第60回カンヌ国際映画祭:コンペティション部門出品作「Paranoid Park」
ネットにアクセスできるけど、書き込みできない日々が続いている中、第60回カンヌ国際映画祭が開幕していました。

今年のコンペティション部門は、昨年より面白そうな監督作品が揃ってるなというのが個人的な印象です。22作品中、いったいどれがパルム・ドールに選ばれるか。やっぱり興味はそれなりにあります。

審査員のメンツ(今年の審査委員長はスティーヴン・フリアーズ)によって、毎年パルム・ドール作品の傾向が変わるんですけども、「パルム・ドールにもっとも近い」だの、「一番注目されている」だの、「話題性の高い」だのと云われている作品ほど、案外受賞しないもんである、というのは今年も変わらないような気がするので、ノラ・ジョーンズ初主演で、ウォン・カーウァイ監督作「マイ・ブルーベリー・ナイツ」はムリだろうなー、などと勝手に決め込んでいます。

で、今年は(とゆーか、今年も)ガス・ヴァン・サント最新作がそのコンペティション部門に出品されておりまして、10代の頃から彼の映画を観て(育って)きた私としてましては、彼が手がけている以上、チェックを怠るわけにはいきません。どんな映画なのかとIMDbとカンヌ公式サイトを覗いてみたらば、内容よりもまず――いや〜、さっすがヴァン・サント、また彼好みのキレイな男の子を見つけてきたもんだ、と感心してしまいました。

↓ガス・ヴァン・サント最新作「Paranoid Park」(カンヌ国際映画祭公式サイト)
http://www.festival-cannes.fr/en/archives/film/4431438
(スチール写真の男の子が主演のゲイブ・ネヴィンスくん。いったいいくつかな?19くらい?)

ちなみに「Paranoid Park」のストーリーは、スケートボーダーである10代の少年アレックス(ゲイブ・ネヴィンス)が、警備員を誤って殺してしまい、彼は黙秘を決めるが――というお話で、ブレイク・ネルソンの同名小説(たぶんかなり痛いと思われる青春モノ)を原作としています。あーもー、ストーリー書くだけで、ヴァン・サントがいかにも選びそうな題材だとわかるってもんです。さらにこれも舞台がポートランド(オレゴン)。あーもー!超ヴァン・サント印な映画じゃんっ!

とゆーわけで、原作付きなのは久しぶりですが、ヴァン・サント王道作品だと思われる「Paranoid Park」、日本公開は未定です。でも彼の映画なので、来年くらいに、ギャガとかエレファントフィルムとかワイズ・ポリシーあたりが、配給してくれるんじゃないでしょうか。いや、わかんないけど。

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