←産業ロックだと云ってしまえばたしかにそうだし、聴いてると、日本ってのはギターリフより歌メロ重視なロックが好まれる土壌なんだな〜と、私なんかでもしみじみ思ってしまう、実際それがよくわかってるだろうB’zの松本孝弘による、ソロプロジェクト「TMG」1stアルバム。最近のB’zの曲では、徳永暁人による音の多すぎるアレンジがどうにもイヤで仕方がない私ですが、TMGではあまり気にならなかったです。たぶんジャックやエリックの意見が入ってるからでしょうね。嬉しい誤算♪

■「TMG/TMG1」
バーミリオンレコード 2004/06/23 ¥3,059
1.OH JAPAN ~OUR TIME IS NOW~ 2.Everything Passes Away 3.KINGS FOR A DAY 4.I Know You By Heart 5.I wish you were here 6.THE GREATEST SHOW ON EARTH 7.Signs of Life 8.RED,WHITE AND BULEET BLUES 9.TRAPPED 10.My Alibi 11.WONDERAND 12.TRAIN,TRAIN 13.Two of A Kind 14.NEVER GOOD-BYE
公式サイト→http://bz-vermillion.com/tmg/index.html

同じ魅惑のエフェクト使いでも、透明感があって、どこまでも続く素直でストレートな音を奏でるエッジ(U2)のギターとは対照的に、TAKの音と云ったらもう…歪む!歪む!歪む!稲葉さんじゃないけど、まさに「絶対歪みますよ、だって松本さんですよ?」。でもこんな和テイストで歪むフィーリングって、誰にも真似できないでしょうね。しみじみ。

ジミヘン風あり、ダムヤンキース風あり、B’z風ありと、サウンド的になかなかバラエティ豊富だし、ちゃんとメンバーの個性が出てるし(エリックのソウルフルさ、ジャックのアッメリカ〜ンな明るさなど)、なんだかマンネリ気味なここ数年のB’zのアルバムより気に入ってます。

ただねぇ…松ちゃん。
海の向こうのアーティストとバンド組んでアルバム出すなら――対訳歌詞ブックレットはもちろん、MASA ITOH(伊藤政則)のライナーノーツをつけなきゃダメでしょーがっ!!そしたらパーペキなのにぃ!

ただし、歌詞カードにほんのり杏仁豆腐の香りがついてるあたりに小技を感じます。

時代遅れなロックと侮るな>邦楽ファン、ちゃんと聴いてみてよ、ネタわかるでしょ?>洋楽HR/HMファン、産業ロックだと罵るな>ギョーカイ人、稲葉がいないと敬遠するな>B’zファン…と、心の底から叫びが出そうになったアルバム。2006年、待ってるぜ!

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