←このジャケット写真は「1989年、米国NY郊外のウッドストック」で撮ったもので、高野3枚めのアルバム「CUE」は、プロデューサーであるトッド・ラングレンのスタジオがあった、この場所でレコーディングされたそうです。

まずはジャパニーズポップから。

■「高野寛/相変わらずさ〜Best Songs 1988-2004〜」
東芝EMI 2004/09/01 ¥2,600
1.See You Again 2.夜の海を走って月を見た 3.BLUE PERIOD
4.虹の都へ 5.幻 6.ベステンダンク 7.二十歳の恋 8.ベイビー・ベイビー 9.相変わらずさ 10.夢の中で会えるでしょう 11.All over,Starting over~その笑顔のために~ 12.KAORI 13.Bye Bye Television 14.Sunburst 15.hibiki 16.確かな光 17.ベステンダンク(2004 LIVE…ボーナストラック)
高野寛公式サイト→http://www.haas.jp/

高野寛のベストアルバム。

ベスト盤に興味のない私がなぜこのアルバムを購入したのか。
新旧それぞれ選曲が良かったから、デジタルリマスタリングされているから、高野自身によるセルフ・ライナーノーツがあるから、そして、ここ数年高野の音楽から離れていたせいか、いきなり彼の曲が恋しくなってしまい、自分自身どうしようもなくなってしまったから…。

何年経とうと、彼の曲は上質で流行り廃りを感じさせない。ずっと隣にいてほしいと思ってしまう心地よさ。やさしく温もりのある光に包まれた、丁寧でまじめな音たち。詞や歌に、鼻につくほどのテクニカルなメタファーは存在しない。かといってスピリチュアルなわけでもない。

「虹の都へ」「ベステンダンク」を初めて聴いたとき、ボーカルにずいぶんとエフェクト処理がされてるなあ、音からやたら浮いてるなあと思ったけれど、いま聴いてみると、どこか連れて行かれる…違うな、音に誘(いざ)われている自分を感じるというか、他のアーティストにはない、実は凝ったことをしているくせにシンプルに聴こえてしまう独特のポップによって、心地よい高揚感が絶え間なく連続していくというか…それらを生み出してるのが、このボーカル処理と音の絡みなんだなと、ようやく気が付いた。

「SEE YOU AGAIN」や「BLUE PERIOD」といった若い歌から始まって、90年代半ばの「夢の中で会えるでしょう」、そして最近の「確かな光」…高野の歴史とともに、自分がどうであったかを思い出しながら、光のある部屋で穏やかに過ごしたいときに聴いてたアルバム。

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