←当時の宣伝惹句「この夏、リバーが危ない!」…マジです。本当にこうでした。さらに「いま劇場で前売券を買うと、特製(リバー・フェニックス)サイン入りポスターがもらえる!」……買いましたよ。ポスターはもらえませんでしたが。ちっ。当時私は、名優シドニー・ポワチエを観たことがなかったので、リバーだけでなくポワチエも観れるなんてラッキー♪と思いながら、一石二鳥気分で観に行った覚えがあります。でもやっぱりとゆーか、宣伝はすっかりリバー一色状態でした。ちなみにリバーは、この映画でポワチエととても仲が良くなり、いろいろ演技指導をしてもらったとか。そう云えば、このあともう一本、ふたりは共演してるんですよねぇ(遠い目)。

■「リトル・ニキータ」Little Nikita(1998・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0095532/
監督:リチャード・ベンジャミン
脚本:ジョン・ヒル、ボー・ゴールドマン
出演:シドニー・ポワチエ、リバー・フェニックス、リチャード・ジェンキンス、キャロライン・カヴァ、他
上映時間:98分

ストーリー:
どこにでもいるごく普通の高校生ジェフ(R・フェニックス)は、両親に内緒で空軍士官学校の願書を提出しに行く。そこで出会ったFBI捜査官のロイ(S・ポワチエ)は、ジェフの願書から彼の両親がソ連の眠れるスパイだと突き止める。なにも知らないジェフだったが、普通の生活をしていた両親に、初めてKGBからスパイとしての指令が出たことで事件に巻き込まれていく。ジェフと彼の両親を守ろうとするロイ。いったい「リトル・ニキータ」とはなんなのか――。

サスペンスとして壊滅的と云うか、駄作すぎてお話にもならないと云うか。

少年の両親は眠れるKGBスパイ!
殺し屋の魔の手が迫まる!
少年を救うべく、いぶし銀FBI捜査官が走る!
――そしてリトル・ニキータとは?

…と書けば、いっくらでも面白くなりそうなプロットに見えてくるのになあ。
どうしてああなっちゃうの?

…ってそれ以前に、途中から出てきた殺し屋(?)コンスタンティンの目的はいったいなんだったわけ?…ジェフを誘拐してどうなるのとゆーの?…何回観てもサッパリわかりましぇん。人物はさまざま登場してくるけれど、FBI捜査官が空軍士官学校の面接官をしてたり、まさにこじつけ人物相関図。殺し屋やFBIやスパイのみなさん――そんなに目立っていいんですか?もちっと周りを見てみては?…それとも全員、近眼ですか?

それでもリバーは、彼の定番「秘密を抱えた家族、悩める少年」役で良かったし、少年時代の美しさをフィルムに残しているので、ただぼーっと眺める分には満足。

駄作ってのは、ドラマよりサスペンスのほうが観ていてツライ。観続けることが本当にシンドイんだもの。でもいまさらこの映画にケチつけてもなあ…「どう駄作なのか」と書くことすら、バカらしいナリ。

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