←TMGの1stアルバム「TMG 1」。TMGは(たぶん)パーマネントバンドではなく、松本孝弘のソロプロジェクトのひとつとして位置づけられております。よくまあ、これだけテクニカルで実直な音(&声)を出すメンツを集めたもんだよニャ〜…。

…とゆーわけで、8/4(水)TMG『Dodge The Bullet』TOUR(弾よけツアー)を観に、Zepp大阪まで行って参りました。10年以上会員登録している(会員番号が4ケタなのが唯一のmy自慢)B’zのファンクラブからは、「抽選」という名目でチケット購入ができず、今回は友人が用意してくれたチケットでなんとか観ることができたのですが――南港まで遠かった……日帰りしなきゃいけないのに雨まで降るしぃ……。

■前置き
TMG『Dodge The Bullet』TOURメンバー
Guitar:Tak Matsumoto
Vocal :Eric Martin(ex. MR. BIG)
Bass :Jack Blades(NIGHT RANGER . DAMN YANKEES)
Drums:Chris Frazier(STEVE VAI)
(ちなみにTMG自体は基本的に3人構成です)

ギターはご存知、B’zのボスこと松本孝弘(以下、松っちゃん)。メロディアスで和の哀愁引っ張るエフェクト、キレイ好きな性格がよく表れてる曲構成、テクニカルかつギターが歌ってるかのような音が特徴のギブソン・レスポール使い。スタイルや音など、布袋寅泰(漢字違ってたらゴメンちゃい)の対極に位置するギタリストかと。

ボーカルは元MR.BIGのエリック・マーティン。MR.BIGと云えば、「バカテクベースに光速ギター、なかなか腕の立つドラムスに、童顔だけど実力派のボーカル」という、ひっじょ〜にテクニカルでグッドルッキングなバンド。本国アメリカより日本で愛された人たちでした(私も好きだったよ〜〜!)。メンバーそれぞれB’zと縁があり(内容は割愛…語りだしたら止まらないから)、今回初めてエリックがコラボで登場してくれました。VAN HALENのボーカルになるというウワサがあったほど上手い人です。…何度聴いてもいい声だ〜!…でも、今年44歳ってのがビックリ。

ベースはジャック・ブレイズ。NIGHT RANGERとDAMN YANKEESで有名な、これまたテクニカルなベーシスト。私は残念ながらNIGHT RANGERを聴いたことがなく、DAMN YANKEESしか知らないのですが、もう大好きでアルバム全部持ってます(…ってか、2枚しか出てない)。デニムがよく似合う、心地よいアメリカンロックのお手本のような曲が多く、日本では「High Enough」が有名。90年代半ば、松っちゃんは彼らのことをよく褒めてました。なお、93年渚園にて、稲葉さんが彼らの曲「Where You Goin’ Now」を一生懸命アコギで練習していた姿が報告されております。

ドラムはクリス・フレイジャー。あのバカテクギタリスト、スティーブ・ヴァイのサポメンだっていうのだから、とにかくテクニカルなドラマーだと思われる…って、実は彼についてよく知らないのです(B’zのアルバムでドラム叩いてます)。ルックスがとってもプリティ♪なのは確か。

(以下、ネタバレありのため、ライブに行かれる予定の方はお気をつけ下さい)

大阪に着いたとたん、雨・雨・雨…。
昨年の渚園も台風が来てたよニャ…とグチりながら、ここ10年いつも一緒にライブに行ってる京都人・Nちゃんと合流、Zepp大阪へ。

会場:オールスタンディング。客層男女比:五分。
オープニングSEでクラシカルロック(ジミヘン、ツェッペリン、ディープパープル、ブラックサバス…など)が流れる中、19時ちょっと過ぎにスタート。

セットリストを覚えてないので、とりあえず演奏した曲についていくつか感想を。

♯Everything Passes Away
これは確実に1曲目。アメリカンロックなサウンド、アグレッシブなツインボーカルに松ちゃん独特の東洋フレーズが乗る、TMGの真髄を語る1曲。インパクトもあるので、1曲目としてふさわしいかと。それにしても、松っちゃん・ジャック・エリックが同じステージに立ってるなんて……あああ…生きててよかった!ロックの神様に感謝!

4人のコンディション上々。これだけのメンツなら音が良くて当たり前だとわかっていながらも、そのあまりのゼータクさについ酔ってしまう。またメンバーはとにかく楽しそうで、そんな彼らを見てるだけでこっちも楽しくなってしまった。

♯I Wish You Were Here
アッメリカ〜ンな1曲。ベタだとわかってても、なんと心地よいことよ!…そしてジャック先生、大はしゃぎ!♪はろ〜えぶりばで〜あうぃしゅわへ〜♪

♯TRAPPED
とってもポップでレスポール節炸裂。「My Alibi」に次ぐB’zくさい曲なので、B’zファン向き。エリックがB’zの曲を歌うとこうなりますよ〜というお手本な1曲。

♯I Know You by Heart
変拍子が特徴的な1曲。ライブでもエリックが手で拍子を取ってました。

♯Train, Train
いいねぇ…このオールドロックな雰囲気!GRooooVE!

♯Red, White And Bullet Blues
ギターのヘヴィさが伝わってくる1曲。

♯Two Of A Kind
唯一のバラードナンバー。松っちゃん、ストラトで演奏。枯れた音で思わずしっとり。

♯Wonderland
ま、偶然にもイナバさんのシングルと同タイトルですが、こっちは明るいハードロック。ステージ上の4人が楽しそうで、エリックが体を揺らしながら歌ってたのが印象的。

♯The Greatest Show On Earth
シャミセンソング。でもちょっとライブ向きではナイかも…。

♯KINGS FOR A DAY
エリック節炸裂!松ちゃんがMR.BIGを弾くとこうなりますよ〜というお手本な曲。MR.BIGのファンに超オススメ。職人技なギターとベースがないと絶対に光らない。そのため、演奏に専念するブレイズ・松本両氏。

♯Rock in America
ジャックがメインボーカル。この曲知ってる!と思ったら、NIGHT RANGERの曲と…ってことは、私なんだかんだ云って、彼らのアルバムをどっかで聴いてるな…。

♯To Be With You
ステージ上にイスが設けられ「あ、アコースティックな曲を演奏するんだな…でもさすがにここで『あいかわらずなボクら』はムリっしょ!」と思ってたら、いっせーので始まったのがこの曲。超うれぴぃいいい〜!!やっぱエリックがいるんだったら、この曲を聴かないと!

♯OH JAPAN
聴いてると、松ちゃんが声をかけたのがなぜエリックとジャックなのかがよくわかる。ふたりともエモーショナル――高揚感、抜群なんだもん。

♯総括
正味90分の短さがまったく気にならない、バンド・観客ともに楽しくて仕方がないといった感のライブでした。B’zしか知らない人は、エリックの上手さ、ジャックおじさんのアグレッシブさ、クリスの実直でパワフルなドラミングにビックリしたと思う。

TMGは――完全に世界で通用します!

DVD発売、熱烈希望!
数年に1回はツアーやってくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!

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