暗闇の中で
←クリックすると大きくなります。これ…めっちゃ雰囲気あるなあ。うん、原作もこんな感じです。

もひとつキアヌ主演作で公開予定の「スキャナー・ダークリー」。いまだにタイトルが「暗闇のスキャナー」じゃなくなったことに、ひどくガッカリしてます。ついでに今夏は例の「サムサッカー」もとうとう公開となるので(ま〜たシネマライズ系だよう!)、今年は3本立て続けにキアヌ出演作が公開されるんですね。

「スキャナー・ダークリー」に関しては…そうだなあ、何度も当ブログで語っているので、改めて語りたいことはさほどナイんですが、もう少しだけ語ってみます。原作とキャラクターに思い入れがあるので。

↓「A Scanner Darkly」(トレイラーよもやま話)
http://diarynote.jp/d/25683/20050628.html

監督はリチャード・リンクレイター。ただし「スクール・オブ・ロック」のリンクレイターだと期待して観るんだったら、手ごわいですよ。「ビフォア・サンライズ」「ウェイキング・ライフ」「テープ」のリンクレイターだと位置づけたほうが近いかも。また、フィリップ・K・ディック(以下、PKD)の小説をベースにしているからと、「ブレードランナー」「マイノリティ・リポート」「ペイチェック」あたりをイメージしたとしてもこれまたシンドイと思います、リンクレイターがインタビュー通りに「PKD小説の完璧な映画化」をしたならば。

その…「暗闇のスキャナー」は、内なる自分を見つめる/見つめられてしまうという話で、ベタなアクションSF小説ではありません。PKDが自身および彼の友人について書いたとも云われてる、精神世界を彷徨う人間模様を描いた小説です。PKDいわく「涙が止まらなかった」。

いつの間にか自分の中に誰かがいる。
壊れていく、壊されていく自分。

「オチがない」「簡単にオチが読める」といった、オチ重視、オチこそすべてだというタイプの人にはシンドイでしょう。オチまでの過程や人物およびその行動を、じっと見つめることが好きな人(私だ)向けのように思えます。好みがスッパリわかれそう…。

最初はキアヌじゃなく、エドワード・ノートンのほうが主人公のイメージに近いと思いましたが、写真とトレイラーを見たら…キアヌもありだなと。

↓数々のSF系映画で堂々被りモノをしてきただけに、今回も似合ってるキアヌ(IMDb)
http://us.imdb.com/gallery/ss/0405296/5.jpg

で、日本は今秋公開ですか?

…まだちょっと時間がありますね。

楽しみに待ってマス。

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