←大衝撃!…私の中では。
本屋さんで新書コーナーを見ていたら、なんかどこかで見たような、知ってるようなタイトルの本が並べられていて、それがあの菊地秀行の「魔界都市ブルース」新刊だと認識するまでに、少々時間がかかってしまいました。
だって。挿絵が小畑健だったから。
以下、オビ惹句引用
あんまりにも「魔界都市シリーズ=末弥純(すえみ・じゅん)」のイメージが強すぎて、別の小説みたい。伝奇的でエログロ、アクション多々、出てくるキャラクターは強烈な曲者揃い、文体は読みにくく、夢枕獏以上にとっつきにくい――そんな菊地ワールドを、かのウィリアム・ギブスンも絶賛した末弥さんは見事に表現、さらに幻想的な美まで小説(あの菊地秀行の小説に、ですよ!!)に与え、これ以上のコラボはない、なんて絶妙なんだと思ってたのに……このままずうぅっと小畑センセになっちゃうんでしょうか…。
小畑センセがヘタだといってるわけではないんです。
ただ…「ブルース」だとイメージがね…。
昔読んだことのある、「原作:菊地秀行」というクレジットありの魔界都市・新宿を舞台にしたマンガに、「魔界都市ハンター」(少年向け。画:細馬信一)、「ダークサイド・ブルース」(少女向け。画:あしべゆうほ)というのがあって、ナルホド、作風とターゲット層にピッタリ作家が選ばれてるなと思ったことがあります。たしかな画力でダークな世界を描ける作家ばかりだったんですよね…なので、小畑センセが菊地ワールドにまったく合わないとは思わないです、ただその「ブルース」は――アダルトすぎる…。「菊地は動、小畑は静」だと思うし。新刊をパラパラと読んでみたら、案の定、内容にいつものグロさやハデなアクションシーンはなく、挿絵は美しい切絵のようでした。
そーいえば、昔、菊地秀行のエッセイ集を読んだら、「『魔界都市ブルース』長編の『魔王伝』は、たいへん女性に人気があった。以前、漫画家の高河ゆん氏に『ぜひ、マンガ化したい』と云われたが、そのときは断った。いま思えば、もったいなかったかな」…という文章があり、大笑いしました。菊地センセ、それは断ってよかったと思いますよ、はい。
なんでそんなに菊地秀行を語れるんですか、秋林さん?
それはね。
10代の頃、「魔王伝」が大好きだったから。
「銀英伝」より「魔王伝」派でした。
「創竜伝」は、天野喜孝さん挿絵の新書版を途中まで読みました。
初めて読んだ頃は、終くんと同じくらいの年齢だったのに…。
そして、文庫版の挿絵がCLAMPだったことにショックを受けた…。
ふしゅー…クローゼットから出てきて、告白してやったぜ!
SBN:4396208294 新書 菊地 秀行 祥伝社 2007/02/09 ¥860
本屋さんで新書コーナーを見ていたら、なんかどこかで見たような、知ってるようなタイトルの本が並べられていて、それがあの菊地秀行の「魔界都市ブルース」新刊だと認識するまでに、少々時間がかかってしまいました。
だって。挿絵が小畑健だったから。
以下、オビ惹句引用
月光の下、ふたたび〈新宿〉に舞い降りた美影…小畑センセが絵柄のわりにダークなお方だということ、そしてせつらが数々の漫画家に愛されていることはファンの間で有名だと思うのですが、なんでよりにもよって「魔界都市ブルース」なの?…って、だからやっぱり理由は、せつら、なんだろうけど。
驚異のコラボで新しく甦った、待望の最新作!
「秋せつらを描くのが、私の夢でした。」漫画家 小畑 健
あんまりにも「魔界都市シリーズ=末弥純(すえみ・じゅん)」のイメージが強すぎて、別の小説みたい。伝奇的でエログロ、アクション多々、出てくるキャラクターは強烈な曲者揃い、文体は読みにくく、夢枕獏以上にとっつきにくい――そんな菊地ワールドを、かのウィリアム・ギブスンも絶賛した末弥さんは見事に表現、さらに幻想的な美まで小説(あの菊地秀行の小説に、ですよ!!)に与え、これ以上のコラボはない、なんて絶妙なんだと思ってたのに……このままずうぅっと小畑センセになっちゃうんでしょうか…。
小畑センセがヘタだといってるわけではないんです。
ただ…「ブルース」だとイメージがね…。
昔読んだことのある、「原作:菊地秀行」というクレジットありの魔界都市・新宿を舞台にしたマンガに、「魔界都市ハンター」(少年向け。画:細馬信一)、「ダークサイド・ブルース」(少女向け。画:あしべゆうほ)というのがあって、ナルホド、作風とターゲット層にピッタリ作家が選ばれてるなと思ったことがあります。たしかな画力でダークな世界を描ける作家ばかりだったんですよね…なので、小畑センセが菊地ワールドにまったく合わないとは思わないです、ただその「ブルース」は――アダルトすぎる…。「菊地は動、小畑は静」だと思うし。新刊をパラパラと読んでみたら、案の定、内容にいつものグロさやハデなアクションシーンはなく、挿絵は美しい切絵のようでした。
そーいえば、昔、菊地秀行のエッセイ集を読んだら、「『魔界都市ブルース』長編の『魔王伝』は、たいへん女性に人気があった。以前、漫画家の高河ゆん氏に『ぜひ、マンガ化したい』と云われたが、そのときは断った。いま思えば、もったいなかったかな」…という文章があり、大笑いしました。菊地センセ、それは断ってよかったと思いますよ、はい。
なんでそんなに菊地秀行を語れるんですか、秋林さん?
それはね。
10代の頃、「魔王伝」が大好きだったから。
「銀英伝」より「魔王伝」派でした。
「創竜伝」は、天野喜孝さん挿絵の新書版を途中まで読みました。
初めて読んだ頃は、終くんと同じくらいの年齢だったのに…。
そして、文庫版の挿絵がCLAMPだったことにショックを受けた…。
ふしゅー…クローゼットから出てきて、告白してやったぜ!
SBN:4396208294 新書 菊地 秀行 祥伝社 2007/02/09 ¥860
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