2004年度上半期映画ちょっとだけ感想&デキゴトロジー
2004年8月22日 年度別フェイバリット10映画
え〜っと、今日は先日書いた「2004年度上半期フェイバリット10映画」で取り上げなかった作品の、「ちょっとだけ感想&デキゴトロジー」をば。なお、上半期だけとはいえ、観た作品全部の感想はさすがに書けないので、一部だけとなっておりまする〜。「殺人の追憶」ってフェイバリットに入ってるじゃん…
■「ブラウン・バニー」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040211.html
上映が終わった後、これほど周りの人と視線を合わせたくない映画は久しぶりでした。うつむいて席を離れましたよ…。軽いギャロ酔いをし、無言のまま帰宅してしまいました。
■「クジラの島の少女」
NZマオリ族版「BASARA」。主役のケイシャちゃんの演技がとても自然で、泣かさせるとわかっていながら、やっぱり例のシーンで大泣きしてしまいました。あれだけオイオイ泣いたのは、89年の「いまを生きる」の「O!Captain,My Captain!」以来かも。ちなみに「泣ける映画」なのではなく、「私が泣いた映画」です。私は「泣いた」と書くことが多くても、「泣かない」という書き方はしないな〜、それはたぶん感動の基準を「泣かない」で判断しないからかな?…と、自分の感性を気付かせてくれた作品。
■「In This World」
2003年のベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。パキスタン→ロンドンまで、少年が過酷な旅をするのですが――その…日本人が観ると、どーしても猿岩石だのドロンズだのパンヤオだのと、余計なものを思い出してしまう…ってか、私がそうだっただけか。
■「ミスティック・リバー」
←でリンクしている蛍風さんとまったく同じで、「男の人生は妻の良し悪しで決まる」という感想を、一緒に観に行った友人E(米国男)に話したところ、「ちが〜うっ!これはイーストウッドの世界を堪能してだな、男にはやりたくなくてもやらねばならぬことがあるってハナシなんだ」と、これまたまったく同じように力説されてしまいました。蛍風さん…ウチも同じでしたよ…。
そして、ショーン・ペンの奥さん役(誰だったっけ?)が、最後のほうで云ったセリフが、私にはどうしても――
「大量破壊兵器があると思ってイラクを攻撃したの。でも実際にはなかったのよね。ちょっと間違っただけ、仕方がないわ。アナタ(米国)のせいじゃないわよ」
…と聞こえてしまい、寒気を感じ、米国人と自分との意識の差を思い知らされ、どよ〜んとしてしまったのでした。
■「10ミニッツオールダー イデアの森/人生のメビウス」
「イデアの森」感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040411.html
「人生のメビウス」感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040412.html
上映前に、前の座席にいたカップルを観察してたのですが、男性は明らかに映画ファンで、「ゴダールがさ〜、○▲♯☆*∞〜」と宇宙語を話していたのに対し、女性はといえば、彼の話に興味まったくナシといった雰囲気でした。女性には拷問に近かったでしょうねぇ〜…ってか、デートでこんな映画選ぶな!
■「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
オスカー当然の作品。ただ私にはどうしても世界観がなじめず、またどちらかと云えば「二つの塔」のほうが好みかなと。それにしても、レゴラスのあれ!すんごかったですよねぇ!田舎の映画館でも「うぉおおおおおおおお!!」と歓声が上がりましたもん。そーいえば、ホビットたちがベッドにいるフロドにカバチョと飛び掛るシーン――彼らの足の裏がキタナイことに気づき、そのことを指輪ファンの友人に云ったら、「ホビットの足の裏は、硬くて毛がビッシリ生えてるの!」と怒られました。だって…知らなかったんだもん。
■「オーシャン・オブ・ファイアー」
とにかく懐かしい映画を観てるという感じでした。そしてヴィゴの後姿にウットリ。
■「恋愛適齢期」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040405.html
キアヌ・ウォッチャーとしては絶対はずせない映画なので、いそいそと観に行きました。D・キートンがとても可愛らしく、メイク時間がはたしてどれほどなのか…。それにしてもキアヌが「ジュリアン」って…大爆笑させないでよう!
■「花と蛇」
石井隆といえば私には劇画作家のイメージが強く、またタイトルがタイトルなだけに、こりゃ観客の女子率は低そうだなと思いつつ観に行ってみれば――やっぱり女子は私ひとりだけでした。小さな映画館だったこともあって、映画館のご主人が気を遣って、ブランケットを用意してくれました。う〜む…杉本彩があんなに頑張ってるのに、こんな至れり尽くせりでノンキに観てていいものかしら?…と、つい己を省みる女ひとり。
■「幸せになるためのイタリア語講座」
デンマーク版「ラブ・アクチュアリー」風。「デンマーク人はシャイなのよ」と監督は云ってましたが、そんな路地裏でマット持ってくる男のどこがシャイやねんっ!…と、でっかいツッコミを入れたくなり、そしてもしデンマークに行くことがあっても、髪は切れないなと実感させられた作品。女性向けのイメージがあったせいか、観客は女子率が高く、また観客数も多かったので、「なんで?地味な作品なのに」とかなり驚きました。でも一般人が「ラブ・アクチュアリー」みたいだと思って観ると、沈没するので注意。
■「殺人の追憶」
とても面白かったので2回観に行きました。1回目のときは、「幸せになるためのイタリア語講座」のあとの上映だったためか、入れ替えが始まると、客層が女→男へと思いっきり移動。私はお金を払ってそのまま居残ってたのですが、横目で見る入れ替えの様子は、さながら民族大移動のようで、実に壮観でした。そして2回目は夜の上映。見終わって外に出てみると、雨がしとしと降っていて――徒歩での帰宅がひっじょ〜に怖かったのでした…。
■「シェイド」
ストーリー、キャストともに中途半端。こんなの観に行くあたり、実に私らしいなと。S・スタローンとM・グリフィスのツーショットには、修学旅行で行った東京タワー3Fを思い出させる強烈なものがありました。ちなみに観に行ったのは、レディースデイの昼下がり。ところが観客は私ひとりだけ。しまった〜〜〜!こんなことなら、昨日買ったおせんべいを持ってくればよかった〜〜〜!と激しく後悔した作品。
↓東京タワー3F(公式サイト)
http://www.tokyotower.co.jp/2004/web/05building/tenant/index16.html
■「ブラウン・バニー」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040211.html
上映が終わった後、これほど周りの人と視線を合わせたくない映画は久しぶりでした。うつむいて席を離れましたよ…。軽いギャロ酔いをし、無言のまま帰宅してしまいました。
■「クジラの島の少女」
NZマオリ族版「BASARA」。主役のケイシャちゃんの演技がとても自然で、泣かさせるとわかっていながら、やっぱり例のシーンで大泣きしてしまいました。あれだけオイオイ泣いたのは、89年の「いまを生きる」の「O!Captain,My Captain!」以来かも。ちなみに「泣ける映画」なのではなく、「私が泣いた映画」です。私は「泣いた」と書くことが多くても、「泣かない」という書き方はしないな〜、それはたぶん感動の基準を「泣かない」で判断しないからかな?…と、自分の感性を気付かせてくれた作品。
■「In This World」
2003年のベルリン国際映画祭金熊賞受賞作。パキスタン→ロンドンまで、少年が過酷な旅をするのですが――その…日本人が観ると、どーしても猿岩石だのドロンズだのパンヤオだのと、余計なものを思い出してしまう…ってか、私がそうだっただけか。
■「ミスティック・リバー」
←でリンクしている蛍風さんとまったく同じで、「男の人生は妻の良し悪しで決まる」という感想を、一緒に観に行った友人E(米国男)に話したところ、「ちが〜うっ!これはイーストウッドの世界を堪能してだな、男にはやりたくなくてもやらねばならぬことがあるってハナシなんだ」と、これまたまったく同じように力説されてしまいました。蛍風さん…ウチも同じでしたよ…。
そして、ショーン・ペンの奥さん役(誰だったっけ?)が、最後のほうで云ったセリフが、私にはどうしても――
「大量破壊兵器があると思ってイラクを攻撃したの。でも実際にはなかったのよね。ちょっと間違っただけ、仕方がないわ。アナタ(米国)のせいじゃないわよ」
…と聞こえてしまい、寒気を感じ、米国人と自分との意識の差を思い知らされ、どよ〜んとしてしまったのでした。
■「10ミニッツオールダー イデアの森/人生のメビウス」
「イデアの森」感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040411.html
「人生のメビウス」感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040412.html
上映前に、前の座席にいたカップルを観察してたのですが、男性は明らかに映画ファンで、「ゴダールがさ〜、○▲♯☆*∞〜」と宇宙語を話していたのに対し、女性はといえば、彼の話に興味まったくナシといった雰囲気でした。女性には拷問に近かったでしょうねぇ〜…ってか、デートでこんな映画選ぶな!
■「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」
オスカー当然の作品。ただ私にはどうしても世界観がなじめず、またどちらかと云えば「二つの塔」のほうが好みかなと。それにしても、レゴラスのあれ!すんごかったですよねぇ!田舎の映画館でも「うぉおおおおおおおお!!」と歓声が上がりましたもん。そーいえば、ホビットたちがベッドにいるフロドにカバチョと飛び掛るシーン――彼らの足の裏がキタナイことに気づき、そのことを指輪ファンの友人に云ったら、「ホビットの足の裏は、硬くて毛がビッシリ生えてるの!」と怒られました。だって…知らなかったんだもん。
■「オーシャン・オブ・ファイアー」
とにかく懐かしい映画を観てるという感じでした。そしてヴィゴの後姿にウットリ。
■「恋愛適齢期」
感想→http://diarynote.jp/d/25683/20040405.html
キアヌ・ウォッチャーとしては絶対はずせない映画なので、いそいそと観に行きました。D・キートンがとても可愛らしく、メイク時間がはたしてどれほどなのか…。それにしてもキアヌが「ジュリアン」って…大爆笑させないでよう!
■「花と蛇」
石井隆といえば私には劇画作家のイメージが強く、またタイトルがタイトルなだけに、こりゃ観客の女子率は低そうだなと思いつつ観に行ってみれば――やっぱり女子は私ひとりだけでした。小さな映画館だったこともあって、映画館のご主人が気を遣って、ブランケットを用意してくれました。う〜む…杉本彩があんなに頑張ってるのに、こんな至れり尽くせりでノンキに観てていいものかしら?…と、つい己を省みる女ひとり。
■「幸せになるためのイタリア語講座」
デンマーク版「ラブ・アクチュアリー」風。「デンマーク人はシャイなのよ」と監督は云ってましたが、そんな路地裏でマット持ってくる男のどこがシャイやねんっ!…と、でっかいツッコミを入れたくなり、そしてもしデンマークに行くことがあっても、髪は切れないなと実感させられた作品。女性向けのイメージがあったせいか、観客は女子率が高く、また観客数も多かったので、「なんで?地味な作品なのに」とかなり驚きました。でも一般人が「ラブ・アクチュアリー」みたいだと思って観ると、沈没するので注意。
■「殺人の追憶」
とても面白かったので2回観に行きました。1回目のときは、「幸せになるためのイタリア語講座」のあとの上映だったためか、入れ替えが始まると、客層が女→男へと思いっきり移動。私はお金を払ってそのまま居残ってたのですが、横目で見る入れ替えの様子は、さながら民族大移動のようで、実に壮観でした。そして2回目は夜の上映。見終わって外に出てみると、雨がしとしと降っていて――徒歩での帰宅がひっじょ〜に怖かったのでした…。
■「シェイド」
ストーリー、キャストともに中途半端。こんなの観に行くあたり、実に私らしいなと。S・スタローンとM・グリフィスのツーショットには、修学旅行で行った東京タワー3Fを思い出させる強烈なものがありました。ちなみに観に行ったのは、レディースデイの昼下がり。ところが観客は私ひとりだけ。しまった〜〜〜!こんなことなら、昨日買ったおせんべいを持ってくればよかった〜〜〜!と激しく後悔した作品。
↓東京タワー3F(公式サイト)
http://www.tokyotower.co.jp/2004/web/05building/tenant/index16.html
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