←こんなの出てたんだ、知らなかった!…ちゃんと挿絵はゆうきまさみだ〜。もとはコバルト文庫(集英社)だったのに、完全版(だよね?)は朝日ソノラマから出てるんだ〜。そっか〜。Amazonの書評が、み〜んなやさぐれ評になっているのが笑えるけど、その気持ちよくわかるんだよなあ。だって私も、10代から続編をず〜っと待って待って待って待って…待ちくたびれて、いつの間にか待つことを忘れるに至ってしまったクチだから。それにしても、あの頃のコバルト文庫はよかったよな〜(遠い目)。
日本一のすちゃらかSF作家こと、火浦功をご存知でしょうか?
(おもに)80年代に活躍され、ポジション的にはたぶんSF系ライトノベル界のハシリ(いちおう現在もご活躍中)、誰にもマネできない洒落たセンスのある文体に、バカキュート(たまにシリアス)な作品を世におくり出してきた作家です。ところが、とにかく遅筆な人。しかも未完の帝王、頓挫したシリーズは数知れず。それでもファンはみんな彼が好きとゆー、まさに日本SF界の江口寿史のような存在です。
私も中学生ぐらいだったか、アニー(兄)から薦められ、コバルト文庫から出ていた「スターライト☆だんでぃ」を読み、火浦ファンになりました。ええ、ず〜っと新作が出るのを待っていましたよ。
がしかし。
出ない出ない出ない出ない出ない!
ち〜っとも出ない!!
…待ちくたびれてしまいました。
↓火浦功を愛してやまないファンサイト「We Love 火浦功!!」
http://www.hiura.org/
(気持ち、よくわかる…遠い目)
………。
もうずいぶん昔、学生の頃、「SF研究会」に所属している友人を尋ねて、部室に行ったことがあります。たまたまおられた部長さんに、「アナタはSF小説を読むの?そんな風には見えないけど(←大きなお世話!ふん!)」と訊かれ、「ハイ」と答えたところ、「どんな作家が好きなの?」とさらに訊かれ、「え〜っと、外国人作家ならフィリップ・K・ディック、日本人作家なら火浦功かな?」とマジメに答えたら絶句されました。……。火浦功が好きで悪かったなっ!放っておいてよ!
…と云っても、絶句している部長さんを見て、「しまった!神林長平とでも云っとけばよかったか?」と、つい思ってしまったことは事実。がしかし、私は神林作品を読んだことがなく(いまだにない。たぶんこれからもなさそう)ヘタにつっこまれたら困るし、また火浦功が好きなことにウソいつわりはなかったので、いまでもあの回答に後悔はありません。
そーいえば、待って待って待って待ちくたびれ、待つことを忘れるに至って久しくなったある日、本屋さんのBL小説コーナーで「火浦功」の文字を見かけ、大衝撃を受けました。「なんで!?なんでなんでなんで!?火浦功がああ!?」とクラクラしながら、本を手に取ってみると――作家名は「火崎勇」。…待ちくたびれると目もおかしくなる、ということを実感したのでした。
…以上、私だって三島や森茉莉ばっか読んでいたわけじゃないよー!という話でした。
さて。「スターライト☆ぱ〜ふぇくと!」をポチるかな。
ISBN:4257010924 新書 火浦功/ゆうきまさみ 朝日ソノラマ 2006/12/16 ¥1,300
日本一のすちゃらかSF作家こと、火浦功をご存知でしょうか?
(おもに)80年代に活躍され、ポジション的にはたぶんSF系ライトノベル界のハシリ(いちおう現在もご活躍中)、誰にもマネできない洒落たセンスのある文体に、バカキュート(たまにシリアス)な作品を世におくり出してきた作家です。ところが、とにかく遅筆な人。しかも未完の帝王、頓挫したシリーズは数知れず。それでもファンはみんな彼が好きとゆー、まさに日本SF界の江口寿史のような存在です。
私も中学生ぐらいだったか、アニー(兄)から薦められ、コバルト文庫から出ていた「スターライト☆だんでぃ」を読み、火浦ファンになりました。ええ、ず〜っと新作が出るのを待っていましたよ。
がしかし。
出ない出ない出ない出ない出ない!
ち〜っとも出ない!!
…待ちくたびれてしまいました。
↓火浦功を愛してやまないファンサイト「We Love 火浦功!!」
http://www.hiura.org/
(気持ち、よくわかる…遠い目)
(上記サイトより引用)
■火浦用語:ウィンブルドン
毎年6月中旬から7月の最初にかけてやってくるスランプ、近年ひどくなる一方である。
………。
もうずいぶん昔、学生の頃、「SF研究会」に所属している友人を尋ねて、部室に行ったことがあります。たまたまおられた部長さんに、「アナタはSF小説を読むの?そんな風には見えないけど(←大きなお世話!ふん!)」と訊かれ、「ハイ」と答えたところ、「どんな作家が好きなの?」とさらに訊かれ、「え〜っと、外国人作家ならフィリップ・K・ディック、日本人作家なら火浦功かな?」とマジメに答えたら絶句されました。……。火浦功が好きで悪かったなっ!放っておいてよ!
…と云っても、絶句している部長さんを見て、「しまった!神林長平とでも云っとけばよかったか?」と、つい思ってしまったことは事実。がしかし、私は神林作品を読んだことがなく(いまだにない。たぶんこれからもなさそう)ヘタにつっこまれたら困るし、また火浦功が好きなことにウソいつわりはなかったので、いまでもあの回答に後悔はありません。
そーいえば、待って待って待って待ちくたびれ、待つことを忘れるに至って久しくなったある日、本屋さんのBL小説コーナーで「火浦功」の文字を見かけ、大衝撃を受けました。「なんで!?なんでなんでなんで!?火浦功がああ!?」とクラクラしながら、本を手に取ってみると――作家名は「火崎勇」。…待ちくたびれると目もおかしくなる、ということを実感したのでした。
…以上、私だって三島や森茉莉ばっか読んでいたわけじゃないよー!という話でした。
さて。「スターライト☆ぱ〜ふぇくと!」をポチるかな。
ISBN:4257010924 新書 火浦功/ゆうきまさみ 朝日ソノラマ 2006/12/16 ¥1,300
時は、宇宙開拓時代―地球連邦宇宙開発公団開拓者擁護局の調査員である鳴海甲介(自称・ボギー)は、十日以上残っていた休暇を取り消され、急遽、僻地の植民惑星へ派遣されることになった。理由は、入植者から「畑のジャガイモが、全部枯れた」という苦情があったからだ。渋々、現地に向かう甲介だったが、なぜか彼の宇宙船に女子高生の密航者が!?火浦功の人気シリーズが、単行本未収録の短編と書き下ろし新作を加え、奇跡の復活。
コメント
そうなんですよね、いつまでもいつまでも、出ないだろうと思っていても、待ってしまうんですよね…
ほんとにすてきな作家さんなんですが。
たとえば「シェルブールの三度傘」とか(この短編好き…)、「アルツ・ハマーによろしく」とか、タイトルをぽつり、と呟くだけで心があたたまるような(スターライト☆も懐かしいですが、個人的には今一番「待ってる」のはガルディーンです(^^;))。
一緒に、遠い目をいたしましょう…あ、いや、おじゃまいたしました。つい…
ワタシにもあの病がしのびよっているのかしら(爆)
>いつまでもいつまでも、出ないだろうと思っていても、待ってしまうんですよね…
「待つ」という行為が当たり前すぎて、出てたら「なんで〜!?」と云ってしまいます…。ファンとしてこれでいいのか!?>私
>個人的には今一番「待ってる」のはガルディーンです(^^;))。
ガルディーン、私も待ってます!…今世紀中に出ればいいなあ♪(←コラ!)