべて30歳代の代役を使っていたとか)、私の目はアトキンズのほうに向いていました。
なんて美しい体なんだろう…小学生の私の目は、いつの間にかひとりの女のそれとして機能し始め、スクリーンを熱い眼差しで見つめていたのですが――そんな感動をぶち壊してくれたのが、たびたび現れる局部の「ボカシ」。こんな無粋なもんいらんわ!と憤慨したもんです。
なおその「ボカシ」ですが、DVDでは取っ払われております。初めて購入した映画DVDが、この「青い珊瑚礁」でして、「ボカシはどうなってるんだろう?」と調べたところ、綺麗になくなっていたのを確認。「ヘア無修正版」といった、無粋な見出しが付いてなかったことも嬉しかったです。
そして当時は激しいと思っていたふたりのラブシーンですが…いま観ると初々しい!…ここ最近生々しいのばかり観ていたせいか、心が洗われます。アトキンズとブルッキーは絡んでいるというより、ブルッキーの上にアトキンズが乗っかってるだけ、という感じ。リアルに腰が動くこともなく、ただただ「愛しくて抱き合ってる」というふたりに再感動してしまいました。
大人が観れば「そう簡単に孤島でサバイブできないだろう」「一日中愛し合ってる生活なんて」「美しすぎる」など、感じる人が多いでしょう。でも小学生の私には、究極のファンタジー映画でしたし、マジックアワーの魔術師ネストール・アルメンドロスの映像(人工光はほとんど使わず、自然光だけで撮ったシーンがほとんど…って、いったいどうやって撮ったんだろう?)は素晴らしく、ブルッキー&アトキンズの美しさにうっとりしたものです。そして初めて性を身近に感じさせてくれた映画でもあり、鑑賞後はクラスの男の子を見る目が完全に変わっていました。
駄作扱いする人もいますが、私にとってはいまでも宝物のような映画です。現実逃避をしたいとき・せつないときは、この「青い珊瑚礁」を観ます。純粋なふたりを観ることによって、磨耗しきったピュアな気持ちをこれ以上擦り切れさせたくない――そんな気持ちが作用しているのかもしれません。
なお、「青い珊瑚礁」から16年後のブルック・シールズとクリストファ・アトキンズのツーショット写真があります。
↓IMDbより(途中で切れてますが、そのままクリックしてもダイジョブです)
http://us.imdb.com/gallery/granitz/0196-hal/shields1.roo?path=pgallery&;;;;;;;;path_key=Atkins,%20Christopher
いい感じですが、C・アトキンズはやっぱ金髪でないと雰囲気が出ない…ってか、「青い珊瑚礁」以降のアトキンズ出演作は、ピュアな心をブチ壊すものばかりだったっけ…。
♯左利きフェチ友の会より報告
左利きリスト追加…クリストファ・アトキンズ
「青い珊瑚礁」では左投げ左打ち、左手で自家発電してました。
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