←これはサントラですね。
賞レースの真っ只中な現在、「ブロークバック・マウンテン」(中黒「・」を入れてみました…以下、BBM)が、各映画賞を総ナメにしています。
人気若手俳優によるゲイロマンスものだということで、たいへん話題になり、米国では上映館数がひじょーに少ないのにも関わらず、興行成績が5位にランクされているという大快挙のBBMですが――ゲイうんぬん・ラブシーンうんぬんという前に、監督が正統派な映画を丁寧に作るアン・リーなので、彼のそういった演出面がかなり評価されてるんじゃないかと、私は考えております。
で、もし日本でBBMブームが起これば、BBMと路線や内容はまったく違うけれど、ゲイを描いたインディペンデント系アングラ映画(以前語った「Kiss Kiss, Man Man」作品の一部や、昨年で云うなら「ターネーション」など)あたりも、「ついでにブームに乗っかちゃえ♪」とばかりに、続々公開になるような…そんな予感がするんです。あくまで予感。柳の下のなんとかになりそうな予感も。
アングラではないけれど、コリン・ファレルが出ている「A Home at the End of the World」(配給はワーナー系だったような)など公開されておかしくないよねと思う中、チェックしているのが――グレッグ・アラキ監督による「Mysterious Skin」。
スコット・ハイム原作の、若い男娼と幼少時代に宇宙人に誘拐されたんじゃないかと思っている青年の話らしいのですが、なんかやたらと評価が高い。でもオーストラリアでは上映禁止になるところだったそう。
昨年全米で公開された際、かの有名な映画評論家のロジャー・エバートが3つ星半の評価をしていたので、どうしても気になっています。エバートは以前、アラキの「ドゥーム・ジェネレーション」に無星評価していたんだけどなあ…う〜ん。
グレッグ・アラキと云えば、若いゲイが主人公の映画をいくつか手がけていて、私はジェイムズ・デュバル主演の「トータリー・ファックト・アップ」「ドゥーム・ジェネレーション」の2本くらいしか観たことがありません。でもほとんど内容を覚えてない!…ポジション的にはインディペンデント畑のさらに奥地のアンダーグラウンドな人というか、乱暴に云えばガス・ヴァン・サントあたりに近い…かな?…うううん、ヴァン・サントですら彼の前ではメジャーになるか。ああ、だめ、上手く例えることができません。
「『レス・ザン・ゼロ』を撮るといいのに」とか、「ロジャー・エイヴァリーより『ルールズ・オブ・アトラクション』を上手く撮れたんじゃないか」とか云われてる、と書くと――一部の方にはなんとなく作風とポジションがわかってもらえるか…な?…う〜ん…。
というわけで、もしこの「Mysterious Skin」が日本で公開されましたら、とりあえず観に行ってみようかなと思います。ゲイムービーだからというより、メインストリームとは毛色の違うアンダーグラウンド色の濃い映画は、やっぱりチェックしておきたいので。
■アンダーグラウンド【underground】
商業性を無視した前衛芸術ないし実験芸術の風潮。また,その芸術。1960 年代アメリカで映画を中心に興り,日本にも波及。アングラ。三省堂提供「デイリー 新語辞典」より。
賞レースの真っ只中な現在、「ブロークバック・マウンテン」(中黒「・」を入れてみました…以下、BBM)が、各映画賞を総ナメにしています。
人気若手俳優によるゲイロマンスものだということで、たいへん話題になり、米国では上映館数がひじょーに少ないのにも関わらず、興行成績が5位にランクされているという大快挙のBBMですが――ゲイうんぬん・ラブシーンうんぬんという前に、監督が正統派な映画を丁寧に作るアン・リーなので、彼のそういった演出面がかなり評価されてるんじゃないかと、私は考えております。
で、もし日本でBBMブームが起これば、BBMと路線や内容はまったく違うけれど、ゲイを描いたインディペンデント系アングラ映画(以前語った「Kiss Kiss, Man Man」作品の一部や、昨年で云うなら「ターネーション」など)あたりも、「ついでにブームに乗っかちゃえ♪」とばかりに、続々公開になるような…そんな予感がするんです。あくまで予感。柳の下のなんとかになりそうな予感も。
アングラではないけれど、コリン・ファレルが出ている「A Home at the End of the World」(配給はワーナー系だったような)など公開されておかしくないよねと思う中、チェックしているのが――グレッグ・アラキ監督による「Mysterious Skin」。
スコット・ハイム原作の、若い男娼と幼少時代に宇宙人に誘拐されたんじゃないかと思っている青年の話らしいのですが、なんかやたらと評価が高い。でもオーストラリアでは上映禁止になるところだったそう。
昨年全米で公開された際、かの有名な映画評論家のロジャー・エバートが3つ星半の評価をしていたので、どうしても気になっています。エバートは以前、アラキの「ドゥーム・ジェネレーション」に無星評価していたんだけどなあ…う〜ん。
グレッグ・アラキと云えば、若いゲイが主人公の映画をいくつか手がけていて、私はジェイムズ・デュバル主演の「トータリー・ファックト・アップ」「ドゥーム・ジェネレーション」の2本くらいしか観たことがありません。でもほとんど内容を覚えてない!…ポジション的にはインディペンデント畑のさらに奥地のアンダーグラウンドな人というか、乱暴に云えばガス・ヴァン・サントあたりに近い…かな?…うううん、ヴァン・サントですら彼の前ではメジャーになるか。ああ、だめ、上手く例えることができません。
「『レス・ザン・ゼロ』を撮るといいのに」とか、「ロジャー・エイヴァリーより『ルールズ・オブ・アトラクション』を上手く撮れたんじゃないか」とか云われてる、と書くと――一部の方にはなんとなく作風とポジションがわかってもらえるか…な?…う〜ん…。
というわけで、もしこの「Mysterious Skin」が日本で公開されましたら、とりあえず観に行ってみようかなと思います。ゲイムービーだからというより、メインストリームとは毛色の違うアンダーグラウンド色の濃い映画は、やっぱりチェックしておきたいので。
■アンダーグラウンド【underground】
商業性を無視した前衛芸術ないし実験芸術の風潮。また,その芸術。1960 年代アメリカで映画を中心に興り,日本にも波及。アングラ。三省堂提供「デイリー 新語辞典」より。
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