「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」
2005年3月21日
←ロンドンが舞台の「ブリジット」シリーズ。でもブリジットを演じるレネ・ゼルウィガーは米国人。「なんでメリケン女優が演じるのよっ!?」と、最初は英国側からのブーイングが大きかったそうですが、前作が公開されるやそれもピタっとおさまり、今度は誰もが「やっぱりレネじゃないとね」。それだけ彼女がブリジットそのまんまだったということでしょう。で、そのブリジットをめぐる男ふたりをヒュー・グラントとコリン・ファースが演じてるんですが――いやはや、時の流れを痛感させられるとゆーか、まさかこのふたりがラブコメで共演するとは。これでルパート・エヴェレットやジェイムズ・ウィルビーがいたら80年代腐女子的同窓会になるなと、スクリーンに映るふたりの追いかけっこを(やや遠い目で)観ながら、しみじみ思ったのでした。う〜む。
ワーキングタイトルフィルムズ社が製作した最後(になる予定)のラブコメ、「ブリジット・ジョーンズの日記 2」を観に行ってきました。
↓最後(になる予定)だという理由(2004年11月28日の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20041128.html
■「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0317198/
日本公式サイト→http://www.bj-diary.jp/
監督:ビーバン・ギドロン
脚本:アンドリュー・デイビス、ヘレン・フィールディング、リチャード・カーティス、アダム・ブルックス
出演:レネ・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、ジャシンダ・バレット、他
上映時間:107分
ストーリー:
大物弁護士で素敵な恋人マーク(C・ファース)をとうとうゲットした、独身ドジOLブリジット(R・ゼルウィガー)。幸せな日々を送るが、彼の同僚で美人のレベッカ(J・ベレット)が登場、ブリジットはふたりの仲を怪しむようになる。そしてマークがなかなかプロポーズしてくれないことに焦りを感じるブリジットの前に、再びあのサイテー男ダニエル(H・グラント)が現れ、一緒にタイへ取材に行くことになるが――
「ブリジット・ジョーンズの日記」って、まだ2作目なはずなのに、もう完全にルーティンワークに入ってるよなあ。お約束を楽しむ映画になってる…ってか、それが望まれてるんだから仕方ないじゃん!という製作サイドの声が聞こえてきそうだ〜。
♯「ブリジット・ジョーンズの日記」におけるお約束とは?
1.レネの見事なぷるぷる肉襦袢披露
2.公衆の面前でドジをしまくるブリジット
3.デカパンとおしりのクローズアップ
4.コリン・ファースとヒュー・グラントの追いかけっこ
5.池に落ちる男ども
6.友人に応援されて恋人のもとへ、そして抱きつき大団円
これらのお約束だけなら、「2」はそれなりに楽しめる仕上がりになってると思うんですよ。
でもね。あんなにキュートだったブリジットが、「幸せ=結婚」とばかりに杉田かおる化し、「結婚!結婚!大物弁護士と結婚!プロポーズしてくれないよう!」と焦ってジタバタする姿がなあ…。まあ、私の持論のひとつに「恋する女は綺麗というよりはワガママ」ってのがあるから気持ちわかるし、実際、自分の悩みがいかに恵まれているものなのか、ブリジットはあるエピソードで痛感させられることになるけどね。
ただ…ふたりの価値観や境遇があれだけ違うというのに、結婚して果たして本当に幸せになれるか――不安はないの?…もしかしてセックスの相性だけで判断してない??>ブリジット
マークだって…アナタ流されてない?大丈夫?
…などと、真面目に思っちまったじゃないの。お約束を楽しむ映画で。…てことは、私もブリジットが幸せになったとたんにブツクサ云ってた友人たちと同じってことか。
それにしてもブリジットのドジぶりときたら。確実にパワーアップしていて、前作の小ドジが可愛かったのに、本作では可哀想に思えるほど。その中でもマッシュルームネタはセンスがいいとは思えないし、「サウンド・オブ・ミュージック」パロはなあ…そんな妄想をブリジットは持ってないような気がする。…やりすぎでは?
俳優陣に関しては――多少わざとらしい喋り方が鼻につくレネですが、相変わらず素晴らしいコメディエンヌぶりで、スクリーンからプルプル♪と音がしそうな肉襦袢に女優魂を感じさせるし、コリン・ファースはさすがさすがの能面演技だし、ヒューはヒューでウットリするくらいの超サイテー男ぶりだし…私ゃ文句をつけるつもりなんて毛頭ありましぇん。
結局、お約束を楽しむだけで終わりたくない私には、前作ほどストーリーやキャラに魅力が感じられず、その点がイマイチに思えた作品。え〜い!4人も脚本家を使っといて!(←本音)
なお、本作はどうやらパンフレットが作られてない模様なので、パンフをいつも購入されてる方はお気をつけ下さいまし。
ワーキングタイトルフィルムズ社が製作した最後(になる予定)のラブコメ、「ブリジット・ジョーンズの日記 2」を観に行ってきました。
↓最後(になる予定)だという理由(2004年11月28日の日記)
http://diarynote.jp/d/25683/20041128.html
■「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月」(2004・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0317198/
日本公式サイト→http://www.bj-diary.jp/
監督:ビーバン・ギドロン
脚本:アンドリュー・デイビス、ヘレン・フィールディング、リチャード・カーティス、アダム・ブルックス
出演:レネ・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント、ジャシンダ・バレット、他
上映時間:107分
ストーリー:
大物弁護士で素敵な恋人マーク(C・ファース)をとうとうゲットした、独身ドジOLブリジット(R・ゼルウィガー)。幸せな日々を送るが、彼の同僚で美人のレベッカ(J・ベレット)が登場、ブリジットはふたりの仲を怪しむようになる。そしてマークがなかなかプロポーズしてくれないことに焦りを感じるブリジットの前に、再びあのサイテー男ダニエル(H・グラント)が現れ、一緒にタイへ取材に行くことになるが――
「ブリジット・ジョーンズの日記」って、まだ2作目なはずなのに、もう完全にルーティンワークに入ってるよなあ。お約束を楽しむ映画になってる…ってか、それが望まれてるんだから仕方ないじゃん!という製作サイドの声が聞こえてきそうだ〜。
♯「ブリジット・ジョーンズの日記」におけるお約束とは?
1.レネの見事なぷるぷる肉襦袢披露
2.公衆の面前でドジをしまくるブリジット
3.デカパンとおしりのクローズアップ
4.コリン・ファースとヒュー・グラントの追いかけっこ
5.池に落ちる男ども
6.友人に応援されて恋人のもとへ、そして抱きつき大団円
これらのお約束だけなら、「2」はそれなりに楽しめる仕上がりになってると思うんですよ。
でもね。あんなにキュートだったブリジットが、「幸せ=結婚」とばかりに杉田かおる化し、「結婚!結婚!大物弁護士と結婚!プロポーズしてくれないよう!」と焦ってジタバタする姿がなあ…。まあ、私の持論のひとつに「恋する女は綺麗というよりはワガママ」ってのがあるから気持ちわかるし、実際、自分の悩みがいかに恵まれているものなのか、ブリジットはあるエピソードで痛感させられることになるけどね。
ただ…ふたりの価値観や境遇があれだけ違うというのに、結婚して果たして本当に幸せになれるか――不安はないの?…もしかしてセックスの相性だけで判断してない??>ブリジット
マークだって…アナタ流されてない?大丈夫?
…などと、真面目に思っちまったじゃないの。お約束を楽しむ映画で。…てことは、私もブリジットが幸せになったとたんにブツクサ云ってた友人たちと同じってことか。
それにしてもブリジットのドジぶりときたら。確実にパワーアップしていて、前作の小ドジが可愛かったのに、本作では可哀想に思えるほど。その中でもマッシュルームネタはセンスがいいとは思えないし、「サウンド・オブ・ミュージック」パロはなあ…そんな妄想をブリジットは持ってないような気がする。…やりすぎでは?
俳優陣に関しては――多少わざとらしい喋り方が鼻につくレネですが、相変わらず素晴らしいコメディエンヌぶりで、スクリーンからプルプル♪と音がしそうな肉襦袢に女優魂を感じさせるし、コリン・ファースはさすがさすがの能面演技だし、ヒューはヒューでウットリするくらいの超サイテー男ぶりだし…私ゃ文句をつけるつもりなんて毛頭ありましぇん。
結局、お約束を楽しむだけで終わりたくない私には、前作ほどストーリーやキャラに魅力が感じられず、その点がイマイチに思えた作品。え〜い!4人も脚本家を使っといて!(←本音)
なお、本作はどうやらパンフレットが作られてない模様なので、パンフをいつも購入されてる方はお気をつけ下さいまし。
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