「S.W.A.T.」

2004年7月13日
←劇場公開時には「中1はタダ!」というキャンペーンをやっていた「S.W.A.T.」。そのため、大変うらやましい思いをしたのですが、結局タダで観ている中坊には出会えませんでした。そういえば数年前、「光輝くブラピ以外、ほとんど観るところがない退屈な映画」とまで云われた「ジョー・ブラックをよろしく」を観に行った際、女子ばっかの観客の中で、ど真ん中一列を陣取っていた中学生〜高校生男子6人組にはビックリしました。あの中の誰が、「『ジョー・ブラック〜』を観に行こうぜ!」って云ったんだろう?

夏バテ中なので、昨年10月に書いた映画感想の再UPでお茶濁し…すみましぇん…。

■「S.W.A.T.」S.W.A.T.(2003・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0257076/
監督:クラーク・ジョンソン
脚本:デビッド・エアー、デビッド・マッケンナ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲス、LLクールJ、ジェレミー・レナー、他

ストーリー:
ある事件で上官の命令を無視した上、相棒のギャンブル(J・レナー)が勝手な判断をしたため、S.W.A.T.から外されたストリート(C・ファレル)は、復帰のチャンスをうかがいながら、保管庫業務についていた。そんなある日、腕利き巡査部長ホンド(S・L・ジャクソン)がS.W.A.T.に復帰、新チームを組むことになった。そのメンバーに選ばれたストリートは、仲間とともに、国際指名手配者のアレックスの護送任務につくが――。

なんつーかその……この映画のように、特別出来がいいわけでもまた悪いわけでもない――可もなく不可もなく系アクション映画ほど、感想やレビューが書きにくいもんはないよなあ…。

人気俳優は出演してるし、そこそこ楽しめるウェルメイドなハリウッド映画というか。お腹いっぱいになるのはいいけど、胸焼けさせてシンドイ思いをするような映画や、しつこいどんでん返しばかりでウンザリしてしまう映画、個性的過ぎて観る側を選んじゃうような映画…そんなのばっかり観てると、逆に今作が小気味よく感じるかも。ただし、印象に残るかどうかは別として。

私にはちーとばかり尺が長いように感じたか。本編は111分だから、そう特別長い作品ではないけれど、ダラダラと感じたことは否めないもんなあ。

こういったフツーのアクション映画の場合は、ストーリーを追っかけることより、俳優たちや小道具、シチュエーションなどを観察するのが楽しかったりします。もし銃に詳しかったら、それもまた楽しみのひとつになってたでしょう。

ちなみに、私がこの映画を観に行った理由はただひとつ。
「コリン・ファレルを観ること」。

以前から目はつけてましたが、久しぶりにバッドボーイ系ハンキーが現れたので、嬉しいっス!(←バカ)

ちなみにどう観てもコリン・ファレルが主演なのに、クレジットトップがサミュエル・L・ジャクソンなのは、やはりランク的な理由からでしょう。「ドリームキャッチャー」で、モーガン・フリーマンがトップだったようにね。

で、そのやり手上司役を演じるサミュエル・L・ジャクソンですが、なんつーかその…このまま行くと第二のジーン・ハックマンになりそうです(つまり、オファーされる役どころが固まりそうで、しかも断ることを知らない)。

以前話したブライアン・コックスやショーン・ビーンのように、彼もまた「ギャラが予算内に収まり、演技力があって名前も知られてる」という、非常に使える俳優のひとりだってことなのでしょう。個人的にはとても好きな俳優さんだし、作品ごとに髪型が変わるところも気に入っています♪

女性隊員サンチェスにミシェル・ロドリゲス。あれれ?最近彼女を観たぞ…と思ったら、「ブルークラッシュ」で主人公に喝を入れてた、あのお友達の子か。どっちも男前なキャラでしたね。

メンバーもよくある構成(ちょっと青いけど魅力的な主人公、おしゃべりな隊員、無口な隊員、過去を持つ隊員、アフリカ系の隊員などなど)でしたが、女性隊員がいることで、恋愛がらみな展開になるかと思ってたら、それはナシ。たしかにこれなら中1が観てもダイジョブ。ありがちなストーリーだけど、その面をスッパリ削ったことが逆に潔い雰囲気を醸し出している…かも。欲張っていろいろ盛り込み過ぎて中途半端に終わらせたり、ヘタにリアル感を出して爽快感をなくしたりするよりはマシでしょう。だってこれ…娯楽エンタテイメント、ポップコーンムービーなんだから。

街のチンピラが、あれほどの銃器類をいったいどうやって調達したんだろう?という疑問は残りますが、可もなく不可もなく作品にダメ出しするのは(あくまでも個人的に)ヤボに思えるので――ま、いいんじゃないでしょうか。

ところで。本編が終わり、ボケーっとエンドクレジットで流れる曲を聴いてたら、最後に「サミュエル・ジャクソ〜ン!」と聴こえてきて、「ハテ?幻聴?」と思ったのですが、そのままクレジットで確認したら…「Samuel Jackson」という曲でありました。♪さみゅえるじゃくそ〜〜ん♪

それぞれの俳優がそれぞれハマリ役を演じ、ストーリーもごく平凡でそれなりに面白いというレベルの映画なら、その中でなにか個人的に「ビビビ!」とくるもの発見したり、昔のTVシリーズを知ってる人はそれと比較してみたり、ひたすら俳優を観ることを念頭においたりするのも、その映画に対する楽しみ方のひとつなんじゃないでしょうか。

しっかし…コリンはまたもや定番の役だったなあ。

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