「マネキン」

2004年8月30日
←先日、WOWOWでも放送されていましたよね♪…「マネキン」のDVD化を待ってた人は、マジ多かったはず(前回も同じこと書いたか)。女性向きな印象のある作品ですが、意外に男性ファンが多いようで、私がお店に行ったとき、このDVDを小脇に抱えた男の人をふたり(40代くらいのおじさんと30代のおにーさん)見かけました。まあ、みんなキム・キャトラル狙いなんでしょうけど…って、もしそのどちらかがアンドリュー狙いだったら、ちとコワイか。そして、私と話が合いそうだってのがと〜ってもコワイ…。

20世紀FOX「1枚買ったら1枚タダ!」5/28キャンペーン(2980円)で購入した、映画DVDの感想第六弾(兼、「アンドリュー後援会/ニッポン支部」による「アンドリュー映画特集第二弾」)です。

■「マネキン」Mannequin(1987・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0093493/
監督:マイケル・ゴットリーブ
脚本:マイケル・ゴットリーブ、エドワード・ルゴフ
出演:アンドリュー・マッカーシー、キム・キャトラル、ジェイムズ・スペイダー、他

ストーリー:
マイペースな彫刻家志望のジョナサン(A・マッカーシー)は、工場で最高傑作のマネキンを作ったあと、役立たずのためクビになってしまう。だが、ちょっとしたきっかけで、大手デパートの棚出し係として、見事再就職を果たす。そんなある日、彼は職場で以前自分が作ったマネキンと再会。喜ぶジョナサンだったが、彼の目の前で突然マネキンが動き出し、「私はエミー(K・キャトラル)」と名乗り始め…――

「けっして出来は良くないけれど、そのキュートな魅力でみなに愛されてしまう映画」を地で行く作品。B級コメディ映画に対し、完璧さや理由付けを求める人には不向き…かニャ?

この映画のUS版DVD情報が欲しくてamazonを覗いていたら、まったく同感、至極納得なレビューを発見。
I LOVE THIS STUPID FILM AND I AM NOT ASHAMED
(私はこのバカげた映画が好きだし、それを恥ずかしいなんて思ってない)
よく云った!その通り!!>mattさん

いやもう本当にバカげた映画だと思うし、どーしてエミーがタイムスリップしてマネキンに乗り移ったのだとか、設定や理由付けなんてあったもんじゃない。でもね――こういう深夜放送でやりそうなB級コメディに、それらが足りないなんて本気で怒るほうがナンセンスだと思うんだよニャ…。つまり楽しんだもの勝ち映画だってこと。

ちょっとおバカだけど人はいいジョナサンに、彼の前でしか人間になれないエミー。人知れぬふたりのデートは夜のデパートで…って、そのデパートで大はしゃぎするふたりが、もうカワイイのなんのって♪あこがれたよニャ〜♪

主演は、アンドリュー・マッカーシーとキム・キャトラル。キムと云えば…そう、あの「SEX and the City」のサマンサ役の女優さんです。私にとってはいまだに「ポーキーズ」「ポリスアカデミー」のイメージが強いキムですが、いまやサマンサ役で大人気ですよねぇ。そんな彼女が若い頃にこの映画でマネキンを演じたのです。

で、当時もたいへん気になったのは彼女の年齢でして――キムっていったいいくつなの?

調べたところ――当時アンドリュー25歳、キムが30歳…って、なに!?30歳だったの!?…ってことは、現在47歳!?

お…おそるべし…キム・キャトラル――17年前と見た目がほとんど変わってないやんけ!

WOWOWで「キングダム・ホスピタル」と観た後に「SEX〜」を観ると、かなりクラっときます。その…アンドリューがそれなりにフケたお姿なのに対し、キムったらぜんぜん変わってないんだもん(多少シワがありますが)。きっといろいろ小細工をやってるに違いない!…でも脅威だわ…。

ちなみに本作を観たとき、アンドリューとキムのコンビではルックスや身長で釣り合いが取れてないな〜、キムよりシンシア・ギブのほうがいいんじゃないの?…と思ったもんですが、考えてみれば、マネキンという設定なんだから、身長お高めでナイスバディ、顔立ちクッキリじゃないと「らしく」ないわけで――ま、そうなると結果オーライか、と思い直しました。どのみちあの時代のアンドリューは、ほかの女優さんと絡んでもあんまり大人っぽく見えなかったですけど。シャロン・ストーンなんかとくに…ねぇ…。

共演として、なにげにジェイムズ・スペイダー。ベタな敵役とゆーか、あの当時はそんな役ばっかやってた俳優さんです。でもこの映画ではビン底メガネで金髪七三状態なので、すぐに彼とは気付かないかも。演技のウマヘタ以前に、本作ではドタバタなギャグをかましてるので、その前の「プリティ・イン・ピンク」でジョージ・マイケルもどき、その後の「レス・ザン・ゼロ」でドラッグディーラーを演じているのを見ると、ギャップでクラクラします。ただ、当時からベタなギャグキャラよりヘンタイ役のほうが似合ってましたね。これはいまも変わらない…。

以上、長々と語ってしまいましたが――明るい色彩、ポップな音楽、強引だけどハートウォーミングなストーリー、キュートなキャラクター…など、「80年代映画ってどんなの?」と興味のある人には、いろいろ説明するより「この映画を観ればわかるよ」と、つい云ってしまいそうな作品。

■DVD仕様評価

1.惹句(DVDの帯についてる宣伝コピー)

「大ヒット曲『愛はとまらない』にのせて贈るロマンティックな恋のフェアリー・テール。『セックス・アンド・ザ・シティ』のキム・キャトラルの可愛くてセクシーな魅力が満載!」

やっぱキムがメインになるわけ?…がーん。
私にはキムよりアンドリューのほうが可愛く見えるんですけど…。

2.仕様・特典など
ピクチャー・レーベル、英語ドルビーサラウンド、英語字幕あり、ビスタ・サイズ、オリジナル劇場予告編

いやもうDVD化してくれただけで満足です、はい。

3.総括
この映画が大好きで80年代フォーエバーだという人や、アンドリューファンはもちろんのこと、キムの化け物ぶりを観たい人には(お安いので)購入必須な作品。なお、「マネキン2」にはアンドリューもキムも出演してませんので、要注意。

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