←どんどん絵もヤバくなってきた…ってか、ここ近年のBL界におけるヤクザブームは、奈良画伯とともにあったんじゃ?…ヤクザものと云えば、クロモズくらいしか知らなかったこの私めも、本屋のBLコーナーで画伯の絵を見かけるや、「背景が黒っぽい上に絵師が画伯。こりゃきっとヤクザものだ」。おのれのBLニューロン(なにそれ?)に伝達するシナプスの形成っぷりとその速度に、ついため息が出てしまいます。ただ正直云うと、画伯の絵は2005年くらいまでが好み。だってヤクザをよく描いておられるせいか、この2年の間に、どんどん攻氏の顔が般若化してきて……うわあああああああああああああああああんっ!
BL(と映画)に関してなら生涯チャレンジャー、青コーナーからのポチリが宿命!上等じゃん!…というわけで、またもや密林くんからポチって購入したんですが。
……ダメだった。
ストーリーうんぬん以前、文体との相性で。
読了できなかったから、まともな感想は書けない。
どうやら私は、沙野風結子の文章および語感が、とことん苦手みたい。5ページほど読むと、本をめくる手と追う目が完全に止まってしまう。何度やってもダメ。その結果、再読を重ねることになり、次第に集中力が切れ――本とその世界からドロップアウト。あくまでも問題は私にあって、沙野さんにはない。だから「文章が読みづらい」なんて書けないよ、申し訳なくて。ごめんなさい。「相性が悪い」ということで、どうかお許しを。
(以下、参考までにamazonの商品説明)
パラパラっと読んではみた。でも私にはキャラクターの心理の変化がサッパリわかんなかったし、魅力が感じられなかった。ただその…読んでいて認識を改めさせられたのは、BL的な「ダーク」や「痛み」ってのは、私の考えるそれらとは違うんだなということ。この小説にあるような、ハデなSMとか鬼畜とか墨入れじゃなく、私の思う「ダーク」や「痛み」ってのは、たぶん…熱く喉を通って冷たく胃に沈んでいく石、残されるしこり。やるせないとわかっていてもつい求めてしまう――そんなせつなくやり過ごせないもの、なんだと思う。一見アンハッピーエンドでも、登場人物たちにはハッピーエンドかもしれない(=本人たちにしかわからない)。アンハッピーエンド≠バッドエンドなんだよね。
↓国枝彩香のマンガがまさにそれ…小説だとアニー・プルーの「ブロークバック・マウンテン」。
http://diarynote.jp/d/25683/20060908.html
(ちょっと訂正しました。やっぱりいいよね、国枝さん)
あらすじ読んだ時点で、なんとなくこうなる予想はついてたくせに手を出したのは…挿絵が画伯だったことのほか、ある作家の作品を読んだらとても面白く、密林書評に「沙野風結子さんがお好きな方にお薦め」と書かれていたから。この作家が面白いならきっと沙野さんもOKね♪…と、つい思っちゃったんだよなあ…。
その面白かった作品の感想は、また明日にでも書きたいと思います。
BL(と映画)に関してなら生涯チャレンジャー、青コーナーからのポチリが宿命!上等じゃん!…というわけで、またもや密林くんからポチって購入したんですが。
……ダメだった。
ストーリーうんぬん以前、文体との相性で。
読了できなかったから、まともな感想は書けない。
どうやら私は、沙野風結子の文章および語感が、とことん苦手みたい。5ページほど読むと、本をめくる手と追う目が完全に止まってしまう。何度やってもダメ。その結果、再読を重ねることになり、次第に集中力が切れ――本とその世界からドロップアウト。あくまでも問題は私にあって、沙野さんにはない。だから「文章が読みづらい」なんて書けないよ、申し訳なくて。ごめんなさい。「相性が悪い」ということで、どうかお許しを。
(以下、参考までにamazonの商品説明)
「お前は俺に与えられた玩具だ」。凪斗を平穏な大学生活から引きずり出し、監禁した男は言い放った。その男・角能は、岐柳組組長の隠し子である凪斗が跡継ぎ候補になったこと、凪斗のボディガードを自分が務めることを告げてきた。だが、冷めた目、嬲るような扱いは、凪斗を護る者のものとは思えない。そして凪斗は催淫剤のせいで浅ましく角能を求めてしまう。弄ばれるたび、凪斗は屈しまいとしていた心が壊されていくのを感じる―。
パラパラっと読んではみた。でも私にはキャラクターの心理の変化がサッパリわかんなかったし、魅力が感じられなかった。ただその…読んでいて認識を改めさせられたのは、BL的な「ダーク」や「痛み」ってのは、私の考えるそれらとは違うんだなということ。この小説にあるような、ハデなSMとか鬼畜とか墨入れじゃなく、私の思う「ダーク」や「痛み」ってのは、たぶん…熱く喉を通って冷たく胃に沈んでいく石、残されるしこり。やるせないとわかっていてもつい求めてしまう――そんなせつなくやり過ごせないもの、なんだと思う。一見アンハッピーエンドでも、登場人物たちにはハッピーエンドかもしれない(=本人たちにしかわからない)。アンハッピーエンド≠バッドエンドなんだよね。
↓国枝彩香のマンガがまさにそれ…小説だとアニー・プルーの「ブロークバック・マウンテン」。
http://diarynote.jp/d/25683/20060908.html
(ちょっと訂正しました。やっぱりいいよね、国枝さん)
あらすじ読んだ時点で、なんとなくこうなる予想はついてたくせに手を出したのは…挿絵が画伯だったことのほか、ある作家の作品を読んだらとても面白く、密林書評に「沙野風結子さんがお好きな方にお薦め」と書かれていたから。この作家が面白いならきっと沙野さんもOKね♪…と、つい思っちゃったんだよなあ…。
その面白かった作品の感想は、また明日にでも書きたいと思います。
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