2005年度上半期マイ・フェイバリット10映画
2005年8月30日 年度別フェイバリット10映画
予想通り(…)2ヶ月遅れになりましたが、「2005年度上半期フェイバリット10映画」を書きたいと思います。私の場合、「好きな作品=出来がいい作品」とは限らず、出来がいいとは云えない、くだらない映画も大好きだったりします。映画に点数付けたり星評価したりするのはニガテなので、いつも「ああ、あの映画が面白かったな、私好みだったな」と思いながら、漠然と頭の中でフェイバリット順位を付けています。なお、「私好みの映画」については、↑の「プロフィール」(あんまり更新してましぇん…)をクリックすると、なんとなくお分かり頂けるかなと。
↓もうひとつの参考:2004年度マイ・フェイバリット10映画
http://diarynote.jp/d/25683/20050410.html
(「ショーン・オブ・ザ・デッド」は、もっと上でも良かったかな…)
以下、「今年上半期に公開された私の好きな映画10本」です♪
■2005年上半期マイフェイバリット映画
1.「ビフォア・サンセット」
2.「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
3.「50回目のファースト・キス」
4.「ミリオンダラー・ベイビー」
5.「セルラー」
6.「コンスタンティン」
7.「香港国際警察/NEW POLICE STORY」
8.「プライド 栄光への絆」
9.「Uボート 最後の決断」
10.「マシニスト」
上位にラブコメやロマンス映画がランクされて嬉しいなあ♪
1の「ビフォア・サンセット」は、恋愛映画として今年上半期…うううん、年間最高傑作になるだろうと個人的に思っている作品。「ビフォア・サンライズ」が大好きなので、9年越しに続編「サンセット」を作ってくれたことには涙が出るほど感謝しております。もうリンクレイター監督とジュリー・デルピーに対して、足向けて寝れないわっ!イーサン・ホークには?…9年後のジェシーとセリーヌに会えるなんて嬉しいよう!…本編が始まってイーサン演じるジェシーが出てきた瞬間、涙が出ちゃってとまらなかったほど。私だけじゃない、このふたりを愛する人は絶対に多いはず。感想をいつか別に書いておきたいので、今は語らないでおきます。尚、前作の「ビフォア・サンライズ(恋人までの距離)」を観ないで、本作「ビフォア・サンセット」を観るのは、絶対にダメですっ!お願い、プリーズ!
2は純粋に楽しかったです。エピソード1・2がつまらなかったので、初めは食指も動かなかったけど、3を観に行ったらこれがけっこう面白くてハマりました。SWオンチな私ですら、旧三部作を意識した「3」のセリフの数々・キャラクターの行動に「おおおおおお!」となりましたもの。ルーカスに「キミら、これを観たかったんだろう?」と云われてるような気になった作品ですね。感動はまた後日にでもUPします。
3はアダム・サンドラーとドリュー・バリモア主演のラブコメ。今年、記憶をモチーフにした映画が多かった中で、これが一番だったかなと。そして、ここ最近のサンドラー映画でもピカイチな出来。これも感想を書いておきたいなあ…。
4は今年のオスカー受賞作(当然!)にして、「ミスティック・リバー」がニガテで、イーストウッドの良さがわからない私が、彼の監督作で初めて素晴らしいと思った作品。パーフェクト。誰にも愛されないと思ってた、実際に愛されたことはなかったし、愛なんて必要ない、知らなくていいとすら思ってた――そんな愛に飢えた(「うえた」ではなく「かつえた」)人生を送っていた人間が、溢れるほどの愛を一身に受け、自分はなんてしあわせなんだろう、そうかこれが愛というものかと悟った場面で――完全ダウン、どうしようもなく打ちのめされました。ノックアウト。もし仮に私がその人だったら、その瞬間はしあわせでたまらないでしょうね。そして再び孤独になっても、レモンパイはそこにあるという、残酷なほど変わりない現実を――もうひとりは、これからけっして長くないだろう人生の中で、直視していかなければならないんでしょう。十字架を背負うわけですから。でっかい打ち上げ花火ではなく、線香花火を最後まで見届けるような、あるいは燃え盛る炎の、赤くて高温な外側ではなく、青くて低温な中心部をじっと見つめるような――そんな映画でした。
5の「セルラー」は、しつこいドンデン返しでウンザリする映画が多い中、張った伏線を見事にすべて回収し、観客をダレさせることなく一気に引き込んだ上、基本的なことはしっかり押さえてあるという、作り手のエゴではなく、観る側の心地よさを優先した作品。もう好感が抑え切れないっ!…「どーして****なの?おかしいじゃん?」と思う箇所はあれど、こうなったら騙されたまんまでいてあげようじゃないのっ!…好感度が高いのは俳優陣に対しても同じで、主演のキム・ベイシンガー、若手俳優のクリス・エバンスくん、そしてmy贔屓おじさん俳優♪のウィリアム・H・メイシー、み〜んな良かった〜♪…もうひとりmy贔屓のジェイソン・ステイサム――もし彼にベルトで首を絞めらてスゴまれたら、私なんかビビッて腰砕けるだろうなあ。
「セルラー」感想→http://akirine.jugem.jp/?eid=5
6の「コンスタンティン」は、衰えぬキアヌ人気にビックリ、とにかく女子ウケが良い映画だったなと。主演のキアヌとはもう昔っから、それこそ「栄光のエンブレム」の頃から(スクリーン越しの)お付き合いをさせて頂いてる私ですがね、これほどキャラ立ちしてる主人公を演じたのは、もしかしたら初めてなんじゃないでしょうか?…だって、スケールが壮大だとか、設定が摩訶不思議だとか、アクションが満載だとか、過去いろいろな映画に主演してきたけれど、そのほとんどが没個性的な主人公だったもん。
「コンスタンティン」感想→http://akirine.jugem.jp/?eid=19
7は、本編が始まる前から泣きっぱなし。ジャッキーがこういう映画を作って主演したことに、終始うるうるうる…。全編シリアスでノワールな雰囲気を漂わせていたため、いつもの明るく楽しいジャッキー映画とは一線を画した雰囲気でしたが、部下をなんとしてでも助けようと、彼らを台車に乗せて全力疾走する姿に、彼の変わらぬ暖かさを感じて、またしてもうるるる…。
8は、傑作とは云わないけれど「激しく儚い至高の瞬間」を(青春映画にしては)渋く描いていたなと。
「プライド 栄光への絆」の感想→http://akirine.jugem.jp/?eid=30
9は、低予算B級映画でよく頑張った!…そしてウィリアム・H・メイシー好きにはハズせない1本でした。
10は、クリスチャン・ベイルが約30kgのダイエットをし、ガリガリ鶏ガラ状態で演じた話題の映画。ヒッチコック作品(「めまい」「間違えられた男」など)や、ポランスキー作品(「ローズマリーの赤ちゃん」「反撥」「テナント」など)の雰囲気にとても似ている、いまどき珍しい実にオールドスタイルな作りにビックリ。ただ、ポイントレスなところがポイントで、ひとりの男をじっと眺めるような感覚の、謎解きやオチがどうのこうのという映画ではないため、観る人を多少選んじゃう作品。
以上、「2005年度上半期マイ・フェイバリット10映画」でした♪
↓もうひとつの参考:2004年度マイ・フェイバリット10映画
http://diarynote.jp/d/25683/20050410.html
(「ショーン・オブ・ザ・デッド」は、もっと上でも良かったかな…)
以下、「今年上半期に公開された私の好きな映画10本」です♪
■2005年上半期マイフェイバリット映画
1.「ビフォア・サンセット」
2.「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
3.「50回目のファースト・キス」
4.「ミリオンダラー・ベイビー」
5.「セルラー」
6.「コンスタンティン」
7.「香港国際警察/NEW POLICE STORY」
8.「プライド 栄光への絆」
9.「Uボート 最後の決断」
10.「マシニスト」
上位にラブコメやロマンス映画がランクされて嬉しいなあ♪
1の「ビフォア・サンセット」は、恋愛映画として今年上半期…うううん、年間最高傑作になるだろうと個人的に思っている作品。「ビフォア・サンライズ」が大好きなので、9年越しに続編「サンセット」を作ってくれたことには涙が出るほど感謝しております。もうリンクレイター監督とジュリー・デルピーに対して、足向けて寝れないわっ!イーサン・ホークには?…9年後のジェシーとセリーヌに会えるなんて嬉しいよう!…本編が始まってイーサン演じるジェシーが出てきた瞬間、涙が出ちゃってとまらなかったほど。私だけじゃない、このふたりを愛する人は絶対に多いはず。感想をいつか別に書いておきたいので、今は語らないでおきます。尚、前作の「ビフォア・サンライズ(恋人までの距離)」を観ないで、本作「ビフォア・サンセット」を観るのは、絶対にダメですっ!お願い、プリーズ!
2は純粋に楽しかったです。エピソード1・2がつまらなかったので、初めは食指も動かなかったけど、3を観に行ったらこれがけっこう面白くてハマりました。SWオンチな私ですら、旧三部作を意識した「3」のセリフの数々・キャラクターの行動に「おおおおおお!」となりましたもの。ルーカスに「キミら、これを観たかったんだろう?」と云われてるような気になった作品ですね。感動はまた後日にでもUPします。
3はアダム・サンドラーとドリュー・バリモア主演のラブコメ。今年、記憶をモチーフにした映画が多かった中で、これが一番だったかなと。そして、ここ最近のサンドラー映画でもピカイチな出来。これも感想を書いておきたいなあ…。
4は今年のオスカー受賞作(当然!)にして、「ミスティック・リバー」がニガテで、イーストウッドの良さがわからない私が、彼の監督作で初めて素晴らしいと思った作品。パーフェクト。誰にも愛されないと思ってた、実際に愛されたことはなかったし、愛なんて必要ない、知らなくていいとすら思ってた――そんな愛に飢えた(「うえた」ではなく「かつえた」)人生を送っていた人間が、溢れるほどの愛を一身に受け、自分はなんてしあわせなんだろう、そうかこれが愛というものかと悟った場面で――完全ダウン、どうしようもなく打ちのめされました。ノックアウト。もし仮に私がその人だったら、その瞬間はしあわせでたまらないでしょうね。そして再び孤独になっても、レモンパイはそこにあるという、残酷なほど変わりない現実を――もうひとりは、これからけっして長くないだろう人生の中で、直視していかなければならないんでしょう。十字架を背負うわけですから。でっかい打ち上げ花火ではなく、線香花火を最後まで見届けるような、あるいは燃え盛る炎の、赤くて高温な外側ではなく、青くて低温な中心部をじっと見つめるような――そんな映画でした。
5の「セルラー」は、しつこいドンデン返しでウンザリする映画が多い中、張った伏線を見事にすべて回収し、観客をダレさせることなく一気に引き込んだ上、基本的なことはしっかり押さえてあるという、作り手のエゴではなく、観る側の心地よさを優先した作品。もう好感が抑え切れないっ!…「どーして****なの?おかしいじゃん?」と思う箇所はあれど、こうなったら騙されたまんまでいてあげようじゃないのっ!…好感度が高いのは俳優陣に対しても同じで、主演のキム・ベイシンガー、若手俳優のクリス・エバンスくん、そしてmy贔屓おじさん俳優♪のウィリアム・H・メイシー、み〜んな良かった〜♪…もうひとりmy贔屓のジェイソン・ステイサム――もし彼にベルトで首を絞めらてスゴまれたら、私なんかビビッて腰砕けるだろうなあ。
「セルラー」感想→http://akirine.jugem.jp/?eid=5
6の「コンスタンティン」は、衰えぬキアヌ人気にビックリ、とにかく女子ウケが良い映画だったなと。主演のキアヌとはもう昔っから、それこそ「栄光のエンブレム」の頃から(スクリーン越しの)お付き合いをさせて頂いてる私ですがね、これほどキャラ立ちしてる主人公を演じたのは、もしかしたら初めてなんじゃないでしょうか?…だって、スケールが壮大だとか、設定が摩訶不思議だとか、アクションが満載だとか、過去いろいろな映画に主演してきたけれど、そのほとんどが没個性的な主人公だったもん。
「コンスタンティン」感想→http://akirine.jugem.jp/?eid=19
7は、本編が始まる前から泣きっぱなし。ジャッキーがこういう映画を作って主演したことに、終始うるうるうる…。全編シリアスでノワールな雰囲気を漂わせていたため、いつもの明るく楽しいジャッキー映画とは一線を画した雰囲気でしたが、部下をなんとしてでも助けようと、彼らを台車に乗せて全力疾走する姿に、彼の変わらぬ暖かさを感じて、またしてもうるるる…。
8は、傑作とは云わないけれど「激しく儚い至高の瞬間」を(青春映画にしては)渋く描いていたなと。
「プライド 栄光への絆」の感想→http://akirine.jugem.jp/?eid=30
9は、低予算B級映画でよく頑張った!…そしてウィリアム・H・メイシー好きにはハズせない1本でした。
10は、クリスチャン・ベイルが約30kgのダイエットをし、ガリガリ鶏ガラ状態で演じた話題の映画。ヒッチコック作品(「めまい」「間違えられた男」など)や、ポランスキー作品(「ローズマリーの赤ちゃん」「反撥」「テナント」など)の雰囲気にとても似ている、いまどき珍しい実にオールドスタイルな作りにビックリ。ただ、ポイントレスなところがポイントで、ひとりの男をじっと眺めるような感覚の、謎解きやオチがどうのこうのという映画ではないため、観る人を多少選んじゃう作品。
以上、「2005年度上半期マイ・フェイバリット10映画」でした♪
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