とりあえず8月中になんとか「2006年度上半期フェイバリット10映画」を書きたいと思います。私の場合、「好きな作品=出来がいい作品」とは限りません。出来がいいとは云えない、くだらない映画も大好きです。ちなみに映画に点数付けたり星評価したりするのはニガテなので、いつも「ああ、あの映画が面白かったな、私好みだったな」と思いながら、漠然と頭の中でフェイバリット順位を付けております。なお、「私好みの映画」については、↑の「プロフィール」をクリックすると、なんとなくお分かり頂けるかなと。

以下、「今年上半期に公開された私の好きな映画10本」です♪

■2006年上半期my映画10本

1.「ブロークバック・マウンテン」
2.「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」
3.「ぼくを葬る」
4.「キスキス,バンバン」
5.「ナイロビの蜂」
6.「ピンクパンサー」
7.「マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して」
8.「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
9.「RENT/レント」
10.「ラストデイズ」

「孤独」や「死」、「時代」を描いた映画が多く入っている――う〜ん…例年以上に暗いラインナップになったような。

1位は米国で昨年もっとも話題になったカウボーイの恋愛映画。「ワイズポリシー配給、シネマライズ上映」ってのには驚いた。そしてオスカーが獲れなかったのにも驚いた。プレゼンターとして登場したジャック・ニコルソンが、「そんなアホな!」という顔をしつつ呆れて「クラッシュ」と云ったアカデミー授賞式がとても印象的でした……ムカ。

2位は老カウボーイの男気溢れる友情映画で、トミーオヤジに泣かされた。3位は自分の死について描いたフランソワ・オゾン監督作で、まさかこの私がオゾンの映画で感動/共感するとは。

4位はロバート・ダウニーJr.とヴァル・キルマーによるB級コメディ(とゆーか、サスペンスもの)。ヴァルの板に付いていないゲイ言葉に爆笑。どうしても観たくて、東京地区(ほぼ)限定公開だったのをウルトラC(死語)を使い、ムリヤリ鑑賞。云っておきますが、黒い涙は流してません!

5位は静かなる良人(おっと)による女ゲバラな妻への愛を綴った物語。ジャスティンがなぜテッサに…というより、なぜテッサがジャスティンに惹かれたのか、わかるような気がした。6位は「ピンクパンサー」であって「ピンクパンサー」じゃない――スティーブ・マーティンのドタバタコメディ。彼を観ているだけで幸せだから、出来うんぬんは別にどーでもいいのっ!

7位は建築家である故ルイス・カーンの作品と人生を辿るドキュメンタリー。最後のバングラディシュ国会議事堂のところでホロリときてしまった。「ヨコハマ・メリー」とこれのどっちを10位以内に入れようか悩み、結局こちらをチョイス。

8位は監督がクローネンバーグだから、ぐっちょんぐっちょんな映画になってるかと思ったら、これが意外に控え目で驚いた。アメコミ原作なのに、あんまりそんな感じがしなかったなあ。ヴィゴは「オーシャン・オブ・ファイヤー」のときも思ったけど、任侠モノや片田舎の男を演じると似合いますね。

9位と10位の2本は、また改めて感想を書きたいな。できるならばこの2本だけでなく、10本のうち何本かの感想を書いておきたいけど…どうなることやら。

いちおう念のため警告しておきますが、10位の「ラストデイズ」は要注意――一般受けするような映画じゃないし、とくにカート・コバーンを神聖視しているような人は避けたほうがよいかと。この映画に神は描かれていませんので。

以上、上半期はこんな感じかな。

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