←私がもっとも好きな監督ピーター・ウィアーが、1982年に手がけた映画「危険な年」。ワーナーからDVDが出てるんですね。もちろん、持ってる。…ジャケット、めちゃ素敵です♪…ちなみに主演は「誓い」(1981)に続いて、またもやメル・ギブソン。よって、ジャケットに描かれている男性は彼になります…が、あんまり似てないよう…な?

「マスター・アンド・コマンダー」以後、ピーター・ウィアーの次回作だと云われている、当ブログでも何度か取り上げた「War Magician」(第二次世界大戦中、ドイツ軍をトリックでキリキリ舞させた実在のマジシャンの話)、「Pattern Recognition」(原作はウィリアム・ギブスン!)の2作品をずっと追っかけているとゆーのに、てんで情報が入ってこない、キャスティングすらアナウンスがない、いったいどうなってんの?…と思っていたら、いきなりまったく違うプロジェクトが入ってきてました。

↓「Shantaram」(IMDb)
http://us.imdb.com/title/tt0429087/

これね…いちおう私も「こんな映画があるよ」くらいは知っていたプロジェクトだったんです。でも監督が未定なまんまだったから、大きなチェックをしていなかったんだよなあ。

そしたら昨年、ピーター・ウィアーがワーナーと契約して監督することになった、撮影は2006年から始まるらしい…という情報が入ってきまして、思いっきり私を驚かせました。ウィアーファンであるこの私ですら、考えたことがない組み合わせ――だって主演がジョニー・デップなんですもん。

「監督:ピーター・ウィアー、主演:ジョニー・デップ」――うわ〜、信じられないっ!…ジョニーは「パイレーツ・オブ・カリビアン」でどんなにメジャーになっても、ソリッドにアヤしいところがあるし、なんつーかその…ウィアー監督が手がける映画に出るようなイメージがないんだもん。ただジョニーならば、どんな役でも演じられると思うので、キャスティングに不満は一切ありません。

ちなみに映画「Shantaram」は、グレゴリー・デビッド・ロバーツによる同名小説がベース。原作は、ロバーツ本人の体験をもとにしたお話だそう。舞台は豪州とインド。ヘロイン常習者である主人公リンジー(ジョニー・デップ)は、強盗罪で19年の服役判決を受けるが逃亡に成功。流れてインドのボンベイへ。そこで過ごすうちに、リンジーはいままでの知識から「医者」となり、貧しい人々を助けていく。そしてスイス系米国人女性と恋に落ちる…といった内容のようです(すみません、米国amazonの原作本紹介文をさら〜っと流し読んだ程度の内容です)。ピカレスク小説になるの…か…な??

原作者は豪州人、舞台も豪州(ウィアー監督は豪州出身)、さらに内容も監督向きに思えるので(異文化の中の異邦人といった設定とか)、彼に話が行ったのはわかる気がするなあ。で、共演はヘレナ・ボナム・カーターとエミリー・ワトソン。「コープスブライド」からそのままスライドしたかのようですね。

それから…え〜っと、ラッセル・クロウが主演を熱望したけれど、ジョニーが映画化権を200万ドルで獲得しちゃったあとだったため(よって製作はジョニーのInfinitum Nihil Productionになります)、せめてエグゼクティブ・プロデューサーになりたいんだけどと、ジョニーに申し出たとかなんとか…そんな話を聞いたような覚えがあります(かなりうろ覚えだし、ホントにそんなことを云ったかも不明なので、鵜呑みになさらないで下さいませ)。

ピーター・ウィアー作品にジョニー・デップ主演――想像したことなかったし、ウィアーファンとしてはとても楽しみです♪

でもそうなると「パターン・レコグニション」どうするんだろう?…これも楽しみにしてたのに…。

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