←所属レコード会社であるソニーと大ゲンカ(「FONY」とかなんとか)、長期にわたる裁判をしてみれば負け決定、とりあえずポリドールだのユニバーサルだのと移籍をし、その間ファンはさんざん待たされて、でも本人は大スキャンダルの渦中ですったもんだ、それでもなんとかほとぼりが冷め、出る出ると長年云われ続けたオリジナルアルバムが8年越しにて出てみれば…こら!「ソニーから発売」ってなんじゃそりゃっ!?…アンタの「Patience」(忍耐)とやらを聞いてみようじゃないのっ!
■「George Michael/Patience」
@gean 2004/03/30 ¥2,682
1.Patience 2.Amazing 3.John And Elvis Are Dead 4.Cars and Trains 5.Round Here 6.My Mother Had A Brother 7.Flawless (Go to the City) 8.American Angel 9.Precious Box 10.Please Send Me Someone (Anselmo’s Song) 11.Freeek! ’04 12.Through
公式サイト→http://www.aegean.net/
う〜ん…。
人生投影しすぎの歌詞には、少々ウンザリする。
わかった、わかった、ようわかったから!と思わず云いたくなるし、前作「OLDER」以上のインナートリップには、正直、白旗揚げたい気分になる。この内へ内へと引きこもっていくパワーの源はなんなのよ?…ああしんどい。
と云っても、アルバムには、お得意の爽快ダンスポップから大人でR&Bなバラード、クラブのフロアでかかることを想定したサンプリング曲まであるし(ただし「フリーク」と「シュート・ザ・ドッグ」は駄作、いらない)、その上でなんでも歌いこなせてしまう恐るべきベルヴェットボイスに完璧な歌唱力(ポップな曲は爽快に、バラードは美しく切なく…とくにレガートは完璧)。さすがですよ、天才と云われる所以ですね。
ただし。前述したように、どうしてこう内へとこもるのか。まるで「聴いてくれる人にだけ聴いてもらえればいい」と受け取られかねないかのようなスタンス、「CDはもう出さないよ〜ん」という発言。あまりに人生投影しすぎでファン以外は興味がないだろう内容、プライベートが幸せ過ぎて逆に世間には後ろ斜め向きなその姿。エルトン・ジョンがギャースカといちゃもんつけるのがよくわかる。もったいない。評価がイマイチなのは、そんな印象を持った人が多かったからでしょうね。
でもヨーロッパや英国ではよく売れてる。
――なぜか?
この世でジョージ・マイケルの歌声が嫌いな人っている??
彼以上に上手い人って、全世界規模で探してもいないでしょ?
ブリットでノミニーになるくらいなんだから、曲自体はいいし、彼らしい上手さにだって溢れているのに、まったく以ってもったいない、名盤になり損ねた…というか、数年後、彼のなれの果てアルバムにならなければいいなとつい悲観的になってしまった、音楽IQ高いのはわかるけど聴き手を限定しそうな、ジョージに心酔しているファン向けなアルバム。もちろんご本人は、そんなことまっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜たく気にも留めないでしょうけど。
■「George Michael/Patience」
@gean 2004/03/30 ¥2,682
1.Patience 2.Amazing 3.John And Elvis Are Dead 4.Cars and Trains 5.Round Here 6.My Mother Had A Brother 7.Flawless (Go to the City) 8.American Angel 9.Precious Box 10.Please Send Me Someone (Anselmo’s Song) 11.Freeek! ’04 12.Through
公式サイト→http://www.aegean.net/
う〜ん…。
人生投影しすぎの歌詞には、少々ウンザリする。
わかった、わかった、ようわかったから!と思わず云いたくなるし、前作「OLDER」以上のインナートリップには、正直、白旗揚げたい気分になる。この内へ内へと引きこもっていくパワーの源はなんなのよ?…ああしんどい。
と云っても、アルバムには、お得意の爽快ダンスポップから大人でR&Bなバラード、クラブのフロアでかかることを想定したサンプリング曲まであるし(ただし「フリーク」と「シュート・ザ・ドッグ」は駄作、いらない)、その上でなんでも歌いこなせてしまう恐るべきベルヴェットボイスに完璧な歌唱力(ポップな曲は爽快に、バラードは美しく切なく…とくにレガートは完璧)。さすがですよ、天才と云われる所以ですね。
ただし。前述したように、どうしてこう内へとこもるのか。まるで「聴いてくれる人にだけ聴いてもらえればいい」と受け取られかねないかのようなスタンス、「CDはもう出さないよ〜ん」という発言。あまりに人生投影しすぎでファン以外は興味がないだろう内容、プライベートが幸せ過ぎて逆に世間には後ろ斜め向きなその姿。エルトン・ジョンがギャースカといちゃもんつけるのがよくわかる。もったいない。評価がイマイチなのは、そんな印象を持った人が多かったからでしょうね。
でもヨーロッパや英国ではよく売れてる。
――なぜか?
この世でジョージ・マイケルの歌声が嫌いな人っている??
彼以上に上手い人って、全世界規模で探してもいないでしょ?
ブリットでノミニーになるくらいなんだから、曲自体はいいし、彼らしい上手さにだって溢れているのに、まったく以ってもったいない、名盤になり損ねた…というか、数年後、彼のなれの果てアルバムにならなければいいなとつい悲観的になってしまった、音楽IQ高いのはわかるけど聴き手を限定しそうな、ジョージに心酔しているファン向けなアルバム。もちろんご本人は、そんなことまっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜たく気にも留めないでしょうけど。
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