2005年度上半期映画ちょっとだけ感想&デキゴトロジー 4
2005年8月28日 年度別フェイバリット10映画
「2005年度上半期映画ちょっとだけ感想&デキゴトロジー」です。これは私が今年上半期に鑑賞した映画の中で、ちょっとだけ感想を書いておきたい、感想は別に書いたけどそれに補足をしておきたい、映画館でトンデモ事件に遭遇したので報告しておきたい…など、基本的に映画ヨタ話を記したものです。尚、観た映画すべてを書くことは絶対ムリ!不可能!なため、一部だけになっております。
いいかげん飽きてきた…なんとかあと2回ほどで終わって、「上半期フェイバリット10」と「シスの復讐」の感想を書きたいなあ。
…それでは以下、感想とデキゴトロジーです。
■「キングダム・オブ・ヘブン」
リドリー・スコット監督の手にかかると、ムスリムもミックスカルチャーな雰囲気になるなあ(だからモロッコびいき?>監督)。そして主演のオーリは相変わらずフォトジェニックで、おねーさん、惚れ惚れしちゃった。顔立ちがクラシカルだから、コスプレをすると品が出て、その美しさがさらに倍増しますね。私が監督でも、彼に美しい衣装を着させたいと思いますよ。ただ、相手役が現代的な顔立ちのエヴァ・グリーンだったせいか、ふたり並ぶとなんだかバランスが悪かったかなと。個人的に「グラディエーター」のほうが好きですね。ところでバリアンさん!いっちょ前の騎士になるのがとても早かったのでは?天才だから?
■「タッチ・オブ・スパイス」
完全にツボつかれた。「フェイバリット10」に入れるか、最後まで悩んだくらい、気に入ってしまった。愛する土地、特有の空気、郷土料理の香り、己に流れる血、忘れられない人――しあわせだった子供時代の思い出は、時間が経てば経つほど心の中でどんどん美化されていき、郷愁は五感のすべてを刺激する。共感しちゃって、ノスタルジーな思いがあふれ出して止まらなかったナリ。でも、純粋に甘いと思ってた思い出が、大人になるとホロ苦くなってしまうこともあるわけで…それもまた、人生がスパイスに例えられる所以のひとつなんでしょうね。
■「アビエイター」
アイドル路線を強いられたであろう「ザ・ビーチ」の頃と違い、デカプも狂人・変人を堂々と演じることができるようになったんだ〜と感慨を覚えつつ、観に行ってみれば――もう演技うんぬんの問題じゃない、童顔に狂人/変人役はツライのかもなと。もともとハワード・ヒューズってキャラじゃないし。ただ映画自体はけっこう面白く観ましたよ、でも俳優たちが熱すぎで、正直しんどかったなと。本編でヒューズが放ったセリフ「演技するのをやめろよ!」。これをまんま返したかったナリ。「ミリオンダラー・ベイビー」に負けた一因は、これにあるような気がする。「ミリオン〜」の俳優たちは、名演だったけど熱演していなかったもの。結局、演技うんぬんの問題?
■「クローサー」
ロマンスもの…というより、登場人物たちがあーたらこーたらと語りをかます、マイク・ニコルズ監督作としてはTVミニシリーズ「エンジェルス・イン・アメリカ」に続く、ディスカッション系なダイアローグ。面白かったのは、クライブ・オーウェンとジュード・ロウのサイバーセックスの場面だけ。あとは退屈。オーウェンは笑っちゃうほど最大公約数的な男を演じてたのに対し、ジュードはナニーとの一件がバレた今、まったく笑えない浮気男をそのまんま演じていて、どうやらプライベートだけでなく役の上でも、彼の払った代償は大きかった模様。
■「ザ・インタープリター」
「ウチだってラブコメばっかりじゃない、これからニコール・キッドマン主演作が控えてるしぃ」と、以前WT社が語っていた映画が、これ。面白かったです。でもなんだかとっても優等生な出来で、このメンツならこれくらいできて当たり前という感じ。あと「母音で始まる単語の冠詞は『ジ』と発音する」とニッポンの学校では教えるのに、本作は堂々と「ザ・インタープリター」。よくネイティブが云う「冠詞の決まりごとなんて、そんなのどっちでもいいし、決まってないよ」が、これで証明されたなと。それから二コールさ〜〜ん!そんなところにバイクを置いてたら、いつか絶対、盗られちゃいますよう!
とりあえず今日はここまで。
続きはまた明日になります。
いいかげん飽きてきた…なんとかあと2回ほどで終わって、「上半期フェイバリット10」と「シスの復讐」の感想を書きたいなあ。
…それでは以下、感想とデキゴトロジーです。
■「キングダム・オブ・ヘブン」
リドリー・スコット監督の手にかかると、ムスリムもミックスカルチャーな雰囲気になるなあ(だからモロッコびいき?>監督)。そして主演のオーリは相変わらずフォトジェニックで、おねーさん、惚れ惚れしちゃった。顔立ちがクラシカルだから、コスプレをすると品が出て、その美しさがさらに倍増しますね。私が監督でも、彼に美しい衣装を着させたいと思いますよ。ただ、相手役が現代的な顔立ちのエヴァ・グリーンだったせいか、ふたり並ぶとなんだかバランスが悪かったかなと。個人的に「グラディエーター」のほうが好きですね。ところでバリアンさん!いっちょ前の騎士になるのがとても早かったのでは?天才だから?
■「タッチ・オブ・スパイス」
完全にツボつかれた。「フェイバリット10」に入れるか、最後まで悩んだくらい、気に入ってしまった。愛する土地、特有の空気、郷土料理の香り、己に流れる血、忘れられない人――しあわせだった子供時代の思い出は、時間が経てば経つほど心の中でどんどん美化されていき、郷愁は五感のすべてを刺激する。共感しちゃって、ノスタルジーな思いがあふれ出して止まらなかったナリ。でも、純粋に甘いと思ってた思い出が、大人になるとホロ苦くなってしまうこともあるわけで…それもまた、人生がスパイスに例えられる所以のひとつなんでしょうね。
■「アビエイター」
アイドル路線を強いられたであろう「ザ・ビーチ」の頃と違い、デカプも狂人・変人を堂々と演じることができるようになったんだ〜と感慨を覚えつつ、観に行ってみれば――もう演技うんぬんの問題じゃない、童顔に狂人/変人役はツライのかもなと。もともとハワード・ヒューズってキャラじゃないし。ただ映画自体はけっこう面白く観ましたよ、でも俳優たちが熱すぎで、正直しんどかったなと。本編でヒューズが放ったセリフ「演技するのをやめろよ!」。これをまんま返したかったナリ。「ミリオンダラー・ベイビー」に負けた一因は、これにあるような気がする。「ミリオン〜」の俳優たちは、名演だったけど熱演していなかったもの。結局、演技うんぬんの問題?
■「クローサー」
ロマンスもの…というより、登場人物たちがあーたらこーたらと語りをかます、マイク・ニコルズ監督作としてはTVミニシリーズ「エンジェルス・イン・アメリカ」に続く、ディスカッション系なダイアローグ。面白かったのは、クライブ・オーウェンとジュード・ロウのサイバーセックスの場面だけ。あとは退屈。オーウェンは笑っちゃうほど最大公約数的な男を演じてたのに対し、ジュードはナニーとの一件がバレた今、まったく笑えない浮気男をそのまんま演じていて、どうやらプライベートだけでなく役の上でも、彼の払った代償は大きかった模様。
■「ザ・インタープリター」
「ウチだってラブコメばっかりじゃない、これからニコール・キッドマン主演作が控えてるしぃ」と、以前WT社が語っていた映画が、これ。面白かったです。でもなんだかとっても優等生な出来で、このメンツならこれくらいできて当たり前という感じ。あと「母音で始まる単語の冠詞は『ジ』と発音する」とニッポンの学校では教えるのに、本作は堂々と「ザ・インタープリター」。よくネイティブが云う「冠詞の決まりごとなんて、そんなのどっちでもいいし、決まってないよ」が、これで証明されたなと。それから二コールさ〜〜ん!そんなところにバイクを置いてたら、いつか絶対、盗られちゃいますよう!
とりあえず今日はここまで。
続きはまた明日になります。
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