9月に入ってからTMGの話ばっか書いているため、「秋林〜、いいかげん飽きてきたよ〜」というお声が聞こえてきそうです。すみませぬ…うううう。でもTMGや音楽にあまり関心のない方にも読んで頂けるよう、さまざまな読み手を意識して書いてるつもりでして…と言い訳しつつ、とりあえず今回でいったん落ち着きます。今後もどうか生暖か〜い目で見守って下さいまし。
続き♪
■特別なこと、まったくなし
アンコール後、「千秋楽だからなにかやってくれるかしら♪」という期待むなしく、そのまま終演。でも4人は終始とても楽しそうで、そんな姿はまさに「なんでもやってくれそうな気のいいおにーさんおじさんたち」。クリスは年齢不明だが(エリックは別の意味で年齢不詳)、基本的にTMGは平均年齢40歳を超えるおじさんバンド。頑張ったものである。
■もったいないよね〜!
終演後、Tさんとふたりで「面白かった〜!楽しかった〜!」という話で大盛り上がりとなる。今回私のところにブドーカンチケットが回ってきたのは、Tさんがせっかくチケットをゲットしたのに、いつも一緒にライブへ行くお友達が「B’zにしか興味ないから」と云ったため。Tさんいわく、「HRはぜんぜん聴かないのに、こんなに楽しめるとは思わなかった。ソロはつまんないと云って行かなかった人、絶対損してるよね〜!」。至極同感である。
■TMGツアー総括
予想以上に楽しかったと云う人が続出したと思う。
エリックいわく(インタビューに記載)――
↓「GRANGE ROCK」(エリックのインタビュー)
http://www.grande-rock.com/tak_matsumoto_group.htm
「自分が好きで、なおかつ相性のいいアーティストと一緒に、アメリカンロックなアルバムを作ること」だ。
どう考えたって、ジャックとエリックなら相性はバツグン、完成度が高くなるのも目に見えていた。それにエリックとジャックは、百戦錬磨のパフォーマーであり、ライブにおいて「アメリカンロックなフロントマンとしてのパフォーマンスを確実にしてくれる人」でもあり、その楽しさを「B’zしか知らない」あるいは「HRライブなんて知らない」層に、アメリカンロックライブはかくありき、という楽しさを伝えてくれるはず。今回はそれが見事に的中したと思う。
あの場にいた人で、「やっぱりB’zのほうがいいな」「英語のMCなんてよくわからない。もっと松ちゃんが喋ってくれてもいいのに」と思った人もいるだろう。
でも私に云わせれば――B’zはB’z、TMGはTMGであり、完全に別物だ。そしてMCに関しては、日本ではやたらと重視されていて、中には「いろいろ伝えようと思って話してたら、30分も話してました」というアイドルだっている。でもそれは逆に、「私の曲や歌にメッセージ力はないんです」「なにか喋らないと盛り上がらないから」と云ってるように私には思える。たしかに面白いMCは楽しい。でもMCが1番良かったです、というライブはいかがなものだろう?…さだまさしは別として。
B’zのライブだって、喋りすぎ・コントしすぎな時期があった。でも、BUZZ!以降あたりから――正確に云うとSpirit Looseツアーから?――余計なMCや内輪ネタは少なくなり、現在はかなり洗練されているし、派手な演出はあっても、基本的にB’zのパフォーマンスが最大の魅力となっている。
TMGは「アメリカンロックの本場からやって来たフロントマンによるライブパフォーマンスと、ハイレベルな演奏と歌」で、清清しいまでの真っ向勝負なライブをしてくれた。そこに長々としたウケねらいのMCが必要だった?…ジャックはアグレッシブで楽しいパフォーマンスを、エリックは日本のオーディエンスを熟知した上で、ウマ・サーマンレベルの日本語を使いながら(英語だって、彼はそれほど難しいことは話してなかった…けど、ライブハウスツアーで前の方の場所だった人は、音響と体力の問題で聴こえにくかったかも…実は私も新潟はツラかった)、みんなを引っ張っていってくれた。
松ちゃんは、ふたりのパフォーマンスに関して基本的に安心感はあったろうし(時に暴走するふたりに、やれやれという苦笑いをしてましたが…ま、ガイジン相手だから仕方がない)、逆にそんなふたりをみんなに見てもらいたいと思っただろう。
TMG「Dodge The Bullet」TOURは、本当に楽しかった。楽しくて楽しくて、ブドーカンが終わってしまった今、なんだかとっても淋しい。とまらない情熱に駆られ、西へ東へとライブに行きまくり、終わったら淋しくてたまらないなんて気持ちは――11年前の「RUN」ツアー以来だ。今の自分に、そういった情熱が残っていたことにも驚いた。…そして「11年前と情熱は同じでも体力は別である」ということにも驚いた…。
ロックって素晴らしい。私はいろんな音楽を聴くけれど、今夏はとくにTMG(と「スクール・オブ・ロック」でのジャック・ブラック)が、私にロックの楽しさと情熱を思い出させてくれた。感謝感謝である。
続き♪
■特別なこと、まったくなし
アンコール後、「千秋楽だからなにかやってくれるかしら♪」という期待むなしく、そのまま終演。でも4人は終始とても楽しそうで、そんな姿はまさに「なんでもやってくれそうな気のいい
■もったいないよね〜!
終演後、Tさんとふたりで「面白かった〜!楽しかった〜!」という話で大盛り上がりとなる。今回私のところにブドーカンチケットが回ってきたのは、Tさんがせっかくチケットをゲットしたのに、いつも一緒にライブへ行くお友達が「B’zにしか興味ないから」と云ったため。Tさんいわく、「HRはぜんぜん聴かないのに、こんなに楽しめるとは思わなかった。ソロはつまんないと云って行かなかった人、絶対損してるよね〜!」。至極同感である。
■TMGツアー総括
予想以上に楽しかったと云う人が続出したと思う。
エリックいわく(インタビューに記載)――
↓「GRANGE ROCK」(エリックのインタビュー)
http://www.grande-rock.com/tak_matsumoto_group.htm
Tak has wanted to do a solo album for many years. He wanted an American style Rock record. He told me that he was a huge fan of Jack and myself.I have known Tak for a few years now. He used to go to Mr. Big shows in the 90’sそう、松ちゃんのやりたかったことは実に明確。
(TAKはこの何年もソロアルバムを出したいと思っていた。アメリカンスタイルなロックのね。彼は僕に自分はジャックと僕の大ファンだって語ったよ。僕は彼のことをこの数年で知ってたし、彼は90年代にMR.BIGのライブへ来てたしね)
「自分が好きで、なおかつ相性のいいアーティストと一緒に、アメリカンロックなアルバムを作ること」だ。
どう考えたって、ジャックとエリックなら相性はバツグン、完成度が高くなるのも目に見えていた。それにエリックとジャックは、百戦錬磨のパフォーマーであり、ライブにおいて「アメリカンロックなフロントマンとしてのパフォーマンスを確実にしてくれる人」でもあり、その楽しさを「B’zしか知らない」あるいは「HRライブなんて知らない」層に、アメリカンロックライブはかくありき、という楽しさを伝えてくれるはず。今回はそれが見事に的中したと思う。
あの場にいた人で、「やっぱりB’zのほうがいいな」「英語のMCなんてよくわからない。もっと松ちゃんが喋ってくれてもいいのに」と思った人もいるだろう。
でも私に云わせれば――B’zはB’z、TMGはTMGであり、完全に別物だ。そしてMCに関しては、日本ではやたらと重視されていて、中には「いろいろ伝えようと思って話してたら、30分も話してました」というアイドルだっている。でもそれは逆に、「私の曲や歌にメッセージ力はないんです」「なにか喋らないと盛り上がらないから」と云ってるように私には思える。たしかに面白いMCは楽しい。でもMCが1番良かったです、というライブはいかがなものだろう?…さだまさしは別として。
B’zのライブだって、喋りすぎ・コントしすぎな時期があった。でも、BUZZ!以降あたりから――正確に云うとSpirit Looseツアーから?――余計なMCや内輪ネタは少なくなり、現在はかなり洗練されているし、派手な演出はあっても、基本的にB’zのパフォーマンスが最大の魅力となっている。
TMGは「アメリカンロックの本場からやって来たフロントマンによるライブパフォーマンスと、ハイレベルな演奏と歌」で、清清しいまでの真っ向勝負なライブをしてくれた。そこに長々としたウケねらいのMCが必要だった?…ジャックはアグレッシブで楽しいパフォーマンスを、エリックは日本のオーディエンスを熟知した上で、ウマ・サーマンレベルの日本語を使いながら(英語だって、彼はそれほど難しいことは話してなかった…けど、ライブハウスツアーで前の方の場所だった人は、音響と体力の問題で聴こえにくかったかも…実は私も新潟はツラかった)、みんなを引っ張っていってくれた。
松ちゃんは、ふたりのパフォーマンスに関して基本的に安心感はあったろうし(時に暴走するふたりに、やれやれという苦笑いをしてましたが…ま、ガイジン相手だから仕方がない)、逆にそんなふたりをみんなに見てもらいたいと思っただろう。
TMG「Dodge The Bullet」TOURは、本当に楽しかった。楽しくて楽しくて、ブドーカンが終わってしまった今、なんだかとっても淋しい。とまらない情熱に駆られ、西へ東へとライブに行きまくり、終わったら淋しくてたまらないなんて気持ちは――11年前の「RUN」ツアー以来だ。今の自分に、そういった情熱が残っていたことにも驚いた。…そして「11年前と情熱は同じでも体力は別である」ということにも驚いた…。
ロックって素晴らしい。私はいろんな音楽を聴くけれど、今夏はとくにTMG(と「スクール・オブ・ロック」でのジャック・ブラック)が、私にロックの楽しさと情熱を思い出させてくれた。感謝感謝である。
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