続・「トロイ」
2004年5月17日
←映画に出てた「トロイの木馬」を大きいと思った方、いらっしゃいます?…私は想像以上に小さく感じました。もっとでっかいと思ってたんですよねぇ。
まずヨタ話から。
すっかりブラピの姿に悩殺されてしまった私ですが、古代ギリシャの男性のみなさんは、いつもあんな格好なさってたのでしょうか?
…だとしたら、ギリシャ神話でゼウスやアポロンたちが、彼らに対してあんなことやこんなことをしてしまうのは――つい魔がさしてしまうからなんでしょうかねぇ…。
それから…ブラピのアキレスがギリシャ人に見えない、金髪なのは疑問だという話をちらほら聞きますが(ちなみに私は金髪はいいんですが、その輝きがいつもやたらと美しかったことには、ちと疑問を感じます)――たとえそれが歴史的に違っていても、やっぱ源義経は美青年であって欲しいし、ジャンヌ・ダルクは金髪美少女であって欲しいし、徳川吉宗はチャンバラ好きな将軍であって欲しいわけで――いいじゃん夢見せてくれたって!ということで、ここはひとつ大目に見てプリーズ。
でも、「ギリシャ人=毛深い」(←ギリシャ系のジョージ・マイケル自らこう云ってたの!)はずなのに、ほとんどの俳優さんの胸元がキレイにシェービングされていたことに対しては、皆なにも云わないのね…。
で、昨日の感想の続き。
同じスペクタクルものでも昔…え〜っと、チャールトン・へストンやユル・ブリンナー主演の映画あたりを観たときと、この「トロイ」を観たときとでは、なんでこんなに印象が違うのか、どうして妙な違和感でムカムカしちゃったんだろうと考えてたんだけど――やっぱ主演であるブラピのせいなんだろうニャ…。
ヘタクソとかそーゆー演技の問題ではなくて、彼にこういった映画で看板背負うほどの存在感が感じられなかったということ。
近世くらいならまだしも、古代までいくとブラピではモダンな雰囲気醸しちゃって浮いちゃう。こうなんつーか…スペクタクルロマンを銘打つにはちとツライというか…ま、人間向き不向きがあるってことで、こりゃもう仕方がないよニャ…。
その点、同じような歴史大作でも「グラディエーター」のラッシーは似合ってたな、看板背負ってたなと。あの映画観ていて――賛否両論あるけれど――懐かしかったというか、「この時代にこんなスペクタクル映画が作られるなんて」と感動したもんですが、ひとりの男の一生にスポットを当て、シンプルなストーリーを主人公主観で丁寧に描いたこと、リドリー・スコットらしいビジュアルと残虐さに凝ったアクション(カット割りすぎなところも「らしい」か)がポイントを引き締めたこと…などなどいろいろ成功要因はあったと思うのですが、やっぱ最大のそれは――主演であるラッシーの存在感と演技だったと思うんだよニャ…。
あと「トロイ」には脚本的につらいところがあって――どうしても「パリスがヘレンをさらう」エピソードから始まって、最大の盛り上がりである「アキレスvs.ヘクトル」を見せなきゃいけないから、戦争に至ってからの展開が自然と駆け足になっちゃう。さらにそこに「愛」だの「名誉」だのと織り込むため、それぞれのエピソードを用意していても展開が速いから深みがあまり出せないまま(とくに「愛」だよ「愛」!)、ラストを向かえちゃう。
限界を感じちゃったよニャ…。う〜む。
…とか云いつつ、また観に行く予定。
DVDも購入するナリ♪(←悩殺されたから)
まずヨタ話から。
すっかりブラピの姿に悩殺されてしまった私ですが、古代ギリシャの男性のみなさんは、いつもあんな格好なさってたのでしょうか?
…だとしたら、ギリシャ神話でゼウスやアポロンたちが、彼らに対してあんなことやこんなことをしてしまうのは――つい魔がさしてしまうからなんでしょうかねぇ…。
それから…ブラピのアキレスがギリシャ人に見えない、金髪なのは疑問だという話をちらほら聞きますが(ちなみに私は金髪はいいんですが、その輝きがいつもやたらと美しかったことには、ちと疑問を感じます)――たとえそれが歴史的に違っていても、やっぱ源義経は美青年であって欲しいし、ジャンヌ・ダルクは金髪美少女であって欲しいし、徳川吉宗はチャンバラ好きな将軍であって欲しいわけで――いいじゃん夢見せてくれたって!ということで、ここはひとつ大目に見てプリーズ。
でも、「ギリシャ人=毛深い」(←ギリシャ系のジョージ・マイケル自らこう云ってたの!)はずなのに、ほとんどの俳優さんの胸元がキレイにシェービングされていたことに対しては、皆なにも云わないのね…。
で、昨日の感想の続き。
同じスペクタクルものでも昔…え〜っと、チャールトン・へストンやユル・ブリンナー主演の映画あたりを観たときと、この「トロイ」を観たときとでは、なんでこんなに印象が違うのか、どうして妙な違和感でムカムカしちゃったんだろうと考えてたんだけど――やっぱ主演であるブラピのせいなんだろうニャ…。
ヘタクソとかそーゆー演技の問題ではなくて、彼にこういった映画で看板背負うほどの存在感が感じられなかったということ。
近世くらいならまだしも、古代までいくとブラピではモダンな雰囲気醸しちゃって浮いちゃう。こうなんつーか…スペクタクルロマンを銘打つにはちとツライというか…ま、人間向き不向きがあるってことで、こりゃもう仕方がないよニャ…。
その点、同じような歴史大作でも「グラディエーター」のラッシーは似合ってたな、看板背負ってたなと。あの映画観ていて――賛否両論あるけれど――懐かしかったというか、「この時代にこんなスペクタクル映画が作られるなんて」と感動したもんですが、ひとりの男の一生にスポットを当て、シンプルなストーリーを主人公主観で丁寧に描いたこと、リドリー・スコットらしいビジュアルと残虐さに凝ったアクション(カット割りすぎなところも「らしい」か)がポイントを引き締めたこと…などなどいろいろ成功要因はあったと思うのですが、やっぱ最大のそれは――主演であるラッシーの存在感と演技だったと思うんだよニャ…。
あと「トロイ」には脚本的につらいところがあって――どうしても「パリスがヘレンをさらう」エピソードから始まって、最大の盛り上がりである「アキレスvs.ヘクトル」を見せなきゃいけないから、戦争に至ってからの展開が自然と駆け足になっちゃう。さらにそこに「愛」だの「名誉」だのと織り込むため、それぞれのエピソードを用意していても展開が速いから深みがあまり出せないまま(とくに「愛」だよ「愛」!)、ラストを向かえちゃう。
限界を感じちゃったよニャ…。う〜む。
…とか云いつつ、また観に行く予定。
DVDも購入するナリ♪(←悩殺されたから)
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