←UK(スコットランド)出身の新人バンドFranz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)のデビューアルバム。そして私が選んだ「2004年アルバム・オブ・ザ・イヤー」でもあります。おねーさん、完全ノックアウト!…すんごく気に入っちゃって、こればっか聴いてましたよ。なお、昨年夏にベースの練習をしたのは、本作のリズム隊ベースにそそられてしまったからですが(ただし目指したのはキアヌレベル)……結局挫折しちゃいました。私に四弦の人はムリだってことですね。

■「Franz Ferdinand/Franz Ferdinand」
Sony 2004/04/20 ¥2,078
1.jacqueline 2.tell her tonight 3.take me out 4.matinee
auf asche 5.cheating on you 6.this fire 7.darts of pleasure 8.michael 9.come on home 10.40 11.ft 11.auf asche
公式サイト→http://www.franzferdinand.co.uk/

彼らが「女の子が踊れるような音楽を作る」ことを念頭にしているとはいえ…参りました、すっかり踊らされちまいましたよう!2004年はフランツの年だったと思います、はい。

レトロでキャッチーなポップソングが、絶妙の曲順でぐるぐるぐる…。最後の曲が終わっても余韻冷めやらず、そのまま慌ててリモコンを取って再度「PLAY」を押下。そんな日々が続いたよなあ。似たような曲ばかりと云えるけど、私にはこのエンドレス感がたまらない。アルバムというのは「2曲目は好き、でも3曲目はイマイチ」といったように、たいがい曲に個人的な好き嫌いや出来不出来があったりするもんですが、「フランツ」にはそれがない。1曲ずつ切り売りDLする世の中になりつつある今、こんな「突出する1曲がない、曲順変更せずそのまま1枚通して聴きたいアルバム」ってのは貴重。「CDいう形が最適であるアルバム」とでもいうか。私が「フランツ」を最大に評価する理由は、そこにあるのかもしれない。

中毒性ならカサビアンだって相当なもんですが、私の好みは断然フランツ。だってフランツって、本人たちがとっても楽しそうに音楽やってるように見えるし、英国バンドにありがちなスノッブさがまったく感じられないもの。だからと云って、バカじゃない。10年近く前、同じUKバンドであるブラーが米国に進出したときなんて、サッパリ売れなかったのに、昨年のフランツときたら、見事にブレイクスルー…文字通り突き抜けて売れてしまった。この手のUKバンドが米国進出成功って、スゴいよなあ。

ところで、アルバム「フランツ・フェルディナンド」にて、最高最強の(クラブではなく)ディスコ・ソングと云われている某曲ですが。

♪ねっとする髪〜ねっとりする腰つき〜僕の濡れた唇にあたる無精ひげ〜♪

と歌われた上、さらに出てくる男が「Michael」となれば、いくらゲイを歌った曲ではないと云われても、私の脳裏にはやっぱりあの人が浮かぶのでした。

「アルバム・オブ・ザ・イヤー」、そして2004年を突き抜けていったアルバム。こんなに踊れるアルバムは久しぶりでした。サンキー♪

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