■『しあわせにできる 2』
ISBN:4576031678 文庫 谷崎泉(挿絵:陸裕千景子) 二見書房 2003/08 ¥560
このシリーズとゆーか、シャレード系はやたら↑あらすじが長いので、ちと困るときがあったり…う〜む。
!以下、ネタバレ注意報!
なんで?いつ?「久遠寺→本田」ラブvになったの?と、ダブル視点のわりにはイマイチわからないまま読み続け、本田の知人らしい映(あきら)、声だけ出演の謎の女…などなど、素性が分からない・人物相関をハッキリさせないこれ見よがし伏線キャラが複数登場、そして久遠寺が本田宅に押しかけ居候を決め込んだところで終わった1巻。
2巻になっても、「天然殿様キャラな久遠寺の強引テクに流されまくってる本田」という構図は変わらない。そっかそっか、本田も流され侍だったのかー、そりゃー押しかけ戦法は有効だ、スパイダーマンにだってなるわさ、一気に押し切りたいよね、でもまったくわかんないのは――手錠だ!手錠!アナタ、どっからそんなもの出してくるのよっ!?>久遠寺
で、1巻の感想のときに「そんなガチンコな状況でラブが絡むとどうなるか?」と書いたんだけども、「本田ラブv」なのはなにも久遠寺だけでなくて、本田を巡るキャラ全員(その形はいろいろだけど)そうだっつーのが2巻で見えてきた。「しあわせにできる」イコール「本田モテモテ騒動記」(←この「イコール」の書き方、谷崎センセっぽいでしょ?)、どこでもモテモテ♪本田さ〜ん!きゃあああ♪の繰り返しである。
前回の伏線回収として、映が久遠寺の実兄、謎の女が姉のような存在であるホステスのまゆりと判明した2巻だが、今度は新たに義弟の和哉、そして実母の静香が登場。揃いも揃ってみな美形。フツーなのは建材3課のメンバーくらいだが、みんな個性的で面白い天然キャラが揃ってるので楽しい(個人的には豊川課長を大プッシュだ!)。多忙な部署は、仕事がものすごーくデキる人ばかりより、素直でストレスに強い(というか鈍感)な人が多いほういいと思うので、本田は恵まれてるよ、うん。
今後の展開は…たぶん和哉だな、問題を起こしそうなのは。母の登場により本田のプライベートも徐々に見えてきたし…というところで3巻へ。どうやら「キャラを増やし、伏線を張り巡らせておきながら、読み手に真実を語るのはとーぶん先なのよーん♪」展開が、谷崎センセはお好きでお得意の模様。むむむむ…。
評価:★★★(サクサク読める)
それにしても久遠寺には驚かされる。手錠だけでなく潤滑剤も毎回用意いいときたもんだ。突然出てくる。いったいどっから出してくるの?マジシャンか?英田兄貴のところのディックに教えてやってくれ!
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
■表紙キャラは「久遠寺皇」(殿)
ISBN:4576031678 文庫 谷崎泉(挿絵:陸裕千景子) 二見書房 2003/08 ¥560
評判通りの辣腕ぶりで次々と契約を結んでくる久遠寺。それに比例して激増する本田の仕事―。しかし、久遠寺とのコンビ解消宣言をあり得ないやり方で撤回させられた本田に選べる道はなく、毎日が過労半歩手前のストレス満載状態。それなのに、寮には当然のように久遠寺が住みつき本田のささやかな休息すら奪ってゆく…。腹に据えかねた本田はついに久遠寺締め出し作戦を敢行するが?似合わなすぎる各務主催の久遠寺歓迎会、映には襲われかけ、本田の実家・菊池家では義弟の和哉が失踪騒ぎと、厄介ごとの波状攻撃。人の話を聞かない男・久遠寺攻略法は見つけられるのか!?働く男の強引愛シリーズ第二弾。
このシリーズとゆーか、シャレード系はやたら↑あらすじが長いので、ちと困るときがあったり…う〜む。
!以下、ネタバレ注意報!
なんで?いつ?「久遠寺→本田」ラブvになったの?と、ダブル視点のわりにはイマイチわからないまま読み続け、本田の知人らしい映(あきら)、声だけ出演の謎の女…などなど、素性が分からない・人物相関をハッキリさせないこれ見よがし伏線キャラが複数登場、そして久遠寺が本田宅に押しかけ居候を決め込んだところで終わった1巻。
2巻になっても、「天然殿様キャラな久遠寺の強引テクに流されまくってる本田」という構図は変わらない。そっかそっか、本田も流され侍だったのかー、そりゃー押しかけ戦法は有効だ、スパイダーマンにだってなるわさ、一気に押し切りたいよね、でもまったくわかんないのは――手錠だ!手錠!アナタ、どっからそんなもの出してくるのよっ!?>久遠寺
で、1巻の感想のときに「そんなガチンコな状況でラブが絡むとどうなるか?」と書いたんだけども、「本田ラブv」なのはなにも久遠寺だけでなくて、本田を巡るキャラ全員(その形はいろいろだけど)そうだっつーのが2巻で見えてきた。「しあわせにできる」イコール「本田モテモテ騒動記」(←この「イコール」の書き方、谷崎センセっぽいでしょ?)、どこでもモテモテ♪本田さ〜ん!きゃあああ♪の繰り返しである。
前回の伏線回収として、映が久遠寺の実兄、謎の女が姉のような存在であるホステスのまゆりと判明した2巻だが、今度は新たに義弟の和哉、そして実母の静香が登場。揃いも揃ってみな美形。フツーなのは建材3課のメンバーくらいだが、みんな個性的で面白い天然キャラが揃ってるので楽しい(個人的には豊川課長を大プッシュだ!)。多忙な部署は、仕事がものすごーくデキる人ばかりより、素直でストレスに強い(というか鈍感)な人が多いほういいと思うので、本田は恵まれてるよ、うん。
今後の展開は…たぶん和哉だな、問題を起こしそうなのは。母の登場により本田のプライベートも徐々に見えてきたし…というところで3巻へ。どうやら「キャラを増やし、伏線を張り巡らせておきながら、読み手に真実を語るのはとーぶん先なのよーん♪」展開が、谷崎センセはお好きでお得意の模様。むむむむ…。
評価:★★★(サクサク読める)
それにしても久遠寺には驚かされる。手錠だけでなく潤滑剤も毎回用意いいときたもんだ。突然出てくる。いったいどっから出してくるの?マジシャンか?英田兄貴のところのディックに教えてやってくれ!
ZERO STARS … 論外/問題外作
★ … お好きな人はどうぞ。
★★ … つまんない。
★★★ … 退屈はしないしけっこう面白い。
★★★★ … 面白い。佳作/秀作。
★★★★★ … 天晴れ。傑作。
■表紙キャラは「久遠寺皇」(殿)
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