「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
2005年10月22日
←超有名シリーズである「インディ・ジョーンズ」。「失われたアーク」「魔宮の伝説」「最後の聖戦」と3作ありますが、どれが一番お好きですか?…私は世代的に、スピルバーグ的悪趣味センス全開の「魔宮の伝説」が一番思い出深いんですけど、ストーリーやキャスト、出来の面で云えば、やっぱり「最後の聖戦」です。だってインディパパがショーン・コネリーで、少年インディがリバー・フェニックスですよ!?…ちなみに少年インディをリバーを演じることになったのは、「モスキート・コースト」で共演したハリソン・フォードが、「いい子だし、若い頃の自分にソックリだから」と彼を推薦したためです。もちろん製作サイドだって、若い子に大人気のリバーを配せば「しめしめ♪」だったでしょう、実際にリバー抜擢の情報が流れると、たいへんな話題になりましたもん。でも、ルックス的にリバーがハリソンに似ているかは…微妙かと。
■「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
Indiana Jones and the Last Crusade(1989・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0097576/
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ジェフリー・ボーム
出演:ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、デンホルム・エリオット、アリソン・デゥーディ、リバー・フェニックス、他
上映時間:127分
ストーリー:
ある日、インディ(H・フォード)の元に、父ヘンリー(S・コネリー)の日記が送られてくる。そこには、キリストの聖杯についての研究が書かれていたが、ヘンリー本人は行方不明。父と聖杯を探すため、インディはヴェニスに飛ぶが――
…困った。
いまさら語ることない超有名作だもん。
スピルバーグ本人もシリーズの中で一番好きだと云う「最後の聖戦」――これ、3作中もっともコメディ色が強い作品とされてますけど、故ジェフリー・ボームが脚本を書いてたんですね。そっか〜、だから面白いんだ〜、(今ごろ)超納得。いろいろリライトはされてるだろうし、アドリブもあったでしょうが、いま観てもインディとパパの掛け合いは最高っスね。
インディ映画なのに、主人公インディを完全に食っちゃった感のあるパパですが、その配役を巡り、当初ルーカスはグレゴリー・ペックを想定してたのに、スピルバーグが「ショーン・コネリーじゃなきゃヤダ!」と押し切ったそうで――フタを開けてみれば、たしかにコネリーで大正解のキャスティングかと。彼はパンチラインを十二分に心得てる俳優だけに、セリフがハリソン・フォード以上にピタリとキマりますしね。
パパがジェイムズ・ボンドでも、基本的にアクションはインディまかせ、「魔宮の伝説」のようなダークさもないし、スピ氏がこだわったという父と子の絆を元にストーリーが練られているため、もっとも万人向け…とゆーか、ファミリー向けな仕上がり。誰でも楽しめる、クセの強くない楽しいインディ映画。ヤングインディが出てくる冒頭15分を、繰り返して観る私のようなファンはともかく、毒のない出来にマニアは少し物足りなさを感じるかもしれませんが。
なお、リバー・フェニックス(撮影当時18歳)が、少年として映っている作品は本作が最後。さらに、特典DVDには貴重なお宝映像+インタビューが収録されているので、彼のファンは必ずチェックしておきましょう。ちなみにリバー本人は、「僕が演じるのは『列車に乗った少年』。小さい役さ。でもほとんど自分でスタントをこなしたんだよ」と、当時コメントを残しています。
チョイ役とはいえ、リバーがこういう娯楽大作――しかも天下のスピルバーグの映画に出てくれてたことが、いまとなってはものすごく嬉しいナリ。
■「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
Indiana Jones and the Last Crusade(1989・米)
IMDb→http://us.imdb.com/title/tt0097576/
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ジェフリー・ボーム
出演:ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、デンホルム・エリオット、アリソン・デゥーディ、リバー・フェニックス、他
上映時間:127分
ストーリー:
ある日、インディ(H・フォード)の元に、父ヘンリー(S・コネリー)の日記が送られてくる。そこには、キリストの聖杯についての研究が書かれていたが、ヘンリー本人は行方不明。父と聖杯を探すため、インディはヴェニスに飛ぶが――
…困った。
いまさら語ることない超有名作だもん。
スピルバーグ本人もシリーズの中で一番好きだと云う「最後の聖戦」――これ、3作中もっともコメディ色が強い作品とされてますけど、故ジェフリー・ボームが脚本を書いてたんですね。そっか〜、だから面白いんだ〜、(今ごろ)超納得。いろいろリライトはされてるだろうし、アドリブもあったでしょうが、いま観てもインディとパパの掛け合いは最高っスね。
インディ映画なのに、主人公インディを完全に食っちゃった感のあるパパですが、その配役を巡り、当初ルーカスはグレゴリー・ペックを想定してたのに、スピルバーグが「ショーン・コネリーじゃなきゃヤダ!」と押し切ったそうで――フタを開けてみれば、たしかにコネリーで大正解のキャスティングかと。彼はパンチラインを十二分に心得てる俳優だけに、セリフがハリソン・フォード以上にピタリとキマりますしね。
パパがジェイムズ・ボンドでも、基本的にアクションはインディまかせ、「魔宮の伝説」のようなダークさもないし、スピ氏がこだわったという父と子の絆を元にストーリーが練られているため、もっとも万人向け…とゆーか、ファミリー向けな仕上がり。誰でも楽しめる、クセの強くない楽しいインディ映画。ヤングインディが出てくる冒頭15分を、繰り返して観る私のようなファンはともかく、毒のない出来にマニアは少し物足りなさを感じるかもしれませんが。
なお、リバー・フェニックス(撮影当時18歳)が、少年として映っている作品は本作が最後。さらに、特典DVDには貴重なお宝映像+インタビューが収録されているので、彼のファンは必ずチェックしておきましょう。ちなみにリバー本人は、「僕が演じるのは『列車に乗った少年』。小さい役さ。でもほとんど自分でスタントをこなしたんだよ」と、当時コメントを残しています。
チョイ役とはいえ、リバーがこういう娯楽大作――しかも天下のスピルバーグの映画に出てくれてたことが、いまとなってはものすごく嬉しいナリ。
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