2005年my映画10本
2006年4月22日 年度別フェイバリット10映画
すっかり書くのを忘れていた2005年度フェイバリット10映画について、ちょこちょこ書きたいと思います。私の場合、「好きな作品=出来がいい作品」とは限りません。出来がいいとは云えない、くだらない映画も大好きです。ちなみに映画に点数付けたり星評価したりするのはニガテなので、いつも「ああ、あの映画が面白かったな、私好みだったな」と思いながら、漠然と頭の中でフェイバリット順位を付けております。なお、「私好みの映画」については、↑の「プロフィール」をクリックすると、なんとなくお分かり頂けるかなと。
以下、「昨年公開された私が好きな映画10本」です♪
■2005年my映画10本
1.「ビフォア・サンセット」
2.「ヴェラ・ドレイク」
3.「50回目のファースト・キス」
4.「ミリオンダラー・ベイビー」
5.「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
6.「ヘイフラワーとキルトシュー」
7.「セルラー」
8.「ロード・オブ・ドッグタウン」
9.「プライド 栄光への絆」
10.「マシニスト」「真夜中のピアニスト」
うわ〜…好きなタイトルを並べてみたら、2005年は(例年以上に)人にはオススメできないのばっかり、ときたもんだ!(とくに10位の2本)。
10位内に入らなかったけれど好みの映画だったのは――「香港国際警察/NEW POLICE STORY」(映画始まる前からジャッキーに感動して泣いてたバカなワタシ)、「コンスタンティン」、「タッチ・オブ・スパイス」、「ウィンブルドン」(あれだけ文句云ってたくせに!)、「キングダム・オブ・ヘブン」、「Uボート 最後の決断」、「イン・ハー・シューズ」、「ロード・オブ・ウォー」あたり。しまった…ぜんぜん思い出せないよう!
■参考1:2005年度上半期マイ・フェイバリット10映画
http://diarynote.jp/d/25683/20050830.html
(上半期を8月に書いてるし!)
そんな中、個人的に2005年で印象的だったのは、面白い恋愛映画が多かったこと。中でも「ビフォア・サンセット」は、完全にmy映画と化してしまった。もう何回DVDを観たことか。イーサンの顔、見飽きちゃったナリ。ここ数年「ロマンス系で大当たりがなく残念」と嘆いていただけに、すんごく嬉しかった。が、その反面――SF系はてんで好みの作品がなく、ガッカリしてしまった。よって当たり年とは云えなかったかな。
コンサバSF大作である5位(なにげに上半期より順位が落ちてる)の「シスの復讐」は、たしかに面白かったですよ、でもルーカスの脚本と演出は、どうしようもなく子供っぽく感じるし、ライトセーバーのチャンバラは見ごたえあったけど、オビ=ワン&アナキンだけでない――「七人の侍」とまでいかなくていいから――ジェダイのみなさんをもっと描いて欲しかったよなあ。アナキンを演じたヘイデン・クリステンセンがラジー賞を獲ったけれど、彼は悪くないよ。俳優がみ〜んなヘタに見えるのは、脚本と演出、「こんなこと云わすなんて」というヒドイセリフの数々(「胸が張り裂けそう」って、そんな直下型な!)のせいかと。SWシリーズは俳優の個性を奪ってしまう、たしかにそれはSWの世界観を重視すればやむなしかもしれない、でもDVD映像特典でルーカスの演出する姿を観た限りじゃあ、それだけとは云えないと思う。
6位の「ヘイフラワーとキルトシュー」は、原作が児童文学というフィンランド映画。たいした期待もせずに観に行ったら、これが面白かった♪…7歳と5歳の姉妹をめぐる騒動…とゆーか、映画全体がカラフルでキュートな中、ジャガイモ研究で忙しいパパ、キャリア志向で家事がまったくできないママ、そしてワガママな妹に振り回され、ピカピカの小学1年生になるはずなのに、あたしったら家庭の事情でてんてこまいなのよう!(@_@)!な、7歳姉ヘイフラワーちゃんの孤軍奮闘ぶりを描いたお話。彼女がなんともけなげ、めちゃ可愛くて♪…お話はちょっと違うけれど、ポジションとしては、フィンランド版「ちいさいモモちゃん」(松谷みよ子作)かな?
7位の「セルラー」は、上出来のメリケンポップコーンムービー。「スリルとサスペンスを見せるだけの映画」と云ってる人がけっこういたけど、ただ見せるだけならほかにも作品はいっぱいある、でもこんな好感度の高いB級作品は、なかなかめぐり会えないよ!…だから、「そんなわけないでしょ!」とツッコミしどころ満載なのに(銃やケータイを水没させたら使えないでしょうが、とか)、「ま、いっか♪楽しませてくれたから」と許しちゃったじゃないの。アイデア一発勝負だと云ってる人もいたけど、アイデアだけじゃあここまで面白くならないって。強引とまで感じさせない・やり過ぎない程度の引っ張り方、イヤミのない・キッチリ仕事をした俳優陣(演じていてみんな楽しかったんじゃないかと思う)、楽しませようとちりばめられた数々のギャグ、短いランタイムで張った伏線をすべて回収した脚本、いつものようにダメオヤジと思わせといて実はかっこいいウィリアム・H・メイシー、と思いがけない楽しさを提供してくれた。出来のよいB級映画を発見したときってのは、ホント喜びが大きいっス。
8位の「ロード・オブ・ドッグタウン」は、「スケートボードの枠を越え、70年代若者文化に革命をもたらしたと言われる“Z−BOYS”のオリジナルメンバー3人の栄光と戸惑い、瑞々しくも切ない友情の日々を綴った青春ドラマ」(公式サイトより)で、やられたとゆーか、モロ私好みの青春映画でした。主演である3人の男の子は、それぞれ光ってたねえ…そして、こういう若いにーちゃんたちによる主演映画を、女性であるキャサリン・ハードウィックが監督したってのがまた嬉しい。前作「サーティーン」も繊細で良かったし、今後チェックしていきたい監督のひとりかな。
ジェイ役は、「卒業の朝」(ベル役の子ですよ!)「ガール・ネクスト・ドア」のエミール・ハーシュ。ステイシー役は、ガス・ヴァン・サント映画出身で、アングラに進まなきゃいいけどとマジ心配した、ジョン・ロビンソン。トニー役は、本作で初めて見たヴィクター・ラザック。うん…9位の「プライド」もそうなんだけど、ビッグネームな若手を使ってない青春映画って、10代後半から20代前半の若手俳優をチェック&青田買いするには、まさにうってつけなんだよね。実際、この2作に出演して印象的だった若手は、公開中&公開予定の作品リストで名前をよく見かけるし。若いにーちゃんチェックは、俺にまかせとけ!
ちなみに「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャーが、3人の兄貴的役割で出てます…が、20代でまだ若いはずのヒースも、3人の前ではすっかりオジサンに見えてしまい…。ただ彼はナイス配役だったと思うし、壊れっぷりな姿は堂々たるもの、実に良かったです。
なお、本作鑑賞後、スケートボードを「スケボー」と略することがすっかりできなくなりました。
でもって、私的「2005年惹句&ポスター大賞」「ベストサウンドトラック賞」は、この「ロード・オブ・ドックタウン」。なんて素晴らしいんだあ!…「Lords of Dogtown」というタイトルも素晴らしいと思う。
↓ポスター(日本版はこれとほとんど変わらない)
http://us.imdb.com/title/tt0355702/posters
日本版宣伝惹句:「20年後も、僕たちの夏休みは続くと思っていた――。」
サントラは、ジミヘンにシビれた!
「70年代ロックは映画でこう使うのだ」と教えてくれたよ。「エリザベスタウン」でウンザリしたぶん、余計心にしみたんだろうけど。
8位と9位はともに青春映画ですが、私がいくらホメてたからといって、この2作に万人向けな面白さがあるかと訊かれれば、答えに窮します。ただ云えることは、私の好きな青春映画は、ストーリーであれ、俳優の演技であれ、キャラクターであれ…どんなに儚くそして短いものであっても、長い人生において永遠のひとときになりうるかもしれない…そんな瞬間をキッチリ切り取っている、青くビターな味わいのある映画だということ。たとえばアメフト青春映画なら、「タイタンズを忘れない」「コーチ・カーター」より、「プライド」のほうが断然素晴らしいと思っているのは、そういう理由からです。
10位の「マシニスト」「真夜中のピアニスト」も、万人向けとは決して云えない私向け映画。ともに、オチうんぬんよりは「あがいてもがく、孤独なひとりの男」をじっと見つめる作品で、前者がサイコっぽいドラマ(ヒッチコックや初期ポランスキーが好きな人にオススメしたい)だったら、後者はスタイリッシュなドラマかな。
以上、こんなところでしょうか。
■総括
2005年に劇場で観たのは、たぶん±100本くらい(数えてないからわからない)。観逃したのは、「ダーク・ウォーター」「キングコング」「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」くらいで、とりあえず押さえておきたい作品は全部観た…と思う。
洋画は、相変わらずリメイクや続編、アメコミものが多く、出来の差が大きかった。その反動か、単館系や非米国産映画を例年以上に観たような気がする。今年のアカデミー賞ノミニー作が、低予算でリベラルな作品が多かったのも納得。
邦画はちょこちょこ観たけれど、興味が年々どんどん失せていく。昔は面白い…とゆーか、ヘンテコな映画が多かったのになあ。そんな中で面白かったのは「カナリア」と「メゾン・ド・ヒミコ」。青春映画はなんだかみんな似ていて、「高校入学、初めて○○にハマって青春を過ごしました」という作品ばかり(○○には、ジャズ・短歌/俳句・シンクロ・バンド・ロボット…なんでも入る)、どうにも食傷気味だった。ただ、邦画が洋画より劣るなんて決して思ってない。それだけは声を大きくして云いたいっス。
韓国映画は、もうほとんど観なくなっちゃった。私には(恋愛映画でも)合わないみたい。ただし、ソン・ガンホ主演作だけは押さえておきたいので、今後も必ず観るでしょう。香港映画は、ジャッキーの「NEW POLICE STORY」が良かった。韓国勢力に押され、田舎ではあんまり香港映画が上映されなくなった気がするので、今後がちょっと不安。
こんなところでしょうか。
以上、「2005年my映画10本」と総括でした♪
以下、「昨年公開された私が好きな映画10本」です♪
■2005年my映画10本
1.「ビフォア・サンセット」
2.「ヴェラ・ドレイク」
3.「50回目のファースト・キス」
4.「ミリオンダラー・ベイビー」
5.「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
6.「ヘイフラワーとキルトシュー」
7.「セルラー」
8.「ロード・オブ・ドッグタウン」
9.「プライド 栄光への絆」
10.「マシニスト」「真夜中のピアニスト」
うわ〜…好きなタイトルを並べてみたら、2005年は(例年以上に)人にはオススメできないのばっかり、ときたもんだ!(とくに10位の2本)。
10位内に入らなかったけれど好みの映画だったのは――「香港国際警察/NEW POLICE STORY」(映画始まる前からジャッキーに感動して泣いてたバカなワタシ)、「コンスタンティン」、「タッチ・オブ・スパイス」、「ウィンブルドン」(あれだけ文句云ってたくせに!)、「キングダム・オブ・ヘブン」、「Uボート 最後の決断」、「イン・ハー・シューズ」、「ロード・オブ・ウォー」あたり。しまった…ぜんぜん思い出せないよう!
■参考1:2005年度上半期マイ・フェイバリット10映画
http://diarynote.jp/d/25683/20050830.html
(上半期を8月に書いてるし!)
そんな中、個人的に2005年で印象的だったのは、面白い恋愛映画が多かったこと。中でも「ビフォア・サンセット」は、完全にmy映画と化してしまった。もう何回DVDを観たことか。イーサンの顔、見飽きちゃったナリ。ここ数年「ロマンス系で大当たりがなく残念」と嘆いていただけに、すんごく嬉しかった。が、その反面――SF系はてんで好みの作品がなく、ガッカリしてしまった。よって当たり年とは云えなかったかな。
コンサバSF大作である5位(なにげに上半期より順位が落ちてる)の「シスの復讐」は、たしかに面白かったですよ、でもルーカスの脚本と演出は、どうしようもなく子供っぽく感じるし、ライトセーバーのチャンバラは見ごたえあったけど、オビ=ワン&アナキンだけでない――「七人の侍」とまでいかなくていいから――ジェダイのみなさんをもっと描いて欲しかったよなあ。アナキンを演じたヘイデン・クリステンセンがラジー賞を獲ったけれど、彼は悪くないよ。俳優がみ〜んなヘタに見えるのは、脚本と演出、「こんなこと云わすなんて」というヒドイセリフの数々(「胸が張り裂けそう」って、そんな直下型な!)のせいかと。SWシリーズは俳優の個性を奪ってしまう、たしかにそれはSWの世界観を重視すればやむなしかもしれない、でもDVD映像特典でルーカスの演出する姿を観た限りじゃあ、それだけとは云えないと思う。
6位の「ヘイフラワーとキルトシュー」は、原作が児童文学というフィンランド映画。たいした期待もせずに観に行ったら、これが面白かった♪…7歳と5歳の姉妹をめぐる騒動…とゆーか、映画全体がカラフルでキュートな中、ジャガイモ研究で忙しいパパ、キャリア志向で家事がまったくできないママ、そしてワガママな妹に振り回され、ピカピカの小学1年生になるはずなのに、あたしったら家庭の事情でてんてこまいなのよう!(@_@)!な、7歳姉ヘイフラワーちゃんの孤軍奮闘ぶりを描いたお話。彼女がなんともけなげ、めちゃ可愛くて♪…お話はちょっと違うけれど、ポジションとしては、フィンランド版「ちいさいモモちゃん」(松谷みよ子作)かな?
7位の「セルラー」は、上出来のメリケンポップコーンムービー。「スリルとサスペンスを見せるだけの映画」と云ってる人がけっこういたけど、ただ見せるだけならほかにも作品はいっぱいある、でもこんな好感度の高いB級作品は、なかなかめぐり会えないよ!…だから、「そんなわけないでしょ!」とツッコミしどころ満載なのに(銃やケータイを水没させたら使えないでしょうが、とか)、「ま、いっか♪楽しませてくれたから」と許しちゃったじゃないの。アイデア一発勝負だと云ってる人もいたけど、アイデアだけじゃあここまで面白くならないって。強引とまで感じさせない・やり過ぎない程度の引っ張り方、イヤミのない・キッチリ仕事をした俳優陣(演じていてみんな楽しかったんじゃないかと思う)、楽しませようとちりばめられた数々のギャグ、短いランタイムで張った伏線をすべて回収した脚本、いつものようにダメオヤジと思わせといて実はかっこいいウィリアム・H・メイシー、と思いがけない楽しさを提供してくれた。出来のよいB級映画を発見したときってのは、ホント喜びが大きいっス。
8位の「ロード・オブ・ドッグタウン」は、「スケートボードの枠を越え、70年代若者文化に革命をもたらしたと言われる“Z−BOYS”のオリジナルメンバー3人の栄光と戸惑い、瑞々しくも切ない友情の日々を綴った青春ドラマ」(公式サイトより)で、やられたとゆーか、モロ私好みの青春映画でした。主演である3人の男の子は、それぞれ光ってたねえ…そして、こういう若いにーちゃんたちによる主演映画を、女性であるキャサリン・ハードウィックが監督したってのがまた嬉しい。前作「サーティーン」も繊細で良かったし、今後チェックしていきたい監督のひとりかな。
ジェイ役は、「卒業の朝」(ベル役の子ですよ!)「ガール・ネクスト・ドア」のエミール・ハーシュ。ステイシー役は、ガス・ヴァン・サント映画出身で、アングラに進まなきゃいいけどとマジ心配した、ジョン・ロビンソン。トニー役は、本作で初めて見たヴィクター・ラザック。うん…9位の「プライド」もそうなんだけど、ビッグネームな若手を使ってない青春映画って、10代後半から20代前半の若手俳優をチェック&青田買いするには、まさにうってつけなんだよね。実際、この2作に出演して印象的だった若手は、公開中&公開予定の作品リストで名前をよく見かけるし。若いにーちゃんチェックは、俺にまかせとけ!
ちなみに「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャーが、3人の兄貴的役割で出てます…が、20代でまだ若いはずのヒースも、3人の前ではすっかりオジサンに見えてしまい…。ただ彼はナイス配役だったと思うし、壊れっぷりな姿は堂々たるもの、実に良かったです。
なお、本作鑑賞後、スケートボードを「スケボー」と略することがすっかりできなくなりました。
でもって、私的「2005年惹句&ポスター大賞」「ベストサウンドトラック賞」は、この「ロード・オブ・ドックタウン」。なんて素晴らしいんだあ!…「Lords of Dogtown」というタイトルも素晴らしいと思う。
↓ポスター(日本版はこれとほとんど変わらない)
http://us.imdb.com/title/tt0355702/posters
日本版宣伝惹句:「20年後も、僕たちの夏休みは続くと思っていた――。」
サントラは、ジミヘンにシビれた!
「70年代ロックは映画でこう使うのだ」と教えてくれたよ。「エリザベスタウン」でウンザリしたぶん、余計心にしみたんだろうけど。
8位と9位はともに青春映画ですが、私がいくらホメてたからといって、この2作に万人向けな面白さがあるかと訊かれれば、答えに窮します。ただ云えることは、私の好きな青春映画は、ストーリーであれ、俳優の演技であれ、キャラクターであれ…どんなに儚くそして短いものであっても、長い人生において永遠のひとときになりうるかもしれない…そんな瞬間をキッチリ切り取っている、青くビターな味わいのある映画だということ。たとえばアメフト青春映画なら、「タイタンズを忘れない」「コーチ・カーター」より、「プライド」のほうが断然素晴らしいと思っているのは、そういう理由からです。
10位の「マシニスト」「真夜中のピアニスト」も、万人向けとは決して云えない私向け映画。ともに、オチうんぬんよりは「あがいてもがく、孤独なひとりの男」をじっと見つめる作品で、前者がサイコっぽいドラマ(ヒッチコックや初期ポランスキーが好きな人にオススメしたい)だったら、後者はスタイリッシュなドラマかな。
以上、こんなところでしょうか。
■総括
2005年に劇場で観たのは、たぶん±100本くらい(数えてないからわからない)。観逃したのは、「ダーク・ウォーター」「キングコング」「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」くらいで、とりあえず押さえておきたい作品は全部観た…と思う。
洋画は、相変わらずリメイクや続編、アメコミものが多く、出来の差が大きかった。その反動か、単館系や非米国産映画を例年以上に観たような気がする。今年のアカデミー賞ノミニー作が、低予算でリベラルな作品が多かったのも納得。
邦画はちょこちょこ観たけれど、興味が年々どんどん失せていく。昔は面白い…とゆーか、ヘンテコな映画が多かったのになあ。そんな中で面白かったのは「カナリア」と「メゾン・ド・ヒミコ」。青春映画はなんだかみんな似ていて、「高校入学、初めて○○にハマって青春を過ごしました」という作品ばかり(○○には、ジャズ・短歌/俳句・シンクロ・バンド・ロボット…なんでも入る)、どうにも食傷気味だった。ただ、邦画が洋画より劣るなんて決して思ってない。それだけは声を大きくして云いたいっス。
韓国映画は、もうほとんど観なくなっちゃった。私には(恋愛映画でも)合わないみたい。ただし、ソン・ガンホ主演作だけは押さえておきたいので、今後も必ず観るでしょう。香港映画は、ジャッキーの「NEW POLICE STORY」が良かった。韓国勢力に押され、田舎ではあんまり香港映画が上映されなくなった気がするので、今後がちょっと不安。
こんなところでしょうか。
以上、「2005年my映画10本」と総括でした♪
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